試乗会の季節
今、ICIというショップのやっている来期の板の試乗会に来ています。スキーマニアの人以外には判り難いと思いますが、この試乗会で理想的な来期の相棒を見つけることが、来期の成績、ひいては、来期どのくらい楽しくスキー出来るかを決定するといって過言ではありません。
各スキーメーカーは、毎年、ユーザーの購買意欲を刺激しようとして、様々な新しいシステム、新しい機構、新しいコンセプトの板を開発します。それがどのような性質でどの程度有効なのか、自分の足で試してみる必要があります。そんな物は、雑誌で見りゃあ良さそうなものなのですが、スキー雑誌というのは、ほとんどメーカーサイドの言い分しか載せませんし、テスターのインプレッションが載っていても、テスターの感じることが必ずしも自分の感覚と一致するワケでもないんですよね。
たくさんの板を自分の足で試乗していくと、メーカーの主張やカタログや雑誌の記事の、どの部分が自分の感性と一致しているかわかってきます。最初は何も判らなくても、様々な斜面を何本も試乗するうち、「アッ、コレ!」と思うような瞬間があるんです。ワタシ、この十年近く、こうやって何度も試乗を重ねて来期の相棒を見つけていますが、まずハズレをつかむことはありません。また、そうやって自分の理想の「恋人」を探すのは、なかなか楽しいもんです。
そういえば、予備校のお仕事の方でも、近々、「体験授業」なんてのがあるんでした。生徒さん達は、「アッ、コレ!」なんて思ってくれるんでしょうか。そんなこたぁ、なかなかあるもんじゃないやねぇ。あ~、明日東京に帰ったら、ちったぁマジメに準備しなきゃならないか~。
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