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2007年2月27日 (火)

「スキー宿」独立記念~我が愛しのスキー宿その一

 昨日、一日自宅にいて暇があったので、「宿泊施設・スキー宿」を独立させてみました。スキー宿関係の記述が増えてきたのと同時に、スキー宿について書きたいことが出てきたもんで。

 ワタシ、スキー宿については、一家言あります。なんせ、一年のうち百日近くはスキー宿に泊まっているはずなので。その百日のうち、ほとんどは八海山のペンションYや尾瀬丸沼の「Kのみテラス」さんなどいつもの宿なのですが、時々初めての宿に泊まらざるをえなくなると、いろいろ考えちゃうんですよね。

 ワタシにとって良いスキー宿っていくつか条件があります。思いつくままにあげてみると、

1.一人客を断らない。

2.不規則な到着を嫌がらない。

3.ゲレンデに近いかまたはゲレンデまでの送迎がある。

4.食事に気を使ってくれる。

5.乾燥室がしっかりしていて、かつ板のチューンナップが出来る。

6.風呂が清潔で狭くない。

7.オーナーや従業員が無愛想でない。

8.オーナーまたはその家族や従業員に、スキーヤーまたはスキーに理解のある人がいる。

9.清潔な洋式トイレ、できれば便座ウォーマーとウォシュレット付きがある。

10.食事時に美味しいお酒がある。

 1と2は予約の時のことなんですが、我々スキーマニアは一人で出かけることも多いし、仕事が終わってからの出発なんてことも多いんですよね。んで、以前は、この二つの条件で宿泊を断られることも多かったんです。最近はさすがに少ないけど、でも、まだ「一人」と言った瞬間に態度が変わること、ままあります。コレはとても嫌な気分になります。確かに一人客は効率悪いんだろうけど、もし採算が取れないなら最低限の割り増し料金を足せば良いわけだし、面倒くさがって断っちゃうってのは、どうもいただけません。

 何より、こんなことを理由に宿泊を断るような宿は思い上がっちゃってる所なので、その他の点でもロクなことはないはずです。こういう宿は、たいてい人気スキー場のゲレンデ近くにあります。例えば某八方尾根のゲレンデ直下のあたりには、まだ残ってますよね。ワタシの絶対泊まりたくない宿です。

 3は、上記と矛盾するようですが、逆にゲレンデ近くで1・2を満たす宿は謙虚な良い宿ということになります。また、近くなくても送迎してくれれば全く問題ナシです。

 4は、けっこう微妙な話なんですが、食事は誰にとっても美味しい方が良いに決まってます。でも、費用ってものもあるし、料金以上に美味しくするのは難しいです。だから、料金なりに美味しいってこと。払った料金なりのものが出てくれば、客は納得します。そして、料金以上って感じがすると、かなり幸せになります。丸沼の「Kのみテラス」さんやニセコの「オーベルジュ・Fらいぱぁん」なんかは、食事時にとってもシアワセ。~o~

 スキー宿の食事は、何より気を使ってもてなしてくれているという感じが大事なんだと思います。栄養のバランスに気を使うとか暖かい物を暖かい状態で出すとか。やっぱり、どんなに他の点で優れていても、朝メシに冷えきった鯵の干物が出てきちゃうとゲンナリですもんね。納豆にしたって、パックのまま出されたりするとガッカリです。器に移して刻みネギを乗せてくれるだけで、こちらの気分は全く違ってくるんですが・・・。

 5は、スキーヤーとしては当然の要求なのですが、満たしてくれない宿も多いです。乾燥しない乾燥室や狭くてチューンナップスペースがない所、多いです。また、乾燥室に椅子が置いてないのも困りもの。ブーツ履きにくいですから。これからは特にシニアスキーヤーの比率が大きくなるはずなんだけど、シニアにとって、ブーツを履くというのはかなり重労働なんです。だから、乾燥室に椅子のないような所は、早晩見捨てられると思います。

 5の条件って、実は8の条件と密接に関係があります。5を満たさない宿は、たいてい8も満たさないんです。

 長くなっちゃったので、続きはまた明日。

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