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2008年4月30日 (水)

貴婦人からの甘い誘惑

 今日は、一日立川の校舎で授業でした。仕事から帰ってみると、郵便受けに何やら厚い封書が。ちょっと記憶に無い発送者の名前に興味をそそられ急いで開けてみると・・・。出たー!「貴婦人」の写真集。~o~

 じゃなくてカタログでした。丸沼でお会いしたStockli代理店の方に08-09モデルのカタログを送ってくれるよう頼んでいたんです。うーむ、ヤバいなぁ。けっこう魅力的な特別価格まで添えられています。

 以前書いたことがあるのですが、ワタシゃ何本もの板を分業制で使い分けています。買い替えの時期は、それぞれの板の滑走日数を記録しておいて、その日数で判断しています。翌シーズンの途中で耐用日数を過ぎそうな板を買い換えるということです。例えば、今シーズンは、整地小回り用の板が滑走日数80日を越えていたので買い換えました。前の板はまだ元気だったのですが、このままシーズンに入ったら、今シーズン中に滑走日数100日を越えること確実だったからです。100を越えるとさすがに危なそうですから。

 昔、何処かで聞いたのですが、スキーメーカーは雪上100日を目安にして板や靴を開発しているのだとか。まあ、メーカーにより製品により用途により寿命は異なるでしょうが、板の寿命を考える上で一つの目安にはなると思います。

 んで、買い替えをサボってシーズンに入り、シーズン途中で壊れるとどうなるかというと、この十年ほどスキーショップは在庫を置きたがらず、ギリギリの量しか仕入れませんから、シーズン真っ盛りの時期にはショップは品薄状態。まだまだ滑れる二月三月に板を壊したりすると、好みの板を入手することが極めて困難になります。

 以前、Volantの板を三月に折ってしまい、代わりの板を見つけるのに苦労したことがあります。それ以来、今の買い替えシステムを取ることにしたのでした。

 今シーズン、この基準で買い替え時期に入りそうなのが、K2Apache Crossfire。まだ、今シーズンの板なのですが、もう滑走日数65日を越えています。このまま五月のコブ、7月8月のNZと使い続ければ、間違いなく来シーズンの初めには100を越えるでしょう。この板、あまりにオールラウンド性が高いので、たいぶ酷使しましたからねえ。

 んで、アパッチ君の代わりは「貴婦人」かH社のiSpeedか・・・。これからしばらく楽しくも悩ましい日々が続きます。~o~

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2008年4月29日 (火)

SL板のレポートとコングラッチュレイションスラローム

 昨日は、ブログ更新しようとしながらPCの前で寝てしまい、夜中に目を覚ましました。それから風呂に入って、さて寝ようかと思ったのですが、寝付けず、つい、スキー友達のサイトに投稿する試乗板のレポートの執筆に取りかかってしまいました。

 岩鞍で試乗してきたElanのSLX Waveflexのことを思い出しながらレポートを書いたのですが、試乗会の時取ったメモを見てみると、徐々に思い出します。やっぱ良い板だったですねえ。

 ちょっと前に書いたけど、06-07に初めて作られたWaveflexの板は、メチャメチャグリップ感がありませんでした。最初に試乗したのは、菅平だったのですが、兎に角ちょっと固いバーンでは全くエッジが立たず、絶対にチューンナップ不良だと思いました。

 その後、何処の試乗会でも同様の経験をしました。特に、春の苗場の試乗会では、ワタシだけでなく、何人かの友達が、「怖くて斜滑降も出来ない」という感想を漏らすに至り、ああ、気の毒に、このシステムは完全に失敗だったんだと痛感しました。

 それゆえ、Waveflexに関してはもう「終わった」システムだと思っていました。ところが、今シーズン、競技板にも搭載されたと聞き、恐る恐るSLXに乗ってみたところ、ちゃんとグリップするじゃないですか。全然オッケーですヨ、これなら。~o~

 WaveflexとFusionシステムゆえに、多少不自然なたわみ方をし、そのために、「抜け」がヌルっとした感じになるのですが、その不自然さに慣れてしまえば、この板はかなりイケます。しなやかにたわんで良く走るし、コントロールも容易なので、基礎小回り種目でもSL入門でも、強力な武器になってくれそうな板です。

 てなことをレポートに書いて、床についたのはもう明け方でした。二時間ほど眠って、授業に出かけたのですが、今日は、午前中、横浜で二時間の授業。それを済ませて、普段なら市ヶ谷の校舎に移動するのですが、今日は市ヶ谷駅から地下鉄に乗って、江戸川橋へ。江戸川橋にある結婚式場へ向かいました。実は、今日、姪の結婚式だったんです。

 横浜の校舎を出たのは十二時頃。市ヶ谷駅に着いたのが午後一時頃。地下鉄に乗って江戸川橋へ向かい、午後一時半からの姪の結婚式に三十分ほど出席して、主賓挨拶とケーキ入刀と乾杯までお付き合いし、披露宴を途中退席して式場を出たのは午後二時五分。それからまた地下鉄で移動して、市ヶ谷の校舎で二時四十分から授業でした。

 こうして書いていくと、綱渡り、つか、まるでスラロームのような目まぐるしさ。我ながら馬鹿だなーとは思うけど、披露宴も授業も外せなかったんで・・・。それに、こういうアクロバチックな移動って、実は好きだったりして・・・。~o~;;

 疲れたけど、妙に充実感のある一日でしたっ。~o~

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2008年4月27日 (日)

奥義、秘伝、そして極意

 昨日は、苗場泊。今日は一日かぐらでした。かぐらは朝のうち晴れて暖かかったのですが、昼前からガスが掛かり出し、午後はずっと視界不良でした。昼前にみつまたに宿泊しているコブ好きK嬢とまたまた遭遇。視界の悪い中、田代のコブを滑りました。

