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2009年2月28日 (土)

気合だけじゃダメですか?

 今日の野沢は快晴。朝のうちは気温も低かったのかバーンも硬くしまり、最高のレース日和でした。

 セットはかなりの高速セット。旗門の数が昨日よりも少ないです。そういう意味ではワタシ向けです。よーし、頑張るぞー、と気合が入る一方、一つだけ気になることが。カスミのコーナー手前の旗門が落ち込みの際に立っています。コレは、確か一昨年大失敗した時と同じ位置。ヤバいなぁ・・・。

 と思っていたら、案の定、同じ失敗をしてしちゃいましたぁ。~o~;;;;

 一昨年よりは、はるかに上手く問題の旗門に入ったつもりだったんですが、やっぱり同じように落とされてしまいました。まあ、一昨年のように一回止まっちゃったわけではないけれど、それでもかなりのタイムロスです。どーも、こういうキモの旗門が左ターンになってしまうセットは苦手です。

 ワタシはもともと、多くの人がそうであるように右外足のターンが得意だったのですが、右足が器用に使える分、倒すことを覚えてしまい、左ターンに内倒グセがあります。昨年12月の公宣さんの富良野キャンプで、左ターン時に股関節から曲げてエッジングするように指導され、それに気をつけていたのですが・・・。

 肝心なところで悪癖が出ちゃいました。その他の所は気合で乗り切ったのですが・・・。やっぱ気合だけじゃダメ?~o~;;;

 結局、57番スタートの56位でした。良くもなく悪くもなく、これが現状ってことですかね。まあ、例の一樹さんとの勝負にはギリギリ勝たせてもらったし(~o~;;)、明日頑張ります。明日は、いよいよ野沢最後の日。セッターは、野沢最強セッター河野博明さんですから。

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2009年2月27日 (金)

野沢の休日

 今日から野沢スーパーG三連戦・・・のはずでした。

 昨夜、野沢の宿「山のホテルO瀧」さんに入りました。初めての宿だったので、ちょっと興味津々だったのですが、んーー、かなり良いです。食事は品数豊富だし、部屋はキレイだし、野沢には珍しく、宿に駐車場があってゲレンデ直近。トイレはウォシュレットだし、乾燥室も広く清潔。おまけに女将さんに品があって接客がグッド。これで、土日に一人客を受け入れてくれたら満点なんですが・・・。~o~;;;

 休肝日をとって早寝をし、万全の体調で今朝を迎えることが出来ました。気合を入れて宿を出発。うれしいことに宿の目の前が長坂連絡リフトです。野沢に来て、こんなに楽にリフトに乗ったのは初めてだなぁ。楽勝でスタート地点に到着。例年だと、ここにたどり着くまでにかなりエネルギーを使ってましたから、それだけでも今年はラッキーです。

 すぐにインスペクションの時間になりました。スーパーGでは、このインスペクションが非常に大事です。なにしろスピードが出るので、いちいち目で見て反応していたのでは間に合いません。ある程度、通るラインを決めて、そのラインを頭に浮かべられなくてはなりません。特に、視界の悪い時など、一瞬旗門を見失って、気づいたらコースアウトなんてこともあります。

 野沢スーパーGでは、ポイントポイントにインスペクションのためのコーチがいて、ライン取りを丁寧に解説してくれます。どうも、今日のセットは、野沢スーパーGとしてはかなりオーソドックスな感じ。初日だからでしょうか。

 インスペクションも万全に済ませ、イヤが上ににも緊張感が高まります。ところが・・・。

 インスペクションの最中から掛かっていたガスが一向に晴れてくれません。前走者が二人ほど出たところでストップ。前走者から危険だという報告が入ったのでしょう。そのままガス切れを待ったのですが・・・。二時間ほど過ぎたところで本日のレースのキャンセルが決まってしまいましたは。~o~;;;

 もー、こうなると、一気に緊張感がなくなります。知り合いとお疲れ様ビールを飲んで、マッタリとアップバーンのカンダハーコースを数本滑って、宿に帰ってきてしまいました。

 夕刻、野沢の村をブラブラして地酒を二本ほど買ってきました。長野県佐久「千曲錦酒造」さんの「帰山 参番 純米吟醸」。日本酒度マイナス16、酸度3.0って無茶苦茶な数字です。悪い言い方をすると、素人がいたずら書きをしたような数字。

 どんな酒なのか興味津々でしたが、うーーーーむ、「三芳菊」を飲んだことがなければ、受け入れられなかったでしょうねえ。やや甘酸っぱい香りがあって、含むと意外に甘くはなく、雑味もなくサラっとしているのですが、味わうに従って強い酸が沸いてきます。意外に味切れはよく、後味はスッキリしています。

 数字から予想されるほどは飲みにくくありませんが、しかし、こりゃ超ユニークです。「与番 純米酒」というのも酒屋で試飲してみたのですが、そちらの方が飲みやすいです。「参番」は・・・。まあ、こういうものだと覚悟できていなければ飲めないでしょう。でも、なんだかんだ言っても、飲みながらこのブログを書いているのだから、まんざらでもないのかなぁ。

 なーんてなことをノンビリやっている日じゃなかったんですがねえ。予期せぬ「野沢の休日」になってしまいました。~o~;;;;;

