おしまいの日その一~かぐらアウトロー伝説
かぐらスキー場の最終日から帰って来ました。かぐらの最終日は、ワタシにとってシーズンの最終日です。六月に二日続けて仕事を休めないワタシは、月山という所に行ったことがありません。ザウスがあった頃は、かぐらの最終日=ザウスのシーズンインだったんですけどね。
今日のかぐら、まずまずの天気でした。予報では午後、雨が降るような話だったのですが、なんとか持ちました。昨夜のうちに苗場に移動して、今日は午前中からかぐらへ。かぐらの駐車場は、午前中からかなりの車が来ていました。みんな気合入ってるなー。
かぐらまで移動して滑り出して間もなく、八海山常連組と遭遇。四人で滑りました。例のコブ好きK嬢も当然います。先週の最後に教えた「タクヤ」をさっそく復習。今日は、先週よりもコブだらけで一つ一つのコブが大きく育っており、大回りには向かない深いラインコブもあるため、さすがのK嬢も上手く「タクヤ」出来ません。かなり苦戦していました。ハッハッハッ、そりゃそーだーろー。~o~ ~O~
そんなに簡単に一級受験者に「タクヤ」されてはワタシの値打ちがありませぬ。~o~
しかし、このK嬢のスゴいところはメゲないこと。どんな悲惨な転び方をしても必ず素早く起きて大回りを再開します。それを見ていて、十年前のワタシを思い出しました。十年前の春、来シーズンはテクニカルプライズを取得しようと決めたワタシは、その春、突然コブの大回りに狂いました。
もちろん、当時のテクニカルプライズテストに不整地大回りなんてありません。だから、検定種目の練習というのではないのですが、それ以前に、「普通の一級」である自分から脱却するために何か特別なことが必要だと感じたのです。それほど、テクニカルブライズは、当時のワタシには遠い存在と映ってたってことでしょう。
しかし、始めてみると、コブの大回りはかなり刺激的で面白く、ハマってしまいました。八海山のシーズン終了後、かぐらのコブで毎週末の大回り。当時、春のかぐらは、今以上にコブだらけだったのですが、一日中、小回りなどせず、大回りし続けました。ほとんど命がけみたいな突込み方で。知り合いには、「頭壊れた・・・」と言われてました。
多分、他のスキーヤーには迷惑なヤツだったでしょうね。だって、みんなが行儀良く小回りする中を大回りするだけでも迷惑なのに、当時のワタシは、かなり下手だったので、危なくて仕方なかったでしょうから。今のK嬢以上にテクニックありませんでした。きっと今のK嬢以上に危なっかしかったことでしょう・・・、えっ?!そーか。あれ以上に危なかったんだよなぁ、オレ。よく生きてたなぁ・・・。~o~;;;;;;;
その甲斐があったのかどうか、翌年の二月には無事テクニカルプライズに合格しました。多分、あんまり、意味の無い練習だったでしょうけどね。でも、検定種目かどうかよりも、コブの大回りって不思議な魅力があるんですよ。多分、今のK嬢もそれを感じているんでしょう。
と言うワケで、今日は、K嬢との師弟コンビで「タクヤ」し続けました。他の人には無法者と映ったでしょうねえ。~o~;;;;
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コメント
無名講師様 初めまして
スキー関連のネットサーフィンしてたらこちらへ
辿り着きました。
記事を読ませて頂き、八海山、グッキ-、都技戦・・・等のお話から
以前スキー雑誌や掲示板でご活躍されてたMさんだと
分かりました。その後どうなさってるかなあと思ってたら
こんな形で活動なさってたんですね。
現在も精力的にスキーをなさってるんですね。
1シーズン2回もNZへ行かれるとはビックリです。
今年も2回行かれるんでしょうか。
私も一昨年トレブルコーンへ1週間行って来ましたが、
今年はマウントハットへでも行きたいと思ってます。
でも天候は不安定なんですね。コロネットピークの方が
良いのかななんても思い始めてます。
投稿: まさ | 2007年5月28日 (月) 12時38分
あ、どもです。
>以前スキー雑誌や掲示板でご活躍されてたMさんだ
ん?誰ですか、ソレ。
なんちって。~o~;;;;
「こんな形で活動」ってほどのモンじゃありません。ただの日記ですから。それも、最初のうち、仕事関係で始めたもんですから、それでHNも違えちゃったんですね。
ハットですか、良いですね~。ただ、当たり外れがあるので、ハットは、良い思い出の年と悪い思い出の年があります。長期行ってるなら良いんでしょうけど、滑走が四、五日だと、ホントハズレの年は悲惨になります。一昨年がハズレ、去年が当たりでした。今年は…。当たってほしいです。~o~
コロネットというかクィーンズタウンだと、いろんなスキー場に行ける分だけハズレはないです。
投稿: Mumyo | 2007年5月28日 (月) 16時59分