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2007年2月 8日 (木)

八海山な人々~悪雪大魔王S氏の場合

 昨夜、問題集の仕事に一区切りつけて、八海山ペンションYへ移動してきました。今日は八海山スキー場です。

 今日の八海山は快晴。朝のうち、冷えて硬く締まった良いバーンだったのですが、気温が高くて、たちまちバーンは緩み、お昼過ぎには三月頃の雪質でした。

 そんな中、八海山常連のS氏に会いました。このS氏という人、恐らく個性派揃いの八海山常連の中でも群を抜いて個性的な滑りをする人です。何が個性的かというと、純粋深雪マニアなんです。

 単なる深雪マニアの人々であれば、八海山のような豪雪地帯のスキー場には珍しくありません。ところが、普通、深雪マニアというのは、通常の雪を滑り飽きたスキーヤーがなるもので、普通のバーンを滑らせても上手いということが多いもんなんです。

 しかし、このS氏の場合、普通のバーンではまるでダメ。SAJのバッジシステムで言えば、2級も取れません。よちよちと年齢相応のお爺さん滑りをします。それが、ひとたび八海山に雪が降って深雪になると、ガラリと人が変わります。ファットスキーに物を言わせて八海山の急斜面を超スピーディに駆け下るスーパースキーヤーに変身しちゃうんです。

 そのため、時々とんでもないことが起こります。このS氏が、元八海山スキースクール所属で全日本技術選でも最高70位くらいになったことのあるイントラN先生に個人レッスンを受けたことがあります。普通の日であれば、ごく普通のレッスンで終わったことでしょう。

 ところが、その日、八海山は折からのドカ雪。腿のあたりまでの深雪になってしまいました。ちょうどその日、ワタシも滑っていたのですが、ロープウェイに乗り合わせるたびにN先生の方が疲れた様子になっていくのが判ります。終いには黙り込んでハアハアと肩で息をする始末。全日本70位の先生が2級もとれないようなお爺さんに振り回され、ついていくのがやっとの状態になっちやったんですネ。S氏は、大満足って様子で、「いやー、こんな楽しいレッスンは初めてだ」(しっかし、それって「レッスン」って言うのか・・・~o~;;;;)。

 このS氏の恐ろしいところは、積もった新雪が重ければ重いほど本領を発揮するということ。通常、深雪マニアの人は、軽くて舞い上がるようなアスピリンスノーを好むものなんですが、このS氏に限っては、重~~い深雪が大好きなんです。北海道の新雪より、新潟の新雪の方が好きだってんだから・・・。~o~;;;

 そんなS氏ですから、八海山常連達の間では「悪雪大魔王」として恐れられています。ただし、今日のような天気の良い日は・・・。ふつーの下手クソなお爺さんデス。~o~~O~

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