 K嬢は、コブの大回りに対して、女性としては無類の強さを持っているのですが、不整地の中でのスピードコントロールに難があります。全部ズラさずに切っていっちゃうんですネ。そのために時々、とんでもない大爆裂をやらかします。今日は、コブ大回りでのスピードコントロールについて質問を受けました。

 コブパラ大好きなワタシなので、実はコブパラについてはかなり研究しています。今まで、初歩的なエアターンから始まって、「尾根落とし」(コブの尾根を使って落差を取るライン取り)、「縫い目滑り」(ラインコブの溝の縫い目の部分を通るライン取り)などのライン取り技や、究極のコブ大回り技「タクヤ」など、自分で「コブパラの奥義」と呼んじゃってる数々のワザを開発してきたのですが、最近、コレがコブパラの極意かなと思うことがあります。

 数年前まで八海山に、エキスパートコースのコブ斜面を、ストックではなく作業用スコップや竹竿を持ってすごいスピードで大回りしちゃう伝説のパトさんがいました。このコブパラの名手、通称「パト1さん」から直接教わったのですが、コブの大回りは、結局、横滑りの連続なんだそうです。横滑り(というか、ズレの多い斜滑降)をターンでつなぐだけなんだとか。

 「パト1さん」の滑りは、ちょっと見ると全くズラしているように見えないので、これは、ターン後半、アンギュレーションを作って横滑り出来るポジションにいなさいということなんだと思います。そこにいれば、何時でもズラしたい時ズラしてスピードコントロールが出来るということなんでしょう。

 ターン後半にアンギュレーションを作るなどというのは、整地大回りでも基本なのですが、その基本こそが、多分、どんなコブ斜面にも対応出来るコブパラの極意なんです。

 K嬢に、コブの中での後半のアンギュレーションを意識したターンを練習させてみたところ、たちまち安定したコブパラをするようになりました。「基本」、おそるべし。やっぱ、ハッタリっぽい「奥義」や「秘伝」よりも「基本」なんでしょうかねえ。~o~;;;

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2008年4月26日 (土)

春のコブ、春の雪

 今朝は、朝イチに家を出てかぐらへ。世間は、ゴールデンウィークとやららしいのですが、我々予備校屋は月曜火曜は普通に授業。でも、土日だけは休ませてもらいました。

 ゴールデンウィーク初日とあって交通量多めだったのですが、比較的スムースに車は流れて午前十時には、みつまたの駐車場着。もう駐車場の入り口近くまで車が埋まっています。みつまたの天候は曇り。何か降りそうだったので、通常のグラブではなく作業用ゴム手袋を着用したのですが、コレが今日は当たりました。~o~

 かぐらゲレンデでコブ好き女K嬢と遭遇。かぐらが混雑していたので、田代のコブを一緒に滑りました。どうも、この人は最近伸び悩んでいる様子で、田代の深くてリズムの悪いコブに対応できないで困っていたので、低いポジョンに構えてから滑り出し、足首と膝の曲げをキープして滑るようアドバイスしたら、たちまちコツを飲み込んでしまった模様。おそろしや・・・。~o~;;

 コレは、八海山SSの元イントラで、モーグル選手だった大平ノブさんの教えなのですが、コブを滑る時に、吸収動作や溝での脚の伸ばしをイメージしてしまうと、コブの最大斜度の部分で体が遅れてしまって板を操作出来なくなるんです。そうではなく、足首、膝を十分曲げて構え、その曲げを滑走中もキープするようにすると、コブの落ち込みでも体が遅れることがなく、リズムや斜度の変化に対応出来るんです。吸収や脚の伸ばしを教えたりするイントラさんが時々いらっしゃるようですが、それは結果的に形がそうなるだけであって、意識してすることではないんですね。

 昼食を取った直後、空から何か降り出しました。最初は冷たい雨かと思ったのですが、なんと、四月の終わりだってのに、雪!それもかなり本格的な雪です。ちゃんと結晶を持ってます。しばらく降り続きました。けっこう寒かったです。ゲレンデにもうっすらと積もりました。それほどの積雪にはならなかったけど、やっぱスキーヤーにとって雪が降るってのは良いモンです。なんとなく、ゲレンデにいるみんな、寒いけど嬉しいって表情に見えます。~o~

 今年のかぐらはまだまだ積雪たっぷりで、GWだってのに、ほとんど土の出た所がありません。こりゃ、五月最終週までは楽勝で滑れそう。かぐらにとっては、良いシーズンだったってことでしょうか。

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2008年4月24日 (木)

「ゆとり」からの黎明?

 一学期第二週目も二日終了。今日は、ほぼ一日デスクワーク&雑用でした。デスクワークはともかく、雑用は悲惨に溜まってます。なにしろ、ハイシーズン中は、自宅の管理、何にも出来ないからネ。箪笥の防虫剤、かなり前に切れてたのをようやく補填。杉花粉対策(?)で洗濯出来ずに溜まっていた洗濯物なども少しずつ処理。春は雑用の季節でもあります。~o~;;

 夕方から、自由が丘の校舎で高三生の授業でした。今年の自由が丘の生徒さんは、どうも昨年の生徒さんに比べて、少し「お出来になる」ようです。まあ、少し「お生意気」なお子さんもいらっしゃいますが、まあ、そのくらいの方がこちらも面白くて良いかな。なんだか妙に張り切った授業しちゃいました。ちと疲れたかも。

 あ、そうそう、自由が丘の校舎って、土地柄か、妙に生徒さんの品が良いみたいで、こちらも授業中のしゃべり方が少し丁寧になります。他の校舎だと、「そんなオヤジなんて知らねーから」ってところを、「そんなお父さんなんて存じ上げないから」って言い換えてたりして・・・。~o~;;;

 閑話休題。「お生意気」な生徒さんの話題を講師控え室でしていた時に、他の講師と意見が一致したのですが、どうも、今年のウチの生徒さんは、自由が丘だけでなく他の校舎についても、昨年度より少し質が高いみたいです。何故なんでしょう。今年の関東のウチの募集が良かったから?

