予備校屋から見た正しい予備校の選び方その四
ココログの調子が悪くて、なかなか入れませんでした。昨日書いた物をそのまま張っておきます。
では、トップレベル子供は、何故、東京大阪の中央校舎が良いのかというと、そういう子が中央に集まりやすいからというだけのことです。
まず、似たレベルの子供が集まることによって本人のモチベーションが高まります。これが大きい。加えて、東大京大などの情報が入りやすくなります。教える講師の方も、そういう子が集まっているクラスでは、東大対策や京大対策の情報を流せます。これも大きい。
子供達はよく、中央校舎ではトップレベルの講師が教えているから、トップレベルの受験生が集まるのだと勘違いしていますが、これは逆です。トップレベルの子供が複数のクラスを作るほど中央に集中するので、そのクラスを教えるために実力実績を持った講師が中央に集まりやすいと考えた方が正しい。従って、中央校舎であっても、トップレベルのクラス以外を教える講師は②の地域とそれほど大きくは変わりません。
また、中央でトップレベルのクラスを教える講師でも、様々なタイプがあるので、一概に全ての受験生に向いているとは言い難いものがあります。実力実績人気ともに他の講師から尊敬されるような素晴らしい方もいらっしゃる反面、学力は人並みでも生徒さんのモチベーションを高める能力が優れているモチベータータイプの人もいますし、中には、一時的な人気者に過ぎない人も(まー、ウチみたいな硬いトコだとそいう人少ないけどネ)いらっしゃるはずです。
このモチベータータイプの講師というのは、もともとのモチベーションの低い子や自分の力ではモチベーションが維持できない子には向いていますが、モチベーションの高いマジメな子は、こういう人じゃなくても良いワケで、むしろ、マジメな子には質問に丁寧に付き合ったり、学習法の相談にのったりするようなティーチャータイプの講師の方が得るものが大きいはずです。んで、どちらかというと、中央校舎にはモチベータータイプの方が多いんですナ。何故かというと、モチベータータイプの方が生徒さんの人気を得やすく、学校側は、人気のある人に中央校舎のクラスを任せたがるから。
だから、普通のマジメな子は、②のエリアの校舎の方が向いているはずなワケで、トップレベルの子とモチベーションに問題のある子達が、中央校舎に向いているというワケ。
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