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2009年2月26日 (木)

気分はいざ出陣

 一昨日、八海山で午前中滑り、昼過ぎに帰京。夜の授業をこなして昨日も一日中仕事でした。新学期の高二教材を作らねばなりません。

 今年から担当する教材が代わってしまい、新しい教材を立ち上げねばなりませんでした。今までの教材の使える所をなるべく残したかったのですが、何だかんだでかなりの部分を新作にせねばならず・・・。

 おまけに昨日は毎年恒例某東北大の解答速報の日。今年の某東北大は、なんと『源氏物語』でした。ま・さ・かっ、「千年紀」だからじゃないでしょうねえ・・・。~o~;;

 多分、生徒さんにとっては難問だったことでしょう。でも、我々には楽勝でした。なにしろ、我々のチームは優秀ですから。まあ、毎年組んでるT先生がほとんど仕事してくれるってことですが・・・・。~o~;;;

 T先生、いつもいつも、お世話になってますぅ~。~o~

 解答速報も無事に済み、今日も朝から教材作成でした。教材作成のかたわら、学校事務方と連絡をとったり、いろいろ野暮用を済ませたり・・・。たまに東京にいると、本当に目が回りそうです。

 目が回りだす寸前でどうにか仕事を終わらせ、今は新幹線で浦佐に向かっています。いよいよ、明日から野沢なんです。年に一度の根性と勇気と知力の闘いが今年も始まります。野沢スーパーGは今年で最後なのだそうですが、その記念すべき最後の三日間に向けて、いやがうえにも気分盛り上がりまくりです。気分は、「いざ、出陣~~~ん!」

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2009年2月23日 (月)

お試しアパッチ

 今日の八海山は朝のうち雨でした。昨日の祭りの余韻もあり、なんとなくまったりムードだったのですが、朝食後のコーヒーを飲んでいるうちに雪に変わり、ゲレンデでも湿雪が降り続きました。

 こういう日は、何か滑るモチベーションが欲しいので、レンタルで来期板の試乗をしました。実は、二週ほど前から八海山のレンタルでは来期K2板の試乗を有料でさせています。先週、一回試乗したのですが、一日ではイマイチはっきりしないし、別の雪質で乗ってみたいし・・・。まあ、ワタシゃ試乗マニアなもんで。~o~;;;

 んで、来期のApache Crossfire とApache MSLを試乗しました。MSLは、今期のCrossfireのサイドカーブでCrossfeireを少し硬めにした板。エッジホールドがしっかりしていて、返りがやや強く、ビュンビュン走ります。Crossfireとの一番の違いはビンディングの取り付け位置。Crossfireよりもやや後ろ目にビンディングが取り付けられるため、整地での板の抜けは良くなりますが、その分、コブでは少し苦労させられます。今日のような軟雪でもしなやかさは感じられますが、硬い雪の方が得意かもしれません。

 一方、新Crossfireの方は、今期の板より全体が太くなって122-74-106というプロポーション。もしかすると、今期の板よりも少し柔らかめかもしれません。今期同様しなやかで前後のバランスが良いためコブでも扱いやすいです。整地でも今日のような軟雪では、抜群のグッドフィーリング。

 結局、今期までのCrossfireが何でもオッケーのオールマイティ板だったのに対して、競技性を強めて草技術選、テククラ検定向けにしたのがMSLで、オールマウンテン志向を強めたのが新Crossfireということになるのでしょう。

 湿雪が降り視界も悪い一日だったのに、こんなことを考えているうちに、アッと言う間に楽しく過ぎてしまいました。ワタシゃ根っから試乗マニアなんですね~。~o~;;;;

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2009年2月22日 (日)

祭りの後の祭りへ

 八海山、一昨日の金曜は雨が降ったのですが、昨日の朝はバフバフの新雪。新雪をひとしきり楽しんだ後は、毎度おなじみエキスパートコースのコブパラでした。

 八海山エキスパートコースは、普段は長いコブ斜面なのですが、新雪を踏み荒らした後は、絶好のコブパラ斜面になります。なにしろ、コブの上に柔らかい雪が乗っているので、いくら無茶しても大丈夫。新雪が柔らかく受け止めてくれます。こういう日は、本当にコブパラを楽しめます。

 検定のために不整地大回りの練習している人達には悪いけど、我々からすれば、こういう日は「コブパラ祭り」のようなものです。楽しくって楽しくって。~o~

 八海山常連の皆さんとコブパラしまくりでした。ちょっと異常な集団だったでしょうねえ。特に、コブ好きK嬢のぶっ飛ばし方は、初めて見たら感動もんでしょう。しょっちゅう見ている我々でもドキドキさせられたりしますから。~o~;;;

 そんな楽しい「コブパラ祭り」も午前中まで。午後からまたまた東京へ「出稼ぎ」でした。毎年やっている某W大S経学部の解答速報です(しっかし、S経学部の解答速報の日って何故か新雪が降りますねえ)。

 今年は、異常に長い問題文に、ちょっと変な設問だったのですが、まあ、特に問題は発生せず無事終了しました。んで、夜中に越後へ・・・帰りたいところだったんですが、残念ながら今回は今日も仕事。