 もちろん単なる「当社昨年度比」なんで、アテにならないのですが、もしかして「ゆとり」の闇は、意外に夜明けが早かったのかもしれません。だとしたら、日本の未来のためにもたいへん結構なことですが・・・。

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2008年4月22日 (火)

回って回って回って

 あーーーーーーーー、ツカレたっ。

 今日は、 今年度の時間割の中で一番ハードな日でした。朝、横浜で二時間の授業。昼に移動して市ヶ谷で二時間授業。夕方移動して吉祥寺で三時間の授業。授業後質問を受けて、全部終わった時には、午後九時半でした。

 朝から夜までの十二時間の中で、七時間授業しながら、八王子-横浜-市ヶ谷-吉祥寺-八王子と首都圏西部をぐるーっと大きく回ってくるという、まーワケのわからないスケジュール。これじゃこちらの目が回っちゃいますヨ。~o~;;;

 こんなスケジュールの中で唯一の救いは、久々に行った市ヶ谷のラーメン屋、「麺屋庄の」さんの今月の創作麺「蟹味噌つけ麺」が、予想以上に美味しかったことぐらひ・・・。

 いや、でもホント美味しかったっす。普通のつけ麺と異なる細麺にしたところが工夫で、つけ汁との相性が良かったことと、最後に昆布酢を入れるというのがまた泣かせるアイデア。肝心の蟹味噌の風味が、強過ぎるつけ汁に消されてしまう恨みはあったものの、全体としては、かつてない美味さでした。

 海原雄山風に言えば、「うむ、亭主、腕を上げたな」という感動でした。~o~

 でも、とにかく疲れました。これで、ようやく一週間の時間割が回って、明日から第二週目に入ります。

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2008年4月21日 (月)

試乗会のススメその二

 昨日に続いて、スキー板試乗会の話。近年、トーションをある程度保ったままフレックスを出すシステムが、各メーカーによって開発されています。そのハシリは、Salomonが2000年に出したパイロットシステムですが、その後、VolklのMotionシステム、ElanのFusionシステムとWaveFlex、FischerのFlow Flexシステム、BlizzardのIQシステムなどなど。

 トーションを保つということはグリップ力が保たれるということ。フレックスを出すということは、たわみやすく曲がりやすいということ。これらのシステムは、アイスバーンにもシッカリとエッジが噛んで、しなやかにたわんで曲がり走る板を理想とする発想から生まれました。

 初期のパイロットシステムは、はっきり言って失敗に終わりました。確かに狙い通りフレックスは出たのですが、トーションが狙いほどには保たれず、エッジグリップが弱くなりすぎたんです。しかし、Salomonの失敗の後の各社のシステムは、かなり成功していると言えます。ことに、注目すべきは、ElanのWaveflexでしょう。初期のWaveflexは、パイロット同様、トーションが全くキープされず、グリップ力が全く無かったですが、今年のWaveflexは見事にトーションの強さが保たれています。

 しかし、この成功は、ある意味、板選びを難しくしました。つまり、エッジをグリップさせてカービングする人達にとっては、Waveflexを搭載したGSXやSLXは大変しなやかな「柔らかい」板なのですが、昨日書いたようにズレを活用してターンしていた人達には、トーションが保たれてズレてくれないこれらの板は、「硬い」と感じる板なんです。

 さらに、今年Atomicの開発したVario Cutという板などは、上記のような「理想の板=グリップ力とたわみの共存」という発想を全く裏切る板なのです。これは、今回の試乗会でAtomicメーカーサイドの人から聞いたのですが、この新システムは、トーションを意図的に殺すシステムなのだそうです。つまり、トップ部とテール部が二つに分かれることによって板のねじれ強度は弱められ、グリップしなくなるのですが、トップとテールが広がることによってサイドカーブがきつくなり、グリップしていないのに曲がるという板になっているのだとか。

 このように、フレックスとトーションをめぐる新システムの誕生は、ただでさえ微妙なスキーヤー個人の個性と板の特性との関係を複雑にしてしまいました。もはや、人から「柔らかい」だの「硬い」だのと言われても、それを簡単には信じられない事態になっているのだと思います。やはり、こういった新システムの板は、自分で試乗せねば・・・。

 というわけで、明日も気が向いたら、スキー板試乗の話かも。

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2008年4月20日 (日)

試乗会のススメ

 今日の岩鞍は曇り後晴れ。まずまずの試乗会日和でした。朝のうち、圧雪した斜面に硫安を撒いて固めてくれていたので、目星をつけていた板を硬いバーンで試すことが出来ました。一番の購入候補Head W.C i Speedには、タイミングが合わず硬いバーンで乗れなかったのが、唯一心残り・・・。

 それでも、一日いろんな板を試せたので、まあ、満足しなきゃならないでしょう。朝の貸し出し開始時間から夕方の最終貸し出しの時間まで、目一杯滑りまくりましたから。もうヘトヘト。~o~;;

 こうして試乗を重ねていると、スキーヤーの板に対する感覚って十人十色なんだなあと思います。ワタシがモノスゴクしなやかで曲がりやすいと感じたElan GSXという板に乗って、「曲がんねー!」と叫んでいる学生さんがいるかと思うと、ワタシがシッカリした板だと感じたFischerのProgressorに乗って、「コレ大回りさいこー!」なんて言ってる中級者の女の子がいたりします。

