必ず来る!
昨日は、昼間デスクワーク。冬期講習のための宣伝文を書いてました。担当講座の校舎に張り出すことになっているのですが、こんなものを見て講習を取る人間がいるのかどうか。生徒へのメッセージを書けというのですが、こんな小さなスペースに何を書けというのやら。しかも、担当しているからと言って、自分が本当に推薦したい講座ばっかりじゃないしね・・・。~o~;;;
同僚講師達の書いているのも、人それぞれで、完全にハッタリと割り切っている人、マジメに丁寧に講座内容を説明する人、ウケを狙う人と様々。こんなところに、その講師の人間性が現れます。ワタシは、説明調とウケ狙い調の間くらいでしょうか。人間性が現れてますねえー。~o~;;
今日は、横浜で一日授業。横浜の授業は比較的好調です。生徒さんも熱心だし、こちらも余裕を持って授業を進めています。こういう時はさほど疲れません。仕事を終えて帰宅途中に横浜そごうに寄って夕食を購入しようとしたところ、日本酒の試飲会をやっていました。以前、池袋東武で試飲会をやっていた山形県香坂酒造のお兄さんと再会しました。
香坂さんと一緒にやっていたのが長野県酒千蔵野という蔵。ここは、女性の美人杜氏さんで有名らしいです。まあ、杜氏さんのルックスはともかく、試飲した酒は本物。杜氏さん、東京農大卒の小泉チルドレンです。最近、政治の方でも、小泉チルドレンは話題のようですが、醸造界では、相変わらず大活躍ですねえ。
酒千蔵野の「川中島 幻舞 大吟醸 生原酒」と「川中島 幻舞 特別純米ひやおろし」を購入してきました。大吟の方は、甘い上立香、含むと華やかな香りがして、上品だがかなり濃厚な甘さ。こってりとしたデザートワインのような趣です。ちょっと重過ぎる気もします。「ひやおろし」の方は、酸度1.8と高いだけあって、爽やかな含み香、ひやりとした口当たりから、まろやかで分厚い旨味が襲ってきますが、酸度の高い分、切れもあります。旨味の濃厚さと酸度のもたらす切れが、ギリギリのバランス。もう少し、切れが強くても良いかな。
でも、こんな酒が次々と出てくるのですから、必ず日本酒の時代は来ます。ちょっと名前を挙げただけでも、石川の「遊穂」、福井の「白岳仙」、岩手の「酉与右衛門」、三重の「妙の華」、長野の「幻舞」、神奈川の「天青」や「蓬莱」・・・などなどは、本当に感動的に美味いです。しかも、ハイコストパフォーマンス。福島の「会津娘」や静岡の「白隠正宗」の若手杜氏さんにも期待したいです。
こういう感動的に美味くてコストパフォーマンスの良い酒が、もっと世間的に認知されると良いのですけどね。なんでも、海外では日本酒の普及率は飛躍的に上がっているらしいので、何か国内できっかけがあればブレイクするはずです。もっとも、ここに名前を挙げたような酒は、生産量が少ないので、入手が難しいという欠点がありますが。
まだまだ、日本酒の世界は十四代以前の割高な銘酒達が幅を利かせています。こういう旧世代の銘酒の固定客達が、新しい世代の美味しさに目覚めた時、本格的な第二次地酒ブームがやってくるんじゃないでしょか。そうして、きっとそれはあまり遠くない未来なのです。
| 固定リンク
コメント