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2006年6月 1日 (木)

ワタシ、実はサカオタです。 

 この期に及んで、言い出すのも、まーナンですが、ワタシ、実はけっこうサカオタです。別にW杯が近づいたからではありません。W杯のビデオはメキシコでのマラドーナの五人抜きもリアルタイムで録画して持ってますし、『週刊サッカーマガジン』は、ここ四年ほど、ほぼ毎週購入してます。

 んで、先日、W杯も近づいてきたので、W杯気分になろうと、98年フランス大会のビデオをDVD-Rに焼きなおす作業をしていたのですが、フランス大会グループリーグのブラジルvsモロッコの試合を見ていてつくづく思いました。この頃のセレソン(ブラジル代表)ってJリーグに来た人多いな~、と。この試合、ブラジル先発メンバーのうち三人はJリーグ在籍またはJリーグ経験者です。ドゥンガ、セザール=サンパイオ、レオナルドです。FWベベトも後に鹿島にホンのちょっとだけやってきました(これは鹿島サポにとっては忘れたい出来事なのですが)。そのベベトに代わって途中交代で入ってきたFWは、後にヴェルディに来て一度は降格の危機を救うエジムンドです。また、この時はセレソンから外れてるけど、前のアメリカ大会の時には、後に鹿島に入るジョルジーニョがレギュラーでした。

 この人達、ベベト、エジムンドを除けば、ほぼ全盛期に来日しています。従って、本人が望めばヨーロッパのビッグクラブに行けたはず。Jリーグも、この頃は、発足当初のバブルも沈静化して、それほど法外な金額を払ったわけではないのに、よくもまあ、これだけのメンバーが来てくれたものです。これも、Jリーグ発足時に、ブラジルスポーツ大臣の椅子を捨て現役復帰して来てくれたジーコの影響でしょう。

 そして、この人達、その時リーグを盛り上げてくれただけでなく、大事な種を撒いていってくれました。現在、ドイツで日本代表のレギュラー福西崇史は磐田入団後にボランチに転向し、ドゥンガに怒鳴られながらボランチの何たるかを叩き込まれました。控えメンバーの小笠原、中田浩二は、ジョルジーニョ、レオナルドと共にプレーすることで、彼らのプレーを吸収しました。

 昨日の早朝、ドイツとの親善試合で福西が活躍するのを見るにつけ、フランスの時のドゥンガの姿と福西が重なって見え、感慨ひとしおでした。福西は、きっとこの大会で活躍します。彼が、バラックを押さえ込んだようにロナウジーニョを押さえ込んだら、ドゥンガ先生は何と言って褒めてくれるんでしょうか。

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