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2007年3月31日 (土)

感情表現欠乏症の研究その二

 先日、韓国映画『漢河の怪物』を見た時のこと。この映画は、娘を怪物に殺された父親が出てくるのですが、この人が娘の葬式で人目も憚らず泣き喚くんですよ。もう、ちょっと笑っちゃうくらいに。ここまで取り乱す父親、有り得ねーだろー、って思いながら、一方で、韓国なら有り得ることなのかもしれないと思い直しました。日本人では、あの感情表現は有り得ません。でも、あの映画は「有り得ない父親」をテーマとした映画じゃありませんからねえ、韓国なら有り得る範囲なんでしょう。

 あんな時、日本人は悲しみを押さえ込んで表現しないことを美徳としてきました。先日、娘を交通事故でなくした芸能人の父親が、TVカメラに向かって悲しみを堪えてコメントする姿がTVで流れましたが、あれが日本人の父親の姿です。我々の国では、あの姿を見て賞賛する人はいても、異常を感じたり非難する人間はいません。

 全く同様の話が、中世の説話集『十訓抄』には西行法師のこととして出てきます。西行法師がまだ在俗で北面の武士だった頃、可愛がっていた娘に死なれたのですが、その報を同僚の武士達との競射の場で聞いた西行は、少しも様子を変えず、人にも知らせなかったというんです。西行は、このことで同僚の武士から「ありがたき心なり」と賞賛されています。

 この説話の背景には、無論、仏教思想が隠れています。説話中の西行の行動は、「色即是空」「諸行無常」の悟りを得ているからこそのことなのでしょうし、だからこそ西行は、説話中で「ありがたき心」と賞賛されているのです。

 しかし、この説話を『十訓抄』の中に収めた人物は、西行を有り得ないほどの仏教の聖者として扱っているわけではありません。いくつかの「堪忍」の逸話とともに並列して語った後、「これらは理こそ変れども、皆、物に堪へ忍びたるたぐひなり。こころばへもて鎮めぬ人は何事もはなばなしくけしからぬなり」と一般化してしまいます。西行の行動は、仏教思想の枠の中ではなく、「堪忍」という一般的な倫理の枠の中に整理されてしまうのです。 

 早い話、この説話の編者にとっては、この西行の逸話は、仏教説話じゃなく、一般的な美徳の話なんですね。でもね、娘が死んでも全く悲しみを表現しない父親って、世界的に見てどうなんだろ。「感情表現欠乏症」ってことにならないのかしらん。少なくとも、『漢河の怪物』の父親に共感する文化の人達にとっては、西行の話は「美徳」ではなく「異常」と映るんじゃないかしらん。

 閑話休題。感情表現の抑制を、我々の社会が伝統的に美徳としてきたことはどうやら間違いありません。

 しかし、もし「伝統的美徳」が「笑わない教室」の理由だとしたら、教室には以前から笑い声がなかったはずです。ところが、十年前の子供達は、教室でかなり激しく感情表現していました。教室大爆笑なんて、予備校ではごく普通だったんです。いったい何故、現代の子供達の中に「伝統的美徳」は甦ってしまったのでしょう。

 うーん、簡単には答えが出そうもない問題ですねえ。そんなこと考えてる暇に原稿書いてくださいよっ!って言ってきそうな方達が二人、三人・・・。~o~;;

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2007年3月30日 (金)

感情表現欠乏症の研究その一

 感情表現欠乏症で思い出しましたが、どうも、日本人は感情表現しないことを美徳としてきた歴史があります。例えば、「笑う」ということはタブー意識を伴う行為だったのではないかと思われます。

 古代においては、「人笑われ」は最大の恥辱でした。これは貴族社会でもそうだし、武家社会でも同様。

 落語の方では、「昔の武士は、借金をした時に『借用の金子返却せざる時は人中でお笑いくだされても構わず候」という証文で金を貸してくれた。今だったらよろしな~。落語家みんな喜んで借りまっせぇ」なんて、米朝さんのマクラにあります。

 そもそも、伝統的に「人笑われ」を最大の恥辱とする日本社会において、笑われることを職業とする落語家には、恥辱を一手に引き受けてしまう者の覚悟と開き直った者の矜持がありました。

 「昔は、武士が道の八分を歩いた。農工商が残りの二分を歩いた。落語家なんざ歩くとこないからドブん中這って歩いた」という志ん生師匠のギャグは、自虐的であると同時に、こうした落語家の覚悟が表れていて一種の爽快さが感じられます。イマドキの思い上がった「お笑い芸人サマ」達には、到底至り得ない境地です。

 ワタシは、オレの笑いで笑わせてやるという思い上がった「お笑い芸人サマ」が大嫌いです。時々いますよね、巨匠ぶった漫才崩れ。まー、誰とは言わないけど、某○本人志とかね。~o~;;

 落語家でも、思い上がったヤツほど芸はセコくなります。某円楽サンとか某談志サンとかですね。

 閑話休題。「人笑われ」が、最大の恥辱である社会では、人を笑うという感情表現はタブーになるはずです。だって、やたらに人を笑ったら、喧嘩売ってまわってることになっちゃいますからね。

 もしかすると、笑いの消えた教室の謎には、こうした日本の伝統的禁忌の意識が背景にあるのかもしれない・・・などとやたら壮大な話になってしまいそうですが、まあ、ことはそんなに単純じゃないでしょうね。続きは、もし思いついたら明日以降に。~o~

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2007年3月29日 (木)

感情表現欠乏症の子供達

 昨日から、春期講習の新しいタームに入りました。今度は新高三対象の四日間の講習です。

 授業しながら、ふと、昨日インターネットをふらふらしながら見たブログ記事を思い出してしまいました。もう、どこで見たのかオリジナルの所在を忘れてしまったのですが、なんでも、某私文系に強いとされる大手予備校の数学の人気講師の授業を録音したテープを聞いたという人の話なんです。

 そのブログ筆者さんは、この数学の先生の話術の巧みさに大笑いしたというんです。「教室の笑い声は録音されていなかったが、我々は大ウケした」という記述があって、予備校の講師の国語力に感心するという論旨なんですが、ワタシが目を留めたのは、「教室の笑い声は録音されていない」という一言。

 コレ、我々予備校屋には何が起こっているのか想像がつきます。この人気講師の人、確かに話術は巧みなのでしょう(考えてみりゃ、数学シロウトの大人を大笑いさせる数学の先生の話術ってスゴいですね ~o~;;)。きっと爆笑モノのネタが散りばめられていることでしょう。でも、その場で授業を受けていた生徒さんは一人も笑っていないはずです。

 正確に言うと、教室の中の何人かがニコリとしているはずです。でも、声を上げて笑う生徒はほとんどいなかったことでしょう。実は、我々の教室では、このような眺めが日常的なのです。もう何年も。

 十年前なら、生徒は教室でよく笑い声を上げていました。授業中、ギャグなどめったに言わないワタシですら、取って置きのネタを披露して大ウケを取ることは年に何度かありました。人気講師の方達なら、それは毎時間のことだったでしょう。でも、いつの頃からか、教室から笑い声は起らなくなったんです。

 別に、生徒さんがギャグを理解しなくなったワケではありません。今でも、ギャグにニコリとする子は多いし、中には必死で笑いをこらえる様子の子もいます。でも、笑い声はめったに上がりません。授業アンケートに、「可笑しくて笑いをこらえるのに必死でした」なんて書いてあったりするんです。こらえてないで笑えよ!

