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2006年11月30日 (木)

さらば地酒やH

 今日から、二学期の最終週です。いよいよ二学期終了。コレで受験生相手の通常授業は終わりです。今、池袋のホテルでブログを書いてます。

 今年度は、池袋で金曜一時間目があった関係で池袋に宿を取ることが多かったのですが、その時に、池袋でお酒を飲むというのが、一週間の間の数少ない楽しみでした。もちろん、たくさん飲むわけではありません。純米吟醸あたりを中心に別の銘柄を一合ずつ二合。それに、野菜物中心のつまみを楽しむというのが、毎週木曜の日課になっていました。

 そんな時、池袋の「地酒やH」によくお世話になってました。「地酒やH」は、兎に角地酒の質が良く、種類も豊富で保管が良い、地酒を楽しむには最高のお店の一つでした。ところが、もう、この「地酒やH」には行けないことになりました。

 もちろん、今日で二学期が終了なのですから、今年度は池袋泊はありませんし、来年度の時間割が決まっていない状況では、池袋に泊まって酒を飲むというシチュエーションを考え難いのは事実です。しかし、仮に、来年度以降そんなシチュエーションになったとしても、もう「地酒やH」では飲めません。

 今日、「地酒やH」で入店を断られてしまいました。実は今日だけではなく先週も。席は空いていたのですが、「カウンター席は予約があるんですよ」とのこと。先週はそれでもお座敷やテーブル席が埋まっていたので、納得したのですが、今週は、お座敷に空席があるのに、「何名様ですか」「一人です」と言った瞬間に、「カウンター席は予約済みです」と断られました。

 入店を断られるのに思い当たるような狼藉をしたのなら、話はわかりますが、ワタシは、毎週、一人で行っては二合飲んで、静かに帰るだけだったんです。

 考えられる理由としては、これから忘年会シーズンになるのに、効率の悪い一人客なんかに居つかれては困るということなのでしょうか、さもなければ、あのオヤジ、一人で静かに飲む客が嫌いなのでしょうか。

 なんにしても、そんなタカビーな店で飲むワケには、金輪際絶対にいきません!

 ワタシは、自分の職業的ポリシーとして、「たいして金にもならずアンケートの数字にもならない生徒でも、生徒は生徒」だと思ってきました。むしろ、そんな生徒の「あの先生に親切にしてもらった」という口コミが、派手な演出もない無名講師のワタシを支えてくれたのだと思っています。だから、アンケート終わった時期でも、少人数のクラスの少数派の要求でも、その子が生徒さんとしての礼儀を失しないかぎり、マジメに手を抜かずお付き合いしてきました。実はウチの先生達って、かなりそういう人多いです。

 だから、もう「地酒やH」に行くことは出来ません。それはワタシの職業的ポリシーに反する行為だからです。ちょっとくらい客が来るからといってタカビーになって、一人一人の客をないがしろにするような店に金を払うのは、ワタシの予備校屋としてのプライドが許さないんです。

 まー、酒飲みとして考えると、良い店を失ったとは思います。ちょっと悲しいかも。~o~;;

 かつて、スキーブーム全盛の頃、いくらでも客が来るのを良いことに、一人客を断りまくったタカビーなペンションは、ブームの去った今、苦戦を強いられてます。「地酒やH」がこれからどうなるか、ワタシには予想もつかないのですが・・・。

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2006年11月29日 (水)

ドラマ『のだめ』の研究その七

 ようやく、『のだめ』第七話の二回目を見終わりました。今回はまた、かなり原作からはみ出してます。ただ、はみ出した割には、大きな破綻はなく、むしろある程度説得力のある作りになっていたかなと。

 まず、脚本ですが、「三善家」のエピソードをすべてカットしてしまった関係で、かなり原作にないシーンを作り出さねばなりませんでした。しかし、それらが比較的無理なく納まっていたと思います。

 具体的には、味噌汁の差し入れの魔法瓶が小さかったのも(いくらなんでもオケ全員で飲める量が入るわけがない)、最後の千秋のトラウマを引き出すシーンのためだろうし、千秋が「オマエの担当はハリセンだろ」というシーンも、「オマエは先生に向いてない」という「三善家」エピソードの最後の台詞を言わせるためだろうし、多賀谷彩子が「まだ選曲してるの」なんて言ってくるのも、本来「三善家」で聞かされる飛行機アレルギーをのだめに知らせるために必要だし。そういう原作にない新たに作った場面が、けっこう上手く機能してました。

 ただし、いくつか、原作からはみ出した場面でオカシなところも。まず、冒頭のハリセンの初レッスン場面。のだめの持っているのが「モジャモジャ組曲」でなく「おなら体操」だったのは、ハリセンに「おなら体操」を踊らせてウケを狙ったんでしょうが、後で谷岡先生が「僕は3年間、『おなら体操』や『モジャモジャ組曲』制作の指導に尽力してしまった」って言ってるんですケド。

 しかし、なんで『キラキラ星』じゃくなく『メリーさんの羊』なんでしょうね。

 菊池君が人妻の車で練習に現れるシーンも原作にはありません。まぁ、あのシーン自体は菊池君のキャラを紹介する上で有効と思うのですが、「人妻のいずみちゃん」って、わざわざ「人妻」と菊池君に言わせるのは、無理ありませんか。

 多賀谷さんが出てくるシーンは、「三善家」カットの影響である程度止むを得ないのですが、ホールの予約が多賀谷さんってのは、やはり無理があります。昨日も書いたけど、木村君は多賀谷さんを知らないはずだから。

 「オマエに先生は向いてない」の話の後、のだめが学校で黒木君と会うシーン、原作だと差し入れとは違う日なのですが、差し入れの日の夜にしてしまったため、無理が生じました。練習終わった後の夜のシーンだっていうのに、「今日学校がなくてヒマだったから」という原作の台詞をそのまま言わせるのは、ちょっと・・・。黒木君は夜学なのかい。~o~;;

 それと、細かいことですが、黒木君の演奏に「武士って感じだな、くろきん」っていうのは、峰君の台詞のはずなのに、なんで真澄ちゃんに言わせたんでしょう。峰君の方が感じが出るのに。

 今回の佐久間さんのポエム、R☆Sオケの公演の後の大川総太郎のコラムのアレンジですね。てことは、大川さんはドラマには出てこないってことか。

 ハリセンに相談された千秋が「なんで逃げるてるんだ」とつぶやくシーン、原作では、「オレとハリセンの違い、好きか嫌いか」→自信過剰というその場限りの解決をしてしまうのですが、ドラマではどうやら、のだめのトラウマへの導入にするつもりのようですね。でも、だったら、のだめブチキレの所は、ハリセンにたたかれていきなりキレる原作の方が良くないですか。

 ラストの千秋が飛行機のトラウマを思い出すシーン、魔法瓶が転がるくらいではやや無理がありそうです。魔法瓶が転がる程度で思い出せるんだったら、あんな深いトラウマにならないんじゃないかな。まぁ、「三善家」をカットしちゃったから、催眠療法出てこないワケで、仕方ないのかもしれないけど、やや説得力がないような。

 さて演技陣ですが、なんと言っても今回の白眉は、のだめブチキレの上野樹里。よく出来ました。キレる前の演技が良かったんじゃないでしょうか。原作にはない追い込まれておびえる感じののだめが良く出てました。

 差し入れの時ののだめも悪くなかったと思いますが、音大にエプロンしてくるのかい。それと、良妻ウォークはちょっと感じ違いませんか。漫画だと生活臭のない良妻なんだけど。まー、ドラマはエプロン姿だから、あんな感じになるのかなあ。「何故挨拶する」「妻だから」の台詞はなかなか可愛かったですね。~o~

 ハリセンの豊浦さんも今回良かったと思います。おなら体操、頑張ってたのは、カワイソウだったけど。でも、他の所のマジメな演技も良かったです。特に、「丸腰や」って情けなさそうに目をつぶる所、原作にはない演技だけど、とーっても感じ出てます。~o~

 来週は、千秋の母親が出てくるらしいけど、三善家のエピソードなしにどうやって出てくるんでしょ。

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2006年11月28日 (火)

夜霧にむせぶスキー無宿

 今日は丸沼でした。昨夜、丸沼のペンション「Kのみテラス」さんに夜着、十分睡眠を取ってスキーのはずだったのですが・・・。モノスゴイ一夜でした。~o~;;

 夜十時過ぎ、関越自動車道に乗るとすぐに、「渋川-沼田キリ通行止め」の表示。「え゛っ!それって・・・」と思いつつ、上里SAまで走り、交通情報を見たのですが、やはり通行止めの表示。まーそのうち開くだろ、と高をくくって上里で一時間ほど仮眠を取り、再び交通情報を見たのですが、全く変わらず。こりゃ、下道しかないんかい・・・。

 渋川から下道へ下り、国道17号をひたすら走ること約一時間、沼田からは雨と霧の国道120号を上って丸沼に到着したのは、もう午前三時近く。ペンションのベットに付いたのは、午前三時半でした。イヤハヤ・・・。

