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2008年3月31日 (月)

真冬の眺め、春の宴

 今日は、我がホームゲレンデ六日町八海山の営業最終日でした。八海山は朝から小雪が降ったり止んだり。ゲレンデ上部はガスが掛かってやや視界不良の時もありましたが、比較的寒く、おおむね冬に近い眺めでした。

 ただし、見た目は冬に近くても、降り積もっている雪の重さはいかにも春です。ある程度の硬さのバーンに重くて滑らない新雪が載って、あまり滑り易い状況とは言えませんでした。そんな中、ペンションYの常連さん数人と、一日かっ飛ばして過ごしました。

 八海山は、まだまだ積雪たっぷりで、何処にも土の出ている箇所がありません。完璧な雪付きです。こんな完璧な状態で営業最終日を迎えた年というのは、ワタシの記憶にはほとんどありません。ずいぶんと珍しい年になってしまいました。

 最後は、今年一緒に滑ることの多かったK嬢、テクニカル受験中のF君と一緒にロープウェイを一本滑りました。平日とあって人の少ない中、滑りづらい新雪を蹴散らして、エキスパート~セパレートB~チャレンジとオフピステ三昧のダウンヒルでした。イヤハヤ、こういう重い雪のオフピステに対するK嬢の強さは呆れるばかりです。悪雪大魔王S氏以上じゃないでしょうか。とんでもない直線的なライン取りの物凄いスピードで駆け下っていき、ワタシとF君を軽くブッ千切ってしまいました。やっぱ、バックルを締めるってことを覚えたからかしらん。~o~

 さて、ペンションYでは、これからシーズン打ち上げの宴会です。外は真冬のような雪が降っています。こんな打ち上げ宴会も珍しいかも。~o~

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2008年3月30日 (日)

哂う冬

 来たーーーっつ!!昨日から今日にかけて八海山では積雪3~50cmだそうです。しかも、今日は好天で絶好のスキー日和だとか。やんなっちゃいますね、ワタシゃ自由が丘で授業でした~。~o~;;

 しかし、たった今それも終わりました。これから急いで帰宅して八海山にかけつけます。明日は滑りまくりですヨ。あはははは。しかし・・・。

 それも明日までのこと。スキー場が三月一杯で営業終了しちゃうんです。馬鹿ですねー。昨年の雪不足ですっかり弱気になり、シーズン最初に営業は3月31日までと決めてしまったんです。「羹に懲りて膾を吹く」とは言いますが、あまりに弱気過ぎます。せめて、例年の通り、四月第一週までの予定にしておけば・・・。

 昨日最後のドカ雪を降らせた寒気団が上空で哂っていることでしょう。まあ、仕方ありません。最初から営業期間の長い「かぐら」や「奥只見」に冬が味方したってことです。

 何はともあれ、スキーヤーはただ滑るのみ。さー行くぞー、ラスト八海山っ!!~O~

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2008年3月29日 (土)

何時にも増して憂鬱な春

 昨日から春期講習が本格的に始まりました。今日は午前中、池袋で授業。仕事の後、神田スキー街のショップを回って試乗会の申し込みをしてきました。仕事は順調なのですが、スキー街の方は何だか心なしかどんよりしてる気がします。

 スキーヤーにとって春は、例年、憂鬱なものですが、今年は何時にも増して憂鬱な気がします。ワタシの個人的な心情が反映されてそう感じるのかもしれませんが、どーも元気ないですねえ、今年のスキー界。

 そもそもスキー場の弱気がいけないんじゃないでしょうか。我が八海山も雪があるのに三月一杯までしか営業しません。例年より一週間短く終わってしまいます。昨年の暖冬の影響だと思うのですが、八海山だけでなく、尾瀬岩鞍なども雪はあるはずなのに四月の第二週までしか営業しないのだとか。雪が無くなって止む無く営業終了してしまった浦佐のような所は仕方ないのですが、単なる弱気で営業予定を短くしてしまうのはいただけません。業界全体の覇気を殺ぐと思うんですがねへ・・・。

 神田スキー街も、土曜だってのにお客さん少ないです。それぞれのショップには、この時期ならではの目玉商品があったりセールをやっていたり、頑張ってると思うんですが、いかんせん全体の客足が遠のいているような気がします。

 商品の方も、そろそろ来期板の新鮮なヤツが並ぶ季節のはずなのに、今年は遅いですねえ新商品。あまり来期の板を見かけませんでした。そもそも、来期は、あまり魅力的な板が出てこないみたいだし。世の中の不景気を反映しているのでしょうか。それとも・・・。

 あーあ、ヤダヤダ。こんなブログ書いると、だんだん元気がなくなってきます。こんな記事、読んでても不快ですよねえ。あー、もー今日はヤーメタッと。~_~;;;;

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2008年3月27日 (木)

ロング・アンド・ワインディングからの帰還

 久しぶりに、車で自宅へ戻ってきました。先週の水曜に八王子から車で八海山へ出かけ、三日滑って金曜夜に、浦佐駅に車を置いて新幹線で一時帰京。土曜に仕事をこなして再び新幹線で八海山へ。二日滑って、火、水と今度は浦佐から福島へ新幹線で仕事に向かい、水曜夕方に八海山にもどって木曜一日滑り、ついさっき車で八王子へ戻ってきました。

 とこんなふうに文章で書いても、ピンとこないと思います。まあ、そのくらいワケの判らない長く曲がりくねった移動をこなしながらスキーしてたってことですネ。我ながら、ちと呆れます。~o~

 その間、福島では、福島県内の進学校四校が集まった合宿の講師をしてきました。いやはや、この子達、まだ二年生(新三年生)なのに、三日間カンヅメ合宿で、ひたすら勉強勉強勉強。朝から夜までビッシリ授業なんです。なんだか気の毒になったので、少し気合を入れて面白い授業をしてきました。少しは救いになってくれていたら幸いなのですが。

 今日の八海山は、朝のうち春の雪。この時期、気まぐれな春の降雪があることは、決して珍しいことではありません。なごりの雪、というとキレイなのですが、スキーヤーにとっては微妙な雪でした。なにしろあまり軽い雪ではないので・・・。昼頃からは晴れて暖かく、のんびりした春スキーでした。

 のんびり春スキーを楽しんだ後は、いよいよ本格的に春期講習です。あーあ、今年度も仕事しなければ・・・。~o~;;;;

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2008年3月26日 (水)

ジャッジへの見せ方見られ方

 この間の日曜から今日にかけて、ちょっとジャッジに関してモヤモヤしていました。日曜日、コブ好き女K嬢が再び一級にトライしました。前回、試験弱さという欠点を露呈してしまったので今回は対策も十分にして、本人も前回より落ち着いて、恐らく実力の六、七割くらいは出したのですが・・・、一級って難しいんですねえ。~o~;;

 正直言って、今回の出来なら楽に受かってないとおかしいんです。現場で見ていてかなり良い滑りをしていたので、これは楽勝で合格と思いました。特に整地小回りの出来が非常に良かったので、ここで何点プラスするかと楽しみだったのですが、その整地小回りで落として一点不足。結果を見て、それだけは有り得ないと我が目を疑いました。ジャッジは何を見てるんだ、いったい?! それ以来ずっとモヤモヤしてました。

