幸せは灯台の足元かい
一昨日、「明日の朝こそ」などと書いておきながら、昨日の朝は朝食の時間に起きられませんでした。疲れが溜まってるってことですかねへ。もうこうなっちゃったら、慌てても仕方ないので、ゆっくり朝食を取り、小雪の降る中、のーんびりとゲレンデに出てみると、予想通り、ノートラックはほとんど残っていません。チャンピオンもエキスパートもパウダージャンキー君達に踏み荒らされていて、踏み荒らしたパウダージャンキー達もほとんど帰ってしまった模様。
しかし、ワタシがゲレンデに出た頃から小雪が止んで快晴。こんな日の八海山は本当に素晴らしい眺めです。しかも、パウダージャンキー君達も、ロープウェイ下や林の中に少しノートラックを残してくれていました。まあ、気温が上がり、雪が重くなって食う気がしなくなったってことなのか。
でも、この重いノートラックが、妙にファットスキーには快いんです。足首を緩めず荷重を踵気味にしてノートラックに入っていくと、表面を砂糖で固めたカステラのような雪面にテールが食い込んでいって・・・。あはははは。変に気持ち良いです。雪は全然舞い上がらず、足元の操作はしにくいんですが、テールの食い込むに任せて体を預けていくのは何だか倒錯的な快感。~o~
まあ、スキーの楽しみ方もいろいろあるってことですね。人間が幸せになる材料なんてどこにでも転がってるっ・・・てそこまで大げさな話でもないかい。~o~;;;
午前中で八海山を上がって帰京。夜は横浜で授業でした。授業後、校舎のそばに今まで入ったことのない「坐久丸」という居酒屋さんを発見。試しに寄ってみたのですが、これが大当たり。見たことない酒ばかりメニューに並んでいます。まだ、こんなに知らない酒があったのかぁー。
一杯目は大分県浜嶋酒造さんの「鷹来屋 特別純米 おりがらみ」。含むと生酒らしい爽やかな香り。すっきりと入ってくるのですが、意外に酸の刺激があります。酸度自体は1.5と高くないのですが、多分、「おり」の風味との相乗効果なのでしょう。十分な旨味と「おり」のホロ苦さがかすか~にあってサラっとキレます。
二杯目は栃木県相澤酒造さんの「愛の澤 特別純米 山田錦」。これも、サラっと入ってきます。やや線の細いキレイな酸。まだ若い女性杜氏さんの酒なんだそうですが、そう言われれば、ちょっと女性的な味わいなのかも。食中酒としてかなりのクォリティ。
三杯目は石川県白藤酒造さんの「奥能登の白菊 純米」。「坐久丸」さんでは、この酒だけは常温で出します。飲んでみてその理由がハッキリ判りました。美味い!口当たり柔らかく優しい酸、穏やかな旨味。これは常温かぬる燗がベストかも。この日一番のオドロキでした。
「坐久丸」は目立たない小さな居酒屋ですが、料理も美味かったし珍しい美味しい酒ばかり置いてあるし、何より酒の温度に対する気配りが素晴らしいです。校舎のすぐ近くにこんな店があったとは・・・。東大元暮らし、じゃなくて灯台下暗し。ついつい掟破りの三杯目まで飲んでしまい、ヘロヘロになって夜中に帰宅。これじゃブログ更新なんて出来るわけないですね。~o~;;;;;
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