 そのスキーヤーの曲がりやすい板って、体重や脚力や技術レベルだけでは簡単に判断出来ないんですね、きっと。

 総じて、板の柔らかさに対する感じ方は、人によってかなり異なるようです。板の柔らかさは、そのまま曲がりやすさにつながるはずなので、スキーヤーは曲がりやすい板を柔らかいと感じてしまうのですが、実は、「曲がりやすさ」って様々な場合があるみたいなんです。

 例えば、ワタシが今シーズン、オールラウンドに使っていたK2 Apache Crossfireは、非常にしなやかで柔らかい板という評価を一般に受けたと思うのですが、この板に対しても「硬くて曲がらない」という人に出合ったことがあります。ところがその人が曲がりやすいからと愛用している板が、Volkl のGSモデルだったりするんです。ワタシゃVolkl GS板の方がよほど硬いシッカリした板だと思うのですが・・・。

 この人の滑りを良く観察すると、ターン後半でテールをスキットさせて曲がっています。ナルホド、こういう滑りだと、テールのグリップがシッカリしているCrossfireは硬く感じるのかも。

 多分、そのスキーヤーがどういうテクニックを使ってターンしているかということが、「曲がりやすさ=柔らかさ」の評価に大きく影響してくるんでしょう。個人のテクニック・体格・脚力と板のフレックス・トーション・ウェイトバランスの無数の組み合わせの中に、自分にとってベストの板が隠れてるんです。

 それだから、他人に「柔らかくて曲がりやすい」なんて言われたって、そのまま信じるのは危険です。ましてやショップの店員さんに、「アナタの体格、レベルから言って、この板」なんて勧められても、到底アテになるもんじゃありません。やっぱ、自分で何本も試乗しないとネ。

 ってことで、明日も気が向いたら、スキー板試乗の話かも。

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2008年4月19日 (土)

我が身ひとつは元の身にして

 尾瀬岩鞍に来ています。岩鞍は、先週の日曜で通常営業終了していたのですが、昨年と同様、Minamiさんの試乗会があったんです。昨夜、夜中過ぎに着いた「Kのみてらす」さんの朝飯をいただいて、いざ岩鞍へ。

 ほとんど雪のなくなったホテル前からゴンドラに乗ります。ゲレンデ下部の雪は、昨年よりは多いものの、やはり通常営業出来るほどは残っていません。しかし、昨年同様、西山ゲレンデまで上がると、そこにはまだ十分な積雪が残っています。昨年は、この斜面で、「恋の花」が咲いたんですよね~。今年はどうなることやら。

 今年は、昨年ほどには硫安で固めてくれていなくて、柔らかめで荒れ気味の雪質でした。試乗板が並んでいる所へ行って最初に驚いたのは、Blossamというイタリアのハンドメイド板が来ていたこと。ゲレンデで二回ほど見かけたことはありましたが、こいつに乗るチャンスが来るとは、なんたる幸運。

 来ていたBlossam三台、全て乗ってしまいました。ウーム、しなやかです。セミファットの「Beluga」も、R=24の本格的GS板「Looping」も、スラローム板の「Follow Me」も、共通して非常にしなやかで素晴らしい板です。ちょっと惚れてしまいそうなのですが、このイタリア娘には、うっかり惚れちゃあいけません。

 イタリアンハンドメイドは、一台一台の当たり外れが激しいという噂があります。どれほど本当なのか、自分で確認したわけではありませんが、でも、この間のZermatt旅行で、イタリア人のいい加減さ気まぐれさはよく判ったつもり。あの人達が作ったんなら、そりゃ当り外れもあるでしょうよ。ホント良い板だとは思うけど・・・。まだ理性が働いています。~o~;;

 ElanやBlizzardの板に次々乗ってみて思ったのですが、来期の板は全般にしなやかな気がします。まあ、しなやかさを売りにしているメーカーばかり選んで乗っていたということはあるのですが、それにしても、コレは来期の全体のトレンドなんじゃないでしょうか。

 そんな中、またもや、来期の恋人候補に巡りあってしまったかもしれません。Head社のWorld Cup iSpeed。やはり、しなやかで、それでいてグリップ力も十分。元気に走る板なのに、扱いやすく安定感もあります。こいつは、「スイスの貴婦人」のライバルだなぁ。

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2008年4月18日 (金)

いづれの御時にか・・・

 今日は、午前中に池袋で授業の日でした。朝イチではなく二時間目からなので八王子から通うことは出来ますが、まだまだ時差出勤のサラリーマンさんなどが通勤する時間らしく、中央線特別快速はかなり混んでました。ところが・・・。

 三鷹駅付近で、電車が動かなくなってしまいました。車内放送は例によって迅速かつしつこいほど何度も流されます。「・・・信号機故障により、この先各駅に電車が止まっています。お急ぎのお客さまには大変ご迷惑を・・・」。をいをい。

 結局、三鷹駅で池袋の校舎に連絡を取り、総武線の各駅停車に乗り換えました。その電車の混雑たるや・・・。こういう時、何時でも思うのですが、東京住まいのサラリーマンさん達って、なんて体が丈夫なんでしょう。ちょっとオカシクないですかぁ。あれだけムチャクチャな姿勢で何十分も電車に揺られていて、体を壊さないなんて。~o~;;;

 そんな思いをしてたどり着いた池袋ですが、結局、二時間目の授業には間に合わず、来週補講ということになってしまいました。ガッカリ。

 午前中の池袋を終えて、午後は町田へ移動。移動途中の電車も立ちっぱなしでした。メチャ疲れます。町田で二時間の授業を済ませて、ついさっき帰宅しました。もう、へとへとデス。あまりに疲労困憊していて、家から出かけた時のことが、どうしても今朝のこととは思えません。いつか遠い遠い昔のことのような・・・。