 昨日も、ワタシの教室から笑い声は上がりませんでした。ニコっとする子は何人もいたのですが。

 実は、コレに関係あるかもしれない話を、富良野で木村公宣さんから聞いたことがあります。最近のジュニアレーサーは、負けても悔しがる態度を取らないっていうんです。公宣さんは、「今の子は、表立って悔しがらないけど、心の中には熱いものがあるんだ」とポジティブにとらえてました。しかし、心の中の思いを表に出さないって変ですよね。

 考えてみれば、モーグル大会があんなに和気藹々なのも、選手層が若いからだと考えられます。モーグラータクヤなんて、全日本選手権で予選落ちして帰ってきた日には、ものすごく悔しがったらしいんですが、アレは健全な反応なんですよね。ただ、そのタクヤにしてからが、他の選手達には、あんまり悔しそうな素振りを見せません。

 子供達から感情表現が消えています。これは実に不思議なことですが、事実です。いったい何が原因なのか、これからこの子達はどうなるのか、ワタシには全く見当がつきません。もしかすると、以前このブログに書いた現代人の「感動欠乏症」とも関わりがあるのかもしれません。

 まあ、ぶっちゃけた話、日本人と日本文化のこれからのことなんて、ワタシが心配しても仕方ありません。でも、今年度のうちに一回くらいは、教室から笑い声を上げさせたいなぁと密かな野望を燃やすワタシなのでした。

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2007年3月28日 (水)

本格社会復帰といくぢなしの写真

 社会復帰三日目。どうにか本格的に復帰しつつあります。

 昨日は、スキーシーズン終盤に壊れたビデオカメラと車を修理に持って行きました。体の方もシーズン終盤、膝と腰に注意信号が出ていたので、良い骨休めできてます。つか、今、骨休め期間じゃなかろー。~o~;;;;

 まー、予備校屋としての労働期間はスキーヤーとしてはお休み期間なのでね。~o~

 今日は夕方の仕事まで洗濯などの雑用とデスクワーク。新聞も読むし、DVDハードディスクの整理もやったりして、ああ、これって社会人としての復帰第一歩なのかナ。

 久々に自宅でのんびり新聞読んでて一枚の写真が目にとまりました。朝日新聞夕刊の芸能欄にヘンテコな特攻服を着た見慣れたメイクの男が。おおっ、大槻ケンヂ君じゃないですか。うーむ、しかし。こりは、またうーむなお写真だこと。

 というワケで久々に筋肉少女帯を聞いてます。いやー、昔は良かったなー。あの頃の筋少はホント、パンキーでロックってものの何たるかを示してくれてたよね。世間も自分自身さえもシニカルに笑ってしまえる知性と自閉症少年の純粋さを秘めて、既成概念と常識を破壊しつくす暴力的パワーを溢れ返らせていた大槻と筋少の登場は衝撃的だったと思います。

 それが、今や、特攻服着て「中年熟年への『がんばれソング』をロックバンドとして成功させたいです」かヨ!ああ、年は取りたくねー。特攻服って、既成の暴力の象徴だろー。「狂えばカリスマ、吠えれば天才」などという既成の形に頼るロックを否定してたんじゃなかったの?! おまけにあろーことか、『がんばれソング』だとぉ・・・。

 そんなこと、大槻にだけはしてほしくなかったなぁ。「何もしないで生き仏」になっても良かったからさぁ。

 どんなにたくさんの人がバカにしても、

 君たちはフェティシストであり続けてほしい。

 兄さん、聞いているのか?兄さん、聞いているのか?

 こーのいくぢなしがぁ・・・・。

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2007年3月27日 (火)

「社会復帰」過程のモロモロ

 社会復帰二日目です。と言っても、昨日は午前中スキーだったし、今日はまだお外に出ていないので、コレって「社会」なのか?! ~o~;;

 昨日のスキー、短い時間でしたが有意義でした。八海山はもともと平日は空いているのですが、それにしても超ガラガラ。人いません。利用客の人数とスキー場従業員の人数とどっちが多かったんだろ?~o~

 というわけで、ガラガラのゲレンデをかっ飛ばしまくりでした。例の大回りの板をいろいろテストして、やはり、来期はGS選手用で行くことを確認できました。つか、GS選手用と乗り比べると、今まで使っていた基礎エキスパートモデルの頼りなく乗りにくいこと。今まで、よくぞこんな板を使ってたモンだってくらい。やっぱ、レースの選手用ってよく出来てるんですよ。

 んで、午後には帰京して夜の授業。所謂春期講習です。昨年も書きましたが、春期は「買ってはいけない」バナシのシーズン。新高二生相手に早速一席やってしまいました。ちょっと驚いていた様子。そこそこウケました。でも、この話が驚かれちゃうというのは、本当はちょっと悲しいことなんですよね。高校生の多くがダマされてるってことですからね。

 仕事の後、本当に久しぶりに吉祥寺の居酒屋『時代屋』へ。ちょっとマニアックな酒バナシをしてきました。滋賀の「喜楽長」って杜氏さん代わったんですね。名杜氏天保正一さんも引退なのかしらん。でも、新杜氏の酒も旨味十分で美味しかったから、いっか。「東北泉」の佐々木勝男杜氏も茨城の吉久保酒造さんに移られたとのこと。純米酒「百歳」いただきましたが、こんなお酒があるとは知りませんでした。かなりイケてます。また、春期の間に飲みに行こっ。

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2007年3月26日 (月)

狂乱の一夜は明け社会復帰の朝が

 昨日は、夕方、自由が丘で授業の後、新幹線で八海山へ。八海山ペンションYでは、昨夜、恒例の打ち上げ宴会があったのですが、それに参加するためです。

 本当は、打ち上げ宴会は、スキー場クローズドの日に行われるのですが、今年は3月上旬までの雪不足のため、一旦3/25日のクローズドが仮決定し、この日に打ち上げ宴会がセッティングされてしまったのです。その後、雪が降ったためクローズドが延び、実際のクローズドの二週間も前に打ち上げ宴会ということになってしまったワケです。クローズドが延びた段階で、打ち上げ宴会も延期にすりゃ良かったんですが・・・。結局、みんな宴会が好きなんです。昨日が第一次打ち上げ、4/8が第二次打ち上げだって。~o~

 この打ち上げ宴会、毎年、異常に盛り上がるのですが、今年はまた一段とヒドかった・・・。ちょうど、スキースクールも昨日が打ち上げだったため、スクールの宴会で出来上がっちゃったイントラ達の乱入で、もうハチャハチャ。本来カラオケの宴会なんだけど、盛り上がるカラオケとは別に、夜中のペンションの廊下で泣き喚くヤツ、赤フン一丁で練り歩くヤツ、上半身裸で男性客に襲い掛かりディープキスするヤツ・・・。もう修羅場デスヨ。ちなみに、この三人はいずれもスキースクールの男性イントラ。~o~;;;;

 異常に盛り上がる打ち上げ宴会の夜が明けて、今日の月曜は半日スキー。午後から再び東京にもどり、夜は吉祥寺で授業でした。なんだかワケわかんない生活です。昨日、今日ともに東京で授業があるってのに、昨夜は宴会のためだけに新潟泊だったんだから。~o~;;;

 今日からしばらくは東京生活です。休んでいた新聞も毎朝来るし、授業も毎日あります。社会復帰しなければっ。~o~;;;

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2007年3月25日 (日)

悩ましきはアールなのであーる

 昨日、午前中のみ八海山で滑って、午後から帰京。夕方、吉祥寺で仕事。ホントに久しぶり授業でした。毎度のことですが、こういう長いバケーションの後の仕事は、何故かハイテンションです。すごい勢いで舌が回ります。子供達、ちょっと呆気にとられてたかも・・・。~o~;;;

 んで、今日は夕方の授業まで自宅でデスクワークです。割とノンビリとブログ書けます。まー、ホントは教材作成があるので、ノンビリはいけないんだけどネ・・・。~o~;;

