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2006年11月 4日 (土)

年の暮れ酉の市八王子

 今日は、横浜で早稲田対策の特別授業でした。ちょっと疲れました。八王子に帰って来ると、もう夕方。暮色の中、縁日の明かりが甲州街道を照らしています。今日は酉の市。

 ここ八王子は、昔、甲州街道沿いに栄えた宿場町でしたが、同時に周囲の養蚕農家からの生糸の集積地でもありました。今でも、甲州街道沿いには、某ニューミュージックの女王の実家、呉服のデパート荒井に代表される呉服店がちらほらと点在し、いかにも昭和といった風情の商店が並んでいます。そうした商店街の外れに大鳥神社が鎮座ましましています。

 八王子の祭というと夏の盛りに「八王子祭」ってのが非常に盛大に行われ、秋の初めには、どういうわけか「おわら風の盆」があったりするのですが、どちらも、いかにも取って付けた借り物という印象の祭で、八王子ジモティではないワタシでも、なんだかそぐわないものを感じてしまいます。しかし、酉の市は別です。酉の市は、いかにも古い商業の町という感じでワタシは好きです。実際のところ、八王子祭の夜とそんなに違わない露店が並んでいるのですが、八王子祭のようなわざとらしい馬鹿騒ぎがない分、よろしいかなと。

 ワタシも十数年、八王子にご厄介になっているので、当然、毎年の酉の市にはお鳥様に詣でて、熊手をいただいてきます。これで、毎年、お客さん(生徒さん)をかき集めているってワケ。~o~;;;;

 ワタシんちから大鳥神社までは、甲州街道の並びなのですが、今日は甲州街道、露店でいっぱいなので、自転車で一本裏道を行きました。この甲州街道の裏道あたりは、妙にオツな鰻屋や蕎麦屋、てんぷら屋など和食系の店が多く並んでいます。なんでも、川沿いにあった遊郭に甲州街道沿いの商店の旦那衆が通う際、小腹を拵えて行ったなごりだとか。

 裏道の薄暗い通りを自転車で進み大通りに達すると、急に露店の明かりの中へ出ることになります。大鳥神社は、熊手を扱う店で賑わっています。普段は閑散としている大鳥神社の境内も、今日ばかりは行列が出来ています。並ぶこと数十分、無事に熊手を取り替えることが出来ました。ちょっとホッとするひと時でした。

 ところで、行列の中から見ていたのですが、どういうわけか神社の清めの水場(手水所)で、参拝を済ませて帰る人達が手を洗ったりしています。この人達、何しにきたのでしょう。謎。~o~

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