 これで仕事が終了なら、夕食までベットにもぐりこみたいところですが、これから八王子で夜の授業です。なんちゅうハードボイルドな時間割なんじゃい。

 んで、八王子の授業が終わったら・・・。丸沼の「Kのみてらす」さんへの移動だったりして。~o~ ~O~

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2008年4月17日 (木)

「新」は疲れるヨ

 昨日から、新年度の一学期が始まりました。新しい時間割、新しい教材、新しい生徒、おまけに昨日出講した立川の校舎は、今年度からの新校舎です。こう何もかも「新」だと、みょーに疲れます。

 今日は、新しい時間割だと昼間はデスクワークの日。ひたすら、出来ない子のための特別授業の新教材作りでした。まあ、新教材と言っても、昨年のものにちょっと付け加える程度だから、あんまり疲れないんですが・・・。でも、「似」にルビは振っておかないとネ。~o~;;

 先日の会議でうかがったところでは、昨年度、ワタシ以外の特別授業を担当した先生方は、ほとんど一クラス百数十人を押し付けられていた模様。あの教材で、そんなに人数がいたら、収集がつかないでしょうにねえ。百数十人ってことは、「似る」を読めない子が十数人含まれてるはずですし、そもそも、教材作ってる人間が、そんな大人数を想定して作ってないんですけどねへ・・・。

 さて、これから夜のお仕事です。自由が丘で二時間だけ授業。「新」じゃなくても、往復だけで疲れるでー、こりゃは。

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2008年4月16日 (水)

バンクでポン

 昨日に続いてバンクコブ、バンク滑りの話。何故、こんなにラインコブだらけなのかということについて、思いついたことがあります。

 我がホームゲレンデ八海山は、コブ斜面が売り物のゲレンデですが、本来のコブ斜面であるエキスパートコースやチャンピオンコースは、お客さんが少ないとラインコブ状態になることもあるのですが、人がある程度入るとラインコブではなくなります。これらの斜度のある本来のコブ斜面は、様々な人が様々なラインでズレを多く使って滑るので、ラインコブになりにくいのではないでしょうか。そもそも斜度のある斜面のコブでバンク滑りはし難いです。急斜面ではカービング小回りし難いのと同じこと。

 それに対して、常にラインコブが出来るのは、本来コブにはならない前倉ゲレンデの山に向かって右端です。ここは、コブレッスンと一級検定のためにスクールでラインコブを作ってしまうんです。かぐらの山に向かって左サイドに出来るコブなんかも同じ様に出来たんじゃないでしょうか。

 もしかすると、最近のラインコブって、こんなふうに出来ることが多いんじゃないでしょうか。スクールのレッスンや検定のためだから、斜度の無い斜面に出来るし、スクールのイントラさんが作るから、ピッチの長い、バンク滑りに適したコブになってしまうというわけ。そう考えると、この数年ラインコブが増えたことも説明がつきます。一級検定にコブ種目が入ったのはそんなに昔の話じゃありませんからね。

 してみると、バンクコブに特化したバンク滑りというテクニックは、スクールがそのために作った練習用コースに適したテクニックということになるんじゃないでしょうか。例えて言うと、打ちっぱなしの練習場にのみ適したゴルフスウィング。コースに出るとあんまり使えないけど、練習場では気持ち良くぶっ飛ばせる・・・。~o~

 なんだか変なの・・・。~o~;;;;

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2008年4月15日 (火)

バンクな日々

 今日の丸沼は、快晴。しかし、放射冷却のせいか、午前中はかなり硬くて良いバーンでした。昼までBlizzard SLで小回りの練習をしてしまいました。いやー、この板、やっぱ良いわー。

 午後は、板をCrossfireに代えて、コブ滑りでした。とろこで、「バンク滑りは、バンク滑りをして作ったバンクコブ以外にはあまり意味のない技術です」などと書いておいて、最近、バンク的な滑りをすることが多いワタシです。本当は、ワタシゃバンク滑りは嫌いなのに・・・。

 それというのも、最近、天然コブよりもラインコブを滑らされることが多いからなんです。かぐらもラインコブだったし、デモクリの行われた岩鞍も、天然コブがつくはずの「ぶなの木」コースは、ラインコブの嵐。今日の丸沼もバイオレットコースにはラインコブがついています。

 何故、こんなにラインコブだらけなんでしょう。カービングスキーが一般に普及してからだという説もありますが、どうもそれだけではないような気もします。モーグラーが作っているのかというと、かぐらも岩鞍も丸沼もそういうリズムのコブではないし、本当に何故なんでしょう。

 判っていることは、こういうラインコブは、外側のバンクを使った方が楽に滑れるってこと。バンク滑りの嫌いなワタシでも、不本意ながらバンクっぽい滑りをしてしまいます。でも、こういう滑りは嫌いです。

 天然コブだと自由に自分のテクニックとラインを選択して、臨機応変な滑りが出来るのですが、ラインコブは、そういうわけにいきません。バンク的な滑りが最上で、その他の滑りはしにくいようになってます。まったく自由度がありません。決められた線路の上でいかに上手く踊るか、がテーマになってる感じです。スキー本来の自由が感じられません。ヤダなぁ。みんなと同じコースでみんなと同じ動きを繰り返してりゃそれでOK、って言われてるみたいで。ワタシゃ好きになれないなぁ。

 天然コブの丸沼シルバーコースは、とても快適でした。ここも、本当はラインぽいコブなのですが、それでも天然は天然です。思うに、斜度のないところに無理やりコブを作るとラインコブになるんじゃないでしょうか。天然コブって本来、斜度のある斜面に出来るモンですからねえ。 

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2008年4月14日 (月)

古女房に惚れ直し

 今日は丸沼で滑りました。丸沼、月曜だってのに結構お客さん来てます。スタートハウス前の駐車場は一杯で、その前の道路沿いもほぼ一杯。どうも、パークに来たボードの子が多いようです。ゲレンデは空いてたので。

