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2006年11月30日 (木)

さらば地酒やH

 今日から、二学期の最終週です。いよいよ二学期終了。コレで受験生相手の通常授業は終わりです。今、池袋のホテルでブログを書いてます。

 今年度は、池袋で金曜一時間目があった関係で池袋に宿を取ることが多かったのですが、その時に、池袋でお酒を飲むというのが、一週間の間の数少ない楽しみでした。もちろん、たくさん飲むわけではありません。純米吟醸あたりを中心に別の銘柄を一合ずつ二合。それに、野菜物中心のつまみを楽しむというのが、毎週木曜の日課になっていました。

 そんな時、池袋の「地酒やH」によくお世話になってました。「地酒やH」は、兎に角地酒の質が良く、種類も豊富で保管が良い、地酒を楽しむには最高のお店の一つでした。ところが、もう、この「地酒やH」には行けないことになりました。

 もちろん、今日で二学期が終了なのですから、今年度は池袋泊はありませんし、来年度の時間割が決まっていない状況では、池袋に泊まって酒を飲むというシチュエーションを考え難いのは事実です。しかし、仮に、来年度以降そんなシチュエーションになったとしても、もう「地酒やH」では飲めません。

 今日、「地酒やH」で入店を断られてしまいました。実は今日だけではなく先週も。席は空いていたのですが、「カウンター席は予約があるんですよ」とのこと。先週はそれでもお座敷やテーブル席が埋まっていたので、納得したのですが、今週は、お座敷に空席があるのに、「何名様ですか」「一人です」と言った瞬間に、「カウンター席は予約済みです」と断られました。

 入店を断られるのに思い当たるような狼藉をしたのなら、話はわかりますが、ワタシは、毎週、一人で行っては二合飲んで、静かに帰るだけだったんです。

 考えられる理由としては、これから忘年会シーズンになるのに、効率の悪い一人客なんかに居つかれては困るということなのでしょうか、さもなければ、あのオヤジ、一人で静かに飲む客が嫌いなのでしょうか。

 なんにしても、そんなタカビーな店で飲むワケには、金輪際絶対にいきません!

 ワタシは、自分の職業的ポリシーとして、「たいして金にもならずアンケートの数字にもならない生徒でも、生徒は生徒」だと思ってきました。むしろ、そんな生徒の「あの先生に親切にしてもらった」という口コミが、派手な演出もない無名講師のワタシを支えてくれたのだと思っています。だから、アンケート終わった時期でも、少人数のクラスの少数派の要求でも、その子が生徒さんとしての礼儀を失しないかぎり、マジメに手を抜かずお付き合いしてきました。実はウチの先生達って、かなりそういう人多いです。

 だから、もう「地酒やH」に行くことは出来ません。それはワタシの職業的ポリシーに反する行為だからです。ちょっとくらい客が来るからといってタカビーになって、一人一人の客をないがしろにするような店に金を払うのは、ワタシの予備校屋としてのプライドが許さないんです。

 まー、酒飲みとして考えると、良い店を失ったとは思います。ちょっと悲しいかも。~o~;;

 かつて、スキーブーム全盛の頃、いくらでも客が来るのを良いことに、一人客を断りまくったタカビーなペンションは、ブームの去った今、苦戦を強いられてます。「地酒やH」がこれからどうなるか、ワタシには予想もつかないのですが・・・。

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