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2006年7月10日 (月)

キウイ日記~ちとスパイシーだが極上の部類の初日

 ハーイ、エブリバデイ。オイラ、日本じゃしがない無名講師をやってるが、ここ、NZにもどってくると、すっかりキウイになっちまうんだゼ。何、カフカじゃあるまいし、オマエがなんで朝、目が覚めたら茶色い皮のフルーツになってるのかって?!判ってないねジャパニーズ。オイラ達ニュージーランダーは、自分達のことを「キウイ」って呼ぶんだゼ。まー、よかったら、キウイのキューちゃんとでも呼んでくんな。(すまねえ、日本で予備校屋をやってた時のクセが出ちまったゼ)

 さて、今日は、ニュージーランドスキーの初日だったわけだ。日本からしょってきた風邪を治すために昨日変に早寝したおかげか、今朝は妙に眠い目覚めだった。風邪もノドの痛み以外はほぼ治ったようだし、今日から滑るゾ、と気持ちを高めていたところに、「今日はMt.Huttスキー場は風が強いのでしばらくホールドです」というユウからの連絡だ。なんてこったい、とは思ったものの、ここ、Mt.Huttでは、このくらいのことで動揺してはいられない。何時ホールドになろうと、クローズドになろうと、文句の言えない山なんだ。五日間の滑走予定で三日クローズドなんて目にあったこともある。この時ゃタイヘンだったゼ、ベイベ。なにしろ、NZまでは航空運賃高いからな。二日しか滑れなかったってことは、一日あたりいくらになるかってえと・・・。うわっ!!そんな計算したことなかったんだけど、ヒドイねコレ!シャレんなんないねコレ!ヤバ過ぎだよコレっ!!

 ちと動揺しちまったゼ。んで、待ってる間に、一時間遅れでスキー場は開くことになったってわけだ。我々は、ユウが手配してくれた乗り合いのワゴン車でゲレンデに向かったわけなんだが、このメスベンの街からの乗客は我々だけだった。走り出してまず驚いた。本来、羊さん達がのんびり草を食んでいるはずのカンタベリー平原の牧場が、一面銀世界じゃなかとね。今年ゃ異常に雪が多いとは聞いておったとですが、草が表面に出てないと羊さんが死んでしまうとですよ。これにゃおいどんもたまがったでごわす、ってナニジンだよ、コイツ。

 そんなこととは関係なく、我々のワゴン車はMt.huttへ道を進み、途中のパーキングから、家族連れを乗せたんだゼ。結構大きい娘と息子と母親なんだけど、なんかこのミセスったら、妙にスパイシーなクラッカーの香りがするんだよね。パーキングでスパイシーな朝飯食ってたんだろうか。

 Mt.Huttに着いて滑り出して間もなく実感したのだが、ナルホド、今年はいつものHuttじゃない。アイスバーンがほとんど無いもの。Huttは風の強いスキー場なので、アイスバーンが出来やすいんだけど、今年は、雪が柔らかい。それに積雪十分。どこでも滑れちゃう。こりゃスノーコンディション最高じゃないの、ベイベ。前回スキーしたのは五月末なので、朝のうちは体が馴染まなかったが、徐々にフィットし始めて、よーしイケるぞ最高だっつ、となった頃に、Hutt本来の風が吹き始めた。つか、「本来」よりもうちょっと強くなかい、こりゃあ。顔が飛ばされてきた雪ですげー痛いんですけどネ。ちょっと余計なスパイスの効き過ぎ。

 んで、終了予定の四時よりも一時間ほど繰り上げて休憩に入ったら、途端にリフトが止まっちゃった。まー今日んとこはこんなもんだろ。まずまず初日としちゃあ極上の部類だゼ、ベイベ。リーベ。ボクノフネ。ってこんな文体でオイラ最後まで持つんだろかと一抹の不安もよぎる初日ではあったあ!

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