 実は、今日は五藤伯文デモのキャンプに申し込んでいたので、朝食は七時で、九時レッスン開始。ね、眠かったっす。~o~;;;

 そこまでして受けた五藤伯文デモのレッスンでしたが、受けた甲斐がありました。五藤デモは、恐らくデモと名の付く方の中でもマジメさと丁寧さに掛けてはピカ一でしょう。しかも、東京都技術選のジャッジ。年に一度は絶対教わりたい方です。

 欠点としては、良く知っている人間に対しての方が、東京都技選のジャッジングが辛くなるという噂があること。つかご本人もそんなコト言ってたかも。知っている人間に甘くなるというのは、良く聞く話なんですが、このお方は、自分のクラブの人間には特に辛くなっちゃうという話です。この辺が五藤デモのマジメで良いところ。でも、そういう人だから、あんまり親しくなり過ぎない方が良いのかも・・・。~o~;;

 それはさて置き、充実したレッスンでした。今年の自分の滑りと課題を把握することが出来ました。

 んで、8時頃には帰ってきて、夕食を取りながら、『のだめ』第七話をちよっと見ました。なるほど「三善」のエピソードをカットしたのですね。大きなエピソードをカットした割りには、上手く破綻なくまとめましたね。

 細かいことはまた明日書きますが、一つだけ。多賀谷彩子がコンサートホール取るというのは、やや無理があるのですが、一番無理だなと思うのは、沙悟浄木村君が多賀谷彩子を知ってるってこと。木村君、他の大学の学生なんだから、多賀谷さんを知ってるわけないっしょ。~o~;;

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2006年11月27日 (月)

暖かい雨が通る間に

 ムチャクチャにテンパリまくりです。あっちからもこっちからもで締め切りが襲い掛かってきて、ワケワカンナイ~@@。

 採点の締め切りが近づいていますが、その採点の講評を書かねばならず、直前講習のテキストの校正が締め切りで、モーグラータクヤの丸沼足慣らし会のレポート書かねばならず、12月に行く北海道スキーの振込み期限が今日で、めまいの病院の予約を今日取り直さねばならず・・・。んでもっておまけに今日は朝から晩まで授業した上で、夜は丸沼行きです。

 はっきり言って、ちょっと今夜の丸沼行きはムチャです。行かなきゃ楽なんですが・・・、でも行くんだよな~。~o~;;

 丸沼、どうも暖かい雨が降った模様。山頂部の雪が融けてます。12月に行く予定の北海道ニセコのライブカメラも悲惨なことになっていて、すっかり雪が融けてます。どーも、昨日今日で暖かい雨が日本全国を通り過ぎた模様。しかし、天気予報だと、今夜の丸沼は雪らしいんですよね。さて、どうなるんだろう。

 暖かい雨と仕事&雑用の洪水が通り過ぎた後に、すっきり気分良く滑れる寒い日が来ると良いのですが・・・。

 とりあえず、今夜の『のだめ』は、また見られません。恒例の『のだめ』の研究、今回は何時になったら書けるでせうか・・・。~o~;;;;;;;;

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2006年11月26日 (日)

かぐらとテンパイ継続

 今日は、モーグラータクヤとかぐらに行ってきました。イヤハヤ楽しかった。~o~

 かぐら、昨日よりもはるかに空いてました。昨日で皆さん懲りたということなのでしょうか、リフト待ち、最大でも7~8分。だいたい午前中で5分くらい、午後はグッと空いて、ほとんどリフト待ちがなくなりました。

 そんな中、モーグラータクヤとそのナショJr仲間のダイキ君と三人で一緒に滑りまくっちゃいました。ナショの実力を間近で堪能しました。スゴイ。感動デス。この二人がそのままバンクーバーに出てくれると良いんですけどねー。~o~

 さて、楽しいかぐらが終わってみると、残ってるのがテンパってる採点業務。ヤバいです。帰宅してから採点に掛かりきりなのですが、終わんないっす。こりゃ明日は『のだめ』どころじゃねーや。~o~;;

  この模試は、某国立大学の対策模試なので、かなり受験する人間のレベルが揃っているはずなのですが、それなのに、この出来不出来の差はなんなのでしょう。思うに、年々、子供達の国語力って、出来る子と出来ない子の格差が大きくなっているような気がします。今回の模試なんか出来る子にとっては簡単だったはずなんですが、出来ない子にはチンプンカンプンだったようで・・・。~o~;;;;

 単に古文の力というより、国語力皆無の子が目立ちます。この子達、いったいどんな育ち方をしてきたのでしょう。こういう子達を詳細に調査したら、きっと面白い結果が出るんでしょうねえ。

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2006年11月25日 (土)

砂漠のプロメテウスの煩悶

 今、新潟県六日町八海山に来ています。八海山の定宿、ペンションYに泊まってかぐらスキー場に通うためです。ホントんとこ八海山からかぐらはちょっと離れているのですが、ここは他の宿と比較にならないくらい落ち着くし、モーグラータクヤの実家なもんで。

 かぐらスキー場、混んでました。かぐらのオープン決定が最終的に発表されたのは昨日のはずなのに、なんでこんなに人がっ?! と思うほど来てました。おまけにかぐらのスキースクールが講習やってて人数かなり集まってました。どうしてでしょう。不思議。~o~;;

 そんなに人が集まってるにも関わらず、短いコース一本だけ、動いているリフトはシングルだけです。シングルリフト長蛇の列。リフト待ち10~15分でした。15分も並んで滑るようなコースじゃないんだけどなあ。まあ、丸沼に比べると、斜度あるし、ボコボコになりやすい雪だったのでその分楽しくはあったのですが、やはり15分も並ぶのはちょっとストレスでした。

 他の皆さんも同じように感じたのか、それとも初滑りで疲れたのか、早めに上がる人が多く、午後2時過ぎには空き始めて楽しくなったんですが、明日はどーなんだろ。あんまり午前中には来たくない感じですかねえ。

 かぐらスキー場は、クワッド乗り場付近とクワッド下り場付近の平らな部分に人工降雪機がないため、天然雪が降るまではシングルだけの営業なんだそうです。んー、やっぱ来週は丸沼かなぁ。

 んで、ペンションYに帰ってきてからは、ひたすら採点業務でございます。いやはや、これがリフト待ち以上にストレス。兎に角、延々と続くのですよ、同じような答案が。キレイにスパッと○がつく答案と逆にスパッと×がつく答案はストレスがないのですが、何だか生殺しって感じの中途半端な答案がめくってもめくっても出てきて・・・。しかも、なんだってコイツらこんなに日本語がヘンなんでしょ、ホントに日本人なのかオマイらはっつ。字がキレイならまだ許せるんだけど、うーむ、そこのチミ、他人に読ませる気で書いてるのかや、コリわっつ。~_~;;;;;

 加えて、こちらの想定外の間違え方をする答案が必ずあるので、採点基準の網に上手く掛かってくれないものが出てくると、悩ましいんですよね~。まー、昨日も書いたように、そういう答案を見せてもらうために採点やってるワケだから、コレは歓迎のはずなんですがね。

 のだめ原作のヨーロッパ篇で、エリーゼが、「砂漠のプロメテウス作戦」と称して千秋を縛り付けてくすぐり続ける拷問(?)シーンがあるんだけど、そういう感じなんですよ、採点の苦痛って。~o~;;;;

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2006年11月24日 (金)

いきなりテンパってます

 どーも、いきなり仕事テンパってます。前から判っていたことなのですが、自分の作成した模擬試験の採点が、予想以上にたくさん入ってしまって。

 模試の採点って、予備校屋の仕事の中で一番割に合わない仕事なんです。ひたすら肉体労働で、時間と神経を削り取られ、そのくせ採点料なんて、こう言ってはナンですが、スズメの涙です(ちょっとは上げてよ~~_~;;)。

 そんな仕事断ってしまえば良いのですが、そして、実際採点だけは断るという同僚も多いのですが、ワタシゃなんだか断れないんですよね。

 予備校屋って、正解を得るまっとうな道筋については詳しいのですが、生徒さんの間違え方って、案外判らないんです。つか、生徒さんの間違え方って、バリエーションあり過ぎ。ワタシもこれだけ長いことこの仕事やってるので、ある程度は見当つくんですが、それでも採点をしていると、時々、ぎえ゛え゛ーーーーっ!と叫びたくなるようなトンでもない間違え方に出会います。そういう間違え方のサンプルって貴重な情報なんですよね。

 そういうの知らないでまっとうな道筋だけで授業するのって、なんかイヤなんです。生徒の実態から離れてしまうようで、どーもイヤなんですよ。んで、採点引き受けちゃうんだけど、コレがホントに大変なんです。

 おまけに、寒波のおかげで、明日からかぐらスキー場がオープンするしねえ。~o~;;

 というわけで、仕事テンパってるにも関わらずっ、これから新潟に行ってきます!!我ながら馬鹿だなぁーーー。~o~;;;;

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2006年11月23日 (木)