 んで、最近の悩みの話。最近の悩みと言えば、北朝鮮問題でもタミフル問題でも海外組と国内組の融合問題でもなく、アール問題です。大回り用の板のラディウス(=R)を、来期どうしようかが実にナヤマシイ・・・。(しっかし、我ながら平和な悩みじゃ ~o~;;;;)

 発端は、02-03から始まったFISレースのレギュレーション変更。FISのGSレースについて今までのキツいアールの板を禁止して、R=21以上に制限したんですね。一般的にアールのキツい板の方が回旋性が高いので小さく回るのは回りやすいんだけど、体に対する負荷が高くなるので選手の体を気遣っての変更・・・だったらしいんですが、我々には悩ましい問題を残しました。

 ワタシなどは、レースは「ナンチャって」レベルで、どちらかというと基礎の競技会がメインなので、FISのレギュレーションなんて関係ないんですが、板のメーカーさんはレースモデル中心に板を開発するのでねえ。特に、上級者モデルってのは、レーシングモデルに準ずる作りをするし、そもそも地区予選の上位選手くらいになると、レーシングモデルそのものを使っちゃううことも多いんですよね。

 んでも、ワタシのレベルだと、まだまだR=21以上の板は、基礎の競技会に使うにはミスが出やすいので、今まで基礎大回りの板はR=17の基礎エキスパートモデルにしていたんですよ。ミエ張ることねーや、って。でも、来期の板を考えた時に、そろそろ、R=21の競技板を基礎大回りに使っても良いかしらん、って気になってきて、ここ数日、今期非常に使いやすかったD社のGS選手用の板(R=23)を八海山で試していたんです。

 んで、結論なんですが、コレが悩ましひ・・・。やっぱりある程度の難しさは残るんですが、使えないワケじゃなさそう。でもまだ自由自在ってワケじゃなし、さりとて性能の良さは捨て切れず・・・。また、現在、大回りの新しいテクニックに挑戦中ということも悩みを深くしています。

 んでもって、自由に操りきれていない高性能の板で、慣れない新しいテクニックを試みるとどうなるかっつーと・・・。昨日は、八海山林間コースを滑走中にバランス崩して、思いっきり正面から立ち木に激突!・・・しそうになり(~o~;;)、今シーズン一番の冷や汗をかきました。ヤバいですねえ。立ち木に激突は「死亡事故」になりますからねえ。一瞬、人生終わったかと思っちゃいまひた・・・。~o~;;;;;;;

 かてて加えて、来シーズンから、FISはR=21規制をさらに進めたR=27規制というのを始めるんだそうで、スキーメーカーさんは、来期からR=27対応のモデルを出してくるんですよ。R=21でこれだけ対応に時間がかかっているのに、R=27なんかになったら・・・・。ああ、悩ましひ・・・。~o~;;;

 今年の全日本技術選など見ていても、メーカーによって、来期板の選択は悩ましくなるみたいで、某国内メーカーの選手達なんて大回り種目で板がバタつきまくってたけど、アレって、やっぱ、R=27規制の影響もあったのかしらん。

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2007年3月23日 (金)

八海山な人々~コブ&ビールの達人M夫妻の場合

 今日の八海山は快晴。すっかり春の陽気でした。こんな陽気で、お客さんが少ない平日には、ペンションYオーナーM家の人達はよく家族揃って滑りに行きます。今日は息子のタクヤが苗場に行ってしまったため、夫妻だけでしたが、ワタシも一緒に滑りました。

 このオーナーM夫妻は、二人とも地元生まれの人で、スキーは年に数回のみ。しかも、スキーと快晴とビールは必ずワンセットと心得ている人達なので、我々スキーマニアとは全く異なるスキーをします。SAJスキー教程から言えば、ほぼデタラメの滑りなのですが、コブに滅法強いんです。ぴょんぴょん跳ねるようにコブを下りて行き、まったく転ばず止まらず休みません。さすがモーグラータクヤのご両親。~o~

 そんなM夫妻と初めて滑ったのは、十数年前、ワタシがSAJ一級を取った頃でした。当時、八海山SSの一級は難関とされており、何年も八海山に通ってようやく合格したばかりのワタシは、いささか舞い上がっていました。「オレは八海山の一級なんだから、こんなシロウトの人達に負けるわけがない」とばかり、M夫妻を先に行かせて後からスタートしたのですが、いくら滑っても、追いつきません。それどころかM夫妻は、エキスパートコースのコブ斜面を独特の「デタラメな滑り」で止まらず休まずドンドン下りて行き、「正しい滑り」で数ターンすると止まったり転んだりのワタシは、ドンドン置いて行かれます。

 あんなに苦労して取った一級ってこんな程度だったのかと情けなく、かなりショックでした。でも、あのショックがあったから、一級取得で燃え尽きることなく、また基礎スキーの世界に凝り固まったりせずにいろんなスキーの楽しみを追い続けてこれたんだと思います。

 そのおかげで、今日もビール&コブの極楽スキーをM夫妻とともに楽しむことが出来ました。こういうのも時にはあって良いと、今では思います。少なくとも、年がら年中しかめっ面でスキー教程修行に励み、整地斜面ではプルークターンだの二軸運動だのを教程通りに演じ切るクセに、コブ斜面には手も足も出ない「スキー道」の行者の皆さん達よりは、シアワセで豊かなスキーライフなんじゃないでしょっか。~o~

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2007年3月22日 (木)

春の憂鬱再び

 今日の八海山は、晴れのち雨または雪でした。午後は、ゲレンデ上部のみ雪で、下は雨だったんです。先々週の土曜頃から続いていた「冬」に、残念ながら終わりが近づいているようです。

 ほぼ11日間の「冬」の間に、八海山の積雪量はすっかり回復しましたが、今日の暖かさでゲレンデは例年の三月下旬並みにもどっています。ということは、積雪不十分じゃないけど、それほど余裕はないってこと。ゲレンデを滑るのに不自由はないけど、いつも土の出るところが少しづつ出はじめました。不穏な春の足音再びってことです。憂鬱ですねえ。

 ところが憂鬱なのは、ワタシだけではなく、地元の宿はかな~り憂鬱みたいです。一旦、雪が少なくなったことで、シーズン終了と思ったお客さんが多かったらしく、予約状況が今一つらしいです。まあ、こちらはゲレンデ空いていて有り難いんですが。それにしても、今日なんかホントにガラガラ。~o~

 そんな中、午前中は天候ゲレンデ状態ともに悪くなかったので、ペンションYの常連さん達でビデオ撮影会でした。ワタシも今年後半の課題となった大回りを何本か撮ってもらったのですが・・・。うーむぅ~~、憂鬱です。~o~;;

 なんだってこんなに雑なターンになっちゃうんでしょう。小回りとコブは明らかに進歩してるんですけどねへ・・・。なかなか全部は上手くいかないモンです。

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2007年3月21日 (水)

信じる体信じない体

 一昨日のうちに八海山にもどり、昨日は八海山で滑りました。昨日の八海山は雪。朝のうちはそれほどの積雪でもなかったのですが、一日中雪が降り続き、エキスパートコースのコブ斜面は適度な新雪で楽しく大回りできました。

 昨日は、モーグラータクヤが学校の終業式でゲレンデに来なかったので、他の人が作ったエア台を跳んでみたのですが、失敗して転倒。タクヤの作ったエア台と違って、素人の作った台は跳び難いです。

 一回失敗してしまうと、エアというのは大変難しくなります。心では、大丈夫!と思って跳ぶのですが、体が信じてないんですね、自分を。跳ぶ直前に、ちょっとでもイヤなイメージが頭を過ぎると、もうダメ。絶対転倒します。結局、この日は、一回も上手く跳べませんでした。エアってメンタルな面が大きいんですねえ。

