ミイラになる世の定め
飲酒運転がなにかと取り沙汰されていますが、なんでも、某朝日新聞の飲酒運転に関する記事を書いていた記者本人が、飲酒運転で検挙されて懲戒免職になったとか。何だろーねー、とは思いますが、考えてみると、コレに類する、ミイラ取りがミイラになる的な話はよくあること。
例えば、日本文化に誇りを持て、と主張するどこぞの大学教授が、『源氏物語』の現代語訳さえ読んでいないとか(2/23「筆者の品格」参照)、道徳教育の必要性を訴える政治家に限って汚職で捕まるとか。世の中を見回すとよくあること。
第二次大戦直後、旧仮名遣いを新仮名遣いに直す時に、「日本の伝統である正しい仮名遣いを守れ!」と声高に叫んだ人の娘が、「かほる」って名前だった(正しい歴史的仮名遣いだと「かをる」)ってのは、一部の国文学関係者の間では有名な笑い話です。
だから、「近頃の若い者は敬語の使い方を知らない」と嘆く、小うるさい爺さんに限って、自分では敬語を間違えますし、生徒に「マメに辞書を引け」と指導するおエライ先生に限って、自分では国語辞典一つ引きません。
してみると、他人の書いた原稿に小煩いことを言う人に限って、自分の作ったテキストが間違いだらけだったり、生徒に礼儀を強要する偉そうな先生に限って、職員さんに「お願いします」と言われても(5/19「先生の育て方」参照)、会釈一つ返さずふんぞり返ってたりするんですが、そりゃ、まー当たり前なワケで、世の中とはそーしたもんなんでしょーね。いや、ま、別に、誰のことってワケじゃありませんが・・・。~o~;;;;;;;
なんだか、ヤバい話題になってきましたが(判る人にしか判らん話ですな ~o~;;;;)、こんなことをブログで書いてる本人が、やっぱし一番ミイラになるのかもね。~o~;;
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