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2006年6月 8日 (木)

生徒さんの評価

 昨日に続いてテキストの話。生徒さんの教材や授業に対する評価というのは、実は、かなり情緒的、つか雰囲気で左右されるものです。その辺を客観的に正確に評価できる子は、かなり学力のある子で、たいていの生徒さんは、雰囲気に流された判断をします。

 例えば、十年ほど前に、高二の春の講習で、普通のクラスに東大の過去問をそのまま使ったことがありました。高二の春と言えば、実質的に高一生がとるわけで、いくらなんでも東大の過去問はマズいだろ、と思ったんで、生徒さんには東大の問題と知らせずに、なるべく丁寧に解説して、講習後のアンケートを見たら、「問題が簡単過ぎる」ってのが何人も出てきちゃったんですねぇ~。~o~;;

 それから、これも十数年前の話、あまりに生徒さんの評判の悪い先生がいて、ウチの予備校としては珍しく高三の授業を年度の途中で交代するという事件がありました。んで、代わって行ったのがワタシだったのですが、学校側からは、「前の先生は、生徒から進むのが遅すぎるという苦情が出てます」という情報を聞いて授業に臨みました。ところが、前の先生のテキストの進捗状況を聞いてみると、他のワタシの担当クラスと比べて遅くないんですよ。変だなと思ったんで、授業が終わった後、質問に来た生徒さんに、「前の先生は進むのが遅いって苦情が出てたみたいなんだけど・・・」と水を向けてみたところ、「ソレ、わかんないんです。みんな、あんまり前の先生の授業に出てなかったから」だって。要は、フィーリングで出なくなっただけ。「進度が遅い」ってのは、無理やり付けた理由らしいんですよね。

 だから、テキストの難易度なんてのも、要は授業を担当する先生の持って行き方次第。うまく持っていければ、生徒さんからテキストに関する苦情は出ないはずではあるんですが・・・。

 とは言っても、テキスト作る時には、気にしちゃうんだよね、前の年度のアンケートって。

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