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2006年3月22日 (水)

よくある無益な質問その二

 先週木曜から、全日本技術選手権の観戦、自分のレース、八海山の草技術選とスキー関係のイベントが続いて、ブログの更新がままなりません。やっとヒマになったぁ、って、別に全日本の観戦なんて仕事じゃないんだから、テキトーにやっときゃいいのにねぇ。~o~

 さて、よくある無益な質問ですが、こんなのもあります。「○○大学の××学部を受けるんですが、△△だけやっとけば大丈夫ですか?(△△には「テキスト」とか参考書の名前などが入る)」「**大学の@@学部を受けるんですが、夏までに文法やっとけば大丈夫ですか?」

 先日書いた通り、我々予備校屋は出題者ではありません。だから、来年のことが「大丈夫」かなんて保証できないんですよ。それを保証させようと言うのは、無知であると同時に一種の甘えがあります。「大丈夫だ」と言ってもらえれば楽ですからね。まー、それが判っているんだから、ワタシも「大丈夫!」と断言してやって、甘えたヤツらの人気取りをしとけば良いのですが、ソコんとこがイマイチ商売人になりきれないところ。コレでも根はマジメなもんで・・・。~o~;;

 んで、つい、「大丈夫かどうかはオレには判らないけど、△△くらいやっとかなきゃマズいのは確かだね」「オレは出題者じゃないから保証は出来ないけど、どこを受けるにせよ、夏までに文法は一通り終わらせておきたいね」などと頼りないことを正直に答えちゃうもんだから、人気講師になりきれないんだよな~、ワタシは。ここで、「キミは甘えてるゾ!」などと叫んで、熱血っぽい説教に持ち込むというのも、人気講師がよくやるテなのですが、それも正直なところ面倒、つか、ワタシゃ若いモンに説教たれるの嫌いなんだよナ。

 閑話休題。冒頭の質問のもう一つの問題点なのですが、我々予備校講師の受験問題に関する知識の質を勘違いしています。我々は、各専門科目の入試問題を解くための知識は持っています。しかし、個々の大学の過去の出題に関する知識や個々の合格者の学習パターンに関して、それほど知識があるわけではありません。そりゃ長いことこの商売をやっていればある程度は見当つくし、有名大学の過去問なら知っています。でも、中堅以下の大学の過去問に関して、それほど広く深く知っているワケがありません。

 例えば、ワタシの場合なら、東北大関係の仕事をやらされることが多いので、東北大の出題傾向や合格者の実例についてなら、かなり知識の蓄積があります。また、東大や早稲田を始めとする有名私立に関しては、受験生の相談に乗ることも多いので、ある程度知識があります。しかし、「明治学院大の経済学部を受けるんですけど、近世文学は出題されたことがありますか?」なんて言われたら、急には答えられないヨ。これでもワタシは、予備校講師の中では、過去問の勉強をかなりマジメにしている方だと思うんですがね。

 予備校講師って、案外、個々の大学の最新の出題傾向は知らないもんです。だって知らなくても仕事に支障ないから。だから、予備校屋に各大学の入試対策を相談に来る場合は、赤本持参の方がベターなんだよね。

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