« 生殺しの一週間を生きる | トップページ | フットボールとベッカムの不確実性 »

2007年1月11日 (木)

聖者は今年行進するのか

 今日は、池袋で三時間の授業でした。一日三時間だけだと楽です。

 楽なので、TVを見る時間などもあり、今日は夕食を取りながら、本当に久々にNHK-BSのアメリカンフットボールを見てしまいました。NYジャイアンツvsフィラデルフィア・イーグルスのプレーオフ。両方とも伝統ある名門チーム。懐かしい名前です。

 ワタシ、実はアメリカンフットボールマニアでした。アメリカンフットボールマニアになったのは、この仕事始めるちょっと前くらい、確か1988年くらいからです。この頃はNHKの衛星放送で盛んに録画放送してたもんです。当時、解説後藤完夫、実況大塚範一(「めざましテレビ」っ!)は中継のゴールデンペアでした。~o~

 その時代は、マイク=ディトカ率いるシカゴ・ベアーズやQBジョー=モンタナのSF49ersの全盛期。そのスーパースターを揃えた華やかな49ersに対抗する新興勢力ニューオリンズ・セインツがワタシの贔屓チームでした。

 ニューオリンズは、当時、チーム創設以来の弱小チームだったのを、知将ジム=モーラが強豪に育て上げている最中で、87年に初めてプレーオフに進出、聖者のチームの天国のシーズンと言われたものでした。49ersのような超スーパースターはいないけど、監督ジム=モーラの知性、地元出身QBボビー=エイベアの気の利いたプレーと小柄なLBサム=ミルズを中心とする堅い守備、いかにも田舎者のオーナー、トム=ベンソンの盛り上げ(勝利ゲームの後は、オーナー自らが傘を持って踊ってました、ベンソンズ・ブギって)。愛すべきチームでした。

 そのニューオリンズ・セインツを88年以来、5、6年ほどは、けっこう熱心に応援してました。その後、個人的にも忙しくなったり、NHK-BSの中継が減ったりして、アメリカンフットボール自体を見る機会が少なくなりました。その間、歩調を合わせるようにニューオリンズも凋落していました。

 アメリカンフットボールというのは、マニアになればなるほど面白いスポーツですが、逆に言うと、マニアでなければ、そんなに面白くありません。特に日本にいると情報が入ってきにくいので、選手の入れ替わりを追いかけるだけでも大変だし、中途半端なファンでいるのは難しく、マニアでいるか見るのを止めるかどっちかというスポーツです。んで、この数年は全く見るのを止めていたのでした。

 ところがところが、今年、我がニューオリンズが、何故か躍進してるらしいんです。今年は何年かぶりに地区優勝してプレーオフ進出しているようなんですヨ。どうやら、一昨年のハリケーンの被害が街とチームを一つにしたらしいんです。ちょうど大震災の後のオリックスの「がんばろうや神戸」キャンペーンの時の盛り上がりみたいに。

 んで、今日、本当に久々に、試合を見てしまったというわけなんです。選手が入れ替わってしまい、かつてワタシがマニアだった頃の選手はほとんどいないので、そんなに楽しめませんが、まあ、それなりに、ということろ。ついつい昔の選手を思い出し、NYの名LB"LT"ローレンス=テーラーがフィラデルフィアの名QB"バード"カニンガムを追いかける幻を見るうちに、ゲームは終わり、フィラデルフィアの劇的勝利。次は、このフィラデルフィアとウチのセインツがやるようです。

 さて、今年、セインツは久々に「行進」してくれるのやら、ちょっと気分が盛り上がってきました。せめて新しい選手の名前が判るように、雑誌でも買ってきて観戦しようかしらん。~o~

|

« 生殺しの一週間を生きる | トップページ | フットボールとベッカムの不確実性 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 聖者は今年行進するのか:

« 生殺しの一週間を生きる | トップページ | フットボールとベッカムの不確実性 »