 雪は、午前中からザクザク。ちっとも硬くなってくれません。あまりシンのない硬さで、レーシングの板なんかだとエッジがもぐるだけで全然たわんでくれません。昨日の「貴婦人」も本来GSモデルなので、こういうシンのない春雪ではあまりたわんでくれませんでした。

 ところが、今年オールラウンドに使っているK2 Apache Crossfireは、こういう所でもちゃんとたわんで走ります。いやー、たいしたモンです、この板。昨日の「貴婦人」も悪くはないと思ったけど、今日、古女房を履いて惚れ直してしまいました。しかも、これでアイスバーンだって行けちゃうんだから・・・。

 多分、フレックスがしなやかなのに、トーションがシッカリしているのでしょう。どうやったらこんな良い板が出来るのやら。K2恐るべし。

 

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2008年4月13日 (日)

小回りへの展開、そして貴婦人との再会

 今日は、デモクリ二日目。ところが岩鞍は朝からガスでした。特に上部は視界不良。多分、それもあって、最初は低速のテール振り出しのスキット、続いてセンター中心にしたスキット。所謂小回りBってヤツですね。そこから、小回りの完成まで、丁寧なレッスンの組み立て。おかげで組み立てられ、展開されちゃいました。ナルホド、理にかなったレッスンとはこのこと。なんだか少し小回りが上手くなったような気がします。

 うーむ、この先この人に一週間付きっ切りで教わったら、きっと上手くなるだろーなー、と予感させたところでデモクリ終了。まーそんなモンです。~o~;;

 デモクリ終了後、丸沼に駆けつけました。実は、今日、丸沼でストックリの試乗会があったんです。「貴婦人」と再会を果たしてきました。

 正直、最初の苗場の時ほどはインパクトなかったんですが、レースのあった硬いバーンを滑ってみて、貴婦人の本領を見せてもらいました。やっぱ硬い所は良いです。かなりシッカリしたグリップ感。足元がシッカリしていて、かつこの旋回力は魅力ですねえ。リズム変化もやはりやりやすいし・・・。ちょっと理性が負けて財布の紐を緩めてしまいそうな・・・。~o~ ~O~

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2008年4月12日 (土)

悪雪と戦う日々

 昨日のかぐらは一日ガスのような細かい雨でした。霧雨がジワジワと体を濡らしていきます。視界も悪く、考えられる限り最悪のコンディション。あまりの悪コンディションに、早めにかぐらを切り上げてみつまたへ下ってみたのですが、みつまたも同様であるのに加え、クザクザ雪の荒れたバーン。おまけに霧雨の沁み込んだグラブはあまりに冷たく、ほとんどガマン大会になってしまいました。まあ、自然を相手のスポーツなので、そんなこともあります。

 そんな悪コンディションなら、早く上がれば良かったのですが、結局四時頃まで滑ってしまいました。馬鹿だねー。~o~;;;

 夕方、みつまたから尾瀬丸沼のペンション「Kのみテラス」さんへ移動。相変わらず、メシが美味いっす。おまけに最近、酒もなかなか良い物を置いてあって、川場村の「水芭蕉」純米は、ジワっとした酸味で料理を引き立ててくれました。

 今朝は、「幸せの朝食」の後、岩鞍に移動。今日明日と、尾瀬岩鞍で、新デモンストレーターが一般スキーヤーにレッスンを行うテクニカルスキークリニック、通称「デモクリ」です。「デモクリ」というのは、けっこう昔から行われていたらしいのですが、ワタシ、実は今年初参加です。右も左も判らず、ちょっとドキドキでした。

 松田富士人デモのクラスに振り分けられて、松田デモのレッスンでした。天気は快晴でちょっと暖かく、スタートハウス付近は、スキーウェアをマトモに着ていると汗ばむような陽気でした。尾瀬岩鞍は、ここ何日かでかなり雪が無くなったようです。明日でクローズドというのもこの陽気では致し方ないのかも。

 ところが、ゴンドラを上がって西山ゲレンデは別世界でした。ちょっと寒いくらいの気温で、バーンもしっかり締まっています。キレイにピステンが掛かっていて板が滑る滑る。思いっきり気持ち良いカービング天国でした。うわーなんて良いコンディションなんだーと思いました、朝の一本だけは・・・。~o~;;

 一本リフトを下って女子国体沢コースに入ると、突然モサモサグサグサ雪が待っていました。そこからは悪雪、難雪との戦い。ま、この季節なんだから当然と言えば当然か。

 松田デモの与えるレベルの高い課題をこの悪雪の中でこなすのは、けっこうホネでした。つか、大回りにせよ小回りにせよ、ほとんどの課題をこなせてなひですぜっ・・・。来シーズンに向けて、いろいろと宿題をもらってしまった一日だったのでした。~o~;;;

 それにしても、松田デモって良い男ですねー。昔からスキーヤーとしてはお名前をうかがっていたのですが、こんなに良い男とは思っていませんでした。所謂「イケメン」というよりは、ちょっと苦みばしった二枚目で、おまけにナイスガイ。技術的な説明も丁寧だし、用具の説明なんかにしても客の立場に立ってくれてる感じで、好感度高いです。心無い客に不躾なこと言われてもイヤな顔せずに応対してくれました。

 さて、明日も半日松田デモのレッスンです。明日は少しはマシな滑りをせねばっ。

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2008年4月10日 (木)

春の嵐な日再び

 今日のかぐらは雨。風も強く、ゴンドラは乗っている最中に何度も止まりそうになり、ワタシが向こうについて数十分後に本当に止まりました。雨に濡れ風に吹かれて、体感温度低かったです。さっむいっ!