ああ、充実の休日

 今日は、本当に久々に完全な休日でした。洗濯しまくり~。~o~

 んでもって、デジカメなどというものを購入したので、それをPCにつながるようにしたりして。デジカメの写真って面白いもんですね。トリミングなんかも自由自在で、ちょっとクセになりそう。もしかしてこれから先、このブログにも写真使うかも。~o~

 そんなお遊びの合間に必要なデスクワークも出来たし、かなり充実の休日でした。満足です。まー、明日からまた忙しくなるので(寒波来てるっていうし・・・~o~)、ホント、一瞬の満足なんですが・・・。

 『のだめ』のビデオも第四話あたりから第六話まで飛ばし飛ばしだけど見直せました。第六話でちょっと気になったのは、カラオケ屋のトイレの場面。多賀谷彩子は、「でも、まだ認めたわけじゃないから」なんて言ってます。原作にはない台詞なんですけど、多賀谷さん、ドラマの方にはまだ出てくるんでしょうか。

 原作だと、トイレで「大きな手」を見てからはもう出て来ないんですよね。言うなれば、多賀谷彩子を葬るためのトイレの場面だったんだけど、「大きな手」で納得させられない多賀谷彩子の亡霊は、ドラマではまだ活躍するのかもしれません。どうなるんでしょうね。

 

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2006年11月22日 (水)

ドラマ『のだめ』の研究その六

 『のだめ』第六話、三回目見終わりました。ドラマ的には佳境に差し掛かったという感じで、盛り上がっているのですが、いくつか気になった点も。

 まず、脚本ですが、多賀谷彩子の「コシ・ファン・トゥッテ」のエピソードや卒業演奏をカットしたため、やや無理があったような気がします。多賀谷さん、出てき方が中途半端になってしまいました。「コシ・ファン・トゥッテ」のエピソードで声楽家として吹っ切れるというのが原作の設定なのに、それがカットされてしまったので、この人何故出てきたんだろ、って感じになりました。ただし、原作でも多賀谷彩子がカラオケ店のトイレに現れるのは、やや不思議な設定なので、ヤケになってカラオケ熱唱というのは、ある意味説得力があります。ただ、声楽家にしては、ちと音を外し過ぎてますけど・・・。~o~;;

 また、卒業演奏のエピソードをカットしてしまったため、真澄ちゃんの「愛のサウンド・オブ・パーカッション」が太鼓名人になってしまったのは、いくらなんでも可愛そう。おまけに太鼓名人を聞いて、千秋が新オケのメンバー入りを決めるというのは、あまりに無理が・・・。あれでは新オケ入りを断られた鈴木姉妹も浮かばれなひ。~o~;;;;

 細かいことをいくつか。冒頭ミルヒーが現れるのはちょっと驚きました。もうラフマ演奏前に時計は渡しちゃってたので。アレは、結局、のだめの夢ということになるのでしょうね。原作では、夢うつつのうちにミルヒー現れ、朝、のだめの手に時計が残されるという幻想的なシーンなのですが、完全に「夢」という解釈なのでしょう。のだめに渡したはずの懐中時計をミルヒーが持っていたから。

 演奏後、クラシックライフ河野けえ子が取材に来るシーン。何故、河野さん千秋の携帯番号知っているのでしょう。原作では学校まで会いに来るんですが。裏軒でいきなり「クラブハウスサンド」、ちょっと無理かと。あれは、原作では試験の一夜漬けで裏軒に泊るエピソードがあるから可能なのであって、いきなりはちょっと・・・。雑誌『クラシックライフ』、印刷早すぎます。学園祭の後、千秋がマエストロに連れまわされたのは四日間。その直後の取材のはず。のだめはまだ学祭の後、ピアノ引き続けているっていうのに、もう「夢☆クラ」のピンナップ、印刷できちゃってる。『サッカーマガジン』並みの早刷り。~o~

 でも、佐久間さんのポエムは良かったですよ。及川光博の怪演も良かったけど、貧乏ゆすりから「来たわ」で後光が差しちゃうってのが、最高。原作より面白いシーンでした。~o~

 あと、ちょっと気になったのが多賀谷彩子が千秋の部屋を訪れるシーン。千秋はコンビ二に行っちゃうけど、原作は風呂に入るんですよ。何故コンビニ?もしかすると、原作と違って二日酔いしてないからですかねえ。

 原作と異なっていたと言えば、今回目についたのは、カラオケ店での多賀谷とのだめの絡み。のだめの「大きな手」を見て、「あの男はこーゆーのに弱いのよね。わたしもだけど」って言うんで、のだめを許してしまうんだけど、最初にのだめが「大きな手」をしているという設定をしていないので(06'10/17「コメディエンヌとマイフェイバリットの誕生」参照)、ここに無理が来ちゃいました。やっぱ上野樹里の手じゃ「大きな手」という設定に出来なかったのでしょうかね。ここはちと残念。

 原作から外れたと言えば、いくつか原作にないギャグが。ミルヒー、温泉での卓球、スリッパで打ってます。のだめ「ほたるの墓」になったところでハエ飛んでます。細かい仕掛け。多賀谷彩子、ドアに爪立てて、ドア削れてます。千秋、缶詰買うシーン、とどめが「カンガルーのお肉」って、そんな缶詰あるのか?~o~;;

 あと、Sオケの打ち上げシーン。焼酎の張り紙「腹中の思惑」「甘美な閃き」「謀」を上手く状況に合わせて映しこんでました。張り紙の位置、カメラの角度まで工夫して遊んでるのは好感が持てます。

 演技陣ですが、今回は何と言っても、及川光博の怪演にトドメを刺しますネ。素晴らしい。アレはあのお人しか出来ないでしょうねえ。上野樹里ちゃん、先日、口紅のことを書いたけど、もしかして口紅はしてないのかもしれませんが、口紅付けてるんじゃないかと思うほど、血色が良すぎ。風呂に入った後とは言え、のだめは何日も飲まず食わずで練習してたはずなので、ちょっとアノ色艶の良さはイタダケマセン。

 来週は、いよいよのだめの大川弁ブチ切れのシーンがあるらしいので、上野樹里ちゃんには期待しています。難しいでよね。普段、のほほんとしている九州女がブチキレて方言丸出しにするわけですから。さー、どんな演技になるんだろ、楽しみ~。~o~

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2006年11月21日 (火)

『のだめ』独立

 丸沼から帰ってきました。疲れたー。丸沼、今日は暖かくなってしまい、せっかく一昨日開いたバイオレットコースは再びクローズドしちゃうし、イエローコースもどんどん雪の層が薄くなって・・・。お昼頃には雪の下のプラスノーが出てきました。マズいっす。明日、また冬型に戻るという話なので、寒波よ再びっ!! 

 滑りの方は、かなり調子良くなってきたかも。今年の滑りの骨格が大回り小回りとも見えてきたような気がします。調子に乗って滑りすぎましたが。~o~;;

 帰ってきて、先ほど『のだめ』第六話を見終わりました。恒例の「『のだめ』の研究」は、また明日ということで。とりあえず今日は、これから『のだめ』を独立させマス。『のだめ』関係の記事がカテゴライズされるので見やすくなります。しっかし、まさか、こんなものを独立のカテゴリーにするとは思ってもいませんでした。~o~;;;

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2006年11月20日 (月)

ああイソガシイソガシ

 月曜の仕事終わりました。仕事の合間に雑用が山ほど。冬のレースの申し込みやら、12月の北海道行きの予約やら、たまってる洗濯やら。んでもって、これから丸沼です。目が回る~@@

 今、TVで『のだめ』をやってるのですが、ゆっくり見てられません。DVDで録画中なので、帰ってからゆっくり見直します。でも、丸沼の準備をしながらチラチラ見ている範囲で一つだけ、気づいたこと。「蛍の墓」なってるのだめが口紅つけてちゃマズいデショ、上野樹里ちゃん。~o~;;;

 忙しい中で、ちょっと思い出したこと、一つ。今朝、「めざましTV」で「めざましどっち」ってのをやってたんですが、どういうわけか司会陣の皆さん、多数派になりたがるんですね。多数派って嬉しいのかな??「多数派が嬉しいか少数派が嬉しいか」というテーマの「めざましどっち」もやってみたら良いのにネ。

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2006年11月19日 (日)

丸沼疲れ

 丸沼、バイオレットコースがオープンし、スキー場らしくなりました。バイオレットコース、まだ幅が狭く雪の層も薄いのですが、雪は硬く締まっていて滑りやすいです。

 今日は、モーグラータクヤや後援会のメンバーと一緒に滑ってました。タクヤ、昨日に比べて少し乗ってきたようです。いろんな滑りにチャレンジしてました。そして、相変わらず草の上も・・・。~o~;;

 マジメなラインコブも滑りましたが、スピードがシャレになりません。前を滑る一般モーグラーにすぐ追いついちゃいそうになります。やっぱ、そりゃナショナルチームだもんね。

