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2006年12月27日 (水)

走り出す時間~ドラマ『のだめ』の研究その十一の一

 「のだめ」、ついに終わってしまいました。テレビドラマをこれだけキチンと毎週見たのは、何十年ぶりか・・・。~o~;;

 ところが、仕事に忙殺されて第十一話をゆっくり見ている暇がなかなかありません。一応二回ほど見てみたのですが、最終回ですので、もう一度、明日見直して、ゆっくり「研究」を完成させたいと思います。今日は、「研究その十一」の第一回。

 まず、気になったのは、「時間」。ドラマ放送日に合わせてラストをクリスマス公演という設定にしてしまったので、随分無理がある気がします。R☆Sクリスマス公演が正式決定した日付なんですが、千秋が北海道から帰った後の12/6のはず。こんなに差し迫った決定で、チケット売れるんでしょうか。また、月刊誌である「クラシックライフ」に広告を載せるのもこれだけ差し迫っては難しいでしょう。

 加えて、R☆Sの新メンバーオーディションは、Lesson9に出てくる千秋の手帳によれば12/18のはず。新メンバーが入って一週間で公演やっちゃうんですか。なんだかな~。

 さらに大変なのは、のだめの方です。千秋の手帳によればマラドーナの二次予選は12/9。本選はポスターに12/16と記されています。その後、大川に帰って、ハリセンからの「プリごろ太News」を受け取るのが、携帯の日付から12/21と判ります。その日に千秋と再会し、翌日ショパンを弾かされるわけです。すると、あのショパンは本選からわずか六日後のはず。どーやったらあんなゲームダコが出来て、あれだけ指が回らなくなるんでしょう。~o~

 実は、原作では、あの日は本選から三ヶ月後なんですよね。それだけ弾かなきゃ指も回らなくなるし、「お嬢さんの危機」という千秋の言い分も判ります。しかし、ドラマだと本選から一週間も経たないのに、もう「危機」かよ・・・。~o~;;;

 そもそも、のだめ二年の夏から四年の卒業までの出来事を、ドラマでは三ヶ月ほどにまとめてしまうのですから、時間進行には最初から無理があるのですが、今まではそれをあまり感じさせませんでした。しかし、ここへ来て、ちょっとラストスパートを掛けすぎたのではないでしょうか。クリスマス公演という設定が動かし難いとしたら、原作通りR☆S公演の後、大川ハグという順番にしていれば、のだめも半月くらいタコを育てる余裕があったのにネ。~o~

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