予備校屋から見た正しい予備校の選び方
先日、スキー友達から、息子さんが「全敗」して浪人することになったと聞かされました。その時は、あまり具体的なアドバイスが出来なかったので(なんせ、リフトの上だったので ~o~;;)、後から考えたことを書き留めておこうかと思います。予備校屋の商売っ気なしのアドバイス。一般的には、あまり読めませんヨっ。~o~
正しく予備校を選ぶには、まず二つのチェックポイントがあると思います。①その子はモチベーションをどこまで維持できるか。②どこで浪人生活を送るつもりなのか。
まず、①ですが、基本的に、高いモチベーションを一年間維持出来るというお子さんは少ないです。ですが、もし、高いモチベーションを一年間維持できるという自信がある人なら、予備校なんて、何処でも構いません。なんなら、予備校に通わないでも結構。マトモな参考書さえ選ぶことが出来れば、それで浪人生活は充実することでしょう(マトモな参考書の選び方は、そのうち述べる機会があると思います)。結果は、自ずとついて来ます。
次に、モチベーションは一応あるが、一年間維持出来るかどうかに、若干不安があるという人。まー、普通のマジメな受験生ですね。こういう人は、出来るだけマトモで、かつ少人数クラスを作ってくれる予備校を選びましょう。具体的には、ウチのような大手の地方都市の校舎や東京大阪などの大都市圏の衛星都市の校舎などが良いでしょう。大手の東京大阪あたりの中央校舎は、本人に高い能力があれば別ですが、一般的には、あまりお徳ではありません。大人数クラスになるので、面倒見の点でイマイチになるはず。そういう校舎では担当講師も忙しいので、一人一人をケアできないし、質問などにもゆっくり丁寧に答え難いですし。普通のマジメな受験生にとって最もマズイのは、衛星授業だけの予備校や地方都市の中小予備校。何故マズいかは、また明日にでも。
次に、モチベーションの点で問題のある受験生。こういう人は、他人からモチベーションを与えてもらうしかありません。自分にモチベーションを与えてくれる環境やモチベーションを与えてくれる講師を探しましょう。具体的には、大手の東京大阪の中央校舎や面倒見だけは良い地方の中小予備校などが良いでしょう。大手の東京大阪中央校舎には、生徒さんにやる気を出させることを得意とするモチベータータイプの講師が揃っています。また、大人数クラスになるので、他人に影響されて、ある程度は勉強せざるをえません。面倒見だけは良い地方の中小予備校なども、このタイプの受験生には良いでしょう。無理矢理でも、努力をさせてくれます。そして、人間、努力を続けさえすれば、例え、ちょっとくらいヘンテコな努力でも、ある程度の結果を出します。もちろん、最上の結果にはなり難いのですが、もともとモチベーションのない人なのですから、贅沢を言ってはいけません。
さて、②のポイントに関しては、また明日。
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