最終講義の日
本日は、浪人生向けの年度最終講義の日でした。毎年のことですが、ワタシはこの日がニガ手です。最後に何か気の利いた話が出来ると良いのですが、長年、この仕事をしていて、いまだに上手く行った例がありません。昔は、それでも、何か気の利いた話で浪人君達を送り出してあげようと努力したりしたのですが、あんまり上手くいかないのと教材の説明で忙しいのとで、最近は、「じゃ体に気をつけて頑張ってね」で終わっちゃうこともしばしば。今年は、それでも、試験に向けての心構えなど話しましたが、お世辞にも感動的とは言えない実用的な話でした。
そもそも、ワタシは、人生訓や人生哲学みたいな話がニガ手です。自分自身が、若い時には、みっともない失敗の連続だったという思いがあり、他人様に偉そうなことが言えないんです。一応、紆余曲折があったにしろ受験的には成功者と言って良い学歴だし、自分としては、現在の人生に満足しているおり、上手くやってるとさえ言えると思うのですが、他人様に「オレのように生きろ!」と押し付けられるほど、自信家じゃないんですよね。
他人を説教するのが好きな人には、多分、楽しくってしょうがないのでしょうね、最終講義の日って。ワタシにとっては、なんだか、みょーに自分の人生を考えてしみじみしちゃう日なのでした。
と今日は言っていますが、しみじみするのも今日一日だけ。明日からスキーです。最終講義の日は、同時に、スキーヤーとしての出発前日でもあります。それを考えると、ワクワクする日でもあったりして・・・。~o~
| 固定リンク
« 「わかりやすさ」その実例 | トップページ | 追記 »
コメント