来年また会いましょう
ニセコ最終日でした。今日はちょっと暖かく、朝からみぞれのような雪が降りました。強風のためアンヌプリの一番上のリフトは運行見合わせ、仕方なく一日アンヌプリで滑りました。
早上がりして、四時発のバスで札幌へ移動、オーベルジュのオーナーがバスが出る日航ホテル前まで車で送ってくれました。「来年また宜しくお願いします」「こちらこそ、また宜しくお願いします」そんな挨拶を交わして、ニセコを離れてきました。まあ、毎年のことなのでねえ。~o~
札幌に着いてみると、札幌も異常な暖かさ。この時期、札幌の夜の歩道が凍ってないのって、もしかして初めてかも。ホテルから、行きつけの居酒屋「くさち」へ。こちらの居酒屋は、毎年、一年に一度だけ、この時期に訪れているお店です。最初に訪れたのは、もう四、五年前のこと。たまたまその日お店が空いていたため、ご主人の草地さんとちょっと親しく話しをして、それ以来の仲です。
お店へ入ると、ご主人も、懐かしいというより自信なさそうに、「毎度どうも。お久しぶりです」という応対。なんせ一年に一度だけの客ですからね。顔を覚えているのが不思議なんだけど、どういうわけだかお互いにうっすら覚えてるんですよ。別に、特別なことをしてるわけじゃないんだけど。
札幌では、観光客向けに高いことを吹っかける店の多い中、こちらのお店はジモティ向けのリーズナブルなお値段で北海道の海の幸を提供してくれます。お酒もソコソコのを揃えてくれてるし。
「それじゃ、また、来年宜しく」「ははは、来年、またいらっしゃい」
どうも、居酒屋らしくないやり取りで、お店を後にしてきました。「来年また宜しく」を何度も繰り返して、年を重ねてきました。一年に一度、「来年また宜しく」を言うためにここに戻ってきます。さてはて、こんなことを何時まで繰り返すのやら。ことの善悪は知らず、来年も戻ってくるんだろうなあ、ここへ。「来年また宜しく」。
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