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2009年4月14日 (火)

スーパースターとの邂逅

 今日は、かぐらで一日滑りました。今日のかぐらは小雨。降ったり止んだりでしたが、それほどひどい降りにはならなかったので、まあ、許容範囲。ゲレンデはメチャ空いてたので、悪いコンディションではありませんでした。

 とは言え、雪は軟雪を少し通り越してグサグサになりかけ。もうちょっと雨が降ってくれた方が雪質は良くなったのかもしれません。

 朝、宿からゆっくり出てきたため、昼近くにかぐらエリアに到着してみると、ゴンドラ降り場近くのバーベキュー台の所になにやら板が並んでいます。どうやらKEI-SKIの試乗会をやっている模様。並んでいる板の前に立っているメーカーサイドの人の顔を見て、ビックリしました。なんと、我満嘉治元デモです。

 我満元デモと言えば、我々の世代にはスーパースターです。また、ワタシ個人にとっては、感動のレッスン第三位、ワタシのコブ滑りの原点を作ってくれた恩人でもあります。そのスーパースターが、雨の中、ガラ空きのゲレンデに並ぶ板の前にぽつんと立っていたんですから、ちょっと驚き。我満元デモ、KEI-SKIのゼネラルマネージャーとして仕事してらっしゃるんですね。

 試乗マニアのワタシが黙っているはずもなく、早速、試乗させていただきました。KEI-SKIの試乗は久しぶり。KEI-SKIは、大変丁寧な作りのハンドメイドで、非常にマニアックなメーカーなのですが、日本の雪に合わせるということでしょうか、やや板を柔らかく作りす過ぎるところがあり、そのあたりが以前試乗させてもらった時には不満でした。

 んで、今回なのですが、確かに、以前と同様、柔らかく操作性を強調した板が多いです。今日のような軟雪では悪くないフィーリングなのですが、さて、硬い雪になった時、どうなんだろと思うこともありました。

 しかし、今回、Nupuriという新しい板に試乗させてもらって、KEI-SKIのイメージがかなり変わりました。なかなかやるじゃないですか、KEI-SKI。

 このNupuriという板、我満元デモのプロデュースによるものらしいのですが、さもありなん、面白い板です。とにかく軽快。しなやかで返りが軽く、整地小回りが楽しいです。ただし、整地では、返りが軽すぎて不安定と感ずる人もいるかもしれません。ワタシ自身は、ギリギリで許容範囲。センターが74mmもあって浮力があり、今日のような軟雪ではかなりスイスイ滑れます。小~中回りはフォールラインまで踏めば、後は板が勝手に走って、次のターンポジションが出来ます。

 しかし、この板の真骨頂はコブでしょう。とにかくクリクリと回ってヒュンヒュン走ります。自動的にミゾに添って板が走り回っちゃう感じ。こんなの初めてです。縦に行こうとしても、板が勝手にミゾをなぞっちゃいます。軽いのでリカバリーも楽。板に体が付いていきさえすれば、かなり刺激的なコブ滑りが出来ます。

 さすが、コブの我満!~o~

 とにかく、軽快、俊敏、コブに強い!まるで、我満元デモのデビュー当時を彷彿とさせるような板でした。コブを含めて小回り中心のオールラウンド板を探している人にはオススメ出来ます。特に、軟雪のスキー場がホームゲレンデなら、最高のパフォーマンスを見せてくれるんじゃないでしょうか。

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