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2008年5月11日 (日)

「出来ない」の手ごたえ

 今日は、朝、八海山を出発、昼前に帰宅。午後から市ヶ谷で、例の出来ない子のための特別授業でした。

 特別授業は、毎年受講させる生徒を模試の成績で絞るのですが、今年は、周到に予防線を張り、特別授業の受講ラインの目安を思い切って下げておきました。本当に出来ない子だけが取るように。

 ところが、先々週、校舎事務の側でこちらの了解を取らずに勝手に高いラインを引き直して受講生を募集していることが判明。あわや、百数十人の授業をやらされるところだったのですが、校舎事務方のおエラいお方と大喧嘩して募集を打ち切らせ、すでに集まってしまっていた百数十人を二クラスに分けさせ一クラスを五十人ほどにすることに成功。

 それにしても、「ゆとり」時代の「出来ない」を全く理解出来ていない事務方っているもので、こちらが何度事情を説明しても、「しかし、せっかく先生が授業をなさるのですから、出来るだけたくさんの子に授業を受けさせたいんです」「基礎は大事ですから、多くの子に基礎を身につけさせたいんです」などなど、利いた風なタワゴトをホザキまくる石頭の大人を説得するのは、なまじ出来ない子を教えるよりホネが折れますゼ。

 ちょっと基礎が出来てない程度の子なら、通常授業で対応するのがホントだろーがっ、そのくらいわかんねーのか、このボ△、カ○、アホ×ダラっ!!この授業は通常授業に全くついていけないホントにホントに出来ない「ゆとり」の子に焦点を絞らないと意味ねーんだっ!!そんなこともわかんねーで校○長やってんのか、こーの無知△能、無駄飯ぐ×いの大○鹿やろーーーっつ!!!

 という意味のことを婉曲丁重かつ丁寧語で説明して、なんとか了解してもらいました。イヤハヤ。~o~;;;;;

 今日は授業の冒頭で、本来の受講ラインである模試の問題をやらせて、高得点の子に挙手させ、「君達は帰って良いです」と言い渡したところ、最終的に二十人ほどが残りました。この子達相手に手取り足取り家庭教師風授業を展開。ここまで残ったツワモノだけあって、かなり手ごたえのある「出来ない」君達でしたが、でも、最終的には全員に動詞の種類を見分けさせ、活用表を書かせることに成功。ちょっと大変だったけど、かなり効果的な授業が出来ました。この二十人ほどのツワモノ君達も手ごたえを感じてくれたはず。ヨカッタ。~o~

 それに、某分からず屋の校舎事務を説得するより、この子達の方が素直で理解力が高い分だけ楽だったかもネ。~o~;;

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