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2007年8月 8日 (水)

サッカー選手の忍辱と「荒らし」の人々

 今日は、久々にオフの日。デスクワークの日でした。この夏、実は冷房というものを自宅では一度も使っていなかったのですが、今日はとうとう使ってしまいました。クーラー入れないと仕事にならなかったので。地球温暖化を防止せねば生きていけないスキーヤーとしては、まことに不本意だったのですが、今日の午後は窓を開けても無風状態。脳細胞をクールダウンさせなければ仕事にならないので仕方ありません。

 んで、部屋を涼しくして脳細胞をクールダウンさせて、仕事から逃避して漫画読んでたんじゃ何をやってるんだか・・・。~o~;;;;;;

 まあ、一応、仕事に目鼻をつけてから夕食。自宅でのんびり夕食を取るのも久しぶりです。録画して見ていなかったU-22のサッカーの試合を見ながらの晩餐でした。日本U-22オリンピックチームは、先日まで中国のプレオリンピックの大会に出場していました。そこで、中国U-22と対戦したのですが、この試合が実にヒドい試合でした。

 そもそも、このような国際試合では、審判は中立の第三国の人間を起用する慣例なのに、vs中国U-22の試合の審判は四人とも中国人だったんです。五万人の中国サポーターの見守る中、事実上11人対15人の戦いをしたのですから、日本U-22のメンバーも災難です。よくぞケガをせず引き分けに持ち込んだものです。

 実際、試合の後半、中国U-22チームは審判を利用してかなりヒドいプレイを仕掛けてきました。明らかに足が掛かっていないのにファウルをもらうためのダイブを繰り返していましたし、ラフになって危険なアフタープレイのタックルを始めた時には、どうか日本イレブンにケガ人が出ませんようにと祈りました。もし、試合時間があと30分あったら、誰かケガ人が出ずにはいなかったでしょう。あんなのはサッカーの試合ではありません。

 あんな試合をやって恥じる所がないのは、やはりあちらの国の反日思想の影響なんでしょうか。前回のアジアカップの時も酷かったけど、プレオリンピックがこれじゃあ、オリンピック本番も思いやられます。結局、自分に「正義」があると思い込んでいれば、人間というものは何でもやります。本当の残虐は「正義」が生み出すとは、歴史が証明するところでしょう。

 こういう民族や国家の対立イデオロギーは、対立によって利益を得る権力と、対立を面白がって煽る勢力によって生み出されるとは、これまた歴史の証明するところです。かの国の場合、対立によって利益を得る権力が所謂「愛国教育」をして、対立を煽る勢力を育ててしまったというところなのでしょうか。

 対立を煽る輩は、言ってみれば、ネット上の「荒らし」のようなものです。彼等は「対立」そのものが喜びなのであり、思想信条や愛国心は彼等にとって「手段」でしかありません。我々が真に憎むべきは、この「荒らし」の連中です。「荒らし」に対抗するのに「力」をもってするのは逆効果です。「荒らし」が跳梁跋扈する場では、正統で論理的な反論すら、「荒らし」の思うツボなのです。

 そういう意味で、今回の日本U-22イレブンは立派でした。よくぞ相手のラフプレイに耐え忍び平常心のプレイを続けたものです。もっとも、審判が完全に向こうサイドだったので、耐え忍ぶしかなかったんでしょうけど。

 日本サッカー協会は、この試合のビデオをFIFAに送って審判を仰ぐべきでしょう。危うく将来有望な選手達にケガさせられるところだったんだから。それとともに、日本政府も、かの国の「荒らし」勢力をどうにかすべき時です。でなければ、安心してオリンピックに参加出来ません。少なくとも、「荒らし」を育てるような「教育」には、断固抗議すべきです。オリンピック前の今なら可能なはずです。

 もちろん、そのためには、我々の中の「荒らし」勢力をもある程度押さえ込まねばなりません。お互いに譲るべきところを譲る互譲の精神こそが「荒らし」に対抗する唯一の武器です。でも、今の政府にそれは期待出来ないんでしょうかねえ・・・。

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