 一日仕事が終わって、先ほど、越後へ帰ってきました。今日の八海山は、毎年恒例「テク祭り」だったんで、その後の宴会に参加するためです。ペンションYでは、今年のテク祭りもめでたく合格者を出すことができました。ペンションYの奥さんは、「テクニカルに合格する宿として売り出そうかしら」なんて言ってます。ここんとこ毎年、合格者が出てるから。

 まあ、受かっても受からなくても、祭りの後の宴会はあるんですけどね。~o~ ~O~

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2009年2月19日 (木)

道を肥やす日々粉を食らう日々

 一昨日、昨日と東京で夜だけ仕事でした。こういう場合、昼間、八海山で滑って、午後、東京に移動、夜、授業して夜中に八海山に帰るなどという荒業を使うことになります。ペンションYでは、これを「出稼ぎ」と呼んでいます。

 もちろん、「出稼ぎ」と言っても、稼ぐことはほとんど出来ません。なにしろ交通費が掛かり過ぎるから。ワタシの稼いだ金のほとんどはJRに貢ぐことになります。こういうのを昔の言葉で、「道の肥やし」と言うんだそうです。ナルホドねえ・・・。~o~;;

 「道を肥やし」続けて、体は疲れまくるし、ろくなことはないのですが、その甲斐あってか、昨日も今日も八海山は新雪。昨日は、積雪20cmほどと少なかったのですが、今日は少なくとも、50cmほど。膝上の深雪でした。しかも、昨日も今日も気温が低く、八海山としてはかなり軽く良い雪が降りました。

 昨夜、越後に帰ってきたのは夜中過ぎだったのですが、今朝は頑張って起き出し山頂に向かってみると、バフバフの深雪です。メインコースはすでに荒らされていましたが、少しマイナーなコースへ出てみると、まだノートラックが残っています。わおー!~o~ ~O~

 白く輝く柔らかい曲線の中へ板を滑り込ませると、舞い上がった粉雪は否応なくウエアの中や口の中に入ってきます。パウダー食いまくりです。すげー!!アドレナリン出まくりで滑り続けました。さすがにパウダー食いの状態は、そう何本も続きませんが、午前中一杯、はしゃぎまくりで雪遊びでした。いやー、スゴかったー。~o~

 恐らく、こんな良い日は、今シーズン最初で最後でしょう。ちょっと無理をして夜のうちに越後に帰ってきて良かったと思える一日でした。~o~

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2009年2月18日 (水)

「目的」を巡って南へ北へ

 昨日の八海山は、山頂部で4~50cmほどの新雪。期待ほどではありませんでしたし、パウダー天国というほど軽くもありませんでしたが、まあまあの深雪でした。しかも、いつものパウダージャンキー君達は、それほど来ていなかったのか、比較的ノートラックも残っていました。

 そんな中、ペンションYの常連さん達とロープウェイをグルグル回りました。久々に膝上ほどのノートラックを食いました。みんな雪まみれ。昨日来ていた人達は比較的年齢高めでしたが、それでも深雪の中をヘロヘロになるまでかっ飛びました。やっぱ新雪は楽しいです。何があるかわからないけど、何があっても大丈夫、ってところが魅力です。一言で言えば、安全な冒険の楽しみ。

 こういうのを楽しんでいると、スキーってこういう冒険が目的の道具なんじゃないかと思えてきます。もちろん、始原は移動の手段としての道具なんですが、そこから離れて娯楽の道具になった時点で、最初の目的は、きっと、こんな雪まみれの冒険だったんじゃないでしょうか。

 スキーの楽しみ方は人それぞれで結構なのですが、こういう根源的な目的を忘れてしまうのは、ちと、どんなもんなのかと思います。もちろん、こればっかりではツマラナイけど、こういう楽しみから離れて、整地緩斜面でのプルークの完成度をひたすら追い求めちゃったりするのは、何だかな~~。~o~

 例えば、木村公宣さんは、ジュニアのレーシングキャンプでも、新雪が降るとジュニアの子達をバフバフ新雪へ連れて行って自ら雪まみれになって新雪滑降します。子供達の技術の幅を広げようというお気持ちもあるんでしょうけど、スキーの本来の楽しさを子供達に知ってもらうおうとなさってるんだと思います。

 レーシングだろうが基礎だろうがモーグルだろうが、そういう根源的な目的から完全に離れて「スキー道の追究」になっちゃうのは、う~~~~む、ヤダなあ。

 深雪の冒険も昼まで。昼頃にはスッカリ食い荒らされていましたし、そもそも、ワタシゃ仕事。12時過ぎまで雪まみれだったのですが、1時には着替えてペンションYを出ていました。昨夜は吉祥寺で授業だったので。

 ちょうど、高二生の授業は『源氏物語』のセクションでした。ひとくさり「源氏バナシ」をしてしまいました。

 この仕事をしていると、何故古文なんか勉強しなきゃならないんですか、って聞かれることがある。もちろん、ここは予備校なので、受験に必要だからなんだけど、受験を離れて考えた時、古文を勉強する目的の一つは、実は、『源氏』を原文で読むためなんです。世界中の人が翻訳しか読めない『源氏』を、我々日本語を母国語にする者だけが、原文で読めるんです。これは、日本人にだけ与えられた特権なんです。

