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2007年2月28日 (水)

「スキー宿」独立記念~我が愛しのスキー宿その二

 昨日から八海山に来ています。今日の八海山は雪。昼間一日中降ったので、新たな積雪が15cmほどになりました。

 昨日の続き。6は、「狭くない」という微妙な言い方をしましたが、広くなくても良いんです。ただ、湯船で手足を伸ばせた方が気持ち良いので、家庭用の風呂より広い方が良いかなと。温泉好きの人だと温泉じゃなければと言うところでしょうが、ワタシは別に温泉じゃなくてかまいません。むしろ、清潔な方が嬉しいかな。

 7は、一人でスキーに行くワタシにはけっこう大事な要素です。別に話好きじゃなくても良いのですが、オーナーが無愛想な感じだったり、暗い感じだったりするのはちとツライ。客商売なので、めったにいないはずなのですが、時々、いるんですよね、話しをしたくない感じのオーナーって。話し掛けると説教されちゃったり・・・。~o~;;;

 8は、昨日書いたけど、5などと関わりがあります。やはり、自分が滑らない人って、スキーヤーの要求が理解できないんですよね。逆に家族やオーナー本人がスキーヤーだと細かい気遣いをしてくれたりして、とても嬉しいことがあります。例えば、東京都技術選の時に利用する車山のペンション「Gんのさじ」さんなんかは、息子さんとお孫さんがレースをやるので、大会中は、通常の乾燥室以外にチューンナップのための部屋を特別に用意してくれたりします。大会中は板のチューンナップをしたい客がたくさんいるのですが、おかげで広いスペースでゆっくりチューンナップ出来ます。

 9は、個人的にけっこう宿選びのポイントにしています。自宅がウォシュレットなので、あの快適性に慣れちゃってるんですよね。それに、これはワタシだけでなく、ある程度年齢の高いお客さんには大事なポイントなんじゃないでしょうか。昨日も書いたけど、これからはシニア客を大事にしない宿は滅びます。シニアにはウォシュレットが嬉しいはず。

 10は、やはり飲兵衛のワタシには大事なポイント。別に特別な高いお酒じゃなくて良いのですが、ちょっと飲みたくなるような気の利いたワインや日本酒が置いてあると嬉しいです。オーナー本人が飲む人だと、そこのところを判ってもらいやすいようです。

 思いつくままに十か条挙げてみましたが、いずれもたいして厳しい条件ではありません。ただこの全てを満たす宿ということになると、意外に少ないもんです。ワタシの利用する宿の中でも、全て満たすのは、今滞在している八海山のペンションYくらいじゃないかな。つか、この十か条の方がペンションYの快適性から帰納的に導き出されたものかもしれません。なんせ、ワタシのスキー人生はここが出発点なので。~o~;;

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2007年2月27日 (火)

「スキー宿」独立記念~我が愛しのスキー宿その一

 昨日、一日自宅にいて暇があったので、「宿泊施設・スキー宿」を独立させてみました。スキー宿関係の記述が増えてきたのと同時に、スキー宿について書きたいことが出てきたもんで。

 ワタシ、スキー宿については、一家言あります。なんせ、一年のうち百日近くはスキー宿に泊まっているはずなので。その百日のうち、ほとんどは八海山のペンションYや尾瀬丸沼の「Kのみテラス」さんなどいつもの宿なのですが、時々初めての宿に泊まらざるをえなくなると、いろいろ考えちゃうんですよね。

 ワタシにとって良いスキー宿っていくつか条件があります。思いつくままにあげてみると、

1.一人客を断らない。

2.不規則な到着を嫌がらない。

3.ゲレンデに近いかまたはゲレンデまでの送迎がある。

4.食事に気を使ってくれる。

5.乾燥室がしっかりしていて、かつ板のチューンナップが出来る。

6.風呂が清潔で狭くない。

7.オーナーや従業員が無愛想でない。

8.オーナーまたはその家族や従業員に、スキーヤーまたはスキーに理解のある人がいる。

9.清潔な洋式トイレ、できれば便座ウォーマーとウォシュレット付きがある。

10.食事時に美味しいお酒がある。

 1と2は予約の時のことなんですが、我々スキーマニアは一人で出かけることも多いし、仕事が終わってからの出発なんてことも多いんですよね。んで、以前は、この二つの条件で宿泊を断られることも多かったんです。最近はさすがに少ないけど、でも、まだ「一人」と言った瞬間に態度が変わること、ままあります。コレはとても嫌な気分になります。確かに一人客は効率悪いんだろうけど、もし採算が取れないなら最低限の割り増し料金を足せば良いわけだし、面倒くさがって断っちゃうってのは、どうもいただけません。

 何より、こんなことを理由に宿泊を断るような宿は思い上がっちゃってる所なので、その他の点でもロクなことはないはずです。こういう宿は、たいてい人気スキー場のゲレンデ近くにあります。例えば某八方尾根のゲレンデ直下のあたりには、まだ残ってますよね。ワタシの絶対泊まりたくない宿です。

 3は、上記と矛盾するようですが、逆にゲレンデ近くで1・2を満たす宿は謙虚な良い宿ということになります。また、近くなくても送迎してくれれば全く問題ナシです。

 4は、けっこう微妙な話なんですが、食事は誰にとっても美味しい方が良いに決まってます。でも、費用ってものもあるし、料金以上に美味しくするのは難しいです。だから、料金なりに美味しいってこと。払った料金なりのものが出てくれば、客は納得します。そして、料金以上って感じがすると、かなり幸せになります。丸沼の「Kのみテラス」さんやニセコの「オーベルジュ・Fらいぱぁん」なんかは、食事時にとってもシアワセ。~o~

 スキー宿の食事は、何より気を使ってもてなしてくれているという感じが大事なんだと思います。栄養のバランスに気を使うとか暖かい物を暖かい状態で出すとか。やっぱり、どんなに他の点で優れていても、朝メシに冷えきった鯵の干物が出てきちゃうとゲンナリですもんね。納豆にしたって、パックのまま出されたりするとガッカリです。器に移して刻みネギを乗せてくれるだけで、こちらの気分は全く違ってくるんですが・・・。

 5は、スキーヤーとしては当然の要求なのですが、満たしてくれない宿も多いです。乾燥しない乾燥室や狭くてチューンナップスペースがない所、多いです。また、乾燥室に椅子が置いてないのも困りもの。ブーツ履きにくいですから。これからは特にシニアスキーヤーの比率が大きくなるはずなんだけど、シニアにとって、ブーツを履くというのはかなり重労働なんです。だから、乾燥室に椅子のないような所は、早晩見捨てられると思います。

