海の底と魔の山の不思議なシュプール
今日の八海山は、ほぼ一日雪。時々止みはしたもののガスが掛かり、 あまり良いコンディションとは言えませんでした。お客さん少なそうだったので、少しは新雪に期待してロープウェイを上ったのですが、ワタシが滑りだした時には、すでに主な斜面は、パウダージャンキー君達にすっかり荒らされた後でした。今日は、パウダージャンキー君達の出足がヤケに早かったようです。
ノートラックを求めてあちこち行ってみたのですが、例の「海の底」に残っていました。ミルク色のガスが立ち込める林の中は、晴れの日よりもまた一段と幻想的で妖しい魅力があり、引き込まれそうでした。
昼前に大魔王S氏と遭遇。大魔王は、パウダージャンキー君達に負けずに早朝から滑っていたらしいのですが、それでも「良かったのは一本目だけ」だそうです。
S氏と一緒に滑るうちに、エキスパートコースに不思議なシュプールを見つけました。エキスパートコースは、その頃には踏み荒らされきっていたのですが、荒れた斜面に、一本の直滑降のシュプールがついているんです。エキスパートコースの最初の壁の下の林の中から、リフト沿いを延々と、しかも、かなり深いシュプールです。
ちょっとマネしてみたのですが、あの斜面でこの直滑降をしたのでは、恐ろしくて斜面の三分の一もガマン出来ません。さてはて、世の中にはスゴイ奴がいるものだ、こんなことが出来るのは、モーグラータクヤ並みの怪物君だなと思っていたら・・・。
怪物の正体は、スキーボードでした。俗に言うスノーブレードってヤツです。短いスキーなので、直滑降してもスピードが出ないらしいんです。しかも、新雪の荒れた斜面では雪だまりに弱い板であるため、一度自分が通ったシュプールを通りたがるらしく、同じシュプールをなぞるので異常に深いシュプールがついていたのでした。
怪物の正体見たりスキーボード。まあ、そりゃそんなところでしょうよ。~o~
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