 な~んちって。結構マジメでしょ。~o~;;;;;;

 でも、こういう根源的な目的から完全に離れた授業はしたくないです。いくら受験勉強を教える場であっても、問題を解くためだけの授業はムナシイです。それは、「スキー道」を極めようとするのと同じこと。つまんないデスヨ。

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2009年2月16日 (月)

希望再び

 昨日は石打大回転第二戦でした。一昨日の第一戦とは打って変わっての好天に恵まれました。

 実のところ、第一戦の結果ではろくなポイントがつくはずなく、ちょっと危機感を感じながらの第二戦だったのですが、この日のセットはワタシの大好きな高速セット。旗門のインターバルが比較的長く、急斜面の入り口にさえ気をつければ、あとは気持ち良くかっ飛ばせるセットでした。おまけにこの日は、どういうわけか第一戦に比べてコース整備をマメにやってくれたらしく、第一戦より気温が高かったにも関わらず、それほど掘れませんでした。

 好条件が揃って、気分的にも余裕が生まれ、滑りながら気合不足だった菅平のレースを思い出して気合を入れ直し、アグレッシブに旗門を攻めることが出来ました。旗門を通過するたびに、自然と、「コノヤロー!!」なんて声が出ちゃったりして。~o~;;

 結果、トップから3.5秒落ちの12位。順位は昨年と同じですが、タイム差がない分、今年の方が満足度が高いです。おまけに今年は、そうとう速い人も来ていたので、来期のポイントに希望が持てます。ヨカッタ。~o~

 午後は八海山にもどって、コブ好き女K嬢と一緒に滑りました。土日と小回りの練習をした結果、とうとうK嬢は、片足ノンストック小回りをマスターしてしまいました。彼女は、この間、またまた1級に落ちたばかり。八海山チャンピオンコースの急斜面のデカいコブをノンストックで滑れて、エキスパートコースのコブ斜面を豪快に大回り出来て、第一リフト一本、片足ノンストックで滑れて、それで一級検定に落ちることが出来るってのもスゴイ。~o~

 彼女には、是非、どこまでいけるか人類の可能性に挑戦してもらいたいと思いました。~o~ ~O~

 今日の八海山は朝から待望の雪が降り出し、一日ずっと雪でした。特に午後に入って本降りです。夕方の段階で山頂部は2~30cmほどの新雪です。このまま今晩降り続けば明日は久しぶりのパウダー天国です。

 でも、それ以上に嬉しいのは、この降雪で、少し出掛かっていた土が全て隠れること。なんとか三月のスキーに希望が持てます。ペンションYでは、今夜、また雪乞いの宴会だそうです。まー、何かにつけて宴会な宿なんですね。~o~ ~O~

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2009年2月14日 (土)

君に難しい問題は他の人にも難しい、かな?!

 石打大回転二連戦の初日でした。初めての早いゼッケンだったので、ちょっと緊張して早めにゲレンデ到着。今朝の魚沼は小雨。コースの上部はガスで視界イマイチでした。

 石打大回転は、例年、大きな斜度変化あり、うねりあり、片斜面ありの変化に飛んだコースで行われ、それが石打大回転の魅力にもなっているのですが、しかし、今日のセットは、また、なんてトリッキーな・・・。スルーゲートと斜度変化の組み合わせ方が絶妙に難しげ。いかにもヤバそうです。

 スルーゲートの所だけは注意して心の準備をしていました。競技が開始されると、アッと言う間にスタート順です。ガスは依然として晴れず、三旗門先も見えません。ガスの中へ思い切ってスタート。最初の緩斜面は、意外に上手く処理できました。よおし!こりゃイケる。最初のスルーゲートを抜けて、急斜面に入った所でガスが切れ、視界は良くなったのですが、げげっ!インスペで見た時より意外に振ってあるじゃん。

 と気づいた時にはもう取り返しがつかないことになっていました。ラインを落とされまくり旗門のところで曲がるとすぐに旗門、また曲がるだけ。ターンになりません。急斜面を抜けて緩斜面に入っても、クローチングなどほとんど組む余裕ないほど振り回され、最後の落ち込みにかかると、げっ!すでに掘れてボコボコ。

 なんとかゴールはしてみたものの、イヤになるほど遅いタイムでした。ぐっはー、こりゃトンでもない失敗レース。良くて五、六十位だろなー・・・。

 とガッカリしたのですが、恐る恐るリザルトを見てみると、意外なことにほぼゼッケン程度の順位でした。27番スタートで33位。どうやら、みんな失敗した模様。そりゃそうでしょうねえ。DFが三、四十人くらいいたらしいです。

 受験直前になると、教室では受験生に対して、「君達に難しい問題は、他人も必ず難しいと感じているんだから、難問を必要以上に恐れるな!」と励ますのですが、まさにそういうことなんでしょうねへ。

 でも、そんな難コースでも、ワタシより十秒以上早く滑っちゃう人はいるワケで・・・・。

 ま、明日こそ頑張りマース。~o~;;;

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2009年2月13日 (金)

