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2006年12月12日 (火)

当てにならない天気予報と、当てになりそうなのだめ予報

 今日は、天気予報だと一日曇りのはずだったのですが、午前中は晴れ。ゲレンデはキレイにピステンが掛かり、ベストコンディション。こんな日でも、一番上のリフトまで行くと、風が強くて寒かったりするのですが、今日は心地よい程度の風。ドデカい羊蹄山がくっきりと見えました。最高です。気持ち良過ぎて、アンヌプリ一番上のリフト降り場から、一番下のゴンドラ乗り場まで、「一気」してタイム計測しちゃいました。3分36秒。

 ついで東山へ移動。東山もガラガラに空いていて、ピステンはキレイに掛かってるし、下までかっ飛ばし。スラロームコースにちょっと石の出てる箇所があり、板に余計なストラクチャーが入ってしまいました。

 そのまま、ひらふ、花園とかっ飛ばし回りました。さすがに午後は、山頂部にガスが掛かって寒く、ベストとは言いにくくなりましたが、一本リフトを降りたあたりからは、やはりベストコンディション。

 こんなベストコンディションなのに、ガラガラに空いてるのはもったいない話です。つくづく、日本人は金と暇の使い方が下手だと思わずにいられません。年末年始や二月連休頃に苗場あたりに行って渋滞に巻き込まれるくらいなら、ちょっと無理してでも、12月のこの時期にニセコに来れば、こんなに良いコンディションで、こんなに空いてるのに。おまけにオープニング期間なので、航空運賃もリフト代も割安なんですよ。格安ツアーでも使えば、苗場あたりと値段あんまり変わらないんじゃないかな。

 まーもっとも、年によっては、この時期はまだ、悲惨に雪が少ないことも有り得ますけどね。~o~;;;

 それはさておき、昨日、

>ドラマはメールしてる余裕ないから、まさか・・・、千秋に客席から声を掛けさせるとか。

 と書いたのですが、思いついたことがあります。もし、声を掛けさせるなら、コレしかありません。まあ、まさかワタシの予想通りになるとは思えませんが、と言って、コレ以外の展開では、のだめは二次予選を通過できないので、こうなる確率はけっこう高いのかも。

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 ショパンのエチュードが瀬川悠人の出現で、適当な演奏になってしまったのだめ。ハリセンは、「もう、終いや」と青ざめるし、審査員のオクレール先生は、「わけわかんない子だねえ」と呆れるし、演奏を終えて、のだめ自身も悲しそうにうつむいてしまったその時、客席の千秋が、意を決したように決然と立ち上がって叫ぶ。

 「のだめ!!」

 顔を上げたのだめのうつろな目が、千秋をさがす。

 「のだめ!来年、オレと一緒にヨーロッパへ行こう!」

 騒然とする客席。しばらく、何が起こっているのか理解できないのだめだが、たちまち顔に生気がもどり、目が輝き出す。小さくうなづいてピアノに向かうのだめ。二次予選二曲目、ドビュッシーの『喜びの島』を弾き始める。それは、「恋に我を忘れたドビュッシー」、音がキラキラして色鮮やかなドビュッシーの演奏である。女性審査員がつぶやく、「ステキ・・・」。

 演奏後、一礼するのだめの目から涙があふれる。呆然としたオクレール先生が立ち上がって、つぶやく。「ブラボォ」。客席は総立ち。万雷の拍手の中、のだめは二次予選通過を決める。

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 っていうんですが、どうデショ。原作からは全く離れてしまうのですが、あんな状態でショパンのエチュードを失敗してしまい、なおかつ二曲目が原作では千秋のメールのおかげで大成功する『喜びの島』である以上、コレ以外の展開がどうも考え難いのです。千秋のトラウマをのだめが救い、今度はのだめのトラウマを千秋が救う。判りやすさを志向するドラマ脚本の方向性から言って、コレは当てになりそうな予報だと思うのですが・・・。

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