 5の条件って、実は8の条件と密接に関係があります。5を満たさない宿は、たいてい8も満たさないんです。

 長くなっちゃったので、続きはまた明日。

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2007年2月26日 (月)

Pride of NOZAWA

 今日は、久しぶりにほぼ一日自宅にいられます。まった~~りモード。もっとも、例の問題集の執筆の仕事はあるんですけどねー。~o~;;;

 なんとなく野沢の余韻を楽しんでいます。野沢温泉スーパーG大会は、ワタシのレーサーとしてのメインイベントなので。

 野沢温泉という所は、かつて何人も名レーサーを輩出してきた歴史があり、現在もアルペンレースに非常に力を注いでくれているスキー場です。例えば、野沢の名物コース、カンダハーコースはレース専用コースで、一般人は滑れません。リフト一本分の適度な中急斜面で滑って気持ちの良いコースなんですが、一般人に滑らせて儲けるより、レース活動の支援やジュニアレーサーの育成に尽くしたいという心意気なんでしょう。

 そんな野沢温泉ですから、スーパーG大会にも本当に村を挙げて協力してくれます。スーパーG大会に初参加した年、前の晩、居酒屋で夕食を取ったのですが、次の日のスタートハウスにその居酒屋のオヤジが座っていたのには驚かされました。スタート係だったんです。~o~

 だから、コース整備なんかも本当に人手を掛けてキチンとやってくれます。選手が一人滑る毎に、ゲレンデ整備の人達が荒れそうな箇所を横滑りしてくれるので、大人数が滑る割りに、野沢のコースは荒れません。

 今回は、直前まで中止を検討するほどの雪不足の中、見事なコースを作ってくれました。周囲のゲレンデに雪がないのに、レースバーンとレーサーが降りるコースだけは、きっちりとキレイな雪を張り付けてくれたんです。まさにレースの野沢のプライドがなせる業でしょう。

 今回の宿泊先、Sアントンの従業員さんが、いみじくも「ここはスキーヤーの故郷ですから」と言ってましたが、村全体にそういう誇りがあるんでしょうね。

 最初は、宿泊施設が坂道にゴチャゴチャと建っているため宿からゲレンデまでが不便で、正直なところあまり好感持てなかったんですが、今では、一年に一度、ここの雰囲気に触れるのが楽しくなってきました。特に、今回、Sアントンという居心地の良い宿を見つけちゃったんで、機会があったら、スーパーG以外にも行ってみようかなあ・・・。ま、今年はもう無理ですけどね、雪がないもの。~o~;;;;

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2007年2月25日 (日)

クレイジーのち空蝉

 野沢温泉スーパーG大会三日目終了しました。三日目の今日は快晴。気温は低いままだったのでバーンも締まっていて、最高のスキー日和となりました。

 そんな最高に滑りやすい環境の中、今日は最強(最狂?)のコースセッター河野博明野沢温泉スキークラプ名誉会長のセットでした。この河野さんのセットには毎年ビビらされています。兎に角、スピードを出させられるんです。技術よりも勇気、戦略よりも根性、理論よりも度胸が試されるんですよね。

 んで、今日のセットもそれはそれは・・・だったので、インスペクションの段階で選手はみんな青ざめて頭を抱え、渡辺一樹選手すら、「こんなセットありえねー」とつぶやいたとか。~o~;;

 そんなクレイジーなセットだったのですが、意外にも上手く滑れちゃいました。ワタシゃクレイジーなセットって好きかもしれません。38番スタートで40位。一樹+10秒にも余裕で勝たしてもらいました。獲得ポイント102.85は、過去四年間で最高です。

 そんな好成績だったのですが、レース結果は、夜になってつい先ほど知りました。実は、閉会式に参加できなかったので。自分の滑走直後にゲレンデから撤収、スタートバーを切って一時間半後には野沢を後にし、三時間半後には新幹線に乗ってました。今日は、昨年ブログにも書いた(06'2/25「レーサー講師はツライよ」)某東北大の解答速報があったもんで・・・。~o~;;

 某東北大、去年より簡単でした。比較的楽に仕事も終えられました。もっとも、パートナーのT先生がほとんど仕事をしてくださったためなんですけどね。学校の職員さんに「楽な仕事してますねえ」と呆れられちゃったくらい・・・。T先生にただただ感謝。~o~;;;

 というわけで、嵐のようなクレイジーな一日が過ぎ、今は、久々の自宅で魂の抜け殻となっています。今日はもう、寝るしかないっしょ。~o~

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2007年2月24日 (土)

「コンジョー!」の勝利?!

 野沢スーパーG大会二日目。今日の野沢は一日雪が降ったり止んだり。スキー場的には恵みの雪ですが、レーサーにとっては困り物です。特に高速系レースの場合、雪だまりは恐怖の対象でしかありません。そのため、慎重にゲレンデ整備をしてくれたのですが、やはり影響は逃れませんでした。

 気温が低くなったため、新たに積もった雪の下は硬く締まっており、上に積もった雪が除かれてしまえば滑りやすいのですが、雪が載っている所はスピードが極端に抑えられます。そのため、全体にはスピードが出にくく、かつセットとしては素直な高速セットだったので、スピードが出にくいバーンを根性でかっ飛ばすレースになりました。実は、コレって、ワタシが八海山で普段やってるコトそのもの。つまり、今日はワタシの日だったというワケです。昨日の順位が今日のスタート順になるので54番スタートの38位。16人まくりました。~o~

 今日は、滑っていて自然に気合が入りました。「カスミ」のコーナーあたりから、ターンのたびに絶叫してました。今日の旗門員さん、「カスミ」と並ぶ名物「大半径ターン」を「コンジョーー!」と絶叫しながらクローチングターンしていたのは、ワタシです。~o~;;

 いや、けっこう怖かったんですよ、「大半径ターン」。あれほど素直に高速を出させる「大半径」は初めてだったので。真っ直ぐクローチングする通称「廊下」から、四旗門使って一つのターンをさせるんです。「廊下」からそのままクローチングで「大半径」を回りきるのは、根性要りますよ。あんな大きなターン、普段は絶対出来ませんから。

 というわけで、今日は「コンジョー」の勝利です。何に対する勝利かというと、優勝の一樹さんのタイム+10秒に対する勝利。勝手にハンデ10秒と決めて、一樹さんと勝負してたんです。昨日は負けましたが、今日は勝ちました。打倒一樹バンザーイ!~o~

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2007年2月23日 (金)

魂は戦い、頭脳は敗れ、しかして体は

 野沢スーパーG大会、初日終了しました。46番スタートの54位。うーむな滑りでした。コンディションは悪くなかったんですがねえ。~o~;;