野沢を巡ってのすったもんだと二つのレースの光明

 二年前にNZでご一緒したKご夫妻のお誘いで野沢に行ってきました。野沢はスーパーGのレース以外では行ったことなかったので新鮮でした。毛無山のオフピステって案外面白いですね。

 実は、野沢に行くにあたって、一つ、現地で解決したいテーマを抱えていました。二月末のスーパーGの宿舎がまだ決まっていなかったのです。うっかり予約が遅れて、目星を付けていた大瀧徹也選手の実家、ホテルO瀧とSアントンにもう満室と断られ、途方に暮れていたのでした。

 Kご夫妻の泊まる民宿にちょっと期待して行ったのですが、うーーーむ。激安だし、遊びで行くなら我慢出来る施設なんですがねえ・・・。あの乾燥室ではチューンナップできないよなぁ。

 やっぱ野沢の民宿は当たり外れがあるってことでしょう。少なくともレース目的で利用するには。かと言って、本格的な温泉旅館は値段が高いばかりでなんか違う感じだし。野沢って、こういう所がイマイチ好きになりきれないところです。宿はあれだけたくさんあるのに、丁度良い宿がなかなか見つからなくて、しかも、土日は混んでる・・・。うーーーむ、困った・・・。

 とうなりながら越後へもどってくる車中で、取りあえず土曜日以外の予約を取っちまうという応急処置に気づき、なんとか土曜日以外を予約。土曜日の宿泊だけなら、まあ、どんな所でも良いや。

 スーパーGの宿舎に目処がついたところで、明日の石打のレースの受付に行ってビックリ。なんかすごく早いゼッケンなんですけど・・・。

 どうやら、昨年に引き続き、石打のレースは参加者が少ない模様。それにしても、こんな早いゼッケンをもらったのは、昔、八海山でやった草レース以来。20番台のスタートなんて・・・。ドキドキするようなゼッケンです。こりゃあ、頑張らないとイカンなぁ。

 折しも、八海山ペンションYの外では、雨が降りしきっています。この雨が明日のレースには吉と出るか凶と出るか。まあ、心配してもしょうがないし、とりあえず寝よっと。

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2009年2月10日 (火)

雪にかすむ郷

 今日の八海山は雪。朝九時過ぎ頃から降り出し、昼前にはかなりの本降りになりました。ヨカッタ。実は、積雪がけっこうヤバかったんで。昨日はセパレートAのコブ底にブッシュが見えてましたから。

 バーンは硬くしまって八海山には珍しいくらいのアイスバーン。その上にうっすら新雪が乗っていました。気持ち良いかっ飛ばしバーン。GS板で思いっきり大回りしてきました。午前中は。

 昼前に上がって、12時にはペンションYを出発。降りしきる雪の中を帰京しました。なんせ、夕方から吉祥寺で仕事だったんで。

 夜まで、キッチリ授業でした。授業を終えて、吉祥寺の居酒屋「わらう月」で夕食。まず一杯目は福島県高橋庄作酒造「会津娘 純米生うすにごり 雪がすみの郷」。季節限定酒だそうですが、んまい!軽い甘みがあって、しっかりした酸とうすにごりの微妙な苦味と旨味が続き、品良くキレます。これで、定価で買えば一升2310円だそうですからコストパフォーマンス抜群。

 続いて二杯目は新潟県村祐酒造の「村祐 純米大吟醸 亀口取り」。これはまた、村祐らしく甘いです。わずかな甘酸っぱさがあって品良くキレます。コレはこれで美味いけど、村祐だと知らずに飲んだら一口目で「うっ!甘い」ってやんなっちゃうかもね。

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2009年2月 9日 (月)

言い訳も悔恨も洗い流す川

 昨日の菅平は快晴。しかも、気温自体はさほど上がらないので、雪面は荒れません。まさに絶好のレースコンディションでした。それでもワタシのスタート順の頃には、少しはコースが掘れていたのですが、気になるほどではなく気持ち良く滑ってゴール。電光掲示板を見て驚きました。お、おせーーーー。~o~;;;;

 前後の人と比べて、とんでもなく遅いタイムです。惨敗でした。138番スタートで135位。DS(ドントスタート)の人がいることを考えると、かなりヤラれてます。うーーーん。

 今から考えると、どうも攻める気持ちが欠けていたかもしれません。安全に上から取っていこうということだけが頭にあって、タイムを出すメンタリティじゃなかったかなぁ。そう言えば、旗門に当たったのは二回か三回しかなかったかも。コンディションが良いのだから、もっとアグレッシブな気持ちがなきゃタイム出ないんだろなぁ。レースは難しいです。

 言い訳をすれば、一昨日のトレーニング中から、やや気持ちが散漫になっていたかも。一昨日の午後は旗門不通過を連発してたもんなぁ。疲れてたのかもしれません。腰の辺りに疲労感と鈍痛のようなものがあったし。

 ガッカリして菅平を後にし、八海山へもどり、一時間ほど滑りました。昨日は、八海山にしては硬い雪でした。一昨日、雨が降ったらしく、それが凍ってアイスバーン状になり、その上に新雪が乗っている難しい状態。腰に疲れがあったので、コブ斜面に入ることはためらわれたのですが、入ってみて驚きました。ぜんぜん腰大丈夫じゃん。