 でも、今日になってビデオを詳細に検討した結果、理由が判りました。K嬢は、スピードに乗ると良い滑りをするんですが、スピードに乗るまでのエッジングがどうも頼りなく、この時の整地小回りでも、最初の3ターンで明らかにテールを振り出す小回りをしてるんです。その後は、キチンと踏めてるので、我々サポートの人間は良い滑りだと思ったんですが、ジャッジは最初の3ターンを見て、この人はこの程度という判断をしたらしいんです。

 折しも、この前日はモーグラータクヤの全日本の日。今年の全日本のタクヤは全くの不調で良いところなく終わったのですが、やはり、最初の数ターンで失敗して、ジャッジにこの程度と判断されてしまったらしいんです。中盤の滑りはそれほど悪くないのに・・・。

 以前、東京都技術選のジャッジの方にうかがったことがあるのですが、ジャッジは滑り出しの部分で、ある程度そのスキーヤーのレベルを判断してしまうことがあるんだそうです。恐る恐る滑りだす選手は、その程度と判断して低い得点を用意するし、自信たっぷりで勢い良く出てくる選手には高得点を用意するのだとか。検定やモーグルでもある程度同じことが言えるんでしょう。

 そういう意味では、K嬢もタクヤもジャッジへの見せ方を間違えて実力を見てもらえなかったということなんでしょう。悔しいけど、それも実力のうちです。ちょうど、今さっき、サッカーWカップ三次予選、日本代表vsバーレーン戦で、バーレーンの選手がジャッジから見えないようにハンドして決勝点につながるアシストをしてましたが、サッカーの場合、得点になってしまえば、それが結果なんです。これもジャッジへの見せ方見られ方が上手かったということ。悔しいけど仕方ありません。

 ちなみに、K嬢に関しては、検定翌日、さらにショッキングな事実が判明しました。この人、スキーを始めて日が浅いので、まだ初心者用のブーツをはいています。ところが、それが足に合わず、くるぶしが当って痛いので、今までバックルをほとんど締めないで滑っていたのだとか。そんなんで検定受けりゃ、そりゃ低速でのエッジングが頼りなくなるわけだ。今まで、スクールのイントラに基本が出来てないとか言われたこともあったけど、スキーの基本が出来てないんじゃなく、基本的な用具の扱いが悪かったってことですネ。~o~

 しかし、ということは・・・。今までのあの不整地での滑りやハイスピードでのムチャな滑りは、全てほぼノーバックルでこなしてたってことかよ、をひ・・・。~o~;;;;;;;

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2008年3月22日 (土)

越後土産は美濃の桜

 昨日、八海山で一日滑って新幹線で帰京。今日は午後から仕事でした。新年度の生徒募集のための体験授業ってヤツです。

 体験授業と言うのは、来年度、ウチの予備校に来てもらうためのデモンストレーションみたいなものなのですが、客寄せのためだけの授業はしたくないので、少しでも役に立つようにと考えると、結果的につまんない話になっちゃったかなぁ・・・。~o~;;;

 仕事を終えて、夕方から新幹線で越後に移動、八海山のペンションYに入っています。移動の途中、東京駅でたまたま時間があったので、夕食の弁当をもとめに構内の地下へ入ったのですが、驚きました。「Gran Sta」とか言うショッピングスペースに江東区に本店のある「はせがわ酒店」さんが入っていて、東京駅地下で地酒を売っています。それもかなりマニアックなヤツ。

 こいつぁ良いです。まず、並んでいる酒が本当に美味そうな酒ばかり。酒造の数も豊富で、いかにも地酒専門店って感じです。しかも、東京駅地下という場所を意識してか華やかな企画物も置いてあって、「喜正」の東京駅限定酒なんてけっこう売れてました。コレが「喜正」ってとこが嬉しいですね。隠れた東京の銘酒蔵に東京駅限定酒を作らせるあたり、やってくれますねえ。

 そんな企画物の中から、「京の夜桜」「諏訪の桜」「あたごの桜」「美濃の桜」と桜シリーズが並ぶ中で、岐阜県玉泉堂酒造さんの「美濃の桜」を越後土産に購入してしまいました。玉泉堂酒造さんは、「禮泉 蘭者待」という大吟醸で昔から知られた蔵元さん。十年ちょっと前に「蘭者待」を購入して以来の「禮泉」ということになりました。

 八海山に帰ってきて、飲んだのですが、さすが玉泉堂。フルーティな香りに適度な酸味と爽やかな甘味。多分、女性に受けそうな吟醸酒に仕上がっています。

 この「はせがわ酒店 Gran Sta店」、土曜の夕方ということもあるのか随分繁盛していました。地酒売り場の隣にショットバーがあって売っている酒を飲めるようになっているのも気が利いてます。東京駅から旅に出るのが楽しみになるような店です。これからもちょくちょく利用しようかな。ここで気に入った地酒を買って新幹線に乗るってのは、なかなか悪くないですゼ。~o~

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2008年3月20日 (木)

また一つ祭りの終わり

 今日は八海山技術選手権の日でした。昨年は雪不足のため中止だったので、二年ぶりの実施です。今日の八海山は夜からの雨が残り、あまり良いコンディションとは言えませんでした。

 おまけに夜来の雨で雪が緩んで圧雪車が登らなかったとかで、技術選コートの林間コースは非圧雪のグズグズ雪バーン。競技開始前に選手全員でデラパージュを掛けたのですが、その程度で滑りやすくなるはずもなく、悲惨なコンディションでした。

 八海山技術選は今回で六回を数えるのですが、間違いなく今回が最悪のバーンコンディションです。兎に角、踏み込むと板がもぐるので足場を作りにくいし、数人選手が滑っただけですぐに荒れてしまいます。前走は全日本技術選出場の男性イントラだったのですが、その人の板すらバタついていました。全日本以上の「ナチュラルバーン」です。

 選手の皆さん、悪雪に苦しみながら、頑張ったと思います。大回り、中回り、小回りを終えて、畏友H氏、H氏のレース仲間A氏、それにワタシの三人が四点差の中にひしめいてトップ争い。勝負は最後のコブ小回りということになりました。

 ところが、コブ種目に入る頃からガスが立ち込め・・・、ハッキリ言ってジャッジからもマトモに見えない中での争いになりました。もうこうなっちゃうと、運次第です。たまたまジャッジから見えたターンが上手く見えれば評価されるし、たまたまその時バランスを崩していれば評価がガクンと下がります。

 結局、今日一番運が悪かったのはH氏で、次がワタシ。A氏の上に幸運の女神が微笑みました。後でビデオを見直すと、全種目通じてAさんの滑りが一番安定していました。最後になってあの安定感が幸運を呼び込んだということなのでしょう。

 ちなみにワタシの滑りが三人の中で一番不安定です。なんせ、ワタシは、基礎の競技会の時に安定した滑りをしようなんて絶対考えません。考えてるのは、どうしたらジャッジに自分をアピール出来るかってこと。要するに目立ちたがりなんですネ。~o~;;

 八海山恒例の祭がまた一つ終わりました。夜に入り、ペンションYは祭の後の静寂に包まれています。あーあ、これでまた一層春が近づいてしまふわひ・・・。~_~;;;;;

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2008年3月19日 (水)

エンジン始動とコブライン取りの相関性

 今日は、八王子を出て八海山へ移動、午後は八海山で滑っていました。

 八王子の自宅を出る時のこと。ウチのマンションは地下に機械式の三段組の駐車場があるのですが、それを操作して車を出そうとしたところ、突然、三段組の上の段に駐車している車のエンジンが掛かりました。げげっ!あの車、人が乗ってるのか?!

 しばらく様子を見ていたところ、背後から人が近づいて来て、「あっ、その車、ウチのなんです」

 どうやら、離れた所からエンジンを始動できるテクノロジーを搭載した車だったらしく、地下駐車場に下りて来る前に、エンジンを始動させちゃったらしいんです。しっかし、機械式駐車場の三段組の上段に乗っている車のエンジンを始動させて、何が面白いっていうんでしょう。車を出そうとしている人間がいたら、驚いて操作をミスしないとも限らないし、もし間違って車が動き出しちゃったりしたら大惨事なんですけどねえ・・・。

 それにしても、この離れた所からエンジンを始動出来るテクノロジーって何かの役に立つんでしょうか。ちょっと使い道を思いつきません。今時、暖気運転が必要な車なんて有り得ないし、あらかじめエンジンを始動させておくメリットなんて無いんじゃないでしょうか。早くエンジンを掛けてアイドリングでガソリンを余計に使い、地球温暖化を少しでも促進したいという「寒がり」の人以外には、意味のないテクノロジー。物珍しさだけの、技術のための技術です。つか、こんな車作ってるメーカーに「エコ」を名乗る資格はないんじゃないでしょうか。

 こういう、役に立たない無駄な技術って、日本には、けっこう身の回りにあるような気がします。例えば、便座に座るとウォシュレットのスウィッチが自動的に入り、便座から立ち上がると自動的にスウィッチが切れるテクノロジー。ウォシュレットのスウィッチくらい本人が自分で入れる方が良いに決まってます。自動で切れる装置は、ちょっと身動きしただけで勝手に切れてしまい、却って面倒なんですよね。

 日本人って技術があるというだけで価値を感じてしまうことが多いように思います。でも、技術は人の役に立って初めて存在価値を持つんじゃないでしょうか。役に立たない技術は技術者の自己満足に過ぎないと思います。

 そういう意味では、コブのバンク滑りなども同様の技術のように思います。確かに、バンク滑りを極めるのは難しく、バンクを使ってコブの中で内傾角を取ってカービング的に滑る技術は高等技術とされることが多いのですが、でも何の意味があるんでしょう。

 バンク滑りを極めても、ちっとも早くないし、安全でもありません。コブ斜面を滑り降りるのは遅くなるし、雪だまりなどがあった時の危険度も増大します。コブを安全かつ早く滑り降りるラインは、モーグル選手のような真っ直ぐに近いラインなんです。そして、この技術は、本物のモーグル選手のようにタイムを争うのでなければ、比較的簡単に身につけることが出来ます。

 バンク滑りは、バンク滑りをして作ったバンクコブ以外にはあまり意味のない技術です。もちろん、コブ外側のバンクを多少利用するという程度なら、安全性を高める意味があるのですが、バンクを使って内傾角をとってカービング的に滑ることには、ほとんど意味らしいものは無いと思います。つまり、技術のための技術。技術者の自己満足のための技術なんじゃないでしょうか。離れた所からエンジンを始動させたり、ウォシュレットのスウィッチを自動的に切ったりするのと同じです。

 今年の全日本技術選などを見ていると、以前よりもコブ種目でバンク滑りをする選手が少なかったように思いました。バンク滑りで一世を風靡した丸山貴雄選手でさえ、今年は直線的なライン取りでした。そろそろ、バンク滑りの有効性に対する見直しが始まっているということなのかなぁ、と勝手に思っちゃったりしたんですが、どんなモンでしょうかねえ。~o~

<謝罪と釈明>

 この記事に関して、やまとさんから、「『無駄な技術』の積み重ねから、『ほんとうに人々の役に立つアイデア』が生まれてきたりするものだ」というご意見をいただきました。現在ワタシも全くその通りだと考えます。

 常々、学問研究の世界では、一見無駄な研究の中に人間が生きていく上で大事な要素が含まれていたりするものだと考えていました。ワタシがかつて携わろうとしていた「国文学」などはその典型です。そのワタシが、「役に立たない技術は技術者の自己満足に過ぎない」などと書いてしまうのは、全くの自己矛盾です。

 また同時に、今現在、学問研究に携わっている方達に対して大変失礼な表現でもありました。ここにお詫び申し上げたいと思います。

 釈明をさせていただけば、常々、「最新の技術は何でも優れていて役に立つ」という幻想を利用して新商品を売り込もうとする日本の企業やSAJと、その幻想を鵜呑みにして商品を受け入れてしまう消費者およびスキーヤーに不満を感じており、それが「立体駐車場エンジン始動事件」をきっかけに爆発したのがこの記事でした。「技術者の自己満足」発言は、「爆発」の勢いが余ってキーボードが滑ってしまった末の失言でした。

 しかし、本当に責められるべきは幻想を利用する者達と幻想を鵜呑みにして盲信する者達であり、技術を開発する方達ではないはずなのです。その点について全く考えが足りませんでした。

 スキーについて言えば、バンク滑りという新しい技術を編み出し試み、それを楽しむ人に罪はなく、むしろ讃えられるべきなのですが、その新しい滑りの有効性をろくに検証せずに絶対視して商品化したり、バーン状況を考えずに盲信したりすることに問題があると今は考えています。

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2008年3月18日 (火)

株式と体調と運気とやる気

 何だか、Zermattから帰ってこの一週間は、全てがドン底です。体調は時差ボケに始まって花粉症と軽い風邪、運気とやる気も最悪で仕事には遅刻気味。ここ数日の東京株式市場のようです。でも、この辺で底を打った気もするのですが・・・。

 日曜は、コブ好きK嬢の一級受験のサポートでした。不整地と悪雪とスピードには無類に強いK嬢の唯一の弱点。それは、とんでもなく試験弱いこと。あんなに試験弱い人間を他で見たことがありません。ワタシは予備校屋なので、試験に強い子も弱い子もたくさん見て来ているはずなんですが、これほどサポートに困ったことも珍しいです。

 検定で力を発揮出きないパターンは、いくつかあると思います。ほとんどは自信の無さからくるものだと思いますが、例えば、意気込んでスタートし、スピードを意識し過ぎて暴走してしまうケース。逆に暴走を恐れてスピードを抑えすぎてしまうケース。失敗を恐れるあまり、一つのミスでパニックに陥り投やりな滑りをしまうケース。まだまだ挽回可能なのに、意気消沈して守りに回った消極的な滑りをしてしまうケース。

 これら全てを同じ日の検定でやる人も珍しいかも・・・。~_~;;;

 月曜は、ガラ空きの八海山で、練習。今度の木曜に行われる八海山技術選のための板と滑りの調整でした。今のマテリアルは、車山予選に照準を絞って選んだものなので、こういう草技術選の狭いコートでは帯に短し襷に長しになり勝ちです。おまけに暖かくて緩んだ雪質に滑りがフィットしてない感じで、最悪のフィーリングでした。

 ゲレンデから少し早めに上がって車を飛ばして帰京。夜の仕事に向かったのですが、またまた例のオンタイム病でギリギリになってしまい、数分の遅刻。

 今日は、今度こそ遅れまいと早めの準備をしたのですが、出発間際に財布が見当たらないことに気づき、探し回った末に、結局、昨日と同じ数分の遅刻。学校職員さんには、ワタシのスキー馬鹿生活はある程度知られているので、この季節の仕事でミスをすると、当然、そういう目で見られてしまいます。マズイなぁ。

 んでもって、八王子は例によって花粉地獄で目が痒いです。なんだか妙に風邪っぽい体調だし、マスクして出歩くと頭がボンヤリして気が滅入ってきます。

 というわけで最低な一週間。ブログもサボり勝ちな今日この頃でした。~o~;;;;

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2008年3月15日 (土)

バスタブとスイスの貴婦人

 昨日、今日と苗場の全日本スキー技術選手権を見に行きました。

 昨日の準決勝はちょっと荒れ模様で、強風の中の観戦でした。気温はさほど下がらなかったのですが、風をモロに受ける場所にいたので寒かった~。我慢の限界にかなり近かったです。

 種目は、男子リーゼンの急斜面で小回り、その隣のコースでコブ小回り、ホテル前第三ゲレンデで大回りでした。昨年も書いたのですが、準決に出てくるくらいの選手は、本当に全員超上手いです。単独で滑らせたら、「上手い!」としか言いようのない人達。その優劣を付けようというのだから大変です。小さなミスやちょっとした不運が命取りになるようなギリギリの戦いでした。

 午前中の競技終了後、もう使わないはずなので、コブ小回りのコートにこっそり入ってみました。滑ってみて驚いたのですが、物凄いえぐれコブです。気温が高かったってこともあるんだろうけど、あんな形のコブはちょっと他ではお目にかかれません。一緒に行った鈍感力オヤジO氏が、「風呂オケだよ、こりゃ」って言ってましたが、本当に家庭用のバスタブくらいの大きさ深さでえぐれてます。コートの外から見た時は、こんなにえぐれてるとは判りませんでした。

 コート下から見て左側が比較的ピッチの長いバンクコブライン、真ん中が深くて大きなコブライン、右側が比較的ピッチの小さなコブラインなのですが、いずれもえぐれがヒド過ぎて、普通のスキーヤーでは二、三ターンで発射されちゃうんじゃないでしょうか。こんなところであの人達は、あんな滑りをしてたのかと改めて感心してしまいました。

 このコブ斜面は、結局、一般開放されずにツブされちゃったんですが、もったいない話です。ちょっとの時間で良いから希望者にのみ一般開放すれば、どんなシビアな戦いだったか観戦者が実感出来るのに。早い話、素人を二、三人滑らせれば、どんなすごい斜面か見てる人に判りますからねえ。~o~

 今日の決勝は、快晴。新潟のクレブスポーツさんが試乗会をやっていたので、観戦がてら試乗しました。つか、いつの間にか、試乗の方が中心になっちゃったりして。

 珍しいことにスイスのハンドメイドスキーStockliが置いてありました。Zermattでさんざん見たぱかりで興味津々だったので乗ってみたのですが、コレってスゴイです。FIS規制外のGS板、要するになんちゃってGSだったんだけど、板の反応が敏感で、まるで生き物のように反応します。こちらの意図を素早く察知してくれるのでリズム変化が超スムーズ。しかも、それだけ敏感であるにも関わらず、返りが過剰に強いわけではなく、繊細でしなやか。貴婦人の物腰です。驚いたことにコブでの反応もグッド。気温が高くて雪が荒れ、この板の本領を発揮できるシチュエーションではなかったにも関わらず、ホレちゃいました。~o~

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2008年3月13日 (木)

時差時間差ボケ

 帰国当初は、上手く順応していたと思うのですが、昨日あたりから、どういうわけか時差ボケです。夜更かし癖がひどくなって午前中に猛烈に眠くなります。

 昨日は、苗場の全日本スキー技術選手権初日を見に行くはずが、昼まで寝過ごしてしまって間に合わず、今日は、八海山のペンションYから苗場に通うはずが、朝食直後に猛烈に眠くなり、ちょっとだけと思ってベットに横になったら・・・。次に意識を取り戻した時には、正午を大きく回ってました。~o~;;;;

 仕方なく苗場をあきらめて、午後から八海山で滑りました。今日の八海山は、快晴。ポカポカと暖かく、雪はほぼ春雪になりかかっているのですが、比較的滑ってくれたので、快適に滑れました。お客さんが少なかったので、荒れなかったし。

 昨夜は、八海山で行われたテクニカル検定に合格したN君の合格祝賀会で夜中まで痛飲し、ちょっと二日酔い気味だったのですが、二日酔いと時差ボケの時間差攻撃で衰弱した心と体に、八海山の雪は柔らかくて優しいです。心癒されます。これがホームゲレンデのありがたさってもんでしょうかね。~o~

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2008年3月12日 (水)

「スキー板試乗」独立記念~私の愛したカービングスキーⅡ

 97-98シーズンのVRS89以降も、ワタシの板選びは、常にザウスでの試乗→購入のパターンでした。Volant SuperCurve、Volkl P-30など懐かしい名機です。Volant社は、今でも日本ではレアですが、今回Zermattではかなりよく見かけました。オールステンレスの一体成型というユニークなテクノロジーの板です。ザウスでは一回だけ試乗会をやりました。その時、ホレ込んで購入したのですが・・・。かなり使ったと思います。軽くて良い板だと思ったんですが、上越国際大別当の深いコブを滑走中に、テールを折ってしまって・・・。

 この頃の雑誌で、渡辺一樹デモが、「将来的に、スキー板の標準的な長さは170cmほどになる」と書いていたのをハッキリ記憶しています。そんな馬鹿なぁと驚きました。当時、カービング革命が始まったとは言え、ワタシの愛機P-30は、あいかわらず183cm。それでも、188cmと迷った末に思い切って短くしたんですから。ところが、この予言は、ある歴史に残る名機の登場とともに成就することになります。

 ザウスでの試乗→購入パターンの板でお目にかかった、歴史に残る名機と言えば、00-01のSalomon セリー3Vです。最初、ザウスで試乗した時は、こんな板がゲレンデで通用するのかよ!?と思いました。当時では革命的な短さの168cmで、超軽量。履いた瞬間に玩具だと思いましたから。でも、この板から、ショートカービングスキーの流行が始まったんです。この板は、この前年、技術選で初優勝した柏木デモとともに、日本スキー界におけるSalomon社の優位を決定的にした板なんじゃないでしょうか。とにかく突出した性能でしたし、この年、メチャメチャ売れましたから。

 翌01-02シーズンからは、各社Salomonの後を追って、一般向けショートカービングモデルを次々登場させました。オガサカのトライアンSも、ほぼ今の形のものが出ましたし、Rossingnolの9DSやVolklのP-50モーション、Atomicのアンビション、Fischerの510なんかがソレです。

 今、スキー友達のサイトの試乗レポートのページを参考にして、これを書いているのですが、この01-02から、急に板の形状に違和感がなくなります。00-01のセリー3Vの成功が現在の板につながる流れを作ったことが判ります。

 この後、行き過ぎたサイドカーブ革命にブレーキを掛けるFISのR=21規制があり、Salomonのパイロットシステムに始まるフレックスを出して乗りやすくするテクノロジーの開発や、ファット化したオールマウンテンスキーなどに代表される用途別に進歩する板の多様化、それとは逆に一本の板のフレックスを変化させて複数の用途に使おうというテクノロジーの登場など、この数年、スキー板の世界の動きは多様で、強力な方向性を失っているように見えます。

 97-98に始まったカービング革命は、すでに終わりました。もう、これから先、こんな過激な変化は、スキー板の世界に起こらないんじゃないでしょうか。この過激な変化を一ユーザーの立場からではあるけれど、リアルタイムでかなり生々しく詳細に体験出来たのは、大変幸運でした。

 これから先のことは、ワタシごときには判りませんが、今回、Zermattで小耳にはさんで驚いたのは、ヨーロッパでは、まだスキー人口が右肩上がりに増えているという話。ヨーロッパだって、出生率は下がっているんだろうし、社会全体の高齢化は進んでいるはずなのに。日本スキー界の長期低落傾向って何なんでしょう。

 判っていることは、日本スキー界は、せっかくのカービング革命を長期低落の歯止めとすることが出来なかったってこと。カービング革命が始まった当時、コレで再びスキーブームが巻き起こるという楽観的な予測もあったし、現に、日本スキー界は、それを起こそうとしたはずなんです。でも、起きなかった。某SAJのお爺さん達は、古い体制の中で甘い夢を見るばかりで、新たなスキー人口の掘り起こしを怠ったんじゃないでしょうか。

 今日から、苗場で全日本スキー技術選手権が始まりました。この大会、毎年見に行ってるのですが、日本スキー界の長期低落の象徴のような大会です。ギャラリーが毎年減ってますもんね。少なくとも、基礎スキーの世界については、何かを変えないことにはこのまま衰退していくんじゃないでしょうか。一般スキーヤーが見に行きたくなるような大会に、早く改めなければ・・・、まあこっから先は、ワタシごときの考えることでもないですかね。~o~;;;; 

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2008年3月11日 (火)

「スキー板試乗」独立記念~私の愛したカービングスキー

 今日は、東京にいて確定申告・車の修理・授業と忙しい日にも関わらず、つか、こういう日なので、余計に暇つぶしのブログカテゴライズの作業をして、「スキー板試乗」を独立させました。

 ワタシが現在のようなスキー馬○になったのは、今から十一年前の1997年でした。それは、丁度、日本におけるカービングスキー革命が始まった年でもありました。そこで、その頃からのカービングスキーの思い出を、試乗のエピソードを中心に振り返ってみちゃったりして。~o~;;

 ワタシの中で、カービングスキーらしきものが意識されたのは、実は、一般にカービングスキー革命が起こる前年の96-97シーズンでした。当時、八海山に京都から通ってきていたOさんという人が、「ルスツで猪又一之が履いていた板なんですよ」と自慢げに履いていたのが、思えば初代KO'Sだったんです。「このシュプールを見てくださいよ」と会う人ごとに興奮して話す彼に対して、当時の我々は、何処がどう違うのか判らず、どちらかと言えば冷ややかな対応をしていました。多分、当人もあんまり判っていなかったんでしょうね、見ていて違いが判らなかったから・・・。~o~

 また、その同じ年、新潟のクラウン検定を神立高原に見学に行ったのですが、トップ合格した新潟県代表の滑りが、むやみにワイドスタンスだったのを覚えています。「なんだい、あのヘンテコな格好は」と笑いながら真似したものでした。

 そのシーズンが終了する頃、当時の職場にいた元国体選手の同僚から、初めて「カービングスキー」という言葉を聞きました。彼が雑誌の写真を見せて紹介してくれたのが、Fischerのカービング初期の名機VRS89。トップとテールの幅が89mmというカービングスキーでした。今思えばこんなの棒っきれですが、当時は、斬新なサイドカーブだったんです。「これでスキーが革命的に簡単で楽しくなりますよ」とは、この同僚の予言です。当時のワタシは、やっぱり何のことやら判らずに、「ほほー」と受け流してました。~o~;;

 実際にこの板を初めて履いたのは、それからしばらくして通うようになったザウスでした。当時のザウスにはエキスパートレンタルというシステムがあり、各メーカーの来期モデルが簡単に試乗出来たんです。いやー、借りましたね、このVRS89を。借りまくりました。感動的な切れ上がりだと思ったんです。今考えてみりゃ、ズレズレターンだったんでしょうけど・・・。

 当時のワタシは、技術は全く無いクセに暴走野郎で、レッドコースの硬いコブ斜面に対して、ムチャクチャな突っ込み方で大回りしては大転倒を繰り返してたんですが、その相手をさせられたのが、可愛そうにこのVRS89。

 もう時効だと思うけど、エキスパートレンタルのVRS89を二台も反らしちゃったのは、ワタシです。また、レッドコースリフト下の壁に激突し、舞い上がった板が壁の向こうに落ちて、壁を乗り越えてそれを取りに行った、という経験を二週連続してやったのもワタシです。ちなみに、その時の板は二度ともVRS89。~o~;;;

 結局、このVRS89が、97-98シーズンのワタシの愛機となり、この板のおかげでテクニカルプライズを取得しました。もっとも、テクニカル取得の直後、我が愛機は反ってしまって使い物にならなくなったんですけどね・・・。~o~;;;

 ワタシにとっては、ほれ込んで結婚した理想の恋人というような板ですが、板からすれば、DV癖のある夫と結婚したようなモンでしょうねえ。思えば気の毒な板でした。~o~;;;;;;;

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2008年3月10日 (月)

Zermatt雑記

 昨日に続いて、Zermattネタをいくつか。

 Zermattは、国際的なスキー場だけあって、色々な板の人がいますが、一番多いのは、地元メーカーということでStockli。日本ではレアだけど、信頼性の高いハンドメイドスキーです。Zermattではレンタルスキーの多くがStockliだし、街中のショップにも多く置いてあります。その他、日本では見ることの出来ないメーカーとしては、Zaiなんてのもショップに置いてあります。日本には多分入っていないと思います。こちらは木目の美しいハンドメイドで、ちょっと欲しくなりましたが、Zermattのショップでの値段はビンディング付いて3300CHF(スイスフラン)。今、だいたい1CHF=100円ですから・・・。~o~;;;;

 AKなんて板もゲレンデで目にしました。こちらは、ネットで検索を掛けてもほとんど出てこない超レアスキー。ただし、Zermattでは、イントラが履いてたりしましたし、そのイントラのグラブがAK印だったりしたので、スイス国内でそんなに超レアというわけでもないのでしょう。Zermattのショップには置いてなかったのでお値段は見当付きません。

 スイスの正式国名は、公用語の四カ国語により違うのですが、四カ国語で表記する余裕が無い場合、ラテン語で"Confoederatio Helvetica"というんだそうです。スイスフランがCHFと略記されるのはそのため。ただし、同じショップの中でも、CHFという値札とSFと書いてある値札があったりして、統一されてない感じです。

 Zermattでは、原則として街中にガソリン車を入れません。例外は工事車両などだけらしいです。ですから、街の中を走るバスやタクシーは全て電気自動車。マイカーは、Zermattの手前のTaeschの町に置いてくることになっています。ただし、循環バスがひっきりなしにやって来るので、街中の移動に不自由はありません。

 こういうの良いなあと思います。狭い街中にマイカーを入れさせると渋滞の元になるだけだし、当然、環境破壊にもつながります。ガソリン車規制することで、わずかなことだけど地球温暖化防止策にもなります。Zermattは完全に観光の街だし、狭い街なので可能なんですね。

 日本のスキー場にそのまま持ち込むのは難しいと思いますが、志賀高原や八方尾根あたりなら近いことは出来そうな気がします。どうせ八方なんて、街中の道路はメチャメチャ狭いんだし、現在走っているシャトルバスを、より小型の電気自動車に切り替えても良いんじゃないでしょうかね。話題性があって集客につながるかも。

 ヨーロッパのホテルは、皆そうなんでしょうが、四つ星以上のホテルに宿泊する場合、ディナーの席でジーパンは遠慮するようにツアー会社に言われます。ところが、自慢じゃないけど、ワタシゃジーパンと授業の時の服とスキーウェア以外に服ってものがないんですな。

 授業の時の服はスキー場では着たくないと思い、箪笥を探したところ、一着出てきました。ただし、19年前、近所の服屋で調子に乗って買った服が。これで良いや、と思ったのですが、念のため着てみたら・・・。あははは。やっぱり19年という月日は恐ろしいですね~~。~o~;;;

 と言うわけで、出発四日前から泥縄ダイエット。四日間で2キロほど減量しました。向こうでもなるべく気をつけていたので、今現在、二月末よりも3キロ以上は痩せてます。ほとんどお腹回り。なんとか、全てのディナーを19年前の服で乗り切りましたヨ。しっかし、メシを食いに行くためにダイエットっつーのもねー。~o~ ~O~

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2008年3月 9日 (日)

Zermatt残夢

 今日の昼、帰国しました。ZermattからMilanoを経て16時間余りをかけて成田へ、約20時間後にようやく八王子へ戻りました。やっぱ、ヨーロッパは大変だ。

 Zermattで経験したことの切れ端をいくつか書き並べておきます。

 まず、時差ですが、意外に楽にクリア出来ました。ヨーロッパと日本は8時間の差があり、病気のため規則正しい生活を求められるワタシとしては、ちょっと危険だったのですが、何とかなりました。ポイントは、飛行機に乗ったら、向こうの時間に時計を合わせて、その気になること。例えば、成田を14時に発った時は、「今は朝の6時だから、もう寝ちゃいけない」と思い込んで、ミラノに着くまで起きてる、ミラノを15時に出た時は、「今はももう夜中の11時だから、何か食べたら寝ちゃおう」と機内食の後、すぐに寝ちゃうと言った具合。これだけでけっこう対応出来ちゃったのは、ちょっと不思議かも。

 Zermattのスキースクールイントラさんは、スイスカラーの赤を着ているのですぐ判るのですが、どうも玉石混交かも。日本的に見ると、「アレッ?!」って思うような人もいます。コブを教えてるのを見た時も、これなら我が八海山のイントラさんの方が絶対上手いと思いました。しかし、中には目を見張るような人もいて、Sunneggaで最終日に見たイントラは、遠くのリフトから見てもハッキリ判る程のキレキレの小回りをしていたので、「コイツただ者ではないかも」と思っていたら、Nationalの急斜面でいきなり、吉岡大輔選手並みに早い倒し込みで、内手を付いて大回りを始めました。すげーーっ!!

 まあ、考えてみればここはスイスなんだから、ナショ崩れかナショに成り損ないくらいの人がイントラに成っていれば、「吉岡選手並み」どころじゃないのは、当たり前か。~o~;;

 帰国時にミラノマルペンサ空港で昼食を取ったのですが、イタリアの空港だからとスパゲティ・ポモドーロを頼んだら・・・。うーーーーーみゅ、これはウドンの出来損ないぢゃなひのかひ・・・。イタリアだからって、必ずしもアル・デンテじゃないのネ。~o~;;

 今回、何処へ行っても感心させられたのは、ワインの美味しさ。どんなに安っぽいワインでも、まういーーー!ゲレ食はもちろん、往復のアリタリア航空の便の中のワインでも美味いです。ガイドさんに、何故日本で飲むのとこんなに違うのか、と聞いたところ、日本に輸入する段階で、船便はもとより航空便であっても、キチンと温度管理して運んでいるはずはないから、とのこと。うーーみゅ、やっぱそうだよね。NZで飲む日本酒は、どんな物でも大抵マズいものネ。~o~;;;;

 Zermattは、基本的にドイツ語圏らしいのですが、さすが国際的観光地、フランス語・イタリア語・英語などの複数の表示が、大抵の所にされています。ホテルでもショップでもスキー場でも、英語でバッチリ通じます。まあ、ワタシは例によって、度胸とハート・ツー・ハートのコミュニケーションでしたが・・・。~o~;;;; 

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2008年3月 8日 (土)

Zermatt迷遊記~禁断の森からの帰還または夢の出口

 今日(現地3/7)は、Zermattツアーの最終滑走日でした。最終日は自由行動なので、単独でSunneggaエリアへ。まず、Nationalにご挨拶。やっぱ、スゴイや、このコース。このうねり方は異常です。

 今日は、スタートが遅かったので昼食を取らずに、谷を挟んだGonergratエリアに移動。初日には行けなかったこのエリア最上部、Rote Nase とStockhornへ向かいました。エリア最上部だけあって、とんでもない絶景です。ロープウェイでRote Naseに降り立つと、左にFindel氷河、右にGornergrat氷河が見下ろせ、Gornergrat氷河のすぐ向こうには、イタリア側との国境の最高峰Monte Rosaの巨大な岩塊が迫っています。すげー!あまりの迫力ある絶景に言葉を失ってしまいます。

 Rote NaseとStockhornは、JバーリフトとTバーリフトが架かるオフピステゾーン。メインの斜面は途切れ途切れではありますがコブになっています。コブ自体は、雪の硬いこととリズムが悪いことを除けば、たいしたことはないのですが、なにしろStockhornは標高3405m。こんなところにコブがあると・・・。

 斜面の半分も下らないうちに息が切れてハアハアゼイゼイ。死にそうになります。こんなに疲れるコブ斜面は初めてです。誰だよ、こんなところにコブ作ったヤツわっ?!~o~;;;;

 早々に切り上げて、Sunneggaエリアへ戻るべく、SunneggaとGornergratの間の谷へ下ったのですが・・・。

 SunnegaエリアとGornergratエリアをつなぐ中継地点へ向かう途中のコースはかなりタラタラの巻き道になります。タラタラに飽きた頃に、コース脇にショートカットとおぼしきコブ斜面を発見。魔が差したんですかねえ、つい引き込まれるようにそちらに滑りこんでしまったら・・・。

 後で、地図を確認したところ、このコブ斜面はBerterという名前のコースでした。後でもう一度、そのコース入り口に行ってみたところ・・・、見え難いところにClosedの小さな看板が立ってました。~o~;;;

 コース入り口付近は、硬くて比較的深いコブが続きます。ここは、比較的楽にクリア。しかし、何処まで滑っても出口が見えません。コブ斜面は延々と森の中に続いて行き、幅も狭くなっていきます。ヤバいかも、と気づいた時には、もうすでに引き返せない所まで来ていました。

 次第に硬い深いコブに岩や木の切り株が交じるようになってきます。うわー、ゲキヤバ。岩や切り株をかわしながら、なんとか森の切れ目が見えて来るところまで下りました。目指すリフト乗り場は目の前。ところが、その最後の斜面は、深いコブがゴツゴツとした氷の塊になってるぅ・・・@@。

 深くえぐれたコブの形のままの氷、所々岩や切り株、おまけにリフト乗り場から丸見え。我がスキー人生最悪の斜面でした。コース脇に残されたわずかな雪を頼りに、みっともなくない程度に横滑りを交え、最後の数ターンは気合で、ほとんど飛び降り。リフト乗り場にたどり着いた時には、しばらく呆然としてしまいました。

 人間、どんな窮地に立たされても、なんとか生きていけるモンですねへ。~o~;;;;;;

 最後は、Sunneggaエリアの上級コースNationalを数本滑りました。夕方のNationalは、みんなが横滑りで磨いてしまうため、カチカチのアイスバーンでしたが、Berterの禁断の森を滑りぬいたワタシには、こんなモン屁でもありません。ズレたきゃズレろー、とばかりにかっ飛ばしてきました。~o~ ~O~

 リフト終了近くまで、名残を惜しんできました。あーあ、Zermattでの夢のようなスキー生活が、とうとう終わってしまった。終わってみると・・・、早く八海山に帰りたひ。~o~;;

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2008年3月 7日 (金)

Zermatt迷遊記~さらば愛しき妖精

 今日(現地3/6)は、Zermattの街からバスで約一時間の所にあるSaas-Feeというスキー場への「遠足」でした。ツアーの一行がバスの中で盛り上がっちゃって、「遠足」って感じだったんです。~o~

 Saas-Feeは、Fee氷河の麓の村で、Saas-Feeスキー場は、眺望と雪質で近年売り出し中の穴場スキー場らしいです。Saas-Feeとは妖精の名前らしく、ゴンドラの箱には必ず、この妖精の姿が描かれています。この「妖精」がなかなか魅力的なんです。

 ベースからゴンドラを二つ乗り継ぎ、標高3000mからSunneggaにあるのと同じ地下ケーブルカーで山頂駅Mitter Allainに到着すると、そこは標高3500m。階段を上ると息切れがして、足元がフラつきます。ここからの眺望が実に素晴らしいんです。

 雲一つない晴天の下、青白く波打つFee氷河は、すぐそこに迫っていますし、スイス国内最高峰のDom山4545mを中心としたミシャベル山群と呼ばれる連山が、氷河の向こうに屏風のようにそびえたっています。目を転じると、遥か遠方にはアイガー、ユングフラウなどの名山も望めます。

 んで、肝心ゲレンデですが、標高が高いだけあって、雪質最高。山頂部から滑りだすと、かなりの長距離クルージングが楽しめますし、幅広のバーンは、バリエーションに富んでいて飽きさせません。一部、アイスバーン化して難しい斜面もありますが、そこがまた、この「妖精」の可愛いところだったりして・・・。~o~;;

 中腹のゲレ食、Moreniaも近年改装したとかで、大変キレイ。飲み物食べ物のバリエーションも豊富。焼きたてピザが美味いです。

 一日「妖精」に遊ばせてもらってZermattに帰ってきました。憂鬱です。明日は、ツアー最終日。「妖精」とはもう会えないのかなあ・・・。 

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2008年3月 6日 (木)

Zermatt迷遊記~女神の細い肩とピルミン兄の巨大な顔

 今日(現地3/5)のZermattは朝の内小雪。非常に寒くなりました。

 今日は、残された主要エリアであるSunneggaエリアへ行きました。Sunneggaは、Zermattの街のすぐ上にあり、街中から地下鉄(ケーブルカー)で登ります。約三十度程の斜度のある地下の線路の上をひし形にひしゃげた電車が登って行きます。車内は階段状になっていて、乗客は皆立ったまま・・・。と書いてみても想像が付き難いでしょうねえ。

 まあ、そういう説明の難しい変わった電車ということで理解してください。~o~;;;;

 地下鉄とゴンドラを乗り継いで標高2571mのBlauherdに上り、そこからロープウェイでSunneggaエリアの山頂部Rothorn paradiseまで上ると、標高は3100mほど。初日に乗ったGornergrat登山鉄道の山頂駅とほぼ同じくらいの標高なのですが、さ、寒い!

 兎に角、皮膚の露出している部分が凍りつきそうです。Rothorn山頂駅の温度計は-19゜を表示していました。朝の内の小雪は止み、青空が出て陽光が降り注いでいるのですが、寒い!このツアー一番の寒さでした。

 山頂駅展望台に出てみると、周囲のほとんどの山が雲に隠れている中、その雲の上に、なんと、マッターホルンの特徴のある頂がポッカリ浮かんでいます。薄衣をまとった女神が肩から上を見せて振り返って微笑んでくれているかのようです。ツアー一行、思わず感嘆の声を上げてしまいました。

 Sunneggaエリアは、緩中斜面の多いZermattにあって、急斜面の上級者コースを持つエリアです。通称Nationalと呼ばれる上級者コースは、日本で言えば、富良野の「連絡コース」の斜度をきつくし、幅と長さを2倍にしたようなコース。かなり過激にうねった斜度変化の多いジェットコースターのような刺激的な・・・要するにサイコーの面白コースでしたっ!~o~

 今日の寒さで硬く締まったバーンは、Zermatt四日目のエッジには若干優しくなかったのですが、それでも十分楽しませてもらいました。うねりの向こう側が見えなくなっている部分に思い切って飛び込んで行って、あわや、コースアウトして転落!ってのが一回ありましたが・・・、まあ、それも含めて楽しかったです。~o~;;

 昼食は、Sunneggaエリア麓のFindelnという村にあるChez Broneというレストラン。お店の中に入っていくと、上半身裸の男性の肖像画が飾られています。なぜか、漫画チックにデフォルメされているのですが、この方、このお店のオーナーで、なんとピルミン=ツルブリッケン選手の義理のお兄さんなんだそうです。それにしても、顔デカ・・・。

 そんなエキセントリックな肖像画の割りに、料理は素晴らしかったです。熱して溶かしたチーズとジャガイモを絡ませて食べるラクレットというスイス郷土料理が美味いです。その他の料理もなかなか美味しそう。今回のツアーで一番印象に残ったレストランでした。

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2008年3月 5日 (水)

Zermatt迷遊記~富士山の上、太陽の下

 昨夜から、ホテルの無線LANが不調でログイン出来ず、ブログ更新できませんでした。ようやく入れました。

 昨日3/4(現地3/3)と今日3/5(現地3/4)は、いずれもイタリア側に行きました。Zermattの街からゴンドラとロープウェイを三本乗り継ぎ、なんと標高3820mほどもあるクラインマッターホルンまで一気に上がります。富士山より高いんです。それを考えただけでクラクラ眩暈。@@~

 クラインマッターホルンは、本家マッターホルンの横にある尖った峰で、山頂駅に降り立つとマッターホルンが目線の高さに見えます。眺望もすごいのですが、ロープウェイ山頂駅の場所がモノスゴイ所にあります。クラインマッターホルンの尖った峰のほぼ先端近くの岩に穴を開けて駅があるんです。

 駅を降り立つと洞窟のような通路。工事中なのですが、なんと、この高地にレストランを作ろうとしているとか。それが出来たら、次はホテル建設が計画されているらしいです。イヤハヤ、客のほとんどは高山病になるんじゃないかしらん・・・。~o~;;;

 クラインマッターホルン山頂駅から氷河の上を滑ります。なだらかな緩中斜面なんだけど、とにかく雪が硬くて、むやみにスピードが出ます。なるほどヨーロッパのアルペン選手ってこんなところで練習してるんですね。強いわけだよ。

 しばらく滑ると、ワタシを含めツアー客は皆、息が切れてきます。今回、フェロースキーツアーで来ているのですが、ツアーガイドさんだけはケロっとした顔で滑ってます。ナルホド、12月から毎日こんなところを滑ってりゃ、高地トレーニングになってるってことですか。 

 しばらく氷河を滑ると、イタリアとの国境が現れます。つか、そのあたりはちょっと峰を越えるとイタリアなんですが、国境の施設があるんですね。その横を滑って通り過ぎるとイッターリア!つか、ほとんど気づかないうちにイタリア側です。

 昨日は、イタリア側のCerviniaエリア、今日はValtournencheエリアを滑りました。どちらもなだらかな緩中斜面ながら、雪が硬くしまりコース幅が広くて、快適なカービングバーン。しかも、イタリア側は何故かピーカンの快晴、陽光がマブシイっ。抜けるような青空はイタリアンブルーです。さすがアッズーリの国。~o~

 昨日も今日もイタリア側のリストランテで昼食でした。味は・・・、まあ、期待したほどではないかも。でも、期待以上なのが店員さん。昨日のチェルビニアのリストランテの店員さんもいかにもイタリアンだったのですが、今日のColle Superiore delle Cime Bianche の店員さんが、トンでもなくイタリアン。注文聞きもいい加減だし、レジでの勘定もいい加減。ツアー一行の中には注文と違う料理を食べた人や勘定が安く済んでしまった人も。それなのに兎に角明るくて、女性ツアーガイドにはしっかりキスしてるし、我々にはグラッパをサービスで振舞ってくれました。蜂蜜入りのイタリアの焼酎です。これが効きまくり~~~。また、グラッパとポレンテ(トウモロコシの粉の料理)が合うんですよ、妙に。

 今日の午後は、イタリアの陽光の下、硬い斜面をひたすら酔っ払い極楽スキーでした。あはははは、まあ、こんなのもアリですよね。~o~ ~O~

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2008年3月 3日 (月)

Zermatt迷遊記~牛小屋登山鉄道に歴史を思う

 今日(現地3/2)のZermattは快晴。朝は、ホテルの外を見ずにブログ書いてたので、気づかなかったのですが、滑りに行くため外へ出てみると、いやー、暖かくて雪がないです、Zermatt。街中には、ほとんど雪がありません。大丈夫なのかしらん。

 Zermattから行けるスキーエリアは、およそ三つないし四つほどなのですが、今日は初日ということもあり、Gornergratエリアをのんびり滑りました。このGornergratエリアは、Zermattの街から簡単に行けて、なおかつマッターホルンが最も美しい角度で見えるエリアなのだとか。

 Zermattの街中からGornergrat登山鉄道に乗り込み、三十分ほどコトコトと古い電車に揺られて登っていきます。「世界の車窓から」の世界です。実際、ついこの間も「世界の車窓から」で紹介されたばかりらしいですよ。

 この鉄道、古いクセにすごい急斜面を登ります。登り始めてしばらくすると、ようやくスキー場らしく雪に囲まれた眺めになっていきます。途中、雪崩避けの半トンネルのような所を通って、標高3089mのGornergrat駅に到着。Zermattの町からの標高差は、実に1666m!

 この半トンネルは、スキーコースに面しているため、後で滑り降りながら確認したのですが、中が古めかしい石造りで牛小屋とみまがうようなボロい板囲い。歴史的建造物ですね、こりゃ。Gornergrat駅にある山岳ホテルも開業100年とかいう話ですし、この地方の人達の山とスキーに対する深い関わりの歴史を感じます。

 リフトやロープウェイも、現在の施設自体は新しいのですが、こんな場所によくぞ作ったものだというモノスゴイ斜面に掛けられていたりしますし、帰り道に乗ったSunneggaエリアからの地下鉄(ケーブルカー)なども、よくぞこんなものを作ったねえというシロモノ。古くから山と関わり、出来るだけ山の懐に近づきたいという、スイスの人達の切ないほどの願いがうかがわれるものばかりです。そこにあるのは、圧倒的に分厚い山と人との関わりの歴史と思想。日本のこの手の施設がむやみに薄っぺらいものに感じられます。

 Gornergratエリアは、岩山の間を縫う細長い緩中斜面コースを何本も持つエリアです。上部は標高のおかげで軽い雪質ですが、下部は暖冬のためかグズグズの雪。斜面自体はさほど刺激的でもないのですが、兎に角眺望が圧倒的です。マッターホルンやスイス最高峰のモンテローザを始めとした4000m級の山々が青空をバックにクッキリとした白い稜線を見せて、すぐそばに並んでいます。うわーーっと叫び出したいほどの絶景。神々しいばかりの美しい山々に囲まれて滑っていると、自然に笑顔になってしまいます。なんてことのない中斜面を滑りながら、ここまで来て良かったと心底思えるスキーでした。~o~

 明日は、イタリア側のチェルビニアに行く予定。チェルビニアに降りるためには、スイス-イタリア国境の尾根を越えて行かねばならないのですが、国境の尾根に掛かるリフトは、今日は風のためか運行していませんでした。さて、明日はどうなることか。

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2008年3月 2日 (日)

Zermatt迷遊記~ボンジョルノ・グーテンモルゲン

 突然ですが、Zermatt!今現在、ZermattのAlpen Resort Hotelロビー、現地時間で3/2の朝七時半です。

 昨日の午後、日本を発って、12時間半のフライトで何故かミラノに入りました。ボンジョルノ!当たり前ですが、イタリア人だらけのマルペンサ空港は、いかにもイタリアンで、いい加減。入国審査は、アッ!と言う間に終わりましたが(マルディー二みたいな審査官のおっさんはよそ見しながら判子突いてました ~o~;;)、スキーが何処から出てくるのか判らず、しかも何時までも出てこず。さすがだイタリア人と思いました。

 いい加減なミラノを夜八時前に後にし、バスでスイスへ。夜中にホテルチェックインして、これから朝食。グーテンモルゲンツェルマット!いよいよスキー馬鹿もここに極まれりのヨーロッパアルプス初滑走です。割と簡単に時差にも対応出来てるみたいだし、雪不足とは聞いているけど、なんてったってツェルマット、待ってろマッターホルンてなもんで、ちょっと興奮気味です。~o~

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