世界を覆う雲
今日は、御茶ノ水で午後と夜、高一と高二の東大志望者の講座でした。この高一高二講座では必ず、一時間目に学習法の話をして、その中で「買ってはいけない」の話をします。今年は、単に「買ってはいけない」だけではなく、京○書房の文法副教材についての注意も付け加えて、学校で使わされている人にはNGのプリントを取りに来るように言っています。
この講座を取る子達は、当然、一流の進学校に在籍しているはずなのですが、どういうわけだか来るは来るは・・・。東京で私立御三家と言われた某A布高校までこんな本を使っているんだそうで、これにはさすがに呆れました。
某A布高校の教師の方、中身を見ずに採用したんですか?あんまり無責任なことをやらないでくれませんかねえ。尻拭いをさせられる我々は大変なんで・・・。~_~;;;
東京の私立の伝統校某S高校では、ベテランの古文教師がこの本の悪口を言いまくり、学校上層部と喧嘩してやめてしまって、その後ずっとこの本を使っているとか。何なんでしょう。もうどうなっているのか良く判りません。ただ、日本の古典教育の未来には暗雲が垂れ込めているとしか言いようがありません。
憂鬱な気分のまま帰宅、TVで北京五輪の結果を見て、余計に暗くなってしまいました。なでしこは惜敗、谷は不可思議な判定負け、最後に生で見たバレーボールも・・・・。
しかし、バレーボールってフラストレーションが溜まる競技ですねえ。日本女子チームがあれだけ奇跡的なレシーブを重ねて、全員の気持ちを一つにしてつないでつないで託したボールを、エース栗原が芸術的に決めた美しい得点も、何の芸もなく上げたトスを身長2mのモンスターが力任せに打ち込んだ得点も、同じ一点になっちゃうのって不公平じゃないですか?~o~;;;;;
絶対、バレーにも芸術点が必要だと思います。美しくない得点なんてノーカウントにすれば良いのに!
何はともあれ、北京は憂鬱です。田舎ナショナリズムが暴走したのか、殺傷事件まで起こっているようですし、あああ、ヤダなぁ。自分たちが虚勢を張るためにスポーツを利用するのって、ヤメましょうよ。ねえ、某都知事の方。~_~;;;;
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