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2009年3月 4日 (水)

祭りのあと、霞のむこう

 昨日は天下の奇祭「浦佐毘沙門堂はだか押し合い祭り」の日でした。毎年のことですが、ペンションYでは夕食後、希望者を連れて祭り見物に出かけます。

 駅の反対側の駐車スペースから毘沙門堂へ、真っ暗な田舎の夜道を歩いていくと、遠く幽かに「♪さーんよ、さんよ」の歌声と人のさざめきが聞こえてきます。駅前の通りを曲がると、突然、屋台の灯りが立ち並ぶ祭りの空間が出現します。

 毘沙門堂へと登る参道と境内は意外に雪が残っていました。もしかして、何処からか運び込んだかもしれません。やはり、「はだか押し合い祭り」は雪がないと感じ出ませんからねえ。折しもこの日は少し寒くなり、小雪舞う中、裸の男達の吐く息も白く見えます。

 昔に比べて、裸の男達の数は減りましたが、熱気と気合はそのまま。もしかして、昔よりもやや見物客に優しくなったかもしれないなぁ、あちらこちらで巨大ロウソクを抱えた男達が、見物客に携帯で写メールを撮らせています。昔はもっと緊迫感があったかもね。これもご時世でしょうか。

 昔と変わらず緊迫感があるのは「一般福物撒与」。屋根から撒かれる提灯をめぐっての格闘系争奪戦です。お堂の屋根へ上がって提灯を構えた裸の男達が、「まっくぞ~まっくぞ」と煽り立て、下で待つ我々は「まっけよ~まっけよ」と応えること十数分。全部で十ほどの提灯が夜空を舞い、境内ではプロレス系の争奪戦が展開されたのでした。~o~

 んでワタシは、今年もかなり大きなかけらをゲットしてしまいました。ゲットした瞬間に近くにいた裸の男から、「くれ~~!」と迫力出してせがまれ、仕方なく半分に折って分け与えましたが、それでも5cmほどの木のかけらが残りました。ご利益を期待しましょう。

 今日の八海山は、期待された夜の雪も積もらず、おまけにガスが垂れ込めました。ゲレンデの上半分は、一日中、乳白色の霞の中。それでも、午前中は我慢して林間コースを滑ったのですが、午後はもう何が何やら判らない真っ白な世界。前倉ゲレンデでまったりしてました。

 夜、ニュースで、例の「地方の高速道路最大1000円」が決まったのを知りました。土日、普通車限定で二年間だけこんなことをやっても、何になるんでしょう。地方の観光スポットは一時的に少し潤うのかもしれませんが、流通は無視されているんですから地場産業の振興にはならず、長期的に見て地方経済のためになる政策ではありません。土日の渋滞がひどくなるだけのこと。「給付金」と同じ、一時的な人気取りのばら撒き政策です。

 屋根から撒かれた提灯ほどのご利益も期待できません。こちらの霞のむこうには一体何が待っているのやら・・・。~_~;;;;

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コメント

こんばんは、八海山の日々楽しそうですね。
今日は
「予備校屋から見た正しい予備校の選び方」とても為になりました!
浪人を決めた友人のお子さんが、予備校決めに悩んでました!
情報使わせてもらいます^^/
ありがとうございます!
シーズン真っ盛りですね!
滑り込んで下さい!
ロブ

投稿: ロブ | 2009年3月 5日 (木) 21時58分

 ども、書き込みありがとうございます。
 
 八海山も徐々に雪が少なくなり、春っぽく暖かい日が多くなってきました。でも、この季節がまた、のーんびりしてて良いんですよ。~o~

 「予備校屋から見た…」がお役に立ったら幸いです。

投稿: Mumyo | 2009年3月 6日 (金) 09時22分

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