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2006年7月13日 (木)

キウイ日記~クラブフィールドはタフ&ハードボイルドに

ココログがメンテで入れなかったので、その分を張っておきます。

7月11日(火)
 今日は朝一番からMt.Huttクローズドの連絡が来ちまった。こんな場合、前日のユウとの打ち合わせで、クラブフィールドに行きましょうということになっていた。クラブフィールドってのは、別にヒップホップだのユーロビート掛けてコーネリアスとヒカミカリイが朝まで踊り狂ってるっていうような所じゃない(かなりゆがんだイメージだナ、こりャ)。ここニュージーランドでは百年の歴史を持つ、山岳クラブの仲間達が作ったスキー場だ。NZは、世界初のヒマラヤ単独登頂を成し遂げたヒラリー卿が5ドル札になっているお国柄だから登山は盛んらしいんだけど、昔から山岳クラブがあって、その連中が、あっちこっちの山の自分達のお気に入りの斜面に、ロープトウというロープがグルグル回るだけの原始的なリフトをつけちまって、冬の間は仲間うちだけでスキーを楽しんでいたらしいんだな。ところが、数年前から、一般の人間も受け入れてくれるようになったというわけなのサ。
 オイラは、もう四年前から、NZに帰ってくるたびに年に一度ずつ訪れているんだけど、行くたびに何かビックリさせられることがある。というのは、本来、営業ベースのゲレンデではなく、クラブの仲間うちだけでやってる所なので、当然、斜面は圧雪や整備をしてあるわけがなく、ロッジはただの山小屋。リフトは前述のロープトウのロープを、ナッツクラッカーと呼ばれる、紙バサミの親玉みたいな金具で挟んで、それにつかまって上るという原始的な代物(それでいてけっこう急斜面)。全てがシンプル&プリミティブなので、そりゃアクシデントやサプライズの一つや二つは起きるってもんだ。だいたいそもそもスキー場へ行くまでの道からして・・・・。
 クラブフィールドへは、もともとクラブ員でサイモンという、そりゃクレイジーで、クレイジーで、クレイジーな男がやっているブラックダイヤモンドサファリという会社で案内してくれる。まあ、会社ったって、サイモンとカミさんのへザーと友達何人かでやってるだけだけど。今回、我々をガイドしてくれたのはヘザーだった。クラブフィールドの一つ、Mt.Olympasへは、メスベンの町から一時間半ほどトヨタのランクルを駆って山へ入っていくんだが、途中から当然のように、道の舗装はなくなり、日本風の基準で言えば、「砂利道」から「これ道なのか?!」に入っていく。途中、アクシデントが起こるのは珍しくない。今回も羊さんの大群が道を塞いで、しばらく走れなかったし、小川の一つくらいは渡る(橋は当然無い!)。「これ道なのか?!」を、これまた日本基準だと「爆走」し、「こんなの道じゃねーよ」という九十九折の山道に差し掛かる。今回は、降雪の後なので、もともと狭い道は極端に狭まり、かつその狭い所に落石があったりするので、なかなかスリリングなはずなんだが、その頃にはへザーの「爆走」に慣れさせられちゃっているので、落石スレスレをスリ抜けられても、もうそれほどスリルは感じないヨ。そんな自分が怖かったりする。~o~;;
 スキー場に到着後、まずビーコンという雪崩時の救出器具と前述のナッツクラッカーを装着させられる。それが終わってイザ出発。ところが、今回のアクシデントはここで発生した。ロープトウが何時までたっても動き出さないのだ。サイモンやその仲間が動かそうと発電機を回したらしいのだが、どうも発電機の機嫌が悪いらしい。んで、「とりあえず、山小屋まで登っといて」ってことになったんだが、降雪の後、スキーブーツ履いて、けっこうな急斜面を担ぎ上げるのは、あんまり病み上がりに向いた仕事じゃないゼ。おまけにまだ雪降ってるし、風もあるし・・・。
 やっとのことで山小屋に着いたら、もう昼飯時だった、ここのランチは、その時に来ているクラブ員がてきとーに作る。その日は、彼らが「タイ風カレー」と呼んでいた謎の煮込み料理と薄味のスープにライス。「タイ風カレー」をライスに乗せて食ってみたが・・・。ヘザーにゃ悪いけど、コレ、「タイ風」って名乗ってたら、そのうちタイ王室から正式にクレームが来るヨ。だいたい「カレー」でもないし。オイラ達の仲間の日本人は、塩を掛けて食ってたけど、オイラは、チーズを大量に載せて、その上からスープを掛けてみた。やっと「味」がした。~o~;;;;
 そんなタフ&ハードボイルドな昼飯を食ってる間に、どうしたことか天候が回復し始めた。ロープトウも回り始めてるし、さあ、滑るぞ!ナッツクラッカーでロープトウを上ったんだけど、このロープトウって乗り物は、何時来てもスリルあるな~。クラブフィールドのスリルの半分くらいは、このナッツクラッカーのせいかもしれない。けっこうなスピードで手元に滑車が迫ってくるのでかなり怖い。おまけにもう四年目なのに、まだ失敗して乗れなかったりする。コツと握力がいるんだよね。
 んで、肝心の雪なんだが、新雪が少し吹きだまってる部分と、風でクラスト状になった部分があり、少し難しい。時々風紋でガタガタになってる。油断していると小さな岩が隠れていたりもする。まあ、これがクラブフィールドってもんだ。完全無比なナチュラルバーン。日本の全○本技○選で言っている「ナチュラルバーン」というお題目がいかにムナシイものか判る。
 こういうところでは、「二軸運動」などという寝言をいっていたら、すぐ岩の角に頭ぶつけてトーフになること必定なので、両足に荷重し、抜重して回し、適当にズレを多用。ガイドのへザーが案内してくれる巨岩の隙間やらクラスト地帯やら新雪の薄く乗ったバーンやらで一日、暗くなるまで遊ばせてもらった。楽しかった。一つだけ後悔があるとすれば、競技用のマイスキーを履いてきてしまったこと。もともとGS板なのでプレートが重いし、センターが狭くてもぐってしまう。あんまりこういうスキー場には向いてないね。おまけに、隠れてる岩が怖くて思いっきりイケイケになれないしね。やっぱりセミファットくらいをレンタルしてくりゃ良かったぁ。

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