 初日のセットは、名物カスミのコーナーの一つ手前の旗門を落ち込みの際に立ててあり、いかにも危なそう。インスペクションの時の説明でも、ここは数旗門前からライン取りを高くして備えるようにと言われ、自分でもここだけは気をつけなければと思って頭の中で何度もシュミレーションしてみた旗門だったのに、ものの見事にやっちゃいました。~o~;;;

 数旗門前からラインを高く取って、気をつけていたつもりだったのですが、自分の想定以上にスピードが出ていたのか、あるいは、ラインを高く取ったつもりが、実は自分のイメージしたのよりダイレクトにアタックするライン取りになっていたのか、あるいは、その両方なのか。

 アッ、と思った時には問題の青の第11旗門が迫ってきていて、ヤバいと思って素早く切り替えたつもりが間に合わず、旗門の下の落ち込みで板を横にして、ほとんど一回ストップ。あまりの失敗に、チラっとDFが頭をよぎったのですが、取り敢えず諦めずに行ってみようと気を取り直し、そこから先は気持ち良く滑れました。

 大失敗を一度した割には、そこそこの順位です。失敗の後、諦めなかったのが良かったんでしょう。そういう意味では、「魂」は戦ってたのかな。でも、「頭」が、十分働いてなかった上に、技術が・・・。

 このスーパー大回転という種目、昨日書いたように、恐怖心との戦いがポイントなのですが、もう一つポイントなのがライン取り。多分GSよりもはるかにライン取りが大事なんです。我々が出場する程度のレースでは、GSのライン取りなんて極論しちゃえば全部旗門の近くを通っとけば良いんです。ところが、スーパーGの場合、決して近くに寄ってはいけない旗門なんてのがあったり、必要以上に高いライン取りをしなきゃいけない旗門があったりするので、その判断が重要なんです。

 つまり「魂」も大事だけど、「頭」が大事だということ。今回は、「頭」で負けたかな~という感じです。明日は、もうちょっとしっかり「頭」を働かせなければ。

 初日の優勝は、渡辺一樹デモでした。一樹デモ、四年前にワタシと同時に出場し始め、この四年間、大半のレースで優勝しています。さすが元ナショ。実は、ワタシの今泊まっているホテルSアントンに同宿していますが、それについては、また明日にでも。今日は、もう眠いっす。疲れました。寝ます。~o~;;;

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2007年2月22日 (木)

魂なき問題と魂の戦いと

 昨日、今日と仕事で東京に帰っていました。昨年もやった(06'2/28「解答速報のちょっとした不測の事態」参照)某W稲田大S経学部の解答速報の仕事でした。今年は、全く不測の事態が起こらず、取り合えずホッ。~o~

 しかし、このW稲田大S経学部というところ、受験生に解答不能の難問奇問を出題するかと思えば、今年など簡単過ぎ。あれでは受験者のほとんどが満点を取ってしまいます。なんせ一応、私文系最難関ってことになってるんですから。

 おまけに、設問の付し方がちょっとねえ。某岩波書店の新古典文学大系という注釈書の注が付いてる部分を、注釈書の訳の通りの選択肢で出題してやがんの。これでは見る人間が見れば新大系を見てやっつけ仕事したとバレバレ。出題者、プライドないんですかねえ。~o~;;;

 さて、そんなプライドの感じられないナサケナイ問題の解答と問題分析を軽く済ませて、今、上越新幹線の中です。いよいよ、明日から、誇り高きレーサー達の意地と根性の戦い、野沢温泉スーパー大回転大会が始まるんです。ワタシも今回で四回目の出場。

 スーパー大回転は、06'2/27「波乱万丈」にも書いた通り、一般人の行うレースとしてはかなりハイスピードになります。正直言って、けっこう怖いです。かなーり怖いです。多分、参加者のほとんどは、競争相手よりも自分自身の恐怖心と戦うことになります。

 もちろん、レースですから、タイムを競うわけで他の選手のタイムは気になります。でも、GSの大会などに比べて、他の選手に対するコンペティティブな意識は低いんです。みんなが自分と戦っている、そういうレースなんだと思います。野沢スーパー大回転大会の、妙にストイックで精神性を感じさせる雰囲気って、多分、その辺りに理由があるんだと思います。

 明日から三日間、ワタシもそんな魂の戦いをしてきます。さー、もうすぐ浦佐駅だっ、頑張るぞー!って新幹線降りるのに気合入れてどーする。 ~o~;;;

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2007年2月21日 (水)

コルク栓がハマる時

 ココログがメンテで入れなかったので昨日(3/20)の分です。

 佐藤久哉デモキャンプの二日目でした。久哉デモとはもうこれかれ8、9年ほどのお付き合いになります。最初は、多分、98年のザウスレッスンだったんじゃないかな。その後ニュージーランドキャンプで二度、奥さんの中澤美樹ちゃんとの夫婦キャンプで二、三度教わっています。断続的ではありますが、かなり長いこと滑りを見てもらっていることになります。

 久哉デモは、全日本技術選手権二連覇が示すように、基礎スキープレイヤーとしては最強なのですが、レーサーとしての実績も十分あり、基礎とレースの世界を最高のレベルでつなぐことの出来る数少ないスキーヤーです。それだけでなく、人間的にも魅力的な人で、ワタシの最も信頼し敬愛するスキーヤーの一人です。「久哉デモ技術選初優勝時表彰台で開けたシャンパンシャワーのコルク栓本人のサイン入り」というマニア垂涎の超レアグッズを秘蔵している人間だったりするんです、ワタシ。~o~;;;

 基礎の世界でもレースの世界でもかなり独自の理論を持つ理論家で、ゆえに、そのレッスンは、生徒さんのタイプによりレベルによってハマらない場合があります。実際、ワタシも過去のレッスンで、納得はしたけどイマイチハマらなかったことが、正直あります。

 んで今回は・・・、メチャメチャに超ハマりまくってしまいました。過去にこれほど劇的に滑りが変化した二日間も珍しいのではないかと思うほどに。大回り小回りとも滑りのパターンが全く変わりました。今まで薄々感じていた新しい滑りの最後の1ピースをパシっとキメてもらったような、どうしてもハマらなかったコルク栓をスポンと入れてもらったようなそんな感じでした。

 この年になりこのレベルになってもそんなことが起こるんだから、スキーは奥が深いです。あーあ、車山の東京都予選前に久哉デモのレッスンを受けていたらねえ・・・。~o~;;;;;

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2007年2月19日 (月)