 菅平であれほど気になった腰の鈍痛が全く感じられません。快調そのもの。やっぱ、越後の雪は良いなぁ。~o~

 ペンションYにもどってみると、日曜の夜だってのに不思議なほど常連さんが宿泊していました。みんな、もう十年以上一緒に滑っていて、家族のような人達ばかりです。ホッとします。昨夜は、スクールスタッフと歌舞伎町の帝王Oさんの誕生日宴会で盛り上がりました。

 ここの暖かさ居心地の良さに比べたら、レースの惨敗なんて小さなどうでも良いことのように思えます。つまらない言い訳も悔恨も、越後の雪と人の情が洗い流してくれました。まあ、反省くらいは残しておかなきゃいけないでしょうけどネ。~o~;;

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2009年2月 7日 (土)

Holmen様に願いを

 菅平にレースに来ています。一昨年から出場している東京都スキー連盟公認若葉スキークラブ主催のレースです。

 明日のGSレースに備えて今日はレーシングキャンプに一日だけ入れてもらい、ドロナワのトレーニングでした。今年はここ菅平も何時になく暖かくて、その点では少し楽でしたが、やっぱ、レーシングのトレーニングは疲れます。一本一本に集中するからでしょうか、精神的にクタクタ・・・。

 それでも、夕食後は明日に備えてワクシングしなければなりません。このワクシングというヤツがなかなか大変で。板の汚れを取ってベースワックスを塗り、それを一時間ほど置いてから表面の余計なワックスを剥ぎ取り、今度はフッ素の含まれたレーシングワックスを塗って、さらに一時間ほど置き、表面の余計なワックスを剥いでブラッシング。いやー、疲れます。

 おまけに、ベースワックスもレーシングワックスも明日の雪温に合わせて何種類かあるものを選択し、時に混ぜ合わせて使うのですが、これが実は良くわかんないんですよね。一応、ワクシングチャートはあるのですが、明日の雪温なんて判るはずもなく、最後は勘です。

 ワックスの組み合わせ次第では、モノスゴく滑る滑走面が出来上がることもあります。以前一度だけそんな「当たり」の日を経験しました。あまりに滑りすぎてコントロール出来ず、暴走してコースアウトしちゃったんですけどね。~o~;;;

 まあ、そこまでいかなくても、何とか他人の板よりも少しでも余計に滑ってくれと、ワックスに願いを込めて、およそ三時間も掛けての「儀式」でした。疲れたー。~o~;;;

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2009年2月 6日 (金)

先輩の遺言、後輩への伝言

 一昨日は一日滑って命の洗濯をした後、新幹線で東京へもどり、昨日は横浜で国立二次対策の授業でした。この時期の、しかも二次対策の授業ということで受講者は大変少なかったのですが、なんと、そのうちの三人もがワタシの出身高校の後輩でした。こういうのも珍しいなぁ。

 普段、ワタシゃ自分の出身高校の話など、生徒さんに向かってすることはありません。自分のことなど話す時間もないし、話してためになる過去でもないし。でも、今回は高校の大先輩の話をしなければならなかったので、つい・・・。

 ウチの予備校の有名講師だった方で数年前亡くなったT先生は、ワタシの高校の大先輩です。この人、ワタシにとっては、高校の先輩で大学の先輩で大学院の先輩で仕事場の先輩だったんです。もう全く頭の上がらない人でした。もっとも、ご本人はそんなことで先輩風吹かすような人じゃありませんでしたが。

 逗子の網元の息子さんで、のんびりと鷹揚な方でした。「間違ってなければ、マル」というのが口癖で、生徒さんにも我々にも、判断の自由を認めてくれた方でした。

 んで、そのT先生の教えてくださったことが授業内容に入っていたもんで、つい、「これは○○高校の大先輩の遺言でして・・・」などとやってしまいました。後輩達にもちょっとウケた模様。アンケート好評でした。

 先輩後輩と言えば、つい数日前の某W大対策の授業後、受講生に思いがけない挨拶を受けました。実は、彼は某W大の大学院生で、十年前、高一の時にワタシの授業を受け、その後古典文学を専攻するようになったとのこと。現在は、大学院で学びながら、某中堅予備校でアルバイトをしているのだそうで。まあ、つまり、この仕事の後輩というか同業者というか。~o~;;

 十年前の教え子が古典を専攻しているというのも、なんだか嬉しいし、挨拶に来てくれたのも嬉しかったのですが、よく考えてみりゃ同業者。同業者に授業を見せるなんて・・・、くすぐったいような恥ずかしいような、変な気分でした。まあ、この仕事を長いことしてりゃ、こういうこともあるんでしょうねえ。~o~;;;;;

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2009年2月 4日 (水)

洗い洗われる日々と状況分析

 一昨日帰京して、昨日は午前中溜まっていた洗濯物の処理。洗いまくり干しまくりでした。ここんとこ洗濯どころじゃなかったんで。

 午後、横浜での仕事をこなして帰宅後、八海山へ移動。少し遅くなりましたが、ペンションYのオーナー夫妻と鈍感力O氏が迎えてくれました。オーナーと、しばし酒を酌んで歓談。ホッとするひと時です。