 このあたり、不整地大回りなどの難易度の高い滑りをしている時も同じことが言えます。自分と斜面を信じて思い切って滑っている分には、多少予想外のことがあっても対応出来るのですが、ちょっとでも悪いイメージが頭を掠めると、たちまちバランスを崩して冷や汗をかかされます。体が自分を信じていないと、変に萎縮しちゃうからでしょうか。

 ところが、全く逆のことを今日体験しました。ペンションYのお客さんの女性で、腰が引けて上体がかぶるクセのある人がいました。他の人も直すようアドバイスし、僕もアドバイスしたのですが、なかなか直りません。どうも、その姿勢の滑りの安全性を体が信じてしまっているらしいんですね。体が信じてしまっているので、いくら注意して滑ってもなかなかそこから抜け出せないんです。

 その安全性のバランスを崩さないと、新しい滑りを構築できないと感じたので、ストックをまとめて両手で胸の前に捧げて滑るエクソサイズをやってもらったところ、彼女の滑りは劇的に改善されました。その形だと、上体をかぶせることが難しくなり、体が今まで信じていなかったバランスで滑らざるを得ず、正しい姿勢に矯正されちゃうんですね。

 これと同じようなことを数日前にも経験しました。外向を強く取ってターンに入るクセのある友人がいて、いくらアドバイスしても直らなかったのですが、ノンストックにして、ターン前半に外手をターンインサイドの雪面につけるエクソサイズをやってもらったところ、最初はメチャメチャ怖がっていたのですが、リフト二本も滑るうち、劇的に滑りが改善されてしまいました。

 結局、体が信じていることは、頭でいくら直そうとしても直らないモンなんです。無理やり今まで保たれていたバランスを崩して、体に新しい動きを教え込んでしまわないことには、染み付いてしまった欠点は直らないんですね。

 だから、スキーにおいては、転ばない人は上手くなりません。今までのバランスが一旦崩れないことには、進歩しないんですね。今まで体が信じていたバランスを崩すような新しいチャレンジをするから転ぶんです。そして転ぶから進歩するんです!と自分がコブでよくコケる言い訳をしてみたりして・・・。~o~;;;

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2007年3月19日 (月)

「のぎく」のち掃除洗濯

 昨日、八海山を夜発って、浦佐駅から新幹線で帰京しました。浦佐では、ずっと行きたいと思っていた居酒屋「のぎく」で夕食。この「のぎく」さんは浦佐では知る人ぞ知る名店で、浦佐スキースクール関係の人々がよく利用する所らしいです。ワタシも、元浦佐常連の友人、S氏のブログで知りました。

 店へ入ると、奥の座敷で宴会をやってるんですが、それが浦佐SSのM次郎先生と常連の生徒さん達。友人S氏がらみの知り合いも参加してました。早速、この店のオススメを聞いてみたのですが、「何でも美味しいヨ」。この店のオヤジさんというのが、かなーり個性的な人で、「そんなこと言ったって当たり外れはある。教えないけど」って、何だろうね、このノッタリとしたノリわ・・・。~o~;;

 仕方なく、ビールに「肉とニンニク芽炒め」「揚げ出し豆腐」を頼んでみましたが、ボソっと一言、「ハズレ」。でも、この「ハズレ」がけっこう美味しかったので、満足。その後、「クリームコロッケ食べるかね」ってホントの「当たり」を出してくれました。さらに大満足。居酒屋というよりは、ちょっとしたレストランのクォリティです。でも、ラーメンやカツ丼もあり、刺身もあるけど、単なる焼き鳥や枝豆はなさそう。不思議な「居酒屋」デス。~o~

 結局、日本酒も二合飲んで、夜中に帰京。今日は、マンションの排水管掃除の日。業者さんが入室して掃除するので、一日部屋にいなければいけません。洗濯などもしつつ、ま~ったりしています。あっ、一学期の特別授業の教材作んなきゃ。~o~;;;;;

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2007年3月18日 (日)

遅れてきた真冬に素人のど自慢大会を思う

 今日の八海山は雪。ほとんど一日中雪でした。しかも、午後になって激しく降り、寒気も厳しくなってまるで真冬。つか、八海山は、普段の真冬はこんなに寒くならないよ。~o~;;

 朝のうち、たいした積雪ではなかったのですが、一日降り続いたため、けっこう新雪を楽しめました。友達のテレマーカーと一緒に、エキスパートコースのコブやコース脇の新雪をかっ飛びまくってしまいました。

 んで、かっ飛ぶ合間に、昨日終了した技術選のことをちょっと考えてみたのですが、この技術選というものが、実に不思議なものだということに気づきました。競技会のはずなのですが、なんと、一定のルールらしきものが無いんです。

 「適当な斜面で行き当たりバッタリの種目設定をし、選手の上手さをジャッジの主観によって判定する」

 こんないい加減なルール、素人のど自慢大会ですよ。つか、イマドキの素人のど自慢大会なら、機械によって採点したりするから、まだしも採点が客観的なだけマシかな。~o~;;

 こんないい加減な競技会なのに、各地で地区予選をやって大規模な全国大会を行うワケです。おまけに、その模倣の草大会が盛んに行われたりするんです。ヘンですよね~。多分、他にないんじゃないだろうか、こんな競技。~o~

 もし、これがオリンピック種目だったら、モメますよ、きっと。確かに、ジャッジの主観による採点競技は他にもあるけど、採点基準をかなり厳密にルール化してますよね。体操にしてもフィギュアスケートにしても。

 ジャッジの主観による採点競技であることには、特に異論を唱えるつもりはありませんが、種目設定や採点基準の概要くらいルール化出来ないモンでしょうか。こんなにルールがいい加減じゃ、技術選がスポーツとして一般に認知されてなくても仕方ないですねえ。

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2007年3月17日 (土)

全日本技術選雑感

 全日本技術選手権の決勝を見学してきました。

 男子の優勝は井山敬介デモ。数年前、技術選デビューした頃は、お調子者のやんちゃ坊主って感じで、演技終了後観客席にグラブ放り込んで愛嬌振りまいたりしてたものでした。その後、持ち前の運動能力を武器に上位陣に食い込むようになってきてはいましたが、やれば何でも出来てしまう運動能力が逆に仇になって、不必要に内傾角を取りすぎる見世物的なアクロバチックスキーになっている印象がありました。よくぞ、あそこまで大人の滑りになったものです。大人としての精神的成熟と若々しい運動能力とのバランスがちょうど取れてきた所なのかもしれません。

 二位の柏木デモは、昨年の大怪我から立ち直って滑りを改造して、万全の準備で臨んだ大会であっただけに残念だったことでしょう。コレと言ってミスもなかったのに、井山デモの勢いに負けた感じですかね。

 三位の久哉デモ、三連覇の壁は厚かったです。やはり、二連覇してしまうと、新鮮さや勢いの点で不利なんでしょうか。でも、明らかなミスもあったから、逆に諦めがつくかもしれません。

 全体に今年の技術選は面白かったと思います。天候も悪くなかったし。種目的にも予選本選のウェーブの小回りやハードパック設定の中回り、決勝のハードパック設定のウェーブ+リズム変化などは、難易度が高そうで面白かったです。

 逆に、ホテル前ゲレンデのフリーが四日間で三度も繰り返されたりしたのはちと興ざめだったかな。やはり、同じバーン同じ種目の繰り返しは、ツマラナイです。おまけに雪不足の影響か、例年よりウェーブが小さく、難易度低そうでした。実際、大会終了後開放されたホテル前コートを滑ってみたのですが、楽でした。

 あんな種目を三度もやるくらいなら、何か工夫してほしかったですね。例えば、過去に行われていたGSやカービングレースを入れてみるとか、あるいは「モーグル」のようなものを種目とし採用してみるとか。

