先輩の遺言、後輩への伝言
一昨日は一日滑って命の洗濯をした後、新幹線で東京へもどり、昨日は横浜で国立二次対策の授業でした。この時期の、しかも二次対策の授業ということで受講者は大変少なかったのですが、なんと、そのうちの三人もがワタシの出身高校の後輩でした。こういうのも珍しいなぁ。
普段、ワタシゃ自分の出身高校の話など、生徒さんに向かってすることはありません。自分のことなど話す時間もないし、話してためになる過去でもないし。でも、今回は高校の大先輩の話をしなければならなかったので、つい・・・。
ウチの予備校の有名講師だった方で数年前亡くなったT先生は、ワタシの高校の大先輩です。この人、ワタシにとっては、高校の先輩で大学の先輩で大学院の先輩で仕事場の先輩だったんです。もう全く頭の上がらない人でした。もっとも、ご本人はそんなことで先輩風吹かすような人じゃありませんでしたが。
逗子の網元の息子さんで、のんびりと鷹揚な方でした。「間違ってなければ、マル」というのが口癖で、生徒さんにも我々にも、判断の自由を認めてくれた方でした。
んで、そのT先生の教えてくださったことが授業内容に入っていたもんで、つい、「これは○○高校の大先輩の遺言でして・・・」などとやってしまいました。後輩達にもちょっとウケた模様。アンケート好評でした。
先輩後輩と言えば、つい数日前の某W大対策の授業後、受講生に思いがけない挨拶を受けました。実は、彼は某W大の大学院生で、十年前、高一の時にワタシの授業を受け、その後古典文学を専攻するようになったとのこと。現在は、大学院で学びながら、某中堅予備校でアルバイトをしているのだそうで。まあ、つまり、この仕事の後輩というか同業者というか。~o~;;
十年前の教え子が古典を専攻しているというのも、なんだか嬉しいし、挨拶に来てくれたのも嬉しかったのですが、よく考えてみりゃ同業者。同業者に授業を見せるなんて・・・、くすぐったいような恥ずかしいような、変な気分でした。まあ、この仕事を長いことしてりゃ、こういうこともあるんでしょうねえ。~o~;;;;;
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