 時々、スキーのモチベーションが何時までも続くわけを訊ねられることがあるのですが、こうしてホッと出来る場所がスキー場にあるのも理由の一つかなと思いました。自宅にいるより、ここの方がのーんびり落ち着きますから。ここにいると、魂の洗濯をされているような気分になります。

 昨夜はゆったりと眠って、今朝はゆっくりゲレンデに出てみると、今日の八海山は快晴。九州から毎年来るN氏、鈍感力O氏とともにのーんびりと空いたゲレンデを滑りました。この辺りは今年雪不足のスキー場が多いのですが、八海山は意外に雪が付いています。標高があるため、下が雨でもゲレンデは雪というパターンが多かったんだと思います。気持ち良く滑れました。あは、ここにもまた魂の洗濯機が・・・。~o~;;

 心と体のリフレッシュをしながら、考えたのですが、今年の東京都技術選はハイレベルでした。どうも、この二、三年ほど、レーシングをやっている若い人達の基礎進出がブームになっている気がします。一方で、ある程度の年齢の社会人は身を引いていき、その結果、同じくらいの参加者数でもレベルが上がってしまったのではないでしょうか。

 多分そのために、大回り種目などは、いくら会心の滑りをしても点が出なくなりました。これまでなら、会心の大回りが出来ると、ワタシなどの技術でもある程度高得点が出て、その種目だけは順位が十何位かになったりしたのですが、今年あたりは、同じくらいの手ごたえの滑りで、50位程度にしかなりません。

 もちろん、滑り手の手ごたえという曖昧な基準で計ったことですから、細かいことはアテになりませんが、感覚的にはそんな感じです。

 どうも、大回りの技術を進化させて、決定的なバージョンアップを図らないと、来年以降戦えない感じです。小回りは今年取り組んでいる技術を洗練させていけば何とかなりそうなのですが、大回りは、このままじゃ限界が低そうです。

 ただし、コブは今の技術で十分戦えます。なにしろ、若い人達、それほどコブは得意じゃなさそうなので。そこがこちらの大きなアドバンテージです。何が何でも決勝まて進んで、最後のコブ種目までにそこそこの順位でいられれば、最後のコブで一気にまくることも不可能ではなさそう。

 それに、たいていコブが最終種目になるので、総合成績の良し悪しに関わらず、コブで高得点出せれば気分よく大会を終えられるしね~。~o~ 

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2009年2月 2日 (月)

最後の「逆襲」

 今日は、東京都スキー技術選手権の最終日、決勝の日でした。天候は快晴。風も無く寒くも無く、絶好のコンディションでした。

 そんな中、ワタシの第一種目は急斜面整地小回りでした。ここで今年取り組んで来た谷回りを見せる小回りがキチンと出せれば、予選の不振を大きく挽回出来る・・・、はずだったのですが。~o~;;

 予選よりもスタート地点が上がり、スポーツマンのデコの上からのスタートでした。スタート地点からはほとんど滑る斜面が見えません。そこから急激に落ち込み、徐々に斜度が緩くなっていくバーン。この斜度変化にやられました。

 まだ新しい技術がモノになっていないということでしょうか。最初の落ち込みの部分は慎重に回して入ったのですが、斜度の変わり目で上手く体を落としこめず、止めるエッジングになってやや暴走気味にゴール。練習でも滅多にやらないような失敗の滑りで、決勝進出者とは思えないような悲惨な得点。ぐわー、一気に崩れる逆襲のシナリオ。ゴール地点でしばし呆然としてしまいました。

 しかし、決勝は滑る選手が少ないため、ボンヤリしている暇はありません。すぐに気持ちと板を切り替えて、大回りの行われるヴィーナスコースへ。決勝の日の大回りは、いつもヴィーナスコース最上部がスタート。ここは、コース右側の巨大なデコの処理が悩ましいコースです。スタート地点で待機しながらしばらく思案していたのですが、少し前に滑走したアルペンのカリスマ店員Y選手の、デコまで直滑降してデコを掠めるようにターンに入ったコース取りがカッコ良かったので、それをパクらせてもらいました。

 それなりに思い切って出来たと思います。ちょっとウェーブには合わなかったけど、まずまずワタシらしい滑りでそこそこの得点。少し気を取り直しました。

 そこで小休憩が入り、休憩後はヴィーナスコースの総合滑降から。ここで大きく取り返さなくてはとコース取りをアレコレ考えました。スタート地点から前の班の選手を見ていると、デコの上を通る選手がほとんどいません。よし、オレはデコの上から斜めに飛び出してやろう。

 と、心に決めていたのですが、ナント、ワタシの二人前の選手がそれをやってしまったんです。しかもデコからの飛び出しを上手く決めてしまいました。二番煎じをしてもし失敗でもすると、印象悪いなぁ・・・。

 で、去年と同じように左サイドを長くクローチングしてデコの裏で谷回り見せるコースに変更。ところが、すぐ前の東京都代表U選手がそのコースを取ってしまい・・・。

 結局、U選手よりも長くクローチングしてからデコの裏側に回りこむことにしたのですが、後でビデオを見直すとモロにU選手と同じようなコース取りをしていました。しかも、技術的には数段劣ります。ナルホド、これは印象悪いなぁ。