人が寄る理由

 今日は、佐藤久哉デモのキャンプに参加するため苗場スキー場に来ています。苗場、何故か人がいます。何故こんなにお客さん来ているんでしょう。今日は月曜なのに。

 ホテルの駐車場満車ですし、朝から夕方までリフト待ちの列はなくなりません。不思議だなーと思っていたのですが、二つほど理由があるようです。

 一つはユーミンのコンサート。なんと2/5から十回もコンサートがあるんですね、ユーミン。今日がその最終日らしいです。すげーなー、ユーミン。二週間も苗場にい続けなんですよ。

 もう一つは、外国からのお客さんの多さ。中国人多いですねー。ホテルのあちこちで中国語が聞こえます。どうやら、苗場ツアーが組まれているらしいです。今年、あちこちのゲレンデで中国からのお客さんが目に付くのですが、これほど中国からのスキーヤーが多いゲレンデって他にないかも。そう言えば、苗場プリンスってホテル内に中華料理屋が二軒も入ってるもんね。

 06'7/13「キウイ日記~強風の中韓国の国民性を思う」にも書いた話ですが、韓国人は旅行先に韓国料理店がないと我慢できないらしいです。もしかして、苗場に中国人が多いのは、苗場プリンスの中華料理のせいかも。

 てことは、苗場プリンスも一軒韓国料理屋を入れると韓国からお客さんたくさん来るのかしらん。こりゃ、もしかして八海山でやってみると良かったりして。~o~

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2007年2月18日 (日)

まあ、人生いろいろってことで

 今日は、飯綱高原でモーグラータクヤのA級大会の応援・・・のはずでした。ところが、今朝の飯綱は、北信濃には珍しいほどの重い湿雪がうっすら積もり、いやなバーン状態だったんです。大会前の公式トレーニングでタクヤはその湿雪にトップが刺さってしまい転倒、片方の板を手に持ったまま滑り降りてきて、片足を押さえて座り込んでしまった時には、どうなることかと思いました。

 しばらく経つうち、どうやら足首の捻挫らしいと判ってきたのですが、最初のうち本人は出る気満々。無理するなよ、とは言ったのですが、腫れた足首を雪で冷やして、良くなったら出るからと言い張ります。こういう時、かなりキッパリとした態度を取る子なので、こちらも様子を見るしかなかったのですが、モーグル大会というのは面白いもので、周りの知り合いの選手が心配して来てくれて、それとなく無理しないように言ってくれます。このあたり、モーグル大会の良いところでしょうか。

 それで、本人も納得してくれたらしく(つか、やっぱりホントに痛かったんでしょうね ~o~;;)、出場を断念して新潟への帰路につきました。帰りの道中、車中の空気の重いこと重いこと。~o~;;;

 病院での診察の結果、全治二週間の捻挫でした。彼にしてみれば伸び盛りのこの時期に二週間休むのは苦痛極まりないでしょうが、この程度の怪我で済んで良かったとプラス思考で考えてくれると良いのですけどね。大人しくしていれば、三月中旬に行われる全日本モーグルには間に合うのですから。

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2007年2月17日 (土)

他所ん家のワクワクと己が身の温み

 モーグラータクヤの応援で飯綱高原に来ています。飯綱では土日でA級大会が二連戦組まれているのですが、タクヤは日曜の埼玉県連主催大会にだけ出場します。それで、今日は朝、タクヤを乗せて新潟を出発し、昼、飯綱着。

 飯綱高原スキー場、意外に雪があります。これならクローズドにしなくても・・・と思わせるほど。少なくとも遠見にはモーグルバーンは万全の状態に見えます。まあ、確かにゲレンデ全体に雪は少ないのですが。

 午後、公式トレーニングのあるタクヤを飯綱に残してワタシだけ近くの戸隠スキー場へ移動。戸隠、全く初めて訪れました。今まで評判は聞いていたので来てみたかったのですが、なんせ遠いので・・・。

 クワッドのかかるスキーセンター正面にアドベンチャー、チャレンジ、チャンピオン、シルバーと面白そうな急斜面が並び、ちょっとワクワクさせられます。特に、チャンピオンコースの評判は聞いていたので、勇んでリフト登って行ってみたのですが、うーむ、こりゃなかなかのモンですね。

 チャンピオンコース、評判通りの難斜面です。アルティミットグリップという特殊なエッジ加工を施した板を持ち込んでみたのですが、コース入り口はそれでも歯が立たないほどのアイスバーン。コース幅が広く整地されているにも関わらず、硬い雪と斜度が思ったようなターンを許してくれません。しかもちょっとネジレが入った片斜面で左外足ターンは落とされます。そのため、コース幅を使った大回りが出来るお客さんは、ほとんどいません。こりゃ、車山の東京都予選の練習になるなあ。

 チャレンジはクローズドされていましたが、アドベンチャー、シルバーの両コースともアイスバーンでなかなかの難斜面。こういう他所ん家のゲレンデにも時々来てみるのは良いかも、と思わされました。ただし、土曜とあって混み過ぎ。関西からのお客さんが多いようです。

 全体に尾瀬岩鞍を小さくしたような雰囲気のゲレンデです。来ている客層も似てます。ユニフォーム揃えた基礎系チームがたくさんいるところなど、ソックリ。ゲレンデ内に名物の蕎麦処があったりするのも、ちょっと楽しいかも。

 んで、半日戸隠三昧して飯綱の宿舎へ。昨夜急に予約を取ったペンションDは、山小屋風の作りで、正直言って、山小屋に毛が生えた程度のクオリティ。それなりに頑張ってるとは思うし、こういうところがお好きな人もいるのでしょうが・・・。

 こういう他所のペンションに泊まると八海山の定宿ペンションYが如何に居心地の良い宿か思い知らされます。何処といって取り立てて優れたところがあるわけでもないのですが、全体に痒いところに手が届いていて、不足を感じさせないんですよね。

 でも、考えてみると、あそこも最初からあんなに居心地良かったワケでもなく、二十年近くかけて宿の人達と我々常連客で作り上げてきた居心地。言ってみりゃフォーミングブーツの履き心地とか布団の中の己が身の温みみたいなモンです。そんなところと、急に予約とったレンタルブーツみたいな宿と、比較しちゃ可哀想ってモンですネ。~o~;;;

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2007年2月16日 (金)

ドカ雪とか雪

 昨日は、午後から滑りに行くはずが、行きませんでした。強風でロープウェイが止まり、ゲレンデ状態も非常に悪いという情報が入ったので。

 んで、昨夜は雪。時々小止みになるものの時々吹雪。さて、さだめし今朝はドカ雪であろうと期待していたのですが・・・。「大雪とか言って・・・」という「とか雪」。ペンション前の車の上で20cmほどデス。~o~;;

