スーパースター二題
昨日は、チョット通信環境の悪い所に泊まっていたもので、ブログ一日抜けちゃいましたが、今日は、富良野に来ています。昨日、札幌から移動してきました。富良野で木村公宣さんのレーシングキャンプに入るためです。
公宣さんと言えば、言わずと知れた世界的スラローマー。98年のWカップヴェイソナ大会で三位に入ったのをはじめとして、Wカップには何度も入賞、オリンピックには四度出場。こんな派手な栄光よりももっとインパクトがあったのは、長野オリンピック後の大怪我からカンバック、2000年のWカップセストリエール大会で四位入賞したことでしょう。あの時は、日本でスキーやってる人間はみんな感動の嵐だったはず。
こんな世界のスーパースターのレーシングキャンプに、実はここ三年連続で参加しています。世界のスーパースターのキャンプなのに、そんなに混んでるワケじゃないんですよ。富良野まで来る人少ないんでしょうか。もったいない。~o~;;
栃木県のジュニアレーサー達と、何故か東大のスキー部。個人参加のオジサンが二人(もちろん、そのうち一人はワタシです)。ほぼそれだけです。
公宣さん、スキーが超上手いのはもちろんなんですが、兎に角カッコ良い。同じ木村の拓哉も顔負けの二枚目、長身。立ってるだけでもカッコ良いのに、滑らせたら・・・。今現在、日本人スキーヤーで、木村さんより速いスラローマーは数人いるでしょうが、滑りの美しさで言ったら、まだまだ木村さんが日本人で一番でしょう。現役の時からWカップ選手の中でも指折りの美しい滑りでした。
しかも、これだけのスーパースターなのに、少しも偉ぶらないところがスゴい。栃木のジュニアの子供達に、自分からジャレかかったり遊び相手になったり、親しみ易い方なんです。それでいて我々オジサンにはキチンと礼を尽くしてくれるし、全く嫌味のない爽やかなスポーツマン。いくら褒めても褒めたりない方です。ワタシの最も敬愛するスキーヤーです。
そんなスーパースターとリフトでご一緒してしまいました。「毎年、このキャンプには、いつもの仲間が集まってくれて、うれしい限りです」「そうですね」「私にとっては、○○さん(ワタシの本名)もそうなんですよ」
グワ゛ワ゛ワ゛ーーーン!!!ヤバいっす、公宣さん。こんなことを、言われちゃったら、もー、この人に一生ついてくっきゃないっしょー!!!!~o~~O~
さて、スーパースターと言えば、今朝ほどベースボールのスーパースターが誕生したようですね。松坂君、笑顔の会見でした。61億円という数字は驚きませんが、驚いたのは、会見での
「僕は夢という言葉は好きではありません。夢は見るもので叶わないものです。これを目標にして実現すると信じてやってきました」
という言葉。06'3/31「『夢』は信じていても叶わない」で書いた通り。松坂君、まさかこのブログ読んでないですよね。~o~;;;
恐らく、日本人の六割方は、松坂君の言葉に違和感を感じたでしょうが、ワタシを含めて残りの四割は快哉を叫んだのではないでしょうか。よくぞ、本来の古典的な言葉のニュアンスを知っていたものです。もしかして、この青年、意外に知的レベル高いのでしょうか。
ただし、心配なのは、上記の言葉がそのまま英語に訳された場合、"Dream"と「夢」のニュアンスの違いを理解できるアメリカ人がどのくらいいるかということ。彼の言葉が誤解されないことを祈るばかりです。
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