試乗レポートに見る快感の相違とジェットコースターのベルト
一昨日、今シーズン最後の試乗会だったので、昨日今日は仕事をしながら空いた時間に、スキー友達A氏のサイトに投稿する試乗レポートを書いています。BlizzardのSLR、GSR、Supersonicのインプレッションをまとめているのですが、A氏のサイトにすでにアップされているA氏のインプレッションを読むと、同じ板でもワタシとはずいぶん違うことを感じているのが判ります。
A氏は、昔のザウス仲間なのですが、ワタシとは全く違う志向を持っている人です。準指でテクニカル持ちですから、スキー技術のレベルは非常に高いはずなのですが、理論的にもかなりシッカリした人で、ワタシが信頼するスキーヤーの一人です。実際滑りを見たり、サイトの映像を見たりすると、非常に丁寧でキレイな滑りをする人だと判るはずです。まあ、そこんとこワタシの荒っぽいスピード任せの滑りとは違うワケで・・・。~o~;;
ところが、A氏のインプレッションを読むと、ワタシと滑りのタイプが違うだけでなく、快感の感じ方が違うように思われます。A氏は指導員志向なので、スキーをコントロールすることに快感を感じるらしく、そういう趣旨のコメントが時々見受けられるのですが、ワタシはどっちかというと、コントロール出来ない瞬間に快感を感じてしまうんです。
例えば、SL板に乗った時に、ターンから抜け出すと板は解放されてスパーンと走り出します。多分、1mぐらいは瞬間的に走って体の外へ板が出て行きます。これが次のターンのためのターンポジションになるのですが、この板が走る瞬間は、スキーがスキーヤーのコントロールから離れて勝手に動いているわけです。この瞬間にワタシは快感を感じちゃうんですね。
板が勝手に動くので、スキーヤーは一瞬不安定になるのですが、次の瞬間外足が板を捉えて加重が始まります。この不安定→コントロールの瞬間が楽しいんですよねー。この時の板の動きが速くて長いほど快感なんですねー。~o~
だから、ワタシはそういう板を高く評価してしまいます。この不安定さに快感を感じるというのは、多分、指導員系の人には理解してもらえないのかもしれません。まー、性格的なモンですかねえ。
んで、ワタシの性格をもっと過激にしたのが、弟子のコブ好き女K嬢。この人は、最近、コブをフルスピードで滑っている時に、時々わざと足首の緊張を緩めるのだそうです。コブの中で足首の緊張は安全ベルトのようなもの。K嬢のやってることは、ジェットコースターに乗っている最中に安全ベルト緩めるようなものですから、当然、モノスゴク不安定になります。ところが、「それが快感なんデス!」だそうです。
この異常感覚には、師匠のワタシも全くついていけません。~o~;;;;;;
天才川本真琴は、昔、
♪ジェットコースター、ベルトしないで、
死んじゃうかもしんないあの感覚で、
10分後にはキスしてるかもしんない♪
(『10分前』)
と歌いましたが、コレってやっぱり、「天才」の感覚なんですかねえ・・・。~o~;;;;;
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