 今日の丸沼は、お昼くらいまで雪が降り、いい感じだったのですが、昼過ぎから雪が雨になり、夕方は冷たい雨が降り続きました。ワタシ以外のメンバーは全て、初滑りだったので三時過ぎには上がって温泉に入って解散になりました。ワタシもちと疲れました。

 いろんな雑用や小さな仕事が溜まっていますが、余裕がありません。明日は朝から晩まで仕事で、夜から再び丸沼。しばらくは忙しい日々です。明日は、また『のだめ』があるんだけど、リアルタイムでは見られないな~。また、DVDで録画です。仕方ありません。~o~;;;;

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2006年11月18日 (土)

後援会の発足と丸沼退屈少年

 丸沼に来ています。このブログでも何回か登場しているモーグラータクヤの後援会の発足イベントで。ま、後援会と言っても仲間内だけなんですが。~o~;;

 今日の丸沼は晴れ。お客さんけっこう来てます。まあ、この時期ですから、当然と言えば当然なんですが、リフト待ち10分ほど。ワタシはすっかりこの時期の丸沼に慣れてしまったので、この程度のリフト待ちは苦にならないのですが、リフト待ちのない八海山育ちのタクヤはリフト待ちが苦手らしく、時々じれったそうにしています。

 我々、八海山の常連はたいてい同じなのですが、リフト待ちと混んだゲレンデは苦手です。その代わり他のゲレンデの常連さんより体力はあります。これだけで八海山がどんなゲレンデか想像ついちゃいますネ。~o~

 丸沼スキー場は、明日一つ上のバイオレットコースまでオープンする模様。そうなると、いよいよ本格的に「スキー場」って感じになります。夜に入って丸沼は気温も下がり、明日はグッドコンディションが期待できます。つか、グッドコンディションになってもらわないと、タクヤが退屈しちゃって。今日も退屈しのぎに草の上滑ったりしてやがんの。そこには、鹿のフンがコロコロ転がってるっちゅーの。~o~;;;

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2006年11月17日 (金)

秋深し、隣は物思う人

 昨日、某週刊誌で例の都知事さんの記事を読みました。なんでも、都知事の例の発言は、確たる証拠を握っていたのだというんです。某『週刊○潮』によれば、文部大臣宛の自殺予告を筆跡鑑定の専門家に見せたところ、「利き手でない方の手で書いた字だ」との鑑定結果が出ていた、某都知事はそれを知っていたので、一人冷静に発言できたのだ、というんですが、さははて。

 そんなことを知っていたら、最初からこういう根拠があると言えば良いだけのことでショ。

 知っていてそれを意識的に言わなかったんだとすれば、自らのタカ派イメージを強調して目立ちたかっただけでしょう。自分のスタントプレーが他の子供達に悪影響を与えるかもしれないと考えなかったんでしょうか。責任ある立場の人間としては必要な想像力が欠如していると言わざるをえません。

 逆に、本当は知らなかったけど、自分の発言が批判されたので、後付けの「証拠」を週刊誌にリークして言い訳しているのだとすれば、何とも下劣なやり方です。政治屋とはそうしたものなのだろうとは思いますが・・・。

 この人、実はワタシの高校の先輩にあたる人なので、あんまりナサケナイことをやってウチの高校の名を汚してほしくないんですけどねえ・・・。~_~;;;;;;

 それはさておき、昨日、講師控え室で、隣に座った若い同僚講師の人と話しをしました。先日、生徒さんの授業に関するアンケートの結果が我々の所に送付されてきたのですが、それについて、「この結果でクビになることなんてあるんですか?」って話になったので、06'11/3の「予備校屋に向かなかった人達の思い出」で書いた話をして、「こんなふうに最初から向いてない人は簡単にクビになったりするけど、ウチはこの業界では長い目で見てくれる方だし、先生は二年目で仕事増えてるんでしょ。大丈夫ですよ」と慰めておいたのですが、彼は「向かなかった人」の話を聞いて一層不安になった様子でした。余計なこと言っちゃったかナ。~o~;;;;

 「いやーマズイです。僕気が弱いんですよ。老後が不安です」だって。~o~;;;;;;;

 実際、その先生は、とても落ち着いてるし、「向いてない人達」とは全く違うタイプなので、明らかに大丈夫だと思うんですが、我々は、ことほどさように不安を抱えて仕事をしているんです。以前、他の中堅の先生に聞いたのですが、最初の頃は、教室に行ってみたら生徒が誰も出席していないという悪夢を何度も見たとか。

 ワタシ、実はこういう悪夢、見たことがありません。図々しいんでしょうか。クビの不安ってほとんど感じたことがないんです。しかも、今はもうこの仕事が長いので、より一層不感症になってます。ちょっとは危機感感じた方が良いかなあ。これも、「必要な想像力が欠如している」ってことでしょうかねえ。~o~;;;;

 そんなワタシでも老後のことを考えるとちょっとは不安です。この仕事、老後の保障は何にもないんですよ。困ったことです。とは言えワタシは楽観的で図々しいので、多分、一般の社会人が感じる程度の「老後の不安」しか感じてませんけどね。~o~;;;

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2006年11月16日 (木)

『のだめ』第五話補遺

 先ほど、三回目を見終わりました。気づいたことで書いてなかったこと。

 映像的に、シュトレーゼマンからのだめが時計を受け取るシーンがセピア色で、直後のシュトレーゼマンと千秋の絡みの「これで日本ともしばらくお別れですから」のシーンで竹中さんの表情を映さず口にだけスポットを当ててるトコ、印象的で良かったデス。

 それと、のだめがラフマ2番の千秋の演奏を聞くところですが、原作ではのだめが純粋に音楽的感動を得て、自分もピアノを弾きたくなるという流れであるために、演奏の途中からホールに入ってくるという設定は有り得ないのですが、ドラマでは、直前に、シュトレーゼマンに時計を渡され、「今のままでは千秋とは一緒にいられなーい」と言われた直後なので、のだめは千秋との漠然とした距離感が念頭にあり、音楽的な感動よりも、演奏者として成功する千秋、着ぐるみを着た自分という距離に焦燥感を感じているという流れであるように見受けられます。だから、演奏途中でホールに入るという設定もそういう流れの中で考えるべきではないかと思います。

 着ぐるみのままホールへと走るのだめに、二人の恋の行く末の暗雲を暗示するラフマ2番の演奏がかぶっていくシーンは、そのような文脈の中で初めて意味を持つのではないでしょうか。

 何にしても、原作からは少し離れた映像表現になっています。原作に縛られたまま見ていると、違和感を感じるだけになってしまいますが、それではドラマを楽しめないかのでもったいないかと。

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2006年11月15日 (水)

ドラマ『のだめ』の研究その五

 ようやく『のだめ』第五話の二回目を見終わりました。昨日も書いたけど、今回は非常に良かったです。

 まず、脚本ですが、二ナ・ルッツを飛ばすという荒業を使った割りに破綻がなかったですね。まあ、定期公演の時のSオケの指揮が雑誌「クラシックライフ」に紹介されるというのは、ちょっと無理がありましたけどね。

 でも、エリーゼの登場と学園祭のエピソードは上手く結びついてました。それに、ミナコ=モモダイラとシュトレーゼマンの恋にのだめ・千秋を重ねていく手際は良かったんじゃないですか。特に時計をミナコからシュトレーゼマンに渡し、それをのだめが受け取ることにしたアイデアは秀逸。この後、この時計が千秋とのだめを結びつけることになるのですから。

 細かい所で気づいたことをいくつか。導入のパソコンのエピソード、「みそ字」じゃなかったのは残念。でも、「みそ字」じゃ何が異常なのかTVでは判り難いから仕方ないでしょうか。シュトレーゼマン失踪の話で初めてシュトレーゼマンのスペルが"Strezemann"であることに気づきました。原作もそうなってるから仕方ないけど、ドイツ人だとこのスペルでは「シュトレッツェマン」って読んじゃうゾ。それから、パソコンの中の失踪記事、一箇所"Strezamann"になってたけど、あれは、まあ、ご愛嬌かナ。~o~

 エリーゼの登場がヘリでなかったのは予算の関係でしょうか。飛行機宙返りは、まあ瞬間ギャグとして認めても良いけど、ソレ見て瑛太君、何故笑ってるの?~o~

 シュトレーゼマン帰国の際、鼻血出してるのは、芸が細かいデスね。そこで千秋に渡す課題ラフマの2番がミーナの一番好きな曲ってのは、説得力あります。Sオケの演奏、タスキがけですか、原作と違うけど。なんか昔の山本直澄のCMみたいって、ちと古いですか。

 今回、特に印象的だったのは、千秋のラフマ2番の練習を覗き見するあたりから、ちょっと上野樹里の表情が変わってきたこと。ラフマ2番第一楽章の曲想を利用して二人の恋の行く末の暗雲を暗示しようとする演出なのでしょうか。ラフマを演奏する千秋と着ぐるみの準備をするのだめを交互に映す所などは、ちょっとそんな印象。それなら、千秋の演奏が始まってものだめが外にいる理由が判ります。着ぐるみ着てコンサートホールへと走るのだめにラフマ2の演奏がかぶっていくのは、二人の間にこれから生ずる距離を予想させてちょっと切ない印象を与えるシーンですもんね。

