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2008年6月 1日 (日)

のぞみ高き子らとなでしこの露

 昨日は、横浜で某W大志望クラスのための特別授業でした。この授業、昨年もあったのですが、今年は受講人数も担当時間数も増えて、タイヘンです。

 近年、受験生の減少に伴って、中堅私立は非常に入り易くなっているのですが、それが知れ渡った結果、中堅私立に魅力を感じる子が少なくなり、一部の難関校に受験生が殺到する事態になっているようです。まあ、つまり、佐渡へ佐渡へじゃありませんが、WへKへと草木も靡いてるってわけです。

 んで、その結果どうなるかというと、ウチの予備校でもその子達に対応する特別授業をたくさん組むことになり、最終的にどうなるかってえと、ワタシのような無名講師も、折角、スキーシーズンが終わってノンビリできる週末だってのに、休日の特別授業に駆り出されるというワケ。~o~;;;;

 そもそも受講生が多くなるということは、受講生のレベルの格差が広がるということで、昨年までと違ってかなり幅広い層を想定しなければならず、それを考えただけで相当憂鬱な授業なんです。教材作成者も受講生のレベルを掴みかねているのか、こちらが不安になるくらい教材の量が少ないんですが・・・。~_~;;

 んで、予想通り、あまり気持ち良く授業出来ず、鬱々たる気分のまま、帰宅の途についたのですが、ちょっと思いついて横浜そごう食品売り場に行ってみたら、やっぱりやってました、試飲会。岐阜県下呂の天領酒造さんと高知県の亀泉酒造さんでした。

 亀泉さんは、昔から近所の酒屋で購入して飲んでいたのですが、今回は新しく高知県で開発した「風鳴子」という酒造好適米を使った純米吟醸に感銘を受けました。なんとも濃厚な酢酸イソアミル香、いわゆるバナナ香。いやー、イソアミっちゃってる酒ってけっこうたくさんあるけど、コレは傑出しちゃってますねえ。高知県新開発のAA-14という酵母のせいらしいです。

 天領さんからは、東京農大中田教授開発のナデシコの花酵母を使った大吟醸「天のしずく」が好印象でした。軽く爽やかな上立香、含むと甘い香りが口中に広がり、酸度1.3~1.4というデータ以上に酸味を感じます。しかし、花酵母らしく軽やかでふんわりとした口当たりで後口も爽やか。良く出来たデザートワインのような酒です。こいつぁ美味い。

 のぞみ高き子供達を相手にしたストレスを、ナデシコの露で払ったという一日でした。~o~

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