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2007年10月22日 (月)

「貢献」したがる日本人

 松坂君がプレーオフ第七戦で、とうとう勝ち投手になりました。岡島君も活躍したようで、けっこうなことです。松坂君には、ボストン移籍の時から非常に注目していたので、今年の最後にこの活躍は嬉しい限りです。ワールドシリーズではさらに良いピッチングを期待しています。

 さて、この松坂君を始めとして日本人メジャーリーガー出場のゲームを放送する時、あるいは、サッカーのヨーロッパ組の活躍を伝える時、メディアが好んで使う言葉が、「チームの勝利に貢献しました」という言葉。なんだか、ひっかかりませんか。「活躍した」なら判るんだけど、「チームの勝利に貢献」て何でしょう。だって、チームスポーツなんだから活躍すれば自然にチームの勝利に貢献するはずでしょ。

 多分、「活躍」というほどのはっきりした数字は残してないけど、チームの役には立ってるから安心してくださいという程度のつもりなんでしょうねえ、報道する側は。てことは、あんまり喜べる活躍じゃないってことか。

 だって、イチローが一試合五本ヒット打ったり、松井秀喜がホームラン二本で五打点くらいあげたり、俊輔がハットトリックしたりすれば、この言葉は使わないでしょうからねえ。

 それと、チームの中心選手に成りきれてない場合が多いかなぁ。「チームの勝利に貢献」しないと、オフにクビになるんじゃないかなんて場合。ロッキーズの松井カズオとかザルツブルグの宮本とか。この言葉を聞くとちょっとホッとしたりするかもしれませんね。

 でも、あんまりこの言葉を使われると、ちよっとイヤな気持ちになります。我々の優秀な製品が本場欧米の皆様のお役に立っています、みたいな感情が裏側に透けてる気がするんですが、考えすぎでしょうか。

 ちょうど、やたらにアメリカに貢献したがる政治屋さんみたいに、なんだか卑屈な気がしちゃうんですよねえ。~o~;;;;

 ワールドシリーズでは、松坂君も岡島君も松井カズオ君も、こんな微妙な言葉を使わなくて済む堂々たる大活躍をしてほしいものでアリマス。 

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