 演技陣、今回は全員良かったんじゃないでしょうか。玉木君良かったデス。特に、ラフマ演奏時の髪型、千秋っぽくて。それから、今回特筆されるべきは上野樹里。竹中直人と絡んで時計を受け取るシーン。今までの「ぎゃぽー」とかってのから一転してのシリアスな演技なので難しかったと思うのですが、アレが出来るから、コメディエンヌなんですね。アレがなくて「ぎゃぽー」だけで良いんだったら、篠原ともえかなんかにさせときゃ良いんだもんネ。

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2006年11月14日 (火)

とりあえずほめとこう、『のだめ』第五話

 丸沼から帰ってきました。丸沼、ちょっと暖かくなって雪は緩んでるけど、それほど悪くないです。レーシングの合宿がいくつか入っていて平日にしては混んでましたが、気持ち良く滑れました。ちょっと気持ちよく滑り過ぎかも。~o~;;

 んで、今さっき帰ってきて、『のだめ』のビデオ一回目を見終わりました。いやー、今回は良いデス。いよいよドラマも佳境に入るということでしょうか、上手く盛り上げてますね。二ナ・ルッツ音楽祭のエピソードを完全にカットした関係で、少し無理が生ずるかと思ったのですが、今のところ、そのヒズミも出てないようだし。懐中時計のエピソード、良かったです。ナルホド、あの時計、ミナコ=モモダイラから若き日のシュトレーゼマンに手渡されたことにしといた方が良いですね、原作とは違うけど。この後、活躍する時計ですからネ。

 その他にも、今回は褒めてあげたいことがたくさんあるのですが、もう時間が時間なので、明日にします。それに・・・、さすがに疲れました、今日は。~o~;;

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2006年11月13日 (月)

タイヤ交換と我聞知事

 タイヤ、交換してきしまた。これで安心して丸沼に行けます。明日は仕事オフの日なので、これから、丸沼へGoです。丸沼、公式サイトで見る限り、昨日の雪が少し融けたようですが、それでも、まだ寒気は残っているようなので、大丈夫でしょう。また『のだめ』をリアルタイムで見ることが出来ませんが、仕方ない、帰ってからビデオで見ます。~o~;;

 ところで、タイヤ交換の間に、タイヤ屋さんに置いてあった12日付けの読売新聞を何気なく見ていたのですが、俳優の河合我聞さんが「いじめ自殺」問題の特集で発言しています。彼の息子さんがいじめられっ子で、お父さんに相談してくれたのだそうです。よくぞ息子は相談してくれた、いじめられてるのは薄々知っていたが、相談してくれたのが嬉しい、実は自分も昔いじめられっ子で・・・。という内容なのですが、父親の矜持とお子さんに対する愛情、いじめられっ子達への思いやりが素直に書かれていて好感を持ちました。

 目立ちたいだけの某知事の無責任な発言と比較しては、まことに失礼なのですが、下手をすると引き金を引きかねない某知事と比べて、誰かを思いとどまらせたかもしれない我聞さんは、人間として何千倍も上等に出来てます。単なる二枚目男優と思っていたのですが、見直しました。読売新聞さんも、こういう記事を載せるとは良いトコあるじゃないですか。社会の木鐸としてあるべき姿だと思います。大いに見直しました。

 それにしても・・・、河合我聞が都知事だったら良かったのにネ。~o~;;;

 んでは、丸沼へ。行って来まーす。

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2006年11月12日 (日)

笑顔とハラハラの寒波襲来

 今日は、丸沼でスキー。イヤハヤ、丸沼、突然の寒波襲来です。一日中雪でした。それも、何度か「吹雪っ!」って感じになるほど。天然雪が15cmほど積もりました。温度低かったので雪質も良く、滑りは楽しめました。しかし、寒かったですよー。真冬のスキーウェア着て、あんなに寒いとはっ。~o~

 と~っても寒いんだけど、ゲレンデに来てるみんな、スキーヤーもボーダーも、「寒いね~」って言いながら笑顔です。やっぱ、寒波と天然雪、雪遊びするヤツはみんな嬉しいんです。思わず、顔がほころんじゃうんですよね。~o~

 んで、ワタシも笑顔だったんですが、内心イマイチ楽しみきれなかったのは、車のタイヤ。実はまだノーマルタイヤなんです。ガンガン雪が降るのは嬉しいんだけど、路面に雪が降るのは、帰りの道がヤバいんです。内心ハラハラしながら、それでも帰るに帰れなくて、午後三時まで滑りました。でも、三時が限界。夕方になったら、ホントに帰れなくなりそうな雪だったんです。

 三時過ぎに駐車場を出発した時は、駐車場は積雪15cm。ホントに恐る恐る駐車場を出て、道路下って行くのも超スローペース。ところが、突然の寒波で準備が出来てないのは、ワタシだけではなく、しばらくして登り車線に、登りきれず立往生する車の列がっ。一方下り車線の前方にも、ワタシよりもさらに超スローなワゴン車がっ。しかも、その前方に道のど真ん中で身動き出来なくなって、チェーン付けてるバスがっ!もー、ムチャクチャでごさいます。~o~

 待つこと三十分ほど、ようやくバスの脇をすり抜けて、恐る恐るダウンヒルを続け、道に雪がなくなった時は、ホントにホッとしました。明日は、仕事を終えたらタイヤ交換に行かなくてはっ。~o~;;

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2006年11月11日 (土)

勘違いする人達

 先週に続いて早稲田対策の特別授業してきました。今週で終了。ホッとしていますが、今日はこれから丸沼です。ホッとしてるヒマありません。

 今日11月11日は、なんでも自殺予告の日だそうで、困ったもんです。06'10/24の「元いじめられっ子からの提言」にも書いた通り、いじめられっ子達、マスコミの報道を「我が事」として見てるんですよ。こういうマスコミを味方につけようという子が出てきても不思議じゃありません。いじめ自殺をエモーショナルに煽り立ててきたマスコミの方達、少しは自分たちのやったことを反省してくれると良いのですが、そんな気配ありませんねえ・・・。勘違いしたまま。

 さらに今日、某東京都の某知事とかいう、目立ちたがりオヤジが、また勘違い発言をしたらしいですねえ。http://newsflash.nifty.com/news/ts/ts__fuji_320061111009.htm

 確かに、某知事のいうようにこの子達には「愉快犯」的なところがあります。マスコミの顔色を見て、連鎖反応的に行動してしまうところは。ただ、この「愉快犯」は、下手をするとホントに悲劇的な結果を生んじゃうんですよね。彼らは、いじめに起因している孤独から逃れるためなら、命を的にしてマスコミを味方につけるくらいのこと、やりかねないんです。なんせ子供なので、土壇場の行動はかなり衝動的でしょうからね。最悪の事態が起こらなければ良いのですが・・・。

 「喧嘩のしたか」なんて教わったって、彼らには意味ないんですけどね、某知事さん、イマドキのいじめがどんなものだか、全く判ってないんだろうなぁ。つか、小説を書いたこともある人なのに、人間の孤独ってものがどんなものなのか、全く理解してないんですねえ。不思議な人です。発言のタイミングも最悪です。このオヤジの目立ちたがり発言が引き金になっちゃったりしたら、どうやって責任とるんでしょう、この人。

 今は、そんなことにならないよう祈るのみです。何があっても生き続けることに価値があるのだと、子供達が気づいてくれると良いのですが。

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2006年11月10日 (金)

「ダニ」に対する怒り

 今日は、サッカーU19日本代表について書こうと思ったんだけど、ちょっと頭に来たので、日本酒の話を書きます。

 今日、友人S君が、ブログで六本木の居酒屋で飲んだ時のことを書いているのですが、六本木という土地を考えても、値段が高過ぎるんですよ。んで、「十四代」でも飲んだんじゃないのって、あてずっぽで言ってみたら、ヤッパリその通り。

 「十四代」、山形の高木酒造さんの酒です。ホントに良い酒です。06'10/28「祝『日本酒』独立記念日」にも書いたけど、「醸造界のイチロー」だったんです。

 でも、ワタシ、最近、「十四代」は飲んでいません。どうやら「ダニ」が取り付いたらしいので。日本酒醸造界の「ダニ」、それは、蔵元さんと酒屋さんの間に入る中間業者。どこから入手するやら、彼らはレアな酒を入手して法外なプレミアをつけて売りさばきます。ひと頃、新潟の「越の寒梅」「久保田」「八海山」などがターゲットになりました。今でも、これらの酒に法外な値段が付いたりするのは(06'10/22「八海山は紅葉とイロイロ」参照)、この「ダニ」のせいです。東京でプレミアがついても、地元は全然潤ってないんですヨ。

 「十四代」もどうやら、「ダニ」に取り付かれているようです。「十四代」、十年ちょっと前に衝撃的な東京デビューをした頃は、知名度なかったんですけどね~。なんせその頃、仙台の居酒屋で「十四代(じゅうよんだい)一合!」って注文したら、店の人に「お客さん、その酒は『としよ』って読むのよ」ってマジで注意されたくらい。~o~