 いろんなスキーを種目として採用して、陸上の十種競技みたいにすると、真のオールラウンドな能力が試されて、見ている方としては面白いんですがねえ。~o~

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2007年3月16日 (金)

情報と技術の戦士達

 技術選三日目、準決勝を見てきました。毎度のことながら、全日本技術選もこのあたりになると、本当に感心させられる名手ばかり出てきます。多分、一人一人がバラバラに出てくれば、タメ息とともに「上手いねー」としか言いようがない人達です。

 その人達の滑りがジャッジによって採点され優劣をつけられていきます。明らかな失敗の滑りが低い評価を受け、見ている我々が思わず歓声をあげる滑りが高い評価を受ける場合も多いのですが、正直言って、どっちも上手いのに何故こんなに評価が違うの?とクビをひねることも多々ありました。ジャッジの主観だと言ってしまえばそれまでですが、その主観の部分をキチンと見ている人間に説明出来ないのでは、競技としてちとツライですねえ。

 そのあたり、現場解説者の我満元デモもいろいろ言い訳してましたが、言い訳しなければいけないようでは見るスポーツとしては失格でしょう。確かに、みんな上手いから優劣をつけにくいのは仕方ないのかもしれないけど、なんとかなりませんかねえ。例えば、見ていて優劣が明らかになるような難易度の高い種目設定にするとか。

 そういう意味では、今年の予選本選で行われたピッチの細かいウェーブの小回りなんて面白かったです。比較的優劣がハッキリ判ったと思います。いかにも難しそうな種目でしたから。実は、ゲレンデ状況が良くなかったので当初の予定を急遽変更して作った種目なんですけどね。

 そんなジャッジングの不透明さは、観客だけでなく、滑っている選手達にとっても難しい問題を突きつけているように見えます。選手達は、今年のジャッジがどんな滑りを評価するのか探りながら、滑りのパターンを選択しているように見えるのです。

 実際のところは、選手に直接聞いてみないと判らないのですが、上位選手の滑りが、時として非常に似たパターンになるのは、そのためではないかと思われます。例えば、今日行われた男子リーゼンコースの急斜面を使った小回り。

 なんだか、上位選手の滑りは、昨年、ここで最高得点をあげた丸山貴夫デモの滑りによく似ています。上位選手は、非常に多くの小回りのパターンを持っているはずで、普段はそれを状況に合わせて使い分けているわけです。その使い分けの判断は、選手によってかなり異なるはずなのに、何故か全日本の上位選手となると揃っちゃうんですよね~。

 このあたり、どうやら各県連のコーチ達から指示が出ているのではないかと思われます。でも、それって本当はオカシクないですか。選手達がコーチの指示を仰いでようやく把握するジャッジの主観なんて、見ている我々には当然ワカンナイよ。~o~;;;

 まー、その難しさが、技術選の面白さかもしれませんが、やっぱ、もう少し判りやすくしないと一般的には受け入れられないよね。種目の設定を決めた段階で、ジャッジングの基準を公表しちゃうとかしてほしいですねえ。情報戦なんて我々には見えませんよ。

 そこをクリアにしないと、技術選が見るスポーツとして成り立つことはありません。SAJ教育本部の皆さんは、別に見るスポーツにしたくないのかもしれないけど、見るスポーツに成りきれないと、せっかくの選手達の努力が報われることも少ないですよね。スキーは、ただでさえマイナースポーツになってしまったのだから。

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2007年3月15日 (木)

ああ残念会の夜は更けて

 今日は、苗場で行われている全日本技術選手権を見に行きました。全日本は毎年、自分の滑りのための見学半分、八海山関係の選手の応援が半分で、必ず行っています。

 今日は全日本二日目で、昨日の予選通過者にシード選手を加えて行われる「本選」と呼ばれる日です。八海山の常連さん達数人と現地で落ち合って、八海山イントラでSAJデモのSデモの応援。Sデモは07'2/15「あらしのよるに」に書いた通り、我々の飲み友達です。~o~

 ところが、この日はSデモの日ではなかったようで、Sデモらしくない大人しい滑りを連発。一番良い時の元気な(男っぽい?)滑りを知っている我々としては隔靴掻痒の思いでした。どーも、Sさん、去年あたりからスランプだなー。

 結局、Sデモは明日の準決勝に進めませんでした。残念。

 八海山のペンションYに帰ってみると、モーグラータクヤが全日本選手権で予選落ちしたという知らせ。飯綱での捻挫以降、練習を控えていた影響でしょうか、タクヤらしからぬ大人しい滑りとエアで、12人通過の予選を13位だそうで・・・、残念。まー、それでも全日本の13位なんだから、悪い成績でもないんだけど、彼の今までの勢いと実力からすれば、ちょっと物足りないかなぁ。

 んで、ペンションYでは、今夜、ダブルの残念会でした。残念会といっても至って陽気なモンで、笑いが絶えません。このあたりは、最近、雪が降っている影響かも。スキーヤーなんて雪が降りゃ単純に嬉しいんですよね。~o~

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2007年3月13日 (火)

過去への回路と海路の日和

 今日は、自宅へもどっています。確定申告と問題集の仕事のためなのですが、午前中、ちょっとブログをいじっているうちに、新機能を発見。過去の記事をリンクさせることが出来るようになりました。これで、引用された過去の記事がとても見やすくなります。スゴイ。つか、あたりまえ?! ~o~;;;;;

 んで、その作業にかかりきりで、確定申告を書くのが遅くなり、ギリギリの時刻に税務署へ入って、うんうんうなって書類作成していたところ、見るに見かねた職員が手伝ってくれました。つか、ほとんどあっちで計算して書き込んでくれました。ラッキー。~o~

 しかし、この確定申告というもの、馬鹿げてますねえ。何だって税金納める側がこんなに苦労しなきゃならんのか、理不尽な話です。こちとら税金を誤魔化す気など毛頭ないので、グリーンカードでも何でも導入して全部ガラス張りの簡素なシステムにしてもらいたいのですが、何故そういうことが出来ないのか。

 まあ、税金のシステムが簡素化すると、大半の税務署員と税理士が失業し、脱税まがいの節税で潤っている一部人々の利益が損なわれるということなんでしょうけど、先日の花粉症の問題と同様、うっとうしい話です。

 閑話休題。確定申告が済んで、問題が一つ解決してやれ嬉やと家に戻ったら、もう一つの方も解決してしまいました。なんと、編集会社からメールが来て、版元の都合で問題集の仕事は急がなくて良くなったとのこと。大ラッキー。~o~ ~O~

 ものぐさ太郎じゃありませんが、問題から逃避して過去へのカイロを開いていたら、カイロの日和があったという話。~o~

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2007年3月12日 (月)

深雪にわらう

 昨日は、「腿までのパウダースノー」なんて書きましたが、残念ながら「腿」まではいきませんでした。でも、一日中「膝」のパウダー。~o~

 ドカ雪が一日中降り続き、朝の「膝パウ」で終わらず、ひとしきり荒らされた後の午後も、昼食食べてる間に、シュプールは埋まってすっかりノートラック。午後は、一本ロープウェイを回る間に、すでにさっきの自分のシュプールは消えていて、ノートラック状態。八海山の本当のドカ雪です。

 そんなバフバフの中をペンションYの常連仲間と遊びまくりました。さすがにペンションYの常連さん達は、深雪慣れしていて、深雪の中を元気よく滑りまくりました。SAJ的には、クラウンや指導員から二級までレベルバラバラのはずなのに、誰一人としてオフピステを嫌がる人間がいません。それどころか、みんな笑顔でかっ飛ばします。二級の女の子の速いこと速いこと。~o~