 それでもゲレンデ上部はかなりあるに違いないと思ったのですが、あまり変わりありません。一応、エキスパートコースのコブは埋まってたけど、その程度。エキスパート上部とチャンピオン上部はアイスバーン露出しているし。

 前倉ゲレンデ下部は一昨日あたりよりも土露出部分が大きくなってるし、ロープウェイ乗り場付近の土露出部分には、フキノトウが出て来てます。どうなってるんでしょう。

 明日明後日と石打で予定されていた大回転のレースは、雪不足のため中止。それでは、とモーグラータクヤのモーグル大会の応援のために飯綱高原に出来かけようと思ったのですが、なんと、飯綱高原、雪不足のためにゲレンデ全体をクローズドしてるっ。~o~;;;

 さて、モーグル大会はどうなるやら・・・。

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2007年2月15日 (木)

あらしのよるに

 昨日は全国的に強風吹き荒れた日でしたが、ここ八海山も嵐。強風のためロープウェイが止まり、二本のリフトだけの営業でした。しかも、雨の予報だったので、朝から常連さん達、まったりモード。ワタシも朝のうちは、例の問題集の仕事をやってました。

 ところが、仕事に一区切りついてゲレンデへ出てみると、雨も降らず、風はあるもののそれほど悪いコンディションではありません。常連さん達と前倉ゲレンデで小回りの練習しちゃいました。

 午後二時過ぎにゲレンデを後にして新幹線で東京へ。午後六時からの高校生の授業を済ませて夜十時半に八海山のペンションYに「帰宅」。帰ってきてみると、今日から特別講習のあるSAJデモのS先生と数人のイントラがペンションに来ていて、特別講習を受ける常連さん達と宴会になってました。

 このSデモという人、オーストリア国家検定教師の資格を持っていてSAJデモなんですから、スキーの腕は本物。しかも、月刊誌『Skier』企画のミスコンテストで準ミスに選ばれたことがあるほどのルックス。まだ若いし、黙って座っていれば、文句無しの美人です。そのため男性ファンも多いのですが・・・。

 黙っていれば美人なのにねえ、話をしてしまうと・・・。ワタシゃ、この人にスキーを教わったことはないのですが、宴会では何度も顔を合わせてよーく知ってます。良く言えば、大変に「親しみやすい」性格なんですね。特に酒が入ると、イヤハヤ・・・。~o~;;;

 常連仲間からは、「オヤジ」とか「オッサン」とか普通に言われちゃうほどのお方なんです。そのため宴会が盛り上がる盛り上がる。ワタシが帰ってきた時は、もう宴たけなわってヤツで、途中から参加したワタシは追いつくために普段以上のペースで飲んでしまい・・・。

 気が付いたら、夜中。プレイルームの椅子で眠り込んでました。それから自室にもどって寝たのは良いのですが、大幅に寝過ごし、何となくゲレンデに行きそびれて、今、ブログを書いてます。朝になって聞いたところでは、夜中過ぎにSデモ御一行はスクールの寮に帰って行ったそうです。嵐のような一夜でした。

 もう今日は覚悟を決めて、午前中、問題集の仕事の続きをやろうかと思っています。今日の天気予報は雪なのですが、まだちらちら舞う程度・・・・、と書いているうちに本格的に降り出したようです。午後あたり良いコンディションになっているかもしれません。仕事、早いとこ一区切りつけなければっ。~o~

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2007年2月13日 (火)

怪物クンとの過激な極楽スキー

 八海山、今日は快晴。昨夜、ちらちらと降った雪は、本当に「ちらちら」で終わってしまったらしく、ゲレンデにはうっすらと乗っかっているだけでした。

 今日は、午前中GS板を履いてフリー。先日、八海山麓で佐藤コーチに言われたことを思い出しながら仮想GS。バーンも午前中はキレイで気持ちよく練習できました。

 午前中床屋に行っていたモーグラータクヤが、昼頃、ゲレンデに現れたので、コブ板に履き替えてコブのエキスパートコースへ。快晴で、気温も上がってきて滑りやすいコブだったので、極楽スキーになるはずだったのですが・・・。

 コブ好きのジモティの友達二人に、途中まではペンションYの奥さん(タクヤ母)を交えて、お気楽に滑るつもりが、やっぱタクヤと半日、コブを一緒に滑るというのは大変です。体力的にかな~り来ますねえ、オジさんには。~o~;;;

 なにしろ速いし、止まらないし、八海山を代表する長いコブ斜面、エキスパートコースだけしか滑らないんですから。リフト一本分のコブをグルグル回っていると、体力はどんどん消耗していきますし、腰に疲労感が溜まっていきます。おまけにこちらが疲れきった頃に、「基礎コブは面倒くさい」などと言い出してコブの大回り始めちゃったりするんだもんな~。~o~;;

 そうやって大人達を振り回しながら、タクヤ本人は、エキスパートコース下部に作ったエア台でしっかりエアの調整をしていたようです。カケのタイミングが合って来たとかだそうで。

 八海山名うての難コース、エキスパートコースも、もはや彼にはエア台にたどり着くための通り道に過ぎないのでしょう。楽しそうにいろんな滑りを見せてくれました。見てる方も楽しい事は楽しいんだけど・・・。あんな怪物クンにマトモに付き合ってたら、体力がもたないよ~。~o~;;;;

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2007年2月12日 (月)

レーシングマインドと経験値と成りきれないワタシと

 レース終了しました。ワタシは、172番スタートで132位。エントリーのみでDSの人がいることを計算に入れると、かなりナサケナイ順位です。硬い雪で、バーン状況は良かったので、全く言い訳ができません。

 滑りながら思ったのですが、ワタシゃズラし過ぎですねえ。一箇所だけある急斜面の所などでは、グリップさせる余裕はあったはずなのに、セーフティを優先してズラしてしまいました。自分でもそれが判って、「オイオイなんでこんなトコでズラしてるんだ、オレ?!」って感じでした。

 普段、フリーで滑っている時は、こういう所でしっかりグリップさせてカービングするのが得意だし大好きなのに、なんでレースとなるとこうも弱気になってしまうのか。どこまでも速さを追求するレーシングマインドが不足しているのか、冷静に自分の持ってる技術を発揮するためのレース経験が不足しているのか。

 多分、両方なんでしょうねえ。そう言えば、一昨日、八海山麓の佐藤コーチに教わったことを直前まで意識していたのに、レース始まったら、ぜーんぶキレイサッパリ頭の中から飛んじゃったもんなあ。

