敬語が五つになったって
敬語が五種類になったそうで、今朝の新聞に出ていました。まー、なるよ、きっと、と思ってました。やっぱなりましたか。
実は、文法の学者さんの間では謙譲語を二つに分けようというのは、ちょっと前からの流れでした。古典語の敬語を説明する時に謙譲語が二種類ないと不自由なんですよ。特に下二段活用の「給ふ」を説明するのに。二種類の謙譲語を分けるポイントは、誰に敬意を払う言葉かってこと。そこがⅠとⅡで違ってるわけです。
ただ、某朝日新聞の記事を読む限りでは、朝日さんの記者もあんまり判ってないみたいです。当然、世間一般の人は判るわけないです。こういうのってどうなんですかね。何だか、学者さんの都合でわざと判りにくくしたみたいな印象があります。もっと判りやすく説明してあげないとねえ。せめて、朝日の記者が理解できるくらいに。
学問的整合性を得るためなら一般人の理解なんてどーでもいーだろ、ってつもりでいるような気がするのは、ワタシだけでしょうか。やっぱ、所詮「文化審議会国語分科会敬語小委員会」なんぞというおエラい所で決めてることですからねえ。お役所仕事かよ、って感じですか。
何はともあれ、これからは、我々予備校屋の説明もこの指針に合わせて微妙に変えていかなきゃならないんでしょうね。はー、しんど。~o~;;;;
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