ジャッジへの見せ方見られ方
この間の日曜から今日にかけて、ちょっとジャッジに関してモヤモヤしていました。日曜日、コブ好き女K嬢が再び一級にトライしました。前回、試験弱さという欠点を露呈してしまったので今回は対策も十分にして、本人も前回より落ち着いて、恐らく実力の六、七割くらいは出したのですが・・・、一級って難しいんですねえ。~o~;;
正直言って、今回の出来なら楽に受かってないとおかしいんです。現場で見ていてかなり良い滑りをしていたので、これは楽勝で合格と思いました。特に整地小回りの出来が非常に良かったので、ここで何点プラスするかと楽しみだったのですが、その整地小回りで落として一点不足。結果を見て、それだけは有り得ないと我が目を疑いました。ジャッジは何を見てるんだ、いったい?! それ以来ずっとモヤモヤしてました。
でも、今日になってビデオを詳細に検討した結果、理由が判りました。K嬢は、スピードに乗ると良い滑りをするんですが、スピードに乗るまでのエッジングがどうも頼りなく、この時の整地小回りでも、最初の3ターンで明らかにテールを振り出す小回りをしてるんです。その後は、キチンと踏めてるので、我々サポートの人間は良い滑りだと思ったんですが、ジャッジは最初の3ターンを見て、この人はこの程度という判断をしたらしいんです。
折しも、この前日はモーグラータクヤの全日本の日。今年の全日本のタクヤは全くの不調で良いところなく終わったのですが、やはり、最初の数ターンで失敗して、ジャッジにこの程度と判断されてしまったらしいんです。中盤の滑りはそれほど悪くないのに・・・。
以前、東京都技術選のジャッジの方にうかがったことがあるのですが、ジャッジは滑り出しの部分で、ある程度そのスキーヤーのレベルを判断してしまうことがあるんだそうです。恐る恐る滑りだす選手は、その程度と判断して低い得点を用意するし、自信たっぷりで勢い良く出てくる選手には高得点を用意するのだとか。検定やモーグルでもある程度同じことが言えるんでしょう。
そういう意味では、K嬢もタクヤもジャッジへの見せ方を間違えて実力を見てもらえなかったということなんでしょう。悔しいけど、それも実力のうちです。ちょうど、今さっき、サッカーWカップ三次予選、日本代表vsバーレーン戦で、バーレーンの選手がジャッジから見えないようにハンドして決勝点につながるアシストをしてましたが、サッカーの場合、得点になってしまえば、それが結果なんです。これもジャッジへの見せ方見られ方が上手かったということ。悔しいけど仕方ありません。
ちなみに、K嬢に関しては、検定翌日、さらにショッキングな事実が判明しました。この人、スキーを始めて日が浅いので、まだ初心者用のブーツをはいています。ところが、それが足に合わず、くるぶしが当って痛いので、今までバックルをほとんど締めないで滑っていたのだとか。そんなんで検定受けりゃ、そりゃ低速でのエッジングが頼りなくなるわけだ。今まで、スクールのイントラに基本が出来てないとか言われたこともあったけど、スキーの基本が出来てないんじゃなく、基本的な用具の扱いが悪かったってことですネ。~o~
しかし、ということは・・・。今までのあの不整地での滑りやハイスピードでのムチャな滑りは、全てほぼノーバックルでこなしてたってことかよ、をひ・・・。~o~;;;;;;;
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