最後の「一人酒盛り」
昨日は飲んじゃいました~。もうわけわかんないくらい。自由が丘の居酒屋「すず屋」さんで。
昨日が自由が丘での最後の仕事だったんです。ここ三年ほど自由が丘で仕事をしていたのですが、今年度はこれで全て終了。来年度は自由が丘出講が入っていませんので、少なくとも再来年まで、ここに来ることはないでしょう。
というわけで、「すず屋」さんも飲み納め。二人分飲んでしまいました。まずは栃木県小林酒造さんの「鳳凰美田 青判 斗ビン取り 純米吟醸無濾過原酒」と「鳳凰美田 しずく絞り純米吟醸生 亀の尾」を同時注文。二つ並べて飲み比べです。
両方とも瑞々しい香り、適度な酸があって美味い。「青判」が大変良く出来た酒なので、値段ほど二つの間に差はないかなと思いますが、「青判」が無濾過で薄にごり、「生」っぽさを色濃く出しているのに対して、やはり「亀の尾」はキレイで品の良い酒でした。
続いて、神奈川県川西屋酒造さんの「丹沢山 純米吟醸 生 八年貯蔵」と神奈川県久保田酒造の「相模灘 純米吟醸」の神奈川対決。「丹沢山」の方は、生酒を貯蔵するというある意味、掟破りの酒。ギャンブル酒だったのですが、このギャンブルがとんでもなく大当たり!
これはもう日本酒の枠を超えています。含んだ時に普通の日本酒のように甘みが口の端に広がらず、ワインのような入ってき方をして舌の奥でキレイな含み香と酸が広がります。「三芳菊」や「豊盃 春陽米」と違って、酸の質がワイン的なのではなく、口の中で旨みを感じる部位がワイン的なんじゃないかと思います。
このあたり、ワインに詳しい人に飲んでもらって御意見をうかがいたいモンです。ワインに詳しい人、年内なら残っていると思うので、自由が丘「すず屋」さんに飲みに行ってくれませんかねえ。
ワタシ的には、とんでもなく高貴で美しいものを飲ませてもらったという感じでした。飲み比べた「相模灘」も美味かったんだけど、ちょっと比較した相手が悪かったかも。
普段の倍近く飲んで、フラフラになって店を出ました。実は、二杯ずつ飲んだのは今は亡きS師との酒盛りのつもりでした。S師もよくこの居酒屋に飲みに来たので。一杯は隣の席のS師のために供えていたんです。でも、現実には全部ワタシが飲んじゃったワケで・・・。~o~;;;
Sさん、あんたとは、サシで飲む機会なかったからなあ。でも、全部オレに飲まれちまった。「死ぬもの貧乏」でしょうがないとは言え、これがホントの「一人酒盛り」だ。どうだSさん、参ったか。
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コメント
Sさんのご冥福をお祈りします。
なんか、文章を見てると、Mumyoさんの、Sさんへの思いが伝わってきます。
Sさんも嬉しがってると思います。きっと。
投稿: みっくん | 2008年12月29日 (月) 00時13分
書き込みありがとうございます。
みっくんさんもお体に気をつけて、
良いお年をお迎えください。
投稿: Mumyo | 2008年12月31日 (水) 08時57分