 こういうのを見ると、昨日のテクニカル検定が、もし今日だったら、と考えずにはいられません。昨日も確かに新雪ではあったけど、今日のような深雪ではありませんでしたからねえ。このぐらいの深雪になった時に、どんな結果になったんでしょうネ。果たして、テクニカル受験の皆さんが、今日の二級の女の子ほど深雪の中をかっ飛ばせたのかどうか・・・。

 ニュージーランドのヘリスキーなどに行くとよく見られる光景なのですが、指導員や準指導員を持っているという方達が、ほんのちょっとの浅くて軽い新雪でコケるコケる・・・。ちょっとでもクラストしようもんなら、バッタバッタ。~o~ 

 新雪は経験が物を言うシチュエーションではあるのですが、いやしくも指導員サマですからねえ。あんまりバタバタするのは、ちと・・・。~o~;;;

 思うに、日本のスキー場の大半は、箱庭的に整備し過ぎるんじゃないでしょうか。オフピステを滑ったことのない指導員、準指導員って、なんだか歪んでませんか。スキーは自然を相手にしてるんだから。

 06'8/23の「バラバラ雪先生とフェローカップの難しさ」にも書いたけど、故マルティン=グガニックは、新雪悪雪をよく滑らせたもんです。新雪を滑れない指導員サマ達を見て、天国のグッギーは何て言うでしょうねえ。

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2007年3月11日 (日)

祝祭の終わりと豊年の貢

 八海山テク祭終了しました。一日中雪の降る中を受験生の皆さん健闘を見せてくれました。視界は悪いは寒いは雪だまりは出来るは板は滑らないは、かなり大変なコンディションだったはずなんですけどね。

 残念ながらワタシの知り合いはほとんど全滅。昨日、練習に付き合って欠点克服に協力してあげたN君もあと一歩でした。こういう難しいコンディションになると、八海山のようなワイルドな所をホームゲレンデにしている人間は強いはずなんですが、もう一つ、その有利さを生かせなかったようです。テクニカル合格って難しいですねえ・・・。~o~;;;

 さて、祭も終わり、主役達は次々と帰っていきました。残された我々はしばらく祭の余韻に浸っていたのですが、検定の終わりと同時に小止みになっていた雪が、夜に入って本格的にドカドカ降り出したんです。

 この南魚沼のあたりは通常豪雪地帯で、その雪解け水がこの地域の稲作の源でもあるわけです。ところが、今シーズン、ドカ雪と呼べるような本降りはほとんどありませんでした。どうなることかと思っていたら、祭が終わるのを待っていたかのように、豊年の貢とばかりのドカ雪です。

 今も、屋根から雪がドサドサ落ちる音が聞こえています。豊年の貢かどうかはしばらく置くとして、間違いないのは、明日は腿までのパウダースノーだってこと。~o~

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2007年3月10日 (土)

テク祭の始まりと春の嵐とカフン地獄

 八海山テク祭、いよいよ開始。今日は、テクニカル検定の事前講習というものが行われました。八海山は、雪不足のため滑れるゲレンデが限られているのですが、その少ないゲレンデをさらにセパレートしてテクニカル検定受験者の練習バーンにしています。ジャッジがその練習の滑りに対してアドバイスを与えるのが事前講習です。

 事前講習の参加者は60人ほど。かなり知り合いが受験しています。明日は、この60人に事前講習を受けずにテストだけを受ける20人ほどが加わって、80人程度になるはずなのですが、そのうち10人ほどは知り合い。もしかすると、もっといるかもしれません。知り合いが多ければ多いほど「祭」としては盛り上がるワケで・・・。~o~;;

 さて、その明日のテストなのですが、どうやら天候が荒れそうです。今夜から明日にかけて、低気圧が通ります。今、外ではびゅうびゅう風が吹いていて、これから雪になるそうです。悪天候になると受験生には気の毒なことになります。思わぬアクシデントが起こりやすくなるのです。見物人としては、まあそれも一興なのですが・・・。~o~;;;

 でも、やっぱ見物の最中に雪はイヤだなぁ。

 ところが、それよりもはるかにイヤなことがあります。今夜の強風でどうやら杉花粉が大量に飛ばされたらしく、今現在、ペンションYの中は花粉ヂゴクっ。これは相当イヤです。あひー、今夜は眠れるかしらん・・・・。~_~;;;;;

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2007年3月 9日 (金)

「祭」前夜の屁理屈

 新潟八海山にもどっています。八海山は一昨日から昨日にかけて雪。雪が降れば花粉も抑えられるので、こちらでは比較的楽に過ごせます。

 今日金曜朝、土日に向けて常連客が宿に集まりつつあります。昨晩は、そんな常連客達と宴会でした。この日曜、八海山ではテクニカルプライズという検定が行われます。常連客の中にもテクニカル挑戦中の人が何人かいて、毎年、彼らの挑戦を応援しつつ茶化しつつビデオ撮りしてその晩の酒のつまみにしています。人呼んで「八海山テクニカル祭」。

 今年もそんなテク祭の主役が、お二人ほど、週末に備えてすでに山に入って練習しています。昨日は、そのうちの一人がテクニカル検定で普段乗っていない競技用板を使用することがちょっと話題になりました。

 スキー雑誌などでこの二、三年、時々話題になるのですが、テクニカルやクラウンプライズなどプライズ検定では、種目に合わせて複数の板を使用するのが一般化してきています。それに対して、全ての種目を一本の板でこなすのが王道だと主張する人達もいます。

 ワタシは、複数板派です。テククラプライズというのが、全日本技術選を頂点とする「基礎スキー」という名の競技会の末端に位置していると考えているからです。「基礎スキー」では、その名に反して普通のゲレンデを滑るにはいささか特殊なテクニックを理想の滑りとして評価する傾向があり、その理想的な滑りを実現するためには、特殊な板の方が有利なのです。

 早い話が、カービング的な小回りを理想と考えた場合、セミファットやGSベースの板では著しく不利です。コブのバンク滑りを理想と考えた時、180cm以上の板では実現困難です。逆に整地バーンで内足主導的な大回りターンをしようとする場合、160cm以下のモーグル系の板などでは危なくてやってられません。かと言って、所謂オールラウンド系の板は、それら全ての場合において可もなし不可もなしの滑りしかできません、一般人のテクニックでは。

 これが、超絶的な技術を持つ人なら話は別です。例えば、このブログには何回も登場しているモーグラータクヤなどは、163cmのモーグル板でカービングの大回りもキレキレの小回りもしてしまいますし、不整地大回りすら見事にこなしてしまいます。でも、アイツはナショナルチームですからねえ・・・。~o~;;

 加えて、複数の板でトレーニングすることによる上達という効果もあります。例えば、トップ部をたわませる技術はトップの柔らかい板でなければ身につきにくいものですし、ラディウスの小さな板でカービングした方がカービング時の倒す感覚や先行動作などを覚えやすいものです。逆にラディウス21以上の長い板を履いたことがないと、谷回りが楽過ぎるので、自分で外足のエッジを斜面に食いつかせ板をたわませる感覚をなかなか覚えません。板のラディウスまかせのターンになりやすいんです。

 こういう感覚や技術は、一旦身につけてしまえばどんな板を履いた時にも応用できます。だから、いろんな板を履くことが上達のための有効なトレーニングになったりするんです。

 十分に上手くなってからなら、一本の板で全ての種目をこなしてしまうというのは、結構カッコ良かったりするんですけどね。たかがテクニカル検定受験の段階では、一般的には、まだいろんな技術を習得する途上のはずなんですよね。 

 なーんちゃって、マニア以外にはどーでも良い超マニアックな話題も、「八海山テク祭」前夜ならではなワケです。~o~;;;;

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2007年3月 7日 (水)