 レースで勝とうと思ったら、もうちょっとストイックなレーサーに徹して、ポールトレーニングの量を増やさなきゃと帰りの道中ずっと考えていました。ところが、八海山に帰ってみると、ちらちらと雪。明日は新雪になるかもと思うと、もうパウダー用のファットスキーを用意したりしています。ここは、ストイックなレーシングマインドを発揮しなきゃいけないんだろーなー。でも、モーグラータクヤから明日一緒に滑ろうとお誘いを受けちゃったりして。

 嗚呼ストイックに成りきれないワタシなのでした。~o~;;;

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2007年2月11日 (日)

レーサー達の過剰なストイシズム

 今、東京都公認レースに参加するため、菅平パインビークスキー場に来ています。このパインビークというスキー場、下部にファミリー向け斜面があるものの、上半分の中急斜面はレーサー御用達。レース向けの硬い雪と長く続く中斜面があるため、東京都の国体予選がここで開かれたりレーシングキャンプなども数多く開かれ、普段からレーサーの多い所のようです。

 そのためか、施設や宿に飾り気が無く、良く言えば質素なのですが、悪く言うと・・・。かなり古いまんま。駐車場も整備されているとは言えないようだし、リフト券売り場なども古く、そこに何軒か古びたゲレ食が並んでいるだけ。

 今泊まっているペンションHりんは、ゲレンデ中腹にあるのですが、ここまで登ってくる道も悲惨に狭く、未整備。むやみにゴチャゴチャしていて、昨夜暗くなってから登ってくるのはかなり怖かったです。

 でも、こういうのって、レーサー達、あんまり気にしないんですよね。レーサーって、一般スキーヤーから見ると、かな~りストイックな人達なんです。レースのためなら質素な宿でも全く気にしないし、レースにしろレーシングキャンプにしろ、午前中の早い時間に始まるので、朝早くから起き出して準備し、昼食は用意してきたパンとペットボトルのお茶くらいで済ませちゃって、レースが終われば、何時までも遊んでないでサッサと撤収しコンディショントレーニングのためにその辺をランニング。

 体育会系と言ってしまえばお終いだけど、社会人レーサーなんかは、もっとお気楽にやったって良いと思うんですがねえ、どーなんだろ。

 んで、ここペンションHりんは、そういうレーサー達御用達のペンションなんです。多分、レーサー御用達の宿としてはかなり贅沢な方だと思います。飯も美味いしオーナーの漬けた果実酒なんかも豊富で楽しいし、ゲレンデ近いし、設備はちょっと古いけど部屋や風呂もまあまあキレイだし、オーナーは親しみやすい話好きのおばさんで、好感の持てる宿なんですが・・・。

 何故か、部屋のTVはイマドキ珍しい有料コイン式。それはまあ許せるとして、風呂には何故かシャンプーが置いてありません。シャンプー置いてないペンションというのを想定できなかったので、正直、ちょっと慌てました。でも、考えてみりゃ、ここはレーサー御用達なのでねえ・・・。~o~;;;

 そんな山の中のストイックなペンションなので、エア・エッジなど入るはずもないと思っていたのですが、何故か入るんですね、ビンビンに。山の中のくせに、けっこう電波は飛び交ってるんですね。何だかヘンなの。んで、今、エア・エッジでつないでると。~o~

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2007年2月10日 (土)

スーパーコンバインドな一日

 今日は、午前中、六日町八海山の裏側にある八海山麓スキー場でGSトレーニングでした。この八海山麓スキー場という所は、標高は低いし小さなスキー場なのですが、ポールトレーニングに力を入れていて、スクールに優秀なレーシングコーチを揃えて、毎日ポールレッスンをやってくれます。六日町八海山からは、車で20分ほどなので、よく利用させてもらってます。

 んで、その八海山麓なんですが、雪が少ないです。かなり土が出てます。まだ、板を傷つけるほどではないのですが、ゲレンデが痛々しいばかりに茶色くなってます。かなしひ・・・。

 午前中は、そこでみっちりポールトレーニング。久々のGSポールなので、色々と反省点ありました。元ナショナルチームコーチの佐藤コーチにビシビシ指摘してもらって、有意義なトレーニングとなりました。「地球を蹴ってどうする」って言われるほど、力みかえって滑ってたんです。余計な力を抜いてポールに入らないとね。

 午後は六日町八海山に帰って、モーグラータクヤと一緒にコブ斜面でした。八海山常連仲間と一緒に、ほとんどタクヤレッスン。モーグラータクヤ、昨年も06'3/25の「コブ斜面大滑走」に書きましたが、モーグルだけでなく、基礎滑りがホントに上手くなりました。幅が広がってるってことでしょうけど、それにしても上手すぎ。ちょっと不規則になったコブ斜面でも、タクヤの板はピッタリと雪面に張り付いて、滑らかなターンを刻んでいきます。あまりの見事さに、笑うしかありませんでした。我々だって、一般的にはかなり上級者だし(もう一人の常連仲間もテクニカルプライズ所持者です)、八海山常連なので、ここのコブは滑りなれているんですが、タクヤの滑りはちょっとレベルが違い過ぎます。二人のオジさんは、ただただ堪能するのみ。~o~;;

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2007年2月 8日 (木)

八海山な人々~悪雪大魔王S氏の場合

 昨夜、問題集の仕事に一区切りつけて、八海山ペンションYへ移動してきました。今日は八海山スキー場です。

 今日の八海山は快晴。朝のうち、冷えて硬く締まった良いバーンだったのですが、気温が高くて、たちまちバーンは緩み、お昼過ぎには三月頃の雪質でした。

 そんな中、八海山常連のS氏に会いました。このS氏という人、恐らく個性派揃いの八海山常連の中でも群を抜いて個性的な滑りをする人です。何が個性的かというと、純粋深雪マニアなんです。

 単なる深雪マニアの人々であれば、八海山のような豪雪地帯のスキー場には珍しくありません。ところが、普通、深雪マニアというのは、通常の雪を滑り飽きたスキーヤーがなるもので、普通のバーンを滑らせても上手いということが多いもんなんです。

 しかし、このS氏の場合、普通のバーンではまるでダメ。SAJのバッジシステムで言えば、2級も取れません。よちよちと年齢相応のお爺さん滑りをします。それが、ひとたび八海山に雪が降って深雪になると、ガラリと人が変わります。ファットスキーに物を言わせて八海山の急斜面を超スピーディに駆け下るスーパースキーヤーに変身しちゃうんです。

 そのため、時々とんでもないことが起こります。このS氏が、元八海山スキースクール所属で全日本技術選でも最高70位くらいになったことのあるイントラN先生に個人レッスンを受けたことがあります。普通の日であれば、ごく普通のレッスンで終わったことでしょう。

