空の上のミーマール=シナンのこと雪の上のCrossfireのこと
やっと始まりました、北海道。例年、二学期が終わると、その日のうちに羽田移動、翌朝出発とというスケジュールだったのですが、今年はいろいろ用事があり、遅れてしまいましたが、ただ今、ニセコ、北の極楽オーベルジュ、オーベルジュ・ド・Fらいぱぁんです。
今朝は、羽田のホテルを午前六時出発。半分寝ぼけて札幌行きに乗り込みました。早朝便にしては、今年はお客さんがいます。離陸直後、こちらの意識も夢の中へ飛び、ふと気が付くと、三十分後でした。サービスのジュースを飲みながら、機内雑誌をパラパラしていたところ、トルコの特集の中に面白い記事を見つけました。『ヒリストからの手紙』というタイトルだったと思いますが、東大の先生をやっているトルコ人建築家の文章。
「ヒリスト」は、オスマントルコ時代の著名な建築家ミーマール=シナンのギリシア語名なんだそうです。このシナンって人がなかなかスゴい人で、この人が16世紀に建てたモスクのドームを約400年後の1990年代に改修工事したんだそうです。ところが、そのドームの石のアーチのキーストーンの下から手紙が発見されました。中には、こんな意味のことが書いてあったとか。
「このアーチの寿命は400年だ。従って、400年後、改修工事が行われるだろう。その時には建築技術が進んでいるから、これを読んでいるあなたにとって石のアーチの改修は初めてに違いない。アーチのキーストーンについて書き記しておくから参考にしてほしい」
なんと、400年後のことが全て、手に取るように見えてたんですね、この人。スゴっ!~o~
宿についてネットで調べたら、某夢枕獏氏が「シナン」という小説を書いているようです。けっこう日本でも有名な人だったんですね。ヒリストは、その生涯にオスマントルコのためのドーム建築を建てまくったらしいんですが、こんなことも言ってるようです。
「私は森の中の小さなアリに過ぎない。他のアリのためにちょっと働いただけだ」
そんな記事を読んでいるうちに飛行機は千歳に着きました。千歳は思ったほど寒くなかったです。今年は、雪が早かったからでしょうか、空港にスキー客が多い気がします。例年、千歳からニセコ行きのバスはガラガラなのですが、今年は・・・やっぱりガラガラだったけど、でも8人くらいは乗ってたなあ。~o~;;
空港の回りから雪があったので、ちょっと期待していたのですが、スキー場自体は、例年に比べてそれほど雪が多いわけではなく、まあまあ雪がついているという程度でした。一番上のリフトはまだ動く気配ありません。まあ、それでも午後はずっと降り続いていたので、明日以降に期待です。
K2 Apache Crossfire、天然雪では初めてだったのですが、やっぱり基本性能はスゴイです。ただし、天然だと、雪質によってはややグリップし過ぎると感じる時がありました。足先でズラそうとした時に上手くズレてくれない時があるかもしれません。多分、本州の湿気の多い雪が所謂「キョロ雪」状態になった時に、操作が難しくなるのではないでしょうか。
ただし、このあたりはエッジの調整でなんとかなるレベルだと思います。今後、どの程度、エッジをタラすことにするのか、新潟の雪とも相談しなければならないでしょう。技術的にSAJで1級くらいの人だったら、最初から少し多めにタラすチューンにした方が楽かもしれませんね。
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コメント
Mumyoさん
滑ってますね~。
Mumyoさんの講座が始まる前日から
私もニセコへ行きます。
宿は、あの白○荘です。
お母さん(Uさん)に癒され、
お姉さん(Oさん)にいじめられてきます。
そうそう、SMはイニシャルです。
スケーターの体ではもうないので・・・。
投稿: SM | 2007年12月10日 (月) 18時32分
おおっとお久しぶりです。書き込みありがとうございます。
今日ひらふを滑りながら、ちょうど白○荘のことを思い出してました。そういえば、白○荘に行こうなんて言ってましたねえ。~o~;;
よろしくお伝えください。~o~
投稿: Mumyo | 2007年12月11日 (火) 02時39分