杉に起こされた朝の嘆き節

 朝、五時、杉に起こされました。毎年のこととは言え、今日はまた一段と強烈です。何がって、花粉ですよ、カ・フ・ン。

 杉花粉で鼻がつまって寝てられなくなる経験を初めてしたのは、今をさること十二年前、1995年3月22日のことでした。この日がワタシの花粉症発症の日です。なんで日付まで言えるのかつーと、その朝、鼻がつまって寝てられなくなり、TVをつけたら、丁度まさにその瞬間、オウム真理教の上九一色村の施設に強制捜査が入ったところだったんです。どちらも印象鮮烈でした。

 だから、花粉症とオウム事件とは、ワタシの中では切っても切り離せません。今回も日付忘れてたんで、「地下鉄サリン事件」で検索かけて思い出しました。まー、花粉症も一種のテロみたいなもんですよね。テロと言って悪ければ政治マスコミ一体となった陰謀です。あ、もっと悪いか。~o~;;;;;

 花粉症は、明らかに陰謀です。だって、これだけ国民的病気に政府や地方自治体が手をこまねいているのは変でしょう。また、そんな行政をまともに批判するマスコミがいないのも変です。

 花粉症は、製薬会社および医療関係機関に巨大な利益をもたらします。花粉症自体が一つの産業と言っても過言ではありません。政治屋の皆さんは、彼らのスポンサーである産業を育成保護します。マスコミの皆さんは広告主の利益に反する報道は控えます。もちろん、たかが花粉症、誰も死ぬわけじゃなし、ほっといても胸は少しも痛みません。

 国民の皆さんにしても、喉元過ぎれば熱さも痒みも不快感も忘れます。五月にもなれば、杉のことになんて話題に上らなくなります。たかが花粉症、誰も死ぬわけじゃなし、ほっといてもマスクして我慢してりゃ懐だってたいして痛みません。

 でもね、コレは陰謀です。ぜーーーーーったい陰謀です。誰が何と言っても、イ・ン・ボ・ウなんです!!!

 だって、政府にしても地方自治体にしても、本気で対策を立てればかなり被害を小さく出来るはずなのに、放置プレイ状態です。例えば、ワタシの住んでいる八王子は花粉症のメッカとも言うべき呪われた土地ですが、市当局が周辺の杉林の枝打ちを本気でやったら、かなりの人々の症状は改善されるのではないでしょうか。また、戦後の植林行政の誤りによって無駄に作られて放置された杉林が至る所にあるわけですが、ブナだの楓だのって平和でのんびりした樹木に植え替えれば、どれほど花粉症患者が救われることか。紅葉だってキレイだしサ。

 でも、そんなことまーったくやってくれません。製薬会社様からよく効く「ハナ薬」をいただいているからです。医療関係者からオイシイ「注射」を打たれてるからです。これは社会的陰謀です。壮大な陰謀です。そうに決まってマス!

 考えてみれば、我々日本国民は、毎年春になると新型マスク代と洗眼剤代と鼻用洗浄器代とアレルギー注射代という形の税金を、気づかないうちに徴収されているマヌケなんです。何故暴動が起きないんでしょう。何故ストライキやデモをしないんでしょう。何故杉林に放火して回る人間がいないんでしょう。不思議です。まったく不思議です。

 今度都知事選とやらがあるそうです。さっき杉に起こされて嫌々見たTVでやってました。誰でも良いからマニフェストとやらに「花粉症対策」の一言を盛り込んでください。ワタシは必ず、その人に投票します。某「相州の江戸っ子」74才の方を除いてのことですが・・・(アンタ、逗子の田舎の生まれじゃねーか。高校時代、「逗子ゴロ」って言われてただろ。他人様のこと「江戸っ子向けじゃない」なんてよくも言えたモンだ)。

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2007年3月 6日 (火)

純度99%の春憂

 今日は朝から雨。寒くなりません。雨の中を我慢して滑るのと、締め切りの迫った仕事とを天秤に掛け、仕事選んじゃいました、午前中は。ところが、昼頃からペンション周辺で降る雨が白くなり始め、気づいたら雪。

 こうなっちゃえば滑りに行かない手はなく、行ってみると、八海山ゲレンデ上部はそれほど悪くない雪。それも朝から雪だったと見えて少しは積もってます。凍ったコブ斜面の上をストレス無く滑れる程度には積もってました。久々の新雪です。お客さんが極端に少なく、ノートラック斜面が残っていたので、いただいてきました。遠慮がちに少しだけ快感。

 それにしても、一昨日と比べると、スキー場の景色か一変してます。昨日融けたんですねえ・・・。むき出しになった地面の上に、今日降った雪がうっすら積もってるって眺め、あちらこちらに。かなり憂鬱な眺めです。

 否応無しに迫り来る春の憂鬱と気弱な冬の快楽。それは、迫り来る締め切りの憂鬱と逃避先でのつかの間の気晴らしに見合っているかのようです。今、久々に自宅にもどって、仕事を片付けようとしているのですが、あーあ、終わらなひーー。~_~;;;;;

 おまけに、東京は花粉地獄ぅー。~_~;;;;;;;;

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2007年3月 5日 (月)

人生と低気圧は交錯し

 昨日、「嵐のように・・・」なんて書いたら、今日は本当に大きな低気圧が通り過ぎているのだそうで、大荒れの天気でした。朝、目が覚めると木立を鳴らす強風の音。これじゃロープウェイは営業しません。おまけに時折、激しい雨が降り、どんどんやる気がスポイルされていきます。問題集執筆の締め切りも近づいていることだし、スキーは諦めて一日仕事と決めました。

 締め切りとともに、春がどんどん近づいてきています。浮世離れしたペンションYの常連達も、春が近づくとともにそれぞれの人生にもどっていきます。もう雪も少ないし、今シーズンは終了ですと帰って行った人達が何人もいます。そうかと思えば、これから海外行きを考えている人、日曜の検定に落ちて来週のリベンジを誓い一旦帰京した人、いろんな人の人生が交錯する中で、ワタシゃひたすらペンションの自室に閉じこもって仕事仕事仕事・・・。

 夜に入って外は雨、激しい春の雨です。ペンションの周囲の雪がどんどん融けていきます。夜中から明日にかけて雪になるような予報なのですが、気温が・・・・。なかなか下がらないですねぇ。~_~;;;;;

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2007年3月 4日 (日)

嵐のように祭のように春

 昨日は、菅平で試乗会でした。朝九時から滑り始めて試乗試乗試乗・・・試乗の嵐。友人H谷君と一緒に昼飯食わずに滑りまくって十二台試乗しました。ホントはもっと試乗したかったんだけど、今日はこのくらいでカンベンしといてやらぁー。~o~;;

 と菅平を後にして三時間後には八海山にもどり、夕食後、ペンションYの宿泊客有志で、天下の奇祭「浦佐毘沙門堂はだか押し合い祭り」の見物に出かけました。ああイソガシ。

 昨年も書きましたが(06'3/6「予備校屋から見た正しい予備校の選び方その二」)、「はだか押し合い祭り」はこの近郷きっての大きなお祭。巨大なロウソクを抱えた男達に先導された上半身裸の若者達が、「サンヨーサンヨー」の声を上げながら浦佐の町を練り歩き、毘沙門堂へ参って堂内で撒き与えられる福物の金杯と餅を奪い合うという祭です。撒き与えるから「サンヨー」なんですね。

 我々が見物に行く頃は、とっぷりと夜も更けて、毘沙門堂への参道両側に並ぶ屋台に灯が点り祭の気分を盛り上げています。今年は祭の行われる三月三日が土曜日にあたるため人出も多く、例年以上の雑踏の中を毘沙門堂へ。例年なら、祭の頃はまだ境内に雪が積もっていて、雪の参道を上ってくる裸の男達の吐く息も白く、いかにも寒そうなのですが、今年はこの暖冬なので・・・。ちょっと雰囲気が違います。いっそ裸も気持ち良いかも。~o~;;