 ところが、その日、八海山は折からのドカ雪。腿のあたりまでの深雪になってしまいました。ちょうどその日、ワタシも滑っていたのですが、ロープウェイに乗り合わせるたびにN先生の方が疲れた様子になっていくのが判ります。終いには黙り込んでハアハアと肩で息をする始末。全日本70位の先生が2級もとれないようなお爺さんに振り回され、ついていくのがやっとの状態になっちやったんですネ。S氏は、大満足って様子で、「いやー、こんな楽しいレッスンは初めてだ」(しっかし、それって「レッスン」って言うのか・・・~o~;;;;)。

 このS氏の恐ろしいところは、積もった新雪が重ければ重いほど本領を発揮するということ。通常、深雪マニアの人は、軽くて舞い上がるようなアスピリンスノーを好むものなんですが、このS氏に限っては、重~~い深雪が大好きなんです。北海道の新雪より、新潟の新雪の方が好きだってんだから・・・。~o~;;;

 そんなS氏ですから、八海山常連達の間では「悪雪大魔王」として恐れられています。ただし、今日のような天気の良い日は・・・。ふつーの下手クソなお爺さんデス。~o~~O~

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2007年2月 7日 (水)

韓国料理屋「土地」と「寿限無」の思い出

 今日は、午前中、例の問題集の執筆。昼から八王子の校舎で学生さんの質問を受けるための待機とという仕事をしています。これは、直前期の授業のない期間に生じた生徒さんの疑問点に答えるために、各教科の先生が交代で校舎に詰めているという企画なのですが、こんなに直前期(つか、私大入試本番の時期)になると、わざわざ校舎に来る生徒さんもまばらで、事実上、講師控え室の机で、ぼげーっとしているだけの「お仕事」。もー、ブログ書くぐらいしかすることがありません。~o~;;;

 さて、何を書こうかしらんと考えたのですが、今朝、めざましTVでちらりと見たことを思い出しました。ヘンな看板の由来を追究するという企画で、韓国料理屋「土地」ってのが出てきたんです。店内で焼肉食ってるお客さんも、「最初は不動産屋かと思いました」なんてインタビューに答えてたんですが、お店のオモニは、「この店で食べているものは、全部土地から生まれたものですから」なんて澄ましたもんです。

 このオモニの言語感覚、どこか変ですよね。通常、こういう場合、日本人なら「大地」、あるいは「土」という名前をつけるはず。「土地」という言葉は、一定の範囲の地面を指すことが多く、そのため所有権などの話題でよく使われる言葉なんですね。

 従って、オモニが言うように一般的な農産物を収穫する場所としてはあまり使いません。「この大根はあそこの土地で採れたもんだ」なんて使い方はしますが、それは、あくまである特定の大根についてのこと。一般的な「大根」という農産物に対して、「土地」とは言いません。

 「土地」とか「大地」とか「土」とかって、普段、違いを考えたり意識したりしないけど、こうして、外国の人に相対してみると、ナルホド違うもんだなと、改めて認識してしまいます。

 昔、韓国や中国からの留学生に落語で使っている言葉を説明するという、変わった仕事をしたことがありますが(ホント、考えてみりゃモノスゴイ企画ですねえ ~o~;;)、この時も、なんでもない言葉の一つ一つのニュアンスを表現するのに四苦八苦したもんです。「なじみ」とか「オツ」とかって、中国人に説明するの、大変ですよ~~。~o~

 そう言えば、その時、ちょっと記憶に残ったこと。韓国の留学生に「寿限無」を説明したのですが、「その話、聞いたことあります」って言うんです。なんでも、韓国のお笑いの芸人さんが韓国の話としてTVでやってたとか。こういう「輸入」や「輸出」ってヒソカに結構あるんでしょうねえ。~o~

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2007年2月 5日 (月)

スーパーボウルな一日

 今日は例の問題集の執筆をしなければならなかったのですが、やはり見ちゃいました、スーパーボウル。シカゴベアーズvsインディアナポリス・コルツの一戦。

 始まる前は、シカゴがワンタッチダウンほど優位かと思っていました。シカゴのディフェンスとコルツのオフェンスではシカゴに分があると思っていたので。しかも、ゲーム開始直後のキックオフをシカゴのルーキーリターナー、へスターがタッチダウンしてしまったので、もうゲームは終わったなと確信したのですが・・・。

 7-0となった直後のシカゴパスディフェンスのアサイメントミスが流れを変えてしまいました。それでも、コルツのポイントアフタータッチダウンのミスなどあって、シカゴペースで推移するかと思ったのに、シカゴのQBグロスマンの考えられないようなミス。雨の影響かなとは思いますが、本来、悪天候はシカゴのようなボールコントロールオフェンスのチームに有利なはずなのに、どうしたことか。

 結局、コルツのヘッドコーチ、トニー=ダンジーとQBペイトン=マニングのスーパーボウルに賭ける思いがツキを呼び込んだってことでしょう。通常、こうしたスーパーボウルに見放された男達は、生涯、ビンスロンバルディートロフィーには縁が無いとしたものなのですが、二人の男の執念がセオリーを超えてしまったということでしょうか。

 アメリカンフットボールは偶然性の排除されたスポーツだと、1/12「フットボールとベッカムの不確実性」に書きましたが、時に、こういう男達の思いが理論を越えた結果を生み出します。そこがアメリカンフットボールの面白さでもあります。

 ってなことを、のーんびりと考えている時間的余裕は無いはずなのですが、ダメですねえ~~~。~o~;;;

 明日、明後日は、マジメに執筆しないとエラいことになります。頑張らなくてはっ。

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2007年2月 4日 (日)

嵐を呼ぶエアー

 今日は猪苗代A級大会の第二戦。東京都大会でした。ところが折からの冬型で朝から吹雪。猪苗代リステルファンタジアというスキー場は、下部にファミリー向け緩斜面が広がっているのですが、猪苗代湖からの強風で地吹雪状態。緩斜面を滑る親子が下向いたまま風にもどされて斜面を上ってしまうくらい。~o~

 モーグルバーンは、ちょっと奥まったところの急斜面なので、風の影響をあまり受けませんでしたが、しかし、寒かった~。そんな中、モーグラータクヤは、昨日の優勝者が欠場するという絶好のチャンスに恵まれたのですが、結果は・・・。

 タクヤはターン技術があるので、急斜面を滑らせると普通の選手以上にスピードを出せるのですが、そのスピードに乗ってエアを跳んでしまうと、どうやら飛距離が出過ぎるらしく、昨日の失敗も第一エアで跳びすぎてランディングがコブの上になってしまったためらしいんです。んで、今日は、その対策としてスピード調整したらしいのですが・・・。やっぱ跳び過ぎちゃったらしく、同じ第一エアランディングで失敗。四位でした。

