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2007年7月 8日 (日)

キウイ日記07'~陰惨な夢、寒気の眩暈、そして満天の星空の下

 ハーイ!やってきましたNZメスベン。今年もキウイ生活の始まりデース。

 昨日はバタバタやった末にようやくNZ行きに搭乗したのですが、機内はそれほど大混雑というわけではなく、特にワタシの席は左右が空席でラッキー。ゆったりと横になれました。が、しかし・・・。

 NZ航空はエコノミーでも各座席にTVがついていて、自分でチョイスして映画などが楽しめるのですが、昨夜寝る前に選んでしまったのが『300』というハリウッドの新作。渋谷駅でポスターを見て、なんとなく話題の新作っぽかったので見てしまったのですが・・・。ストーリーはスパルタ王レオニダスが300人の兵でペルシアの大軍に立ち向かうという歴史物。多分、細部まで史実をなぞっているのでしょうが、それにしても、コレは・・・。あんまり楽しい旅立ちの日に見る映画じゃなかったなぁ。~o~;;

 兎に角、陰惨です。戦闘シーンが多くなるのは想像していたのですが、レオニダスの300の兵ってのが半端じゃなく強いので、ペルシア兵を切って切って切りまくり、首は飛ぶは足はチョン切れるはで血しぶき上がりっぱなし、死屍累々。まったくたいしたストーリーもなく、ひたすら戦い続けます。コレって何処が面白いんだ?

 しかも、しばらく前に企画されたらしく、レオニダスの妻が評議会で、「『自由』を守るためにレオニダスのもとにスパルタの援軍を派遣せよ!」なんて演説かましちゃったり、最後にレオニダス軍の生き残り兵が全ギリシア軍をまとめあげてマラトンの会戦に臨むのですが、「神秘主義と専制君主から『自由』なギリシアを守れ」みたいなことを言い出したり・・・。

 この映画が企画された頃ってジョージ=○ッシュの支持率高かったんでしょうねえ。~o~;;;

 歴史上のレオニダス王は、どこやらの大統領と違って、『自由』などという取ってつけたお題目のために戦ったんじゃないと思うけどなぁ。それに、なんだよ、あの戦闘シーンの多さは。エンディングロールにまで血しぶき飛びまくってたゾ。あそこまでして好戦気分盛り上げるとは、もしかして映画のスポンサー、本当にどっかの国の戦争屋の大統領じゃないのかいな。

 などと考えながら眠ったせいか、夜中に何度も目を覚ましてしまいました。陰惨な夢を見たかもしれません。まぁ、それでも、途切れ途切れに五時間ほどは眠ったので、飛行機の中の睡眠としてはマシな方かしらん。

 到着してみると、NZ非常に寒いです。めったに雪の降らないメスベンの町中に雪が残ってます。しかも、到着後しばらくは停電だとかで部屋に暖房が入らず寒い寒い。町の中を歩いていても眩暈がするほどに寒いです。もしかして病気が再発するんじゃないかと思うほどフラつきます。飛行機移動のせいもあるんでしょうかね。ワタシは体質的に気圧の変化には弱いので。

 まあ、寒いってことはスキー場のコンディションは期待できるってこと。それに今夜は本当に☆が降ってくるんじゃないかというくらいの満天の星空です☆☆☆。雪はあるらしいし、天気は良いはずだし、明日は楽しみーーーっ、と無理やり気分を盛り上げてみたりしてっ。~o~;;

<後日記>「マラトンの会戦」じゃなく「プラテーエの戦い」でした。ちなみにレオニダス王の300人の戦いは「テルモピレーの戦い」。ギリシア史なんてもうウロ覚えもいいとこなので、名前、出てきませんねえ・・・。~o~;;

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