 それがタチマチ幻の酒と化し、とうとう、ここ何年かは、めでたく「ダニ」に取り付かれるようになりました。~o~;; 今や「十四代」の本醸造クラス「本丸」は、定価一升2050円が楽天市場で14700円!!馬鹿げてマス。

 正直言って、「本丸」クラスなら、同じレベルの酒、いくらでもあります。「祝『日本酒』独立記念日」に書いた、小泉チルドレンの蔵元さんの純米吟醸クラスなら、一升3000円程度で、絶対本丸より美味いです。そりゃ、定価で手に入るなら「本丸」には価値があります。でも、14700円デスヨ。

 虫がついた食べ物、普通食べませんよね。「ダニ」のついた日本酒も同じです。飲むべきではありません。「十四代本丸」なら、居酒屋値段で一合700円を越えていたら、それは飲むべきではないんです。定価一升4200円の「十四代純米吟醸中取り播州愛山」だったら、一合1200~1300円が適性な居酒屋価格でしょう。最高級の「十四代純米大吟醸龍月」でも、一合3000円が限度です。それ以上の法外な高値で飲むということは、「ダニ」を太らせるだけなんです。

 「ダニ」を太らせることは、結局、その蔵元さんのためになりません。「ダニ」の人達、日本酒に愛情なんか持ってません。高値で売れりゃ良いワケですから、保存も良い加減になります。法外な高い値段で、変質したものを飲まされたら、消費者はソッポを向きます。結局、蔵元さんが迷惑するだけなんです。06'9/20「もどりの夏、デパチカでは吟醸酒達が虐殺され・・・」でも書いたけど、保存が良い加減だと、吟醸酒は簡単にダメになりますからね。

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2006年11月 9日 (木)

『のだめ』拾遺

 今日は、町田→自由が丘の移動つきで一日七時間教える、一番ハードに働く日でした。やっと今、仕事が終わりました。ホッと一息。昨日今日と背筋が痛いです。シーズン初めだから、つか、久々だってのに火曜日にハードに滑り過ぎましたかね。~o~;; 

 『のだめ』に関して、ちょっと思いついたことで書き残した小ネタを。

 まず、サッカーネタ。06'10/26『のだめ症候群?!』で書き漏らしてました。第八巻、高橋君のプロフィールで「ブッフォン国際ヴァイオリンコンクール」ってのが出てくるけど、ジャンルイジ=ブッフォンて言やぁ、06Wカップ優勝のイタリア正GKじゃないっすか。見落としてたー。多分、コンクールとオケの名前は、サッカー選手で統一してるんでしょうね。

 それと、ドラマなんですが、次週からシュトレーゼマンのマネージャー、エリーゼが出てくるんですよ。今週チラっとミルヒーの携帯の画面見たかぎりでは、アレはブロンドのヅラかぶった日本人ですよね。誰だろ。もしかして・・・、松本人志ぃ?! ~o~;;;;

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2006年11月 8日 (水)

ドラマ『のだめ』の研究その四

 ドラマ第四話、三度ほど見直してみましたが、今回は、突っ込み所満載ですね~。

 まず、脚本が大胆に原作からはみ出し始めました。定期公演のエピソードに、こたつのエピソードを挿入してしまったために、若干無理が生じています。こたつのエピソードはワタシも好きなので、どこかに入れてほしかったのですが、あそこは無理でしょう。だって、定期公演前で千秋自身が「時間がない」なんて言ってる時に、週末の練習休んじゃうんですから。「週明けまでに各自譜面通りちゃんと練習して来い」なんて言ってないで、「土日も練習するぞ」じゃないの、普通。~o~

 脚本の細かいミスをもう一つ、コタツを粗大ゴミに出した後、「これであいつらもコタツごとのだめの部屋へ移るだろう」って無理だろ、粗大ゴミに出しちゃったら。原作だと、一度、コタツを部屋の外の廊下へ出して、この台詞言うんですよ。粗大ゴミの出すのは、コタツエピソードの一番最後。原作の通りの台詞言わせりゃ良いってもんじゃアリマセン。~o~ 

 それから、定期公演で、Sオケの曲は3番「英雄」に変更になるはずなのですが、何故か、7番のまま。多分、7番がこのドラマ全体のメインテーマみたいになっちゃってるからだろうと思うんだけど、原作は、ナポレオンの皇帝即位と千秋の鬼への変貌が重ねられているわけで、ホントは若干、そこに無理が生ずるはずなんですが、「何故表題のない7番なのか」なんて千秋に言わせながら、結構ゴマかしちゃってますね。~o~

 それと、原作では、Sオケって、みんな「のだめ」のように個性的で自由な演奏をするメンバーってことだと思うんだけど、ドラマだと「おちこぼれ」が頑張って練習して上達する話にすり替えられてマス。まー、それなりにまとまってるから良いんだけど、峰君の呼び掛けでみんながまとまって練習を始めるあたりはクサいっていやぁクサいかな。ちなみに、「練習しようぜ」って、練習してたみたいだけど、指揮者無しにオケの全体練習できるんだろうか。パート練習なら判るんですが・・・。~o~

 ただ、原作をはみ出して、いくつか自由にギャグを繰り出していますが、コレはマァ悪くないかと。例えば、オープニングから、のだめが「水割りでいいですか?」とか。ワイン水割りにしねーよ!鯵の干物から炎とかドアに首挟むとか真澄ちゃんがコタツで「あ、引っ込んだ」とか。マァ、好みの問題はありますが、ワタシゃこういう自由なギャグも面白けりゃ入れて良いのではと思います。ただ、こたつのオナラは、少し無理ありませんか。真澄ちゃん、「千秋さま」の前であんなことするくらいなら、死ぬんじゃないですかね。~o~;;

 あと、音に酔った千秋が見る幻の「宇宙アメ」、実は、のだめが作ったオニギリの中の金平糖ってのは新解釈。~o~ つか、アレはアリですね。

 頑張ったなと思うのは、なんと言っても、アニメ『プリごろ太』。まさかホントに作ってしまうとは。労作でした。それと、のだめピアノ演奏中の「いかずち」「泥棒泥棒」ってトコと、ロックなオケのパフォーマンス、不思議に音に合ってますねえ。曲が違うはずなのに・・・・。~o~;;

 欲を言うと、ロックなオケのコンバス回し、ちょっとタイミングがズレてるかなと。揃えてほしかったですね、桜ちゃん。それと、千秋がTシャツになるのは、ちょっとヘンでは。「燕尾じゃないけど、まあいいだろ」って言ってネクタイしてたヤツが、なんでワイシャツの下にSオケT着てんだヨっ、って突っ込みたくなりますよね。原作だと、蝶ネクタイ取るだけなんで、そのくらいにしとけば良かったのに。

 演技陣、今回良かったと思います。玉木君、表情豊かだったし、ネギ刻むの上手いし(よそ見しながらでもあのスピードで切れるとは・・・、料理ホントに得意なんでしょうか~o~)、あと自分のギャグで笑わなかったし。~o~ 上野樹里は相変わらず好調ですが、真澄ちゃんの小出恵介君も、なんとなくハマってきたかなと。まー、見る方が慣れてきたってこともあるのかもしれませんが。

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2006年11月 7日 (火)

しぐれ、はつゆき、あきのつき

 丸沼から帰ってきました。どうも丸沼は、今まで暖かかったらしく、ゲレンデイマイチです。例年より雪の層が薄いし、コースも狭いです。十一月初旬にして、早くもゲレンデの一部は雪がはげてプラスノー状態。ヤバっ~o~;;;。

 ただ、今日は気温が少し下がりました。午前中は時雨が降り、少し寒いくらいでした。一時、時雨が霰になったくらいに。

 午後、雪も良くないし、下のプラスノーマットも出て来てるし、今日は早上がりってことにしようかと思っていたちょっどその時、一時止んでいた雨がまた降り出しました。ところが、どうも雨にしては白い・・・・。ゆき!~o~

 ちゃんと漢字で書くほど確かな「雪」ではありませんが、紛れも無く「はつゆき」です。ちょっと気分が乗ってきちゃって、結局、三時過ぎまで滑っちゃいました。このまま寒くなって、天然雪が降り積もってくれたら最高なんですけどねぇ・・・。来週に期待!~o~

 帰りの高速のサービスエリアで、レストハウスの上にレストハウスの備品みたいにチープな丸い月が昇ってくるのを見ました。帰ってきて暦を見たら、今日は旧暦九月の十七日。晩秋の立待ちの月でした。なるほど、今年は旧暦では今日まだ秋なんだ。

 帰宅後、飯を食いながら、『のだめ』第四話の録画を見ました。ん~~、今回は突っ込み所満載のような気が・・・。まー、それについては明日にします。もう一回見てみようかなっ。~o~;;;

<追記>拝啓丸沼高原スキー場様。懐メロ掛けるのは結構なのですが、時雨が激しくなったところで、「雨音はショパンの調べ」はないんじゃないんですか。~o~;;;

 すぐに霰になっちゃったので、「ショパンの調べ」も聞こえなくなっちゃったしね。~o~

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2006年11月 6日 (月)

始まりの日の高揚

 八王子はなかなか寒くなりませんが、それでも、徐々にシーズンは深まってきています。数日前にはウチのスキークラブの事務担当から、今年の東京都のレースや競技会の申し込み書を送ってきてくれました。各スキースクールパンフレットなども出揃ってきて、いよいよ、シーズン開始って気分が高まってきます。レースの申し込みも一つ済ませたし、シーズン中の宿の予約もボチボチ。さあさあ、スキーシーズンです。

 土日が仕事だったので、行けなかったのですが、実はもう丸沼の人工雪のゲレンデがオープンしています。明日は仕事がオフの日、行かないテはありません。ってことで、今夜から、いざ丸沼、いざシーズンインっ!