 まー、本人も工夫はしてるみたいだし、能力があり過ぎるための失敗だから、あまり気にしなくても良いのかもしれません。もはや、タクヤの能力は、A級大会を超えているのかも。早くWカップに出してあげたいモンです。

 大会終了後、リステルの直通バスで新宿まで帰ってきました。このリステルというスキー場、ゲレンデ的にはこじんまりしていて、正直、ファミリー向けとモーグラー向けのどちらかしかないゲレンデですが、この直通バスというサービスはなかなか優れてます。ホテルから新宿駅まで直通で、片道2400円はお得。これだけでも、また行ってみたいという気になります。我が、八海山もこういうサービスをすれば、きっと客は来るでしょうにねえ。~o~;;

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2007年2月 3日 (土)

何故か和気藹々

 今日は、リステル猪苗代のA級大会に参加しているモーグラータクヤの応援でした。モーグルの公式大会を見るのは初めてだったのですが、なかなか面白いモンです。

 モーグルWカップも開催されるリステルのモーグルバーンは、そりゃもう超急斜面。応援のワタシは、スキーを履かずにゴム長で行ったのですが、斜面中腹のビデオ撮影ポイントまで登るのは、ちょっとホネでした。新雪が積もってるんだけど、新雪の下はかなり硬く凍っていて、ゴム長では立ってるのさえシンドイです。

 その超急斜面のアイスバーンに作ったコブをA級選手達が駆け下ってくるのですが、A級選手と言えば、日本で何番目というモーグラー。その連中の多くが板を横に振りまくって、ブレーキングしながら降りてくるんです。いかに難斜面か判ろうというものです。

 その超急斜面をモーグラータクヤは、かなり見事なターンで滑り降りました。ターン技術だけだったら、今回の参加者の中ではトップクラスです。今回のA級大会は、Wカップ遠征している連中が不参加なので、本当の日本のトップクラスはいないのですが、日本のセカンドグループの中ではタクヤは指折りのターンテクニックを持っているようです。決勝の第一エアの着地が乱れなければ・・・。

 まあ、それでも三位に入ってくれました。まずはめでたしめでたし。~o~

 その結果はさておき、モーグル大会の面白いところは、なんだか選手全員が和気藹々としちゃってるところ。仲の良い選手同士よく応援し合ったりしてますし、上手く滑っても失敗しても明るい明るい。勝負に固執しない様子は、これがホントに全日本クラスの公式大会なのかと思うほど。アルペンや基礎の大会と大きく異なるところでしょうねえ。

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2007年2月 2日 (金)

旅立ちの朝は唐突に

 唐突ですが、今朝、旅に出てきました。モーグラータクヤの参加するリステル猪苗代のA級大会の応援をするためです。

 昨日の夜まで、ほとんど支度らしきものをしていませんでした。およその予定は立っていたのですが、仕事のこともあって。昨日の夜、バタバタと荷物をまとめ、時刻表で電車を調べ、切符を買いに走りました。こういうバタバタした旅立ち、けっこう好きです。

 もともと若い時は旅行好きだったのですが、いつも行き当たりばったりでした。突然思いついてギリギリで時刻表を調べ、宿を予約して荷物をまとめ、バタバタっと駅まで駆け出して電車に飛び乗る。何が起こるか判らない非日常的な不安定さがワタシにとっての旅でした。

 今回はそういう意味では久々の「旅」でした。朝の中央線が遅れて予定の新幹線に乗れず、東京駅で一時間もつぶすハメになったことも、その暇に入った本屋でたまたま見つけた『ふしぎ日本語ゼミナール』(生活人新書)が意外に面白かったことも、それなりに「旅」のうちなんですよね。~o~

 

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2007年2月 1日 (木)

幸兵衛のタマゴ

 今日は、午前中、横浜で授業でした。ちょっと朝は辛いかと思ったのですが、予想したほどでもなく。午後は家にもどって雑用。

 今日だけのことではなく、ここ数ヶ月、しみじみ思うのですが、ワタシゃどうも小言幸兵衛化してきている気がします。今まで何年も、あまり角を立てずに生きていたのですが、昨年度くらいからでしょうか、妙にあちこちに角を立ててしまうんですよね。

 例えば、テキスト。今まで、テキストに間違いがあっても、自分の授業だけは訂正を入れて、あとは知らん顔していられたんですが、今年度は、つい、学校側に訂正を申し入れてしまうんです。もちろん、テキスト作成者が昨年度あたりから代わって、どーしょーもないミスが多くなったってことはあります。それにしても・・・。

 例えば、学校の事務サイドに対して。間抜けなこと言われても、今までなら、のほほんとしたことを言って笑ってられたんですが、今は、妙に辛らつになってしまいます。今日も、横浜で、こんなことがありました。

 今日の授業は一時間目に演習テストがあり、後の二時間解説。学校側の取り決めでは、講師が問題を配って演習テストをやらせることになっています。んで、朝の一時間目に間に合うように横浜まで行き、準備をしていたところ、横浜の事務サイドの職員から、「テストは先生が配りますか、それともこちらで・・・」って聞かれたんですよ。

 今までのワタシなら、曖昧な笑いと共に、「いや、自分で配りますよ」と一言で終わらせたんですが、今日は、妙に気持ちがガサついて、「この時間にここに来ているんだから、自分で配ります。そちらで配ってくれると判ってりゃこんな時間に来てませんよ」などと突っかかってしまいました。

 そりゃ理屈としては、当然なんです。朝ウチにいる間に「こちらで配りましょうか」と言ってもらえれば、生活のリズムが乱れて朝の辛い中を横浜まで一時間半かけて来ません。それを朝辛い中を起きて、横浜くんだりまで来てしまってから、「こちらで配りますか」などと間抜けなことを言われては、ムカっとして当然です。

 でも、今まではムカっとする以前に、事を荒立てない反応をしてしまっていたんです。ところが、今は、つい、辛らつな反応が先に出てしまうんですよね。

 学校に対してだけではありません。いろんな所で、辛らつな反応をしてしまいそうになります。電車に乗っていても、ブクブクの上着で着膨れて、二人分の座席を占拠している若いヤツなど見ると、つい説教してやりたくなります。

 年取って、オヤジ化しているからなんでしょうか。マズいなあ。偉そうに説教垂れるオヤジって、大嫌いだったのに。自分が小言幸兵衛化してしまうとは。どうしたもんでしょう。~o~;;

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