 毘沙門堂内の福物を奪い合う押し合いを見物した後は、いよいよ、恒例の一般福物撒与。昨年も書いたようにワタシは、この縁起物をかなり高確率でゲットしているのですが、今年も一応、提灯の切れ端をゲット。面目は保ちました。後はお定まりの、名物「かじか酒」の宴会。

 明けて今日3/4は、八海山を滑りました。曇りのち晴れだったのですが、有無を言わせぬ暖かさ。暖かくなり過ぎです。グズグズの重ーい雪、深ーいコブ、コブを板が越える度に飛び散る雪しぶき。もう春スキーそのものです。本来、今日は浦佐スキー場で草技術選があるはずの日だったのですが、雪不足のため浦佐スキー場はとっくにクローズド。浦佐技術選に出るはずだったスキー仲間も八海山にやってきて、昼間っからワイン、ビールで盛り上がってしまいました。

 本来、まだこんな春スキーの季節じゃないんですがねえ・・・。~o~;;;;

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2007年3月 2日 (金)

スキー宿ミシュランⅡ

 今日は星直樹キャンプの二日目。八海山は快晴。朝のうちカリカリだったバーンがお昼頃には春の雪になってました。レッスン終わってから、菅平へ移動。明日の某Aルペンの試乗会に備えて、今日は菅平パインビークツバクロゲレンデ近くのS藤旅館泊まりです。

 んで昨日の続きです。

6.Gんのさじ(車山高原)☆★(一つ半)1○2○3×4○5○6×7○8○9×10○

 品格のペンション(07'1/26)。建物はやや古く部屋もキレイとは言えない。風呂も家族風呂だし、トイレもキレイとは言えないが、全体になんとなく品が良いのは1/26に書いた通り。落ち着いたもてなしは好感度高い。ご主人は養蜂もやっているらしく、蜂蜜を販売しているし、朝食時には珍しい蜂蜜をいろいろ試食できて楽しい。

7.Aンの家(八方尾根)☆★1○2○3△4○5×6×7◎8×9×10○

 十数年前、八方尾根がまだ客であふれかえっていた頃、八方の宿は何処もタカビーで一人で宿を取るのは至難の技だった。あちこち断られ続け、途方に暮れかけた時、快く迎えてくれたのがこの宿。それ以来、八方尾根での定宿となった。とても小さなペンションなので、設備としては見るものがないが、清潔。ここは兎に角ご主人の人間性が素晴らしい。お人よし過ぎて心配になるような人。ゲレンデからは離れていて、送迎も本来はシャトルバス頼みのはずなのだが、空いているとご主人の好意で送迎してくれたりする。また、ご主人は山形出身で、酒造勤めの縁者から送ってもらった日本酒を時々飲めたりする。

8.Hらりん(菅平パインビーク)☆1○2○3○4○5○6×7○8×9×10○

 レーサー御用達。なんとなく古い感じの設備、風呂にシャンプーがないなど欠点もあるが、食事は悪くないし、オーナーの漬けた果実酒がいろいろあって楽しく、加えてオーナーが話し好きで親しみの持てる人なので☆一つ進呈。ゲレンデ中腹に位置するため、宿からゲレンデは近いが、宿まで登る道はちょっと大変。

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2007年3月 1日 (木)

「スキー宿」独立記念思いつき企画~スキー宿ミシュランⅠ

 今日の八海山は快晴。昨日降った分の雪が見事に融けました。今日は星直樹SAJデモのレッスン。なかなか面白いです、星デモ。どんどん滑らせるし、エクソサイズのバリエーションも豊富だし。

 ところで、タイトルの特別企画、スキー宿ミシュラン。こんなの正直に書いたら、次に泊まりにくくなるかもしれないんだけど、まー、そこんとこはカンベンしてもらって・・・。~o~;;;;

 今まで泊まった中で良かった所だけ載せます。従って、名前が載ってるってことは良かったんだと思ってください。ちなみに、完全な実名は挙げません。イニシャル混ぜます。総合評価を☆~☆☆☆で、2/27に挙げた十か条に対する評価を○×で評価(特に優れている場合のみ◎)して、最後にコメントをつけます。

1.ペンションY (六日町八海山)☆☆☆ 1○2○3○4○5○6○7○8○9○10◎

 何処と言って特別優れているわけではないが、痒い所に手が届く気遣いをしてくれる。特にシニアと子供には優しいと思う。風呂もトイレも清潔な感じで部屋も比較的キレイ。食事は特別美味いわけではないが、どんなに混んでいる時も暖かい物を暖かいまま出してくれる。コシヒカリ生産農家なので、ご飯は素晴らしい。スキーシーズンを少し外れると、近くで採れた山菜や自分んちの畑で作ったアスパラなど出してくれる。酒は銘酒八海山をボトルキープしてくれるし、意外に気の利いたワインを安価に出してくれるのは、オーナー夫妻が飲兵衛だから。

2.ペンションKのみテラス(尾瀬丸沼)☆☆☆1○2○3○4◎5○6○7○8○9○10×

 今のオーナーが始めて、まだ四、五年だと思うが、早くも知る人ぞ知る人気ペンションになりつつある。デモキャンプなどが多いのは、デモの皆さんが食いしん坊だからか。兎に角食事が素晴らしい。手作りベーコンの香りの良さは絶品だが、近くの山の幸を上手く料理してくれるのも嬉しい。最初に泊まった時(2003年秋)の「むかごの炊き込みご飯」にワタシはヤラレてしまいました。~o~ 食事以外のサービスも文句の付けようが無い。オーナー夫妻がスキーマニアなのも嬉しい。ただ一つ、欠点があるとすればお酒。オーナー夫妻が飲まない人なのでコレは仕方ないですね。

3.S季彩(田沢湖)☆☆★(二つ半)1○2○3○4◎5×6○7○8×9×10◎

 宿泊したのが十年近く前なので、現状は知らないのだが、十年前の印象ではエクセレント。ただし、スキーヤーの宿というよりは、大人の高級リゾートホテルって感じ。お値段もかなりのもの。でも、本当の贅沢ってこういうことかと教えてくれる宿です。田沢湖というゲレンデも含めて、スキーをする女性と二人で行くならマジで最高、と思うのだが、まだ実現したことがアリマセン。~o~;; 食事は品の良い贅沢な和食で、良い日本酒が置いてあったなぁ。

4.ハウスSアントン(野沢温泉)☆☆★1○2○3×4○5○6○7○8○9○10○

 チロルの山小屋というイメージの作り。チロルに行ったこと無いけど、多分、チロルの山小屋はこんなだよなあ。食事は野菜中心でヘルシー志向がかなり強い。ちょっと古い建物に見えるがちゃんとトイレはウォシュレット化されている。野沢の伝統の重みを感じさせる宿で好感度高いのだが、クォリティに比べて一人で泊まった時の値段がやや高い(一泊二食11000円でした)のが気になる。二人以上だともう少し安いらしい。ゲレンデや駐車場まで遠いのは、野沢だから仕方ないのかなぁ。

5.オーベルジュ・ド・Fらいぱぁん(ニセコアンヌプリ)☆☆1○2○3○4◎5×6×7○8×9×10◎

 北の極楽オーベルジュ(06'12/8)。料理と酒最高。オーナー夫妻も良い人。部屋はキレイだし、無線LANも使わせてくれるし、居心地良いんですけどねえ。スキー宿としての施設が・・・。乾燥室ってものがないし、風呂は家庭用の風呂。トイレもキレイとは言い難い。でも、それを補って余りある料理の魅力。ちなみに、ペット連れもOKらしい。オーナーはボルゾイ種という珍しい犬の愛好家。

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