ゆとり警報・・・のようなもの
今日、学校の職員さんから、ちょっとショッキングな話を聞きました。
「今年の高卒生は優秀なので・・・」
え゛っ!?
どこにその優秀な高卒生(浪人のことです)さんがいらっしゃるんだろー。~o~;;;
よく尋ねてみたところ、模擬試験の成績では、現役生に対して、浪人の方が今のところかなり優位に立っているらしいです。しかし・・・。我々教えている者の実感としては、今年の浪人達が特に優秀とは思えません。むしろ、例年より出来ない子が目立つんですけど・・・。
どうやら、浪人が優秀というよりは、浪人が優秀に見えるほど現役生の出来が悪いらしいです。今年の一浪君達は、「ゆとり」の影響を一番受けている世代だとは聞いていたし、実際、それはいろんな局面で感じ取れるのですが、現在の高三生の方が「ゆとり」の影は色濃いらしいです。ヤレヤレ、まだ「底」じゃなかったのか・・・。
この教育の暗黒は何時まで続くのでしょう。まだまだ、来年以降、闇は深くなるんですよ。イヤハヤ、困ったことです。来年の方が悲惨になるって、ウチの学校中央の事務方は認識しているのだろうか、まあ、判ってないよね。~o~;;;;
四年後、今の一浪や高三生が大学卒業生となって社会に羽ばくことになります。その時になって、事態の深刻さを社会は知ることになるのでしょう。このブログをお読みの方、四年後にアナタの会社に「似る」を「いる」と読むような子が入ってきたとしても驚かないでください。それはその子に限ったことではなく、日本中に山ほどいる普通の「ゆとり」クンなのです。
しっかし、その時になって、「ゆとり」を推進してきた文部官僚の方は、どう責任を取るのでしょう。取らないよね。つか、文部官僚ごときに責任の取れることじゃないよね。
本来、教育に「実験」は許されないはずです。それは、社会にあまりに深く長い影を落とすからです。これから先、「ゆとり」が我々の国の文化をどこへ連れて行くことになるのか、ワタシごときには把握できません。だから、今は「ゆとり」警報のつもりでも、これから先、あの時はまだ認識が甘かった・・・。なんてことになるのかもネ。~_~;;;;
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コメント
なるほど、数字だけで見ると、「優秀」に見えてしまうのですね。怖いなあ…。
現浪関係なく「素直で真面目」なのに「全然出来ない」という子が多いように思います。「自分で考える」という習慣が身に付いていないのでしょう。
ところで、聞くところによりますと、「ゆとり」の「底」は、現高1だそうです。そして現中1からは、「ゆとり」ではなくなっている…というのですが…本当でしょうか。この目で見るまでは安心できません。
「似る」を「いる」ですか…。
ワタクシは、先日「ノートにワケも書くんですかー」と聞かれ、いったい何のことかと思いましたら、それは「訳」のことでございましたですよ…(T^T)。
投稿: ぴょんち | 2007年10月13日 (土) 11時49分
ども、コメントありがとうございます。
>数字だけで見ると、「優秀」に見えてしまうのですね
そーなんですよ、あの人達、数字見るしかないですからね。まあ、受験の場合、ホントに優秀じゃなくても「結果」は出ますから、ソレでも良いんでしょうけどね…。
>「素直で真面目」なのに…「自分で考える」という習慣が身に付いていない
それなんですよね、困るの。何しろ、イマドキの若いヤツぁなんも考えずにラーメン屋で行列作っちゃうだもん。~o~;;;
「ゆとり」の「底」は現高一ですか。もうちょっとの辛抱ですね。つか、あと三年は真っ暗なのね…。~o~;;;;;
投稿: Mumyo | 2007年10月13日 (土) 12時52分