 と、無理やり気分を高揚させてはみるものの、ホントんとこ、今日は夜まで仕事だし、体調イマイチで「めまい」っぽいし、なにより、今夜は『のだめ』の日なんですが・・・。今夜現地に行っておかないと、明日の早朝出発はキツいし、ま・さ・かっ、一日空いてる平日に滑らないというわけにも行きませんよね。~o~;;;

 これから仕事に出かけて、帰ってきたらすぐに出発です。いくら体調不十分でも、無理目のスケジュールでも、明日ゲレンデに立つって考えると、ちょっとワクワクします。さあ、準備しなければっ。 

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2006年11月 5日 (日)

純度200%の誘惑~YUKI 『WAVE』

 今日は、八王子で特別授業でした。折角の日曜だったのに・・・、とは言え、生徒さんの反応がマズマズだったので、まー良いか。~o~

 最近、YUKIが九月にリリースしたニューアルバム『WAVE』にハマっています。実は、JAM解散後の『COMMUNE』に失望して以来、YUKIのアルバムは聞いてなかったんですが、久々のこの『WAVE』はとっても良いデス。

 グループで成功したアーティストが解散独立した後の活動って、あまり信じていませんでした。最初に失望したのは、S&G解散後のポール=サイモンだったかな~。それとも第二期ディープパープル解散後のリッチー=ブラックモアだったかな~。まさか、ビートルズ解散後のポール=マッカートニーじゃないと思います。当時、小学生だったと思うので。~o~;;;

 日本だって、フリッパーズギター解散後の小沢君と小山田君はダメだったもんねえ。小沢健二は、解散後の方が有名にはなったけど、ミュージシャンとしては終わってる感じでした。結局、今まで相方のために押さえていた個人的な欲望がそのまま噴出すると、それは一般性がなかったりして、リスナーとしては受け入れ難いものになるってことなんでしょうか。

 だから、YUKIも『COMMUNE』の失敗は、謂わば予想通り。「ミュージックファイター」あたりからの路線で、ロックっぽさを押し出したんだと思うけど、YUKIの良さは消えてましたよね。正直、YUKIというミュージシャンもこのまま消えていくんじゃないかと思ってました。

 ところが、この『WAVE』は、JAM時代よりもYUKIそのもの。200%YUKIって感じです。JAM時代だって、YUKIはやりたいことを押さえていたようには見えなかったので、100%YUKIだったんでしょうが、今は、YUKIらしさを引き出してくれるスタッフにも恵まれたんでしょうねえ、ボーカリストYUKIを押し出した感じの作りで、JAM時代よりも二倍はYUKIです。

 「メランコリニスタ」や「ドラマチック」なんかもYUKIなんだけど、どっちかって言えば、JAM時代の延長線なのかなと思います。ロリポップっぽい歌唱法が残っていて。その点、「ふがいないや」の爆発力、表現力はJAM後期のYUKIの発展形という感じがして好きです。

 実は、個人的には、漫画『のだめカンタービレ』を読みながら『WAVE』を聞いていたので、妙にイメージが『のだめ』とダブります。エキセントリックながらも、のびのび音楽を楽しんでる感じが共通しているのかなぁ。

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2006年11月 4日 (土)

年の暮れ酉の市八王子

 今日は、横浜で早稲田対策の特別授業でした。ちょっと疲れました。八王子に帰って来ると、もう夕方。暮色の中、縁日の明かりが甲州街道を照らしています。今日は酉の市。

 ここ八王子は、昔、甲州街道沿いに栄えた宿場町でしたが、同時に周囲の養蚕農家からの生糸の集積地でもありました。今でも、甲州街道沿いには、某ニューミュージックの女王の実家、呉服のデパート荒井に代表される呉服店がちらほらと点在し、いかにも昭和といった風情の商店が並んでいます。そうした商店街の外れに大鳥神社が鎮座ましましています。

 八王子の祭というと夏の盛りに「八王子祭」ってのが非常に盛大に行われ、秋の初めには、どういうわけか「おわら風の盆」があったりするのですが、どちらも、いかにも取って付けた借り物という印象の祭で、八王子ジモティではないワタシでも、なんだかそぐわないものを感じてしまいます。しかし、酉の市は別です。酉の市は、いかにも古い商業の町という感じでワタシは好きです。実際のところ、八王子祭の夜とそんなに違わない露店が並んでいるのですが、八王子祭のようなわざとらしい馬鹿騒ぎがない分、よろしいかなと。

 ワタシも十数年、八王子にご厄介になっているので、当然、毎年の酉の市にはお鳥様に詣でて、熊手をいただいてきます。これで、毎年、お客さん(生徒さん)をかき集めているってワケ。~o~;;;;

 ワタシんちから大鳥神社までは、甲州街道の並びなのですが、今日は甲州街道、露店でいっぱいなので、自転車で一本裏道を行きました。この甲州街道の裏道あたりは、妙にオツな鰻屋や蕎麦屋、てんぷら屋など和食系の店が多く並んでいます。なんでも、川沿いにあった遊郭に甲州街道沿いの商店の旦那衆が通う際、小腹を拵えて行ったなごりだとか。

 裏道の薄暗い通りを自転車で進み大通りに達すると、急に露店の明かりの中へ出ることになります。大鳥神社は、熊手を扱う店で賑わっています。普段は閑散としている大鳥神社の境内も、今日ばかりは行列が出来ています。並ぶこと数十分、無事に熊手を取り替えることが出来ました。ちょっとホッとするひと時でした。

 ところで、行列の中から見ていたのですが、どういうわけか神社の清めの水場(手水所)で、参拝を済ませて帰る人達が手を洗ったりしています。この人達、何しにきたのでしょう。謎。~o~

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2006年11月 3日 (金)

予備校屋に向かなかった人達の思い出

 今日はオフの日です。ホントは、今日から丸沼で人工雪ゲレンデがオープンするので、行ってきたいのですが、昨日の帰宅が夜遅くなったってことと、今やっとかないとマズいデスクワーク&雑用があるので、仕方なく自宅で雑用こなしてます。

 スキーに行かないで仕事すると決めたのですから、ブログなんて書いてる場合じゃないんですが、やっぱ一応、今日の分は書いとかないと落ち着かないもんで。なんだか、最近ほとんど義務みたいになってきましたねえ、ブログ。~o~;;;

 んで、今日は予備校ネタ。長いことこの仕事をやっていると、時々、予備校屋に向いていない人に出会うことがあります。この予備校屋という仕事は、とても簡単になれるし、向いている人ならすぐに人気講師になれるのですが(06'2/19「簡単な予備校屋の作り方」参照)、向いてない人がウッカリなると、悲惨なことになります。本人にいくら学力があって熱意があっても簡単にクビになるんです。

 ワタシと同時期にウチに入った古文の講師は、確か十数人いたはずですが、今残っているのはワタシを含めて、えーと・・・、四人かな。

 もちろん、高校を定年退職なさってからウチに入ってきた先生もいらっしゃるので、そういう方は年齢的に引退しているわけですが、適性がなくてクビになっちゃった方も何人かはいます。

 例えば、ワタシがウチで働き出して三~四年目のこと。同期の先生が急に辞めることになりました。あまりお話ししたことはなかったのですが、口数の少ない大人しい人でした。学力はあったと思います。でも、この人、高校生に嫌われて高校生クラスの出席率が異常に悪くなり、ウチにしては珍しく年度の途中で先生交代、まあクビですね。

 どういう理由で失敗したのか、正確なところは判りません。ただ、ワタシは、辞める前から、この人予備校屋には向かない人だと思ってました。大人しい人だったってこともありますが、服装に全く構いつけない人で、リクルートスーツに安いネクタイ、襟元フケだらけってな人だったんですよね。コレじゃ女子高生に絶対嫌われます。

 予備校屋って、見てくれの部分かなり大きいです。『人は見かけが九割』っていう本がワタシの嫌いな新○新書から出てるそうですが、予備校屋に関しては、かなり当たってます。特に女子高生に関しては、「見かけが九割」は正しいと思いますよ。

