間違いのない参考書選び
買ってはいけない参考書を授業では実名挙げて指摘できるのですが、こういう所で果たしてやって良いものか・・・、まー、危うきに近寄らず、実名挙げずに話を進めます。
まず、買ってはいけないのは、美味し過ぎる文句が表紙や帯に書かれている物。「魔法の公式」「驚異の方法」なんて言葉があったら、そりゃ間違いなくオカシイでしょ。常識的に考えて、受験勉強にそんなものあるワケねーよ。
表紙や帯で「わかりやすさ」が強調され過ぎてる物も危ない。「面白いほど判る」「面白いほど出来る」「一目見ただけで判る」なんて、変でしょ。普通に常識的に判断すれば、それは、「面白いほど判る」「一目見ただけで判る」程度のことしか書いてないということ。実は、コレって参考書を書く時の一つのテクニックです。出来るだけ、見やすい行間の空いたレイアウトで、簡単なことしか書かない。そうすりゃ、判りやすいこと間違いなし。でも、そんなスカスカの内容で、受験問題解けるようになると本気で思ってるんだろうか・・・。
「美人」をうかがわせるキャッチフレーズが付いている物も危ない。そもそも、「美人講師」というのは、予備校の世界では、簡単に成功を収めてしまうので(06'2/19「簡単な予備校屋の作り方」参照)、苦労して勉強していない人が多いのではないかと思います。予備校屋なんて、最初の頃しっかりした知識がないなんてことは、往々にしてあります(06'3/23「懺悔ばなし」参照)。何年か仕事をする中で、必要に応じてしっかりした知識を身につけていくもんだと思います。「美人講師」だと最初から成功してしまうので勉強の必要がないし、そもそも人気講師になっちまったら、勉強する時間なんて取れないもんね。もちろん、ちゃんとした実力のある人がたまたま美人だったというケースも・・・、ん~~~まーあり得ないわけではないと言っておかないとマズいことになるんだろーな~~。~o~;;
まー、参考書の表紙や帯で「美人」をうかがわせるキャッチフレーズが出てくるってのが、そもそも異常だから、そういう物は避けておいた方が無難でしょう、ってことで・・・。~o~
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