 そんな天気にも関わらず、つか、そんな天気だからこそバーンコンディションは良かったです。雨に洗われて雪面がキレイになっている上にお客さんがあまり来ず、荒れなかったので。かぐらでこんなに気持ちよく大回りが出来たのは、もしかして初めてかも。

 午前中は快適にカービング三昧。昼に上がってきて、12時半にみつまたの駐車場を出て上毛高原へ向かい、上毛高原13:22発に乗って東京へ。今日は東京で会議の日だったのでした。

 東京も天気は荒れ模様。その上、発電所の火事とかで中央線はストップし、タイヘンな状況でした。今日は今年度の授業方針をうかがう会議。今年度の教材もこの日に受け取ります。教材作成者からの説明があるのですが、みんなマジメだなー。

 会議の後、先生方との懇親会があり、20:52発の新幹線で苗場へ帰ってきました。途中、東京駅Gran Staの「はせがわ酒店」で、京都府北川本家さんの「京の夜桜」を購入、今飲みながらコレを書いているのですが、これはなかなかのモンです。北川本家さんは伏見の蔵元さんで「富翁」という銘柄がメイン。この「京の夜桜」は精米歩合55%の純米吟醸なのですが、ちょっとスパイシーな上立香に、含むとジワッと力強い酸が沸いきます。ネーミングと合ってるかどうかは兎も角、美味いです。

 それにしても、あー忙しがった。外は依然として雨。明日も一日降り続くらしいです。明日はまたかぐらの予定なんですけどねへ。~o~;;;;

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2008年4月 9日 (水)

冬と春の分水嶺

 今日のかぐらは、相変わらずハイシーズン並みの積雪。先週末に比べると、いくらか減ったようですが、まだまだ、かぐらゴンドラ降り場付近の雪面はバーベキュー台と同じ高さ。雪質はさすがに春めいて柔らかいのですが、それほど荒れているわけではなく、まだまだ良いコンディションでした。

 一方、スキーを終えて、湯沢の谷へ下ってくると、地元のスーパー「のぐち」では、早くも地場産の山菜が売られています。この時期、地元スーパーでは、近くの人達が取ってきた山菜が売られます。湯沢の「のぐち」だけではなく、八海山下のAコープなどにも山菜が並びます。コレがまた、割と安くて美味かったりするんですよね。~o~

 こういう地元スーパーって、山菜だけではなく、季節季節でお得な地元ならではの食材が並んだりします。例えば、苗場を群馬側に降りた月夜野のスーパー「ダック」は、秋になると地元果樹園産の果物が店頭に並びます。ワタシのお気に入りは、身割れしたり形が悪かったりして他に出荷出来なかったリンゴ。超安くて美味しいんですヨ。

 閑話休題。みつまた・かぐらと湯沢は、ロープウェイ&車で三十分ほどの距離ですが、その間に確実に冬と春との分水嶺が存在します。まだまだ冬に頑張っていてもらいたいのですが・・・。

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2008年4月 8日 (火)

春の嵐な一日

 いやー、忙しかった。今日は、午前中、車のディーラーさんに行ってきて、帰宅してすぐに御茶ノ水へ模試作成の会議に出かけ、会議を済まして吉祥寺へもどり夜の授業、夜の授業後、自宅へもどって苗場に車を飛ばし、今、苗場です。折しも今日の東京は春の嵐。嵐のような一日でした。

 模試作成会議に出席した先生方、みんなやたらに仕事を抱え込んでる様子。タイヘンですねー、と他人事のような顔をしてきましたが、何時こちらにお鉢が回ってくるやら・・・。ちょっと怖いです。~o~;;;;;

 吉祥寺の夜の授業、まあまあ上手くまとまりました。授業後のアンケートもまあまあ。「古文の授業を初めて楽しいと思いました」という古文屋冥利に尽きる感想もあり、まず成功した部類でしょう。

 生徒さんに「役に立った」「判りやすかった」と言われるのも嬉しいのですが、ワタシゃ一番嬉しいのは「楽しかった」です。楽しいと感じてもらえれば、その子は伸びますからね。それに、古文てのは、正しく学問的に突っ込んでいけば、本来、楽しいはずのモンなんです。なかなかそう思ってもらえませんけどね。

 明日は朝からかぐらです。あー、もう寝なきゃつ。~o~

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2008年4月 6日 (日)

試乗会ミルフィーユな日々

 4/5・6と苗場で、毎年恒例のICIさんの試乗会でした。試乗マニアのワタシとしては見逃せないビッグイベント。ところが、5日から春期講習が入ってしまって・・・。

 昨日は、苗場の宿を八時過ぎに出て八時半から試乗開始。今年のトピックスはなんと言っても、Atomicから出たサイドカットの変化するVario Cutとフレックスの変化するVario Flexでしょう。早速、朝イチから試してみましたが、うーん、何とも微妙ですねえ。

 Vario Cutの方は、正直サイドカットの変化するところは見えませんでした。というのは、サイドカットの変化はしっかりたわまさないと起こらないのですが、トップ部はかなり前に乗ってやらないとたわみません。ところがターン中に板を凝視できるのは、ターン後半の舵取り期なので、その時にはトップに乗ってられないんです。多分、テールは開いているんだろうけど、まさか自分の乗ってる板のテールは見えないし・・・。しっかり前に乗れた時は谷回りの部分でトップ部が開いているらしいんだけど、そういう時は板を見てないんですよね。つか、そんな物見てどうするんだヨ>オレ。~o~;;

 んで、結論。この板のトップが開いているところを確認出来る人はエライ!~o~;;;;;;

 Vario Flexの方は、割と簡単に効果が確認出来ます。悪雪の中では非常にしなやかなのに、硫安で固めたポールバーンではかなりシッカリしてました。多分、コレがVario Flexの効果なのでしょう。