 で、得点はイマイチ。自分的には悪い出来じゃなかったんですが、多分、U選手と比べられちゃったんでしょうねえ。

 最後の種目は、キャプテンコースの不整地小回りでした。昨日、競技終了後、コブのコートに入ってみたのですが、今年のキャプテンコースは悲惨です。例年、硬い雪でコブが出来にくいのですが、今年は、中途半端に雪が降り、その表面が凍ったため、選手達があまり練習に入らず、ラインはネット際に一本だけ。表面の凍った雪を砕きながらラインを作ったので、氷の砕けた破片がコブ底に散乱、しかも、リズムの悪いエグレコブでした。

 昨日は、リフト終了時まで、そのラインを滑りました。半分は練習、半分はラインの整備。横滑りを多めにして、なんとか丸いコブに仕上げようとしてみたのですが、横滑りで滑ること自体が難しく、結局そのまま放置してしまいました。

 前の班の滑りを見ているとほとんどの選手がそのエグレコブラインに入りません。真ん中の、ラインの出来ていない不整地を滑っています。 こりゃネット際ラインは余程悲惨な状態なのかと思い、ラインに入るのを諦めかけたのですが・・・、待てよ、ワタシゃ、もうこれ以上落ちることのない所にいるはず。

 時々ラインに入る選手の滑りを見ていると、どうも昨日よりは雪の状態が良さそう。しかも、みんながラインから逃げてるってことは、ラインにチャレンジして滑り切れれば、ジャッジの評価も高いんじゃないだろうか。失うものはないんだから、一発やってみるかっ。

 心は決まりました。エグレコブラインの真上、スタートポール際に身構えたところ、スタート係りと目が合いました。「ここ行きますか」「行きます!」お互い二ヤリと笑って、スタート。

 最初は慎重に入ってみたのですが、すぐに昨日よりも滑り易いことに気づきました。昨日散々滑って、リズムの悪い箇所も判っています。そこをなんとかこなし、最後の二段コブにちょっと飛ばされかけたのをこらえてゴール。得点は・・・。

 多分、都技選に参加して十数年、自己最高得点だと思います。なにしろ、87点が二つもつきましたから。~o~

 後でビデオを見てもほとんど会心の滑りでした。押さえ気味に入った割には、そこそこスピードもあったし、あのエグレコブに対して板の裏側をほとんど見せずに滑りきったんだから、もっと評価しても良かったんじゃないの~、83点付けた某ジャッジさーん。~o~ ~O~

 ともあれ、終わり良ければ全て良し。気分は最高でした。結局、総合の順位は去年の70位よりも大分落として89位でしたが、自分の中に再上昇の可能性を感じることが出来ました。来年、また頑張ります。

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2009年2月 1日 (日)

地盤沈下再びな気分~逆襲の誓い

 今日の車山は、曇り時々晴れ。昨日に比べれば好天と言えます。風も昨日ほどではなく、視界も良かったので、大会日和でした。

 我々の班は、カービング小回りが一班目、総合滑降が三班目。カービング小回りのコートは、朝方降った雪がうっすら積もり柔らかい雪に選手は皆、苦労させられている様子。ワタシは、この班の最後の方の滑走順だったので、ワタシが滑る頃にはかなりコートは荒れていました。比較的荒れていないように見えた左サイドを選んだのですが、ぐげっ、新雪が残ってる・・・。

 新雪にエッジがもぐってしまい、板を走らせることが出来ません。そのままなんとなくゴール。かなり不満の残る点数でした。この種目は、今年かなり練習してきたつもりだったので、ガッカリです。ビデオを撮ってくれた友人O君の奥さん、Kちゃんにも、「○○さんらしくなかった」と不評でした。

 もうこうなると、開き直るしかありません。次の総合滑降は、ワタシらしく元気にと心がけました。ヴィーナスコースのデコの上から、思い切って左サイドに出て行ってターン、後はリズム変化をたくさん入れて、コート幅を目一杯使って・・・。

 考えていたのに近いイメージでゴール出来ました。得点は・・・、うーむ悪くはないけどイマイチかも。なんで?と思ったのですが、ビデオを見せてもらって納得しました。雪面の荒れに二度ほど足を取られています。構成としても、ちょっとギルランデを入れすぎてなんだか忙しい感じです。どーも、アレコレ盛り込み過ぎたかな。

 しかしもまあ、この得点なら明日の決勝に残ることは確実だろうと高をくくっていたところ・・・、昨年に続いて、ギリギリの決勝進出でした。120位までが決勝進出するうちの95位。うわー、また「地盤沈下」かよ。知り合いは、ほとんど予選落ちでした。みんな、今日で帰ってしまいます。明日は寂しいことになるなぁ・・・。

 しかし、明日の決勝は今年から四種目です。そういう意味では、都技選はまだ半分終わっただけ。決勝に残りさえすれば、まだまだこれからいくらでも挽回可能です。決勝に残ったメンバーには昔からの選手もいますが、新しい名前がかなり含まれています。くそー、まだまだ世代交代なんてさせません。「地盤沈下」なんて断固拒否です。明日は開き直ったオヤジの逆襲を見せてやります。

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