Wカップに見る国民性~グツトルーザーになる資質
今、ポルトガルvsイランの試合を生中継で見てます。このポルトガルという国のサッカー、ワタシは好きなのですが、どうもこの国は勝ちきれない国なんです。実力は、世界中で認められているのですが、Wカップでは成績を残せないんです。Wカップ出場が今回でたったの四回目ってのも驚きだし、決勝トーナメント進出が四十年間ないってのも驚き。この前、決勝トーナメントに進出したのは、1966年イングランド大会、エウゼビオが得点王になった時だってんだから。
本当は、もっと好成績を出して良い強豪国のはずなんです。89年、91年と連続してワールドユース大会(U-20)で優勝しているし、そのメンバーが成熟してくると、欧州選手権で96年ベスト8、2000年ベスト4、2004年準優勝。Wカップでだって、もっと活躍してなきゃいけないのに、何故か、実力を認められながら、惜しいところで地区予選で敗退したり、グループリーグでしくじったり。
こういう国って他にもいくつかあります。スペイン。Wカップ出場は11回を数えるけど、50年大会のベスト4が最高成績。どんなに前評判が良くてもベスト8止まり。オランダ。Wカップ準優勝二回の名門ながら、地区予選敗退も結構多くて、万年優勝候補ながら、まだ優勝経験なし。
これらの国って共通点がいくつかあります。攻撃に関しては高い技術力を持つタレントが豊富で、華麗かつテクニカルな攻撃サッカー。勝負よりもきれいなサッカーを追求してしまうので、土壇場で勝負弱い。それに、これは偶然かもしれないけど、海洋国家で中世日本と交流がある。
こうして考えてみると、このグッドルーザー国、ちょっと我が日本代表と似てるんですよね。日本も中盤から前の攻撃陣に技術の高いタレントが揃っていて、きれいな攻撃サッカー志向。おまけに海洋国家。もしかして、魚ばっかり食ってると勝負弱くなるのかな。
ただし、日本代表がこれらの国の仲間入りをするためには、もう少し、実績を積まねばなりません。世界が実力を認めなきゃ真のグッドルーザーにはなれないんですよね。やはり、クロアチアに攻め勝ってブラジルと引き分けるくらいはしないとねえ。~o~
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