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2008年3月 6日 (木)

Zermatt迷遊記~女神の細い肩とピルミン兄の巨大な顔

 今日(現地3/5)のZermattは朝の内小雪。非常に寒くなりました。

 今日は、残された主要エリアであるSunneggaエリアへ行きました。Sunneggaは、Zermattの街のすぐ上にあり、街中から地下鉄(ケーブルカー)で登ります。約三十度程の斜度のある地下の線路の上をひし形にひしゃげた電車が登って行きます。車内は階段状になっていて、乗客は皆立ったまま・・・。と書いてみても想像が付き難いでしょうねえ。

 まあ、そういう説明の難しい変わった電車ということで理解してください。~o~;;;;

 地下鉄とゴンドラを乗り継いで標高2571mのBlauherdに上り、そこからロープウェイでSunneggaエリアの山頂部Rothorn paradiseまで上ると、標高は3100mほど。初日に乗ったGornergrat登山鉄道の山頂駅とほぼ同じくらいの標高なのですが、さ、寒い!

 兎に角、皮膚の露出している部分が凍りつきそうです。Rothorn山頂駅の温度計は-19゜を表示していました。朝の内の小雪は止み、青空が出て陽光が降り注いでいるのですが、寒い!このツアー一番の寒さでした。

 山頂駅展望台に出てみると、周囲のほとんどの山が雲に隠れている中、その雲の上に、なんと、マッターホルンの特徴のある頂がポッカリ浮かんでいます。薄衣をまとった女神が肩から上を見せて振り返って微笑んでくれているかのようです。ツアー一行、思わず感嘆の声を上げてしまいました。

 Sunneggaエリアは、緩中斜面の多いZermattにあって、急斜面の上級者コースを持つエリアです。通称Nationalと呼ばれる上級者コースは、日本で言えば、富良野の「連絡コース」の斜度をきつくし、幅と長さを2倍にしたようなコース。かなり過激にうねった斜度変化の多いジェットコースターのような刺激的な・・・要するにサイコーの面白コースでしたっ!~o~

 今日の寒さで硬く締まったバーンは、Zermatt四日目のエッジには若干優しくなかったのですが、それでも十分楽しませてもらいました。うねりの向こう側が見えなくなっている部分に思い切って飛び込んで行って、あわや、コースアウトして転落!ってのが一回ありましたが・・・、まあ、それも含めて楽しかったです。~o~;;

 昼食は、Sunneggaエリア麓のFindelnという村にあるChez Broneというレストラン。お店の中に入っていくと、上半身裸の男性の肖像画が飾られています。なぜか、漫画チックにデフォルメされているのですが、この方、このお店のオーナーで、なんとピルミン=ツルブリッケン選手の義理のお兄さんなんだそうです。それにしても、顔デカ・・・。

 そんなエキセントリックな肖像画の割りに、料理は素晴らしかったです。熱して溶かしたチーズとジャガイモを絡ませて食べるラクレットというスイス郷土料理が美味いです。その他の料理もなかなか美味しそう。今回のツアーで一番印象に残ったレストランでした。

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