キウイ日記07'~冒険のための道具または売られた娘の行く末
昨日、今日とMt.Huttは快晴。雪は降っていないので、午後の圧雪コースはアイスバーンになりますが、それを除けばまずまずのゲレンデコンディション。昨日も今日も、ほとんどツアーガイドSさんの後にくっ付いてオフピステでした。
キウイ達は、大変なオフピステ好きで、スキーの腕前に関係なくドンドンオフピステにチャレンジします。ですから、「アンタがそこへ行っちゃあアブナイっ!」って人まで、岩だらけのオフピステに入ってきます。多分、徹底的にオプティミストなんでしょうね。岩に衝突とか、岩を踏んでバランスを崩すとかってことを想像しないんでしょう。ですから、こんな雪がまだ足りない時期には、キウイ達のスキー板やボードの滑走面はボロボロになるはずです。そもそも、そんな時期に、オフピステをオープンしちゃうのがいかにもキウイ。日本だったら、絶対滑走禁止ですよね。
このあたり、道具を大事にする日本人の方は、気分を悪くする話だと思います。キウイにとってスキー板とは冒険のための道具です。ですから、その道具が冒険のために壊れてもそれは仕方のないことだと割り切っています。
一方、日本人は、一般的に道具を大切にします。コレはよく言えば「道具を大切にする」なのですが、悪く言うと「道具フェチ」です。だって、ゼロコンマ何秒を競うレーサーを除けば、板の滑走面なんてものは滑れば良いだけのもののはずだし、まして、表面などはどうなったって良いはずです。ところが、滑走面だけでなく、表面さえも大切にしますよねぇ、日本人。なんで?~o~;;
ワタシも、一応、日本に国籍があることはあるので、日本人の心情は理解できます。ですから、今日は自分の板をチューンナップに出してレンタルの板で滑ったのですが、レンタルの板でさえ、岩だらけの雪不足のオフピステに入るのはちょっと気がひけました。
おまけに、レンタルで借りた板が07-08の来シーズンモデルの板で、まだ新品の板だったりしたので、「こんな板でSさんの後へ付いていくのは、生娘を女衒に売り飛ばすようなモンですね~」なんてひどい冗談を言いながらSさんにくっ付いて滑ってました。~o~;;
このガイドSさんという人は、恐らくキウイ以上にオフピステに関してオプティミストです。「あの辺良さそうですね」「大丈夫です、行ってみましょう」と彼がNZで言った時には、板は無事では済みません。たいてい岩を踏んでボロボロにさせられます。どーも、自称キウイのワタシなどよりもキウイな性格。アグレッシブで冒険好きで120%オプティミスト。ま、そんな人だと判っていて、ついて行くワタシもワタシなのですが・・・。~o~;;
というわけで、今日のレンタルの新品の板は、返す時には見るも無残なほどボロボロになってました。うーん、ちょっとマズかったかも・・・。~o~;;;;;;
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