 そんなことをアレコレと試しているうちに時間は過ぎ、午後二時には上がって宿で着替え、車を飛ばして上毛高原から新幹線で東京へ。苗場でスキーを脱いだ三時間半後には吉祥寺で授業をしてました。今年もウチの吉祥寺の校舎は募集が好調らしく、生徒さんもマジメでレベルが高そう。ガッツリ話してしまいました。「買ってはいけない」バナシ。~o~

 授業後、東京駅から最終新幹線で再び苗場へ。今日は、また、朝八時半から試乗でした。昼過ぎまで試乗して午後一時には苗場を出発。今度は車で八王子の自宅へ戻り、再び吉祥寺で夜のお仕事でした。またまた、かなーりガッツリ語りこんじゃいました。あー疲れたー。

 今日の帰り道の高速SAで、何故か「群馬ミルフィーユ」というお菓子を見つけました。「なんで『群馬』なの?」と記憶に残ったのですが、考えてみると、ワタシ自身も、試乗会-仕事-試乗会-仕事の「試乗会ミルフィーユ」状態。我ながら良くやるなぁ。~o~;;;;

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2008年4月 4日 (金)

初めてのハイシーズンかぐら

 昨夜から苗場に入り、今日はかぐらスキー場でした。かぐらは兎に角雪が多いです。こんなに雪の多いかぐらは初めて。まあ、考えてみれば、例年ならまだ八海山を滑っている時期なのですから、言ってみればまだハイシーズン中のはずなので、かぐらに雪が多いのは当然なんですね。

 しかし、それにしても、かぐらゴンドラ降り場のバーベキュー台は、まだ雪面より下だし、ゴンドラ降り場のレストランの窓からは雪の壁をを見上げなければなりません。大変な雪の量です。

 しかも、朝のうち、ピシっとピステンの掛かった斜面は締まっていて、かなり良い状態で大回りが出来ました。昼頃からは晴天のため少し雪が緩みましたが、夕方は曇って肌寒く、まだ冬だなぁって感じです。お客さんも少ないし、かなーり気持ち良いかも。~o~

 夜、苗場の宿で、十日町の「どぶろく特区」のどぶろくをいただきました。アルコール度数が14度と低かったので、油断していたのですが、コレ、マジでヤバいっす。コロっと行ってしまって、さっきまでうたた寝してました。今も朦朧としてます。うわー、ヤバいのでもう寝ます。~o~;;;

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2008年4月 2日 (水)

靴下の穴から見えてくるもの

 八海山の打ち上げ宴会が明けた昨日は、八海山の荷物をまとめて車で帰京しました。越後は、雪交じりの雨。標高の低い魚沼の田んぼにもまだ雪が積もっているし、高速道路の道路脇にも雪が残っています。こんな状態でペンションYを引き払ってくるのは、長い八海山通いの中でも、多分初めてです。

 八海山最終日のこと。モーグラータクヤが両親と一緒に滑りに来て、レストハウスでブーツを脱いで休んでいました。足元を見ると、彼は五本指ソックスを履いています。「コレ、よく穴が開くんだよね」と言うので、よく見せてもらったところ母指球の部分だけが薄くなっています。ワタシも同じく五本指ソックスを履いているのですが、ワタシの場合、スキーソックスはいつも、右足のカカト部分にだけ穴が開くんです。スキーソックスというのはカカトに穴が開くもんだとばかり思っていたので、タクヤのを見てちょっと驚きました。

 コレってどういうことなんだろーと思い、打ち上げ宴会の席で八海山スクールの中堅イントラT君に聞いてみたところ、即座に「○○さんは前傾が強すぎるから」と言われてしまいました。つまり、前傾が強いと、カカト部分がブーツの中で持ち上がって擦れ、穴が開くんだそうです。タクヤのように母指球の部分に穴が開くのが理想的だとか。

 ちなみに、そんなふうに分析してくれたT君自身は親指の先に穴が開くんだそうで、やはりポジションが良くない証拠だとか。一番ユニークだったのは、T君と一緒に来ていたスクールイントラのIさんで、この人はカカトの上の部分が擦れて二番目のカカトのように盛り上がり、そこに穴が開くらしいです。T君によればやはり前傾がヒドイからだとか。

 靴下の穴ごときにもスキー技術の良し悪しが現れちゃうんですね~。恐るべし、靴下の穴。~o~;;

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2008年4月 1日 (火)

第五回無名講師日記アクセスランキング

 今日の昼に八海山から帰京しました。午後は吉祥寺で体験授業。ちと疲れました。恒例のアクセスランキングです。2007年12/1~2008年3/31はこんな感じでした。

1.トップページ

 

 4,975

2.スキー  515

3.予備校

 

 286

4.ニュージーランド

 

 234

5.空の上のミーマール=シナンのこと雪の上のCrossfireのこと(07'12/9)

 

 159

 

6.プロフィールページ

 

 150

 

7.骨董品を愛する人達(06'5/23)

 

 145

 

8.古文の参考書

 

 136

 

9.日本酒

 

 131

 

10.古典文学

 

 130

 今回は、カテゴリー別で言うと「スキー」の躍進が目立ちます。個別の記事では、5位に入った「空の上のミーマール=シナン・・・」は僕も好きな話なのでここへ入ってくるのは嬉しいのですが、7位「骨董品を愛する人達」は、何故今頃・・・。一昨年の5月の記事なんですけどねえ。

 ベストテン外では、12位「終わりの日のために~格闘系のビンディング調整」、14位「スキー上達法の考察~来年の地区予選に向けて」あたりが目立ちます。17位「山菜とアスパラのうたたね」なんかも、07'5月の記事なので、古いんですが、これはCrossfireの検索に引っかかるせいかもしれません。

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