 予備校屋に向いてないという点で言うと、この人と双璧をなすのが、英語のH先生。やはり十数年前のこと、背は高いけどお坊ちゃまクンという感じの人で、学力はあったらしいし、熱意もあったんですが・・・。

 最初に講師控え室で話をした時は、随分よくしゃべる明るい人だなあと思いました。なんでも、ウチの「卒業生」で、大学在学中もずっとウチの講師になりたいと思って勉強していたのだそうです。生徒さんの質問に対しても熱心に丁寧に答えているようだし、良い先生なのかなぁと思っていました。ところが・・・。

 生徒さんの質問に対して答えているのを何度か聞いているうちに、可笑しなことを言い出すんですよ。「君はおうし座のA型だから、こういう勉強法は・・・」とかって。

 「先生は、生徒さん一人一人の星座と血液型をご存知なんですか?」「いや~、大人数のクラスは把握できてないんですけど、さっきの子は少人数のクラスなんで、授業中に全員の星座と血液型聞いておいたんです」・・・・ヲイヲイ。少人数ったって三十人くらいいただろ、あのクラス・・・。~o~;;;;

 この人、どうも生徒さんに対して密着していないと不安になるらしいんです。なにしろ、生徒さんからの支持がなくなったら、我々はクビですからね。だから、生徒さん一人一人に密着したいのは判ります。そういうのって、まあ、よく言えば、「ふれあい」とか「親身になってる」って言えないこともありません。でも、授業そっちのけの「ふれあい」は度が過ぎると嫌がられるんだよなあ・・・と思っていたら、一学期の学生アンケートが我々に通知された頃のある日、講師控え室でこのH先生、周りの講師に対してしきりに大声で嘆くんです。

 「僕、アンケートひどかったんですよ。ホントひどいですよ。何故なんでしょう。こんなに一生懸命なのに。今日、授業中に生徒に聞きまくっちゃいましたよ、『僕、どこが悪いんだと思う?』って」・・・あらら、ダメだよ、こりゃ。~o~;;;

 受験生はただでさえ自分のことで不安一杯です。誰かに頼りたくて頼りたくて、我々の授業を受けてるワケです。それなのに、自分のアンケートがひどかったって授業中に生徒さんに向かって告白しちゃうってのは、自分が不良品でございますと迷ってるお客さんに対して大声で訴えちゃうみたいなもんです。おまけに、あろうことか、生徒に相談しちゃうとは・・・。~o~;;;;;

 この人、二年目にはまだウチの予備校で働いてました。ウチは、受験界でも長い目で見てくれる方なので。でも、三年目にはいなくなってました。多分、他の大手だったら、一年目の途中でクビだったんじゃないかな。

 予備校屋って、学力がなくても成れるし成功もできます。でも、生徒さんに対して自信満々で接することの出来ない人は、絶対クビになります。その自信が学力の裏づけを伴うものであっても、まったくのハッタリであっても、兎に角、自信たっぷりの講師でなければ、生徒は頼りません。

 そういう意味では、予備校屋の一番の適性って、結局、楽観的で図々しいことなのかもしれませんねえ。~o~;;;

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2006年11月 2日 (木)

「うちエコ」じゃねーだろ! 

 昨日の新聞に載っていたのですが、環境省が、地球温暖化防止のために「ウォームビズ」のご家庭版「うちエコ!」というのを発表したそうです。まあ、このこと自体は、家庭からの二酸化炭素排出量を抑えようという取り組みだから悪いことではないのですが、その前に、是非、取り組んでほしいことがあります。

 TV放送って、以前は、夜中はやってなかったですよね。ワタシの記憶では、神戸の大震災の後、緊急時の情報を流すという名目で、一晩中放送することになったんじゃなかったかと思うんです。でも、緊急時の情報っていうなら、NHKだけで良いはず。なんで、民放全部でやってるんでしょう。

 そりゃ民放としちゃ、夜中番組だって視聴率がある程度取れるし、番組売れるわけだから、儲かっちゃいますよね。おまけに夜中の視聴者はそんなにうるさくないから、実験的な番組流したり、制作費かけない番組でお茶を濁したりしとけば、確実にいくらか儲かるんでしょう。

 でも、番組やってるために起きてるって人だって結構多いんじゃないでしょうか。ワタシ、実は以前自分がそうだったので判ります。もう寝ちゃっても良いんだけど、TVやってるから、なんとなく起きてる、みたいな生活、暇な時にやっちゃうんですよね。そうして、夜中起きてると、いろんな電化製品使っちゃうんですよ。夜中のTV番組止めてくれりゃあ、どれだけの人が夜中に寝て、朝起きる生活をすることか。それだけでも、かなり、ご家庭での二酸化炭素排出を抑えられそうに思うんですが。

 もちろん、夜中の番組でも良いものはありますし、スポーツの海外からの中継などは夜中になります。特殊なものは認めざるをえません。でも、大半の夜中番組って、誰が見てるんだよ、コレっ!って叫びたくなるようなシロモノでしょ。特別なものを除いては、規制を掛けても良いんじゃないですかね。民放の夜中番組。

 それから、意味の無いイルミネーションやライトアップの類。石油危機の時だったかな、高層ビルや東京タワーなどのライトアップを全部止めたことがあったと思うんだけど、止めてみたらどうでしょ。レインボーブリッジとかのライトアップも。意味ないですよ。止めて困る人いないでしょ。もちろん、デートする恋人達のために宵の口は点けておけば良いと思うけど、夜中過ぎてそんなもん誰もいらないっしょ。

 ついでにご家庭のお庭のイルミネーション点けてる人。まーったく意味ないですよね。そういう趣味の人、知り合いにいるんだけど、意味ないと思うなー。何が楽しいんでしょう。理解できません。自粛を呼びかけてみては。

 そういう明らかな無駄を全部省いた上での「うちエコ」なら判りますが、今は完全に誰が考えても無駄、ってのが多すぎますよね。

 まー、そういうことを言い出すと、こんなブログ書いてるのは一番の無駄ってことになりそうですが・・・。~o~;;;;;;

 

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2006年11月 1日 (水)

生けるオヤジのためのパヴァーヌ

 以前、ココログのアクセス解析をしてみたという話を書いたことがあるのですが(06'8/4「『うーむ』の連鎖」参照)、その時は、このブログの一日平均の訪問者は16人でした。ところが、最近、どうも異常に訪問者さんが増えてきたみたいデス。11/1現在のデータで、過去四ヶ月間の一日平均だと22人、ここ一ヶ月の一日平均だと29人、この一週間では、なんと44人にもなるんだそうです。この現象はいったい何を意味しているのでしょー。うーむ、ソレは、日本にもヒマな人が増えてきたってことだっつ!(ホントかよ?! ~o~;;;)

 最近、割とポピュラーな話題が多かったからですかね。YUIとか陽水とか『のだめ』とか。しかし、何の脈絡があるんでしょう、YUI→陽水→のだめ、って。三人とも九州福岡の出身ですねえ・・・。~o~;;

 44分の1のアナタ、どう思われます?

 んで、今日は、まったくポピュラリティのないウチの親父の話。昨日、ホントに久々に田舎の両親の家に帰ってきました。と言っても、車で二時間ほどの場所なので、ちょっと行って夕飯食って帰ってきたってだけなんですが。

 ウチの親父は、つい先日、84才になりました。若い時は、ムチャクチャに過激な人で、ワタシなどもよく殴られました。今考えりゃドメスティクバイオレスンってヤツですね、ありゃ。

 ワタシの兄は、顔の洗い方が悪いと言って金属の洗面器で洗面器の底がボコッと凹むくらい殴られたことがありますし、ワタシも、頼まれた郵便を出し忘れて、「出してきたのか?」って聞かれたから、つい怖くて「ウン」って言っちゃったら、「なんで嘘をつく~!!」って下駄で殴られたことがあります。「なんで」っつわれたって、そりゃアンタが怖いからだヨ。~o~;;;;

 ただ、今考えればそれなりに筋の通った怒り方でした。嘘をつくことと虚勢を張ることには体罰をもって臨むという方針だったようです。所謂、昔かたぎのカミナリ親父。

 それが、息子達が成人した頃から随分丸くなりました。好々爺としちきちゃって。最近は、それがさらに枯れてきて、妙に味のあることを言ったりします。昨日も、必修漏れの責任をとって自殺した高校の校長のニュースを聞きながら、「馬鹿なことぉしやがる、子供が真似するじゃねぇか」って。もう、あんまり上手く口が回らないんだけど、内容はなかなかしっかりしてますネ。

 「オレは83まで生きる予定だったが、この間、とうとう84になっちまった。だからって首を吊るわけにもいかねぇからな。もう、思い残すこたぁ、何にもねえんだが」

 ごもっともでございます。~o~

 どうも、いろいろ聞いてみると、次の「予定」は90才くらいらしいです。さて、このオヤジ、あと六年経ったら、どんな枯れた味になるのやら。年を追うごとに熟成する古酒のようなオヤジです。是非、もう少し熟成を進めてほしいもんであります。~o~

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