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2007年5月29日 (火)

怖い話のミスキャスト

 今日は昼間雑用、夜だけ仕事の日です。洗濯等の雑用をこなしながら、ネットをフラフラしたり、執筆したり。

 ネットをフラフラする中で、同僚の若手講師の方のブログを拝見。この人、学生時代スキー部にいたということで、スキーの話でつながっている人。なかなか気の良い人なのですが(ワタシはスキーヤーだと人間の評価が甘くなるかも ~o~;;)、ちと驚きました。週に36時間も働いて特別授業までこなしてる!この生活は、けっこうヤバいと思うよ、Nさん。

 去年、普通の講師の授業は週に20時間くらいと書きましたが、この適正レベルを維持するのは、けっこう大変です。人気が出れば、学校側は時間数を持たせたがるし、人気が出なきゃ削りたがるし。自分の体力と収入のバランス、それに自分が現在学校にどう評価されているかなどを勘案して、学校側に来年度働ける日や希望などを申請し、年度始めに学校側がそれを受けて時間割を組んでくるのですが、その駆け引きはけっこう微妙です。加えて、ワタシにはスキーの予定という大事なものもあり・・・。~o~;;

 このNさんの授業時間に驚いて自分の今週の授業時間を計算してみて二度ビックリ。ワタシは、いつの間にか通常授業を週25時間も持たされていました・・・。~o~;;;;;;

 いや、いつの間にかってことはないんですが、今年度、ウチは生徒さんの募集が好調だったとかで、土壇場でクラスの増設などがあり、気づかぬうちに25時間になってました。おまけに質問の時間が4時間。マズイな~。ちとオーバーワークだよ、コレ。

 しかも、ここんとこ三週は、例の出来ない子のための特別授業が土曜に4時間入りました。おまけにこの4時間は、実際には延長授業になって5~6時間になってるから、ここんとこ三週間の労働時間は週35時間近くになっていたんです。どうりで忙しかったワケだよ。はぁ~。

 そのおかげでまだ雪があるってのに、日曜しか滑れなかったんですゼ。まーったく、なんてこったい。んで、かぐらがクローズドになったと思ったら、明日は夏期講習の申し込み日のため休講ときやがる。なんか、学校側、ワタシに悪意あるんじゃないかしらん。~o~;;;

 ワタシゃ正直言って、こんなに働く人間ではないんですよ。こんなのミスキャストです。他の人にやらせりゃ良い仕事を引き受けすぎたかな。特に、特別授業の横浜の件は余計だったね。断りゃ良かったんだよな。スキーの時間を削ってまで引き受ける仕事じゃなかったゼ。ブツブツ。

 しかも、そんな思いをして引き受けた特別授業なのに、授業後アンケートで「不満」と書いてきたヤツが八王子、横浜で一人ずつ、「授業を理解できなかった」が横浜で四人ほど。理解出きないようなことはやってないんですがねぇ。理解しようとしなかっただけだろー。

 確かに、横浜は人数が少し多めだったこともあって、全員を丁寧に面倒見るってことが出来なかったけど、それにしても、昨年度までだったら、特別授業に出てきている子は、一応、(学力はまるで無くても)やる気くらいあったので、努力くらいはしてくれたんですよね。だから、それなりに理解してくれたし、ある程度満足もしてくれてたと思うんだけど、今年は、なんだかモチベーションの点で著しく問題のある子が特別授業に入ってたようです。 

 もしかして、「ゆとり」というのは、学力下位層の学力をダメにしただけでなく、粘り強く努力する気力や集中力やモチベーションまで奪い取ってしまう恐ろしい失政だったのかもしれません。本格的「ゆとり」世代が社会人となるまであと数年。果たして日本はどうなることやら。

 なぁんてことは、まぁ、ワタシの心配することじゃありませんやね。~o~

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