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2008年3月 5日 (水)

Zermatt迷遊記~富士山の上、太陽の下

 昨夜から、ホテルの無線LANが不調でログイン出来ず、ブログ更新できませんでした。ようやく入れました。

 昨日3/4(現地3/3)と今日3/5(現地3/4)は、いずれもイタリア側に行きました。Zermattの街からゴンドラとロープウェイを三本乗り継ぎ、なんと標高3820mほどもあるクラインマッターホルンまで一気に上がります。富士山より高いんです。それを考えただけでクラクラ眩暈。@@~

 クラインマッターホルンは、本家マッターホルンの横にある尖った峰で、山頂駅に降り立つとマッターホルンが目線の高さに見えます。眺望もすごいのですが、ロープウェイ山頂駅の場所がモノスゴイ所にあります。クラインマッターホルンの尖った峰のほぼ先端近くの岩に穴を開けて駅があるんです。

 駅を降り立つと洞窟のような通路。工事中なのですが、なんと、この高地にレストランを作ろうとしているとか。それが出来たら、次はホテル建設が計画されているらしいです。イヤハヤ、客のほとんどは高山病になるんじゃないかしらん・・・。~o~;;;

 クラインマッターホルン山頂駅から氷河の上を滑ります。なだらかな緩中斜面なんだけど、とにかく雪が硬くて、むやみにスピードが出ます。なるほどヨーロッパのアルペン選手ってこんなところで練習してるんですね。強いわけだよ。

 しばらく滑ると、ワタシを含めツアー客は皆、息が切れてきます。今回、フェロースキーツアーで来ているのですが、ツアーガイドさんだけはケロっとした顔で滑ってます。ナルホド、12月から毎日こんなところを滑ってりゃ、高地トレーニングになってるってことですか。 

 しばらく氷河を滑ると、イタリアとの国境が現れます。つか、そのあたりはちょっと峰を越えるとイタリアなんですが、国境の施設があるんですね。その横を滑って通り過ぎるとイッターリア!つか、ほとんど気づかないうちにイタリア側です。

 昨日は、イタリア側のCerviniaエリア、今日はValtournencheエリアを滑りました。どちらもなだらかな緩中斜面ながら、雪が硬くしまりコース幅が広くて、快適なカービングバーン。しかも、イタリア側は何故かピーカンの快晴、陽光がマブシイっ。抜けるような青空はイタリアンブルーです。さすがアッズーリの国。~o~

 昨日も今日もイタリア側のリストランテで昼食でした。味は・・・、まあ、期待したほどではないかも。でも、期待以上なのが店員さん。昨日のチェルビニアのリストランテの店員さんもいかにもイタリアンだったのですが、今日のColle Superiore delle Cime Bianche の店員さんが、トンでもなくイタリアン。注文聞きもいい加減だし、レジでの勘定もいい加減。ツアー一行の中には注文と違う料理を食べた人や勘定が安く済んでしまった人も。それなのに兎に角明るくて、女性ツアーガイドにはしっかりキスしてるし、我々にはグラッパをサービスで振舞ってくれました。蜂蜜入りのイタリアの焼酎です。これが効きまくり~~~。また、グラッパとポレンテ(トウモロコシの粉の料理)が合うんですよ、妙に。

 今日の午後は、イタリアの陽光の下、硬い斜面をひたすら酔っ払い極楽スキーでした。あはははは、まあ、